運貨船9号型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Panda 51 (会話 | 投稿記録) による 2015年7月23日 (木) 10:37個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

運貨船9号型
運貨船14号
運貨船14号
基本情報
艦種 50トン型運貨船
就役期間 1979年 - 現在
同型艦 7隻
要目
排水量 軽荷50t / 満載120.5t[1]
全長 27.00 m (88.58 ft)[2]
最大幅 7.00 m (22.97 ft)[2]
深さ 2.60 m (8.5 ft)[2]
吃水 1.04 m (3.4 ft)[2]
主機 いすゞE120T-MF6REディーゼルエンジン×2基
推進器 スクリュープロペラ×2軸
出力 560馬力
速力 10ノット
搭載能力 50トン
乗員 5名 / 輸送人員 200名
テンプレートを表示

運貨船9号型英語: YL-09 class landing craft lighters)は、海上自衛隊の第1種支援船。公称船型は50トン型運貨船

物資・弾薬の輸送を主眼として、各基地の港務隊に配属されている。設計面では、アメリカ海軍のLCM(8)型機動揚陸艇との類似が指摘されている。船首にバウ・ランプを有しており、海岸に擱座(ビーチング)しての物資移送を可能としている。また船中部両舷には力量2トンの小型クレーンを1基ずつ備えており、こちらも物資の揚降に用いることができる。なおYL-13以降ではクレーンを左舷側の大型のものを1基備えるのみとしているほか、主機関もUM6 SD1 TCCに変更されている[1]

同型船一覧

# 船名 造船所 起工 竣工 配属
YL-09 運貨船9号 横浜ヨット 1979年 1980年3月28日 横須賀港務隊
横須賀基地
YL-10 運貨船10号 石原造船 1982年 1983年2月28日 呉港務隊
呉基地
YL-11 運貨船11号 1987年 1988年3月25日 大湊港務隊
大湊基地
YL-12 運貨船12号 1992年 1993年3月15日 佐世保港務隊
佐世保基地
YL-13 運貨船13号 1993年 1994年9月26日 横須賀港務隊
(横須賀基地)
YL-14 運貨船14号 1994年 1995年7月28日 舞鶴港務隊
舞鶴基地
YL-15 運貨船15号 1997年 1998年9月30日 佐世保港務隊
(佐世保基地)

参考文献

  1. ^ a b Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. p. 379. ISBN 978-1591149545 
  2. ^ a b c d 『自衛隊装備年鑑 2011-2012』朝雲新聞社、2011年、267頁。ISBN 978-4750910321 
  • 『海上自衛隊 艦艇と航空機集(平成19年度版)』海上自衛隊新聞社 2007年
  • 『J-SHIPS』VOL.55 イカロス出版 2014年

関連項目

  • 交通船2121号型 - 本型と同様にLCM型を採用しているが、こちらは人員揚陸を主眼としている