金井半兵衛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

金井 半兵衛(かない はんべえ、? - 慶安4年8月13日1651年9月27日))は、江戸時代前期の武士は正国。

生涯[編集]

長州藩毛利家の家臣の子として生まれたといわれる。半兵衛も小姓をつとめていたらしい。ただし、一説には刀剣商の出ともいわれており、出自は定かではない。

毛利家に出入りしていた丸橋忠弥により推挙されて、由井正雪の門弟となる。正雪の門弟のなかでは、丸橋に次ぐ立場であった。その後、正雪の江戸幕府転覆計画に加担、半兵衛は大坂の主将として、吉田初右衛門らと大坂市中を焼き討ちし、混乱に乗じて大坂城を占拠し篭城する手はずだった。しかし、実行前に計画が発覚したため半兵衛は潜伏したが、8月13日に天王寺勝鬘院の門前で自害した(慶安の変)。

登場作品[編集]

その他の作品