農業公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。やる気man-man (会話 | 投稿記録) による 2016年3月19日 (土) 06:56個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎日本各地の農業公園: 改称にともなう編集)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

農業公園(のうぎょうこうえん)とは、農業パークとも呼ばれ、自然とのふれあい、園芸造園農業への理解と環境・食の教育(食育)を目的としたレクレーションの場として、農林水産省の主導により全国各地に整備される施設である。

概要

農林水産省の規定によると「農業振興を図る交流拠点として、生産・普及・展示機能、農業体験機能、レジャー・レクリエーション機能等を有し、農業への理解の増進や人材の確保育成を図るための公園をいう。なお、国や地方自治体のほか、民間、第3セクター等が管理・運営しているものを含む」とある。

農業を主体としたテーマパークともいえる。ただし、お役所推奨の型にはまったスタイル、ドイツデンマークなどの農村風景を箱庭ふうに模しただけというような、モデルのワンパターン化に対する批判も少なくない。いっぽう、このような開発型の農業公園とは異なるアプローチで、自然をできるだけ保全しながら人の側からその中に入っていくという趣旨の自然体験施設も展開されつつある。

いずれにせよ、自然と都市との相反する環境の違いを結びつける空間として、地域・風土の特性を考慮しながら、設置者・運営者・利用者ともどもにおいて、さらに魅力のある施設として整備されることが望まれる。

日本各地の農業公園

北海道・東北
関東
中部
近畿
中国・四国
九州・沖縄

関連項目