都道府県のシンボルの一覧

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都道府県のシンボルの一覧(とどうふけんのシンボルのいちらん)は、日本の各都道府県等の一覧である。

概要

花、木、鳥のほかに、都道府県の獣や魚を定めている都道府県もある。また名称は「都道府県の花」、「都道府県の木」、「都道府県の鳥」が一般的であるが、それ以外の名称としている都道府県もある。条例等で制定されているもの、慣例として用いられているものがある。

都道府県の花については、1954年(昭和29年)3月22日に、NHK、植物友の会、全日本観光連盟日本交通公社の共催で、牧野富太郎本田正次らによって選定された「郷土の花」を、都道府県の花としたものが多い[1]。一部の県では「郷土の花」という名称がそのまま用いられている。

都道府県の木については、1970年開催の日本万国博覧会に向けた記念事業として、毎日新聞社が提唱した「緑のニッポン全国運動」の一環として、1966年に定められたものが多い[2]

一覧

表記は、各都道府県のウェブサイト等に従った。「都道府県の花」、「都道府県の木」、「都道府県の鳥」以外の名称で制定されている場合、その名称をカッコ内に付記した。

都道府県 その他
北海道 ハマナス エゾマツ タンチョウ
青森県 りんごの花 ヒバ ハクチョウ 県の魚:ひらめ
岩手県 キリ ナンブアカマツ キジ 県の魚:南部さけ
宮城県 ミヤギノハギ ケヤキ ガン 県の獣:シカ
秋田県 フキのとう 秋田スギ やまどり 県の魚:ハタハタ
山形県 べにばな(紅花) さくらんぼ オシドリ 県の獣:カモシカ
県の魚:サクラマス
福島県 ネモトシャクナゲ ケヤキ キビタキ
茨城県 バラ ウメ ヒバリ 県の魚:ヒラメ
栃木県 やしおつつじ トチノキ オオルリ 県の獣:カモシカ
群馬県 レンゲツツジ クロマツ ヤマドリ 県の魚:アユ
埼玉県 サクラソウ ケヤキ シラコバト 県の蝶:ミドリシジミ
県の魚:ムサシトミヨ
千葉県 なのはな マキ ホオジロ 県の魚:タイ
東京都 ソメイヨシノ イチョウ ユリカモメ
神奈川県 ヤマユリ イチョウ カモメ
新潟県 チューリップ ユキツバキ トキ
富山県 チューリップ 立山杉 ライチョウ 県の獣:ニホンカモシカ
県のさかな:ブリホタルイカシロエビ
石川県 クロユリ(郷土の花) あて イヌワシ
福井県 スイセン マツ ツグミ[3] 県の魚:越前ガニ
山梨県 ふじさくら かえで うぐいす 県の動物:かもしか
長野県 りんどう しらかば(県木) らいちょう 県獣:かもしか
岐阜県 れんげ(県花) イチイ(県木) 雷鳥(県鳥) 県魚:
静岡県 つつじ もくせい さんこうちょう
愛知県 カキツバタ ハナノキ コノハズク 県の魚:クルマエビ
三重県 ハナショウブ 神宮スギ シロチドリ 県民鳥獣:カモシカ
県のさかな:伊勢えび
滋賀県 石楠花(郷土の花) 紅葉 かいつぶり
京都府 しだれ桜(府の花)
嵯峨ぎくなでしこ(府の草花)
北山杉 オオミズナギドリ
大阪府 うめさくらそう[4] いちょう もず
兵庫県 ノジギク(県花) クスノキ(県樹) コウノトリ
奈良県 奈良八重桜 すぎ こまどり
和歌山県 ウメ ウバメガシ メジロ 県の魚:マグロ
鳥取県 二十世紀梨の花(県花) ダイセンキャラボク(県木) オシドリ(県鳥) 県魚:ヒラメ
島根県 ボタン クロマツ ハクチョウ[5] 県の魚:トビウオ
岡山県 ももの花 あかまつ きじ(県民の鳥)[6]
広島県 モミジ モミジ アビ 県のさかな:カキ
山口県 夏みかんの花 アカマツ ナベヅル 県の獣:ホンシュウジカ
県の魚:ふく
徳島県 すだちの花 やまもも しらさぎ
香川県 オリーブ(県花) オリーブ(県木) ホトトギス(県民鳥) 県民獣:シカ
県魚:ハマチ
愛媛県 みかんの花 まつ こまどり 県の獣:にっぽんかわうそ
県の魚:マダイ
高知県 ヤマモモ ヤナセスギ ヤイロチョウ 県の魚:カツオ
福岡県 うめ つつじ うぐいす
佐賀県 クスの花(郷土の花) クス カササギ
長崎県 雲仙ツツジ ヒノキ(県の林木)
ツバキ(県の花木)
オシドリ(県民鳥) 県民獣:九州シカ
熊本県 リンドウ クスノキ ヒバリ 県の魚:クルマエビ
大分県 豊後梅 豊後梅 めじろ
宮崎県 はまゆう フェニックス コシジロヤマドリ
鹿児島県 ミヤマキリシマ クスノキカイコウズ ルリカケス
沖縄県 デイゴ リュウキュウマツ ノグチゲラ 県の魚:グルクン(タカサゴ)

脚注

  1. ^ 郷土と結びつくイメージ : 「郷土の花」選定過程を中心に (PDF) 品田早苗・百瀬響 北海道教育大学紀要. 人文科学・社会科学編 57 (1)
  2. ^ 「青森県の木」の制定 青森県木材協同組合
  3. ^ 1967年にコウノトリから変更。
  4. ^ 1987年以前は「郷土の花」としてアシが採用されていた。
  5. ^ 2000年にオオハクチョウから変更。
  6. ^ 1994年にホトトギスから変更。

関連項目

外部リンク