遠隔操作

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遠隔操作(えんかくそうさ、Remote control、RC)とは、電気信号などを利用して機器・装置などの操作を、その機器・装置から離れた場所から操作すること。工場のプラントの操作や鉄道進路制御などで行われている。

なお、最も遠距離から行われた遠隔操作は、惑星探査機である。電話による遠隔操作は「テレコントロール」と呼ばれる。

鉄道での例

鉄道を例に説明すると、1か所の信号扱い所で隣接する数駅の信号機分岐器をRC装置で制御する方式である。小型のCTC(操作は手動)のようなものである。

電話での例

電話回線経由で遠隔操作される装置を、テレコントローラーという。制御したい側の電話機からテレコントローラーの接続されている電話回線に電話し、多くの場合はトーン信号を送信することで制御を行なう。制御対象はエアコンのオン・オフ、電気錠の開け閉め、パソコンサーバリセット、電動シャッターの開け閉めなど、多岐に渡る。 このテレコントローラーについてはサン電子、サンヨー、パナソニックが生産していたがいずれも生産を終了している。現在はマトリックス電子から製品が販売されている。この会社の製品には電話回線経由のみでなく、携帯電話のイヤホンマイクに接続して動作するテレコントローラーもある。携帯電話の場合月額基本料金が電話回線より安く、ソフトバンクのプリペイド携帯の場合、受信のみであれば3000円で14か月使えるので今後電話回線から携帯へシフトしていくかもしれない。

遠隔操作型無人機

遠隔操作する事により、危険な作業に従事する。判断や操作は遠方からオペレーターが行う為、高度な判断を要する用途に適している。有線式の場合は通信だけでなく、電力を送ることにより、蓄電池の容量に依存せず長時間の活動が可能である。

関連項目