身辺警護 (テレビドラマ)

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身辺警護
ジャンル 刑事ドラマ
企画 長富忠裕
酒井浩至
脚本 奥村俊雄
西村孝史
中原悦子
峯尾基三
監督 山本厚
木下亮
南部英夫
吉本潤
出演者 勝野洋
涼風真世
尾美としのり
渡辺裕之
畠山明子
ナレーター 牛山茂
オープニング オープニングテーマを参照
エンディング 主題歌を参照
製作
プロデューサー 服部比佐夫
宮城二郎(千里)
制作 日本テレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1998年4月14日 - 2003年8月19日
放送時間放送時間の変遷を参照
回数12
火曜サスペンス劇場
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身辺警護』(しんぺんけいご)は、1998年から2003年まで日本テレビ系「火曜サスペンス劇場」で放送された刑事ドラマシリーズ。全12回。主演は勝野洋

登場人物[編集]

警視庁刑事部捜査一課特殊犯捜査係(身辺警護班)[編集]

望月四郎
演 - 勝野洋
特殊犯捜査係長・身辺警護班長。階級は警視。警護対象者の全てを知る事で、任務に隙を作らないという考えで警護に当たる。
立花直美
演 - 涼風真世(第9作 - 第12作)
階級は警部。望月とは過去に杉並の幼児誘拐事件を一緒に担当した事もあり、以前から面識がある。第9作の警護対象者の木島美那子をかつて逮捕した経緯から、自ら志願という形で望月班に加入する。
岩本大作
演 - 阿藤快(第11作・第12作)
西村直也
演 - 尾美としのり(第2作 - 第12作)
階級は警部補。警護対象者に張り付く事で互いのプライバシーと、守れて当然という職務が性に合わないと感じ、一係へと転属願いを出していたり、担当をはずれる事を試みるも、望月の説得により現在に至る。
結城良介
演 - 山下徹大(第11作・第12作)
吉野
演 - 白石義人(第8作 - 第12作)

元身辺警護班のメンバー[編集]

桂木健介
演 - 渡辺裕之(第2作 - 第8作)
階級は警部。愛知県蒲郡市出身。既婚で、妻・由紀と息子がいる。母を生まれてすぐに亡くし、交番勤務だった父によって育てられるも、10歳の頃に父が強盗犯に刺されて殉職。以降、親戚によって育てられるも、両親を早くに亡くした影響もあって、札付きの不良だった時期がある。第3作の警護対象者である新藤貴子は、中学時代(蒲郡一中)の恩師である。
松井弓子
演 - 畠山明子(第1作 - 第10作)
階級は警部補。東京都墨田区生まれ(生年は昭和44年)。合気道東東京大会準優勝の経歴を持つ。望月にあこがれていて、彼のような人物を結婚の理想の相手とする。過去に杉並西署に在籍したことがある。
本田太郎
演 - 小西博之(第1作)
階級は警部。
内藤洋介
演 - 勝村政信(第1作)
階級は警部補。独身。
相川ます美
演 - 久保田磨希[1](第5作)
階級は巡査部長。入院中の松井に代わって任務に就く。
本城孝史
演 - 萩原流行(第8作)
階級は警部。別班の警護員。負傷した桂木に代わり、補充要員として任務に就く。

警視庁刑事部捜査一課[編集]

田所浩一
演 - 大林丈史[2](第1作 - 第10作)
捜査一課長。着任当初に、望月を特殊犯捜査のエースとして、推した人物。
野田浩三
演 - 北村総一朗(第11作・第12作)
捜査一課長。異動した田所課長の後任。

ゲスト[編集]

第1作「「マルタイの女」はスーパー売り上げ金強盗殺人のただ一人の目撃者」(1998年)
第2作「「マルタイの女」は5年前殺人容疑者の男を無罪にした敏腕弁護士」(1998年)
  • 柳沢弘美(印刷会社OL・5年前投身自殺) - 落合るみ
  • 門倉哲夫(5年前の殺人事件の容疑者) - 奥田崇
  • 矢崎裕二(弘美の元婚約者) - 小瀬川理太
  • 香山正美(志乃の秘書) - 田中雅子
  • 戸山勝男(たちばな共生組合 理事) - 黒部進
  • 刑事(弘美の取調べ担当) - 清水敏孝
  • 花田八重(志乃と同じ舞踊教室の生徒) - 沼尻敬子
  • 柳沢厳夫(弘美の父) - 山本學
  • 神崎志乃(弁護士) - とよた真帆
第3作「マルタイの教育評論家の女は昔、ひまわり先生と呼ばれた中学教師」(1999年)
第4作「男の執念 マルタイはペンが凶器のジャーナリスト 愛を引き裂いた悲しみの旋律」(1999年)
第5作「骨つぼを持って真実を探し回る女、供述調書から消えた白い手袋の謎」(2000年)
第6作「谷川岳の岩場で宙吊りの男が転落死!緊急避難に守られた女の誤算」(2000年)
  • 貴原照子(周一の妻) - 岡本舞
  • 貴原周一(丸菱商事 経理部長・婿養子・1か月前死亡) - 加納竜
  • 安永慶三(周一の弟) - 岸本祐二
  • 石川由紀(純子の妹・2年前死亡) - 山辺有紀
  • 旅館の女将 - 大塚良重
  • 梅本(群馬県沼田東警察署 刑事) - 吉田晃太郎[4]
  • バーのマスター(野上の知人) - 真名古敬二
  • 野上義孝(丸菱商事 係長・周一の部下) - 松村雄基
  • 画廊「神宮苑」オーナー - 内田稔
  • 純子の同僚(「主婦とくらし社」編集者) - 沼尻敬子
  • 的場スミコ(「主婦とくらし社」編集長) - 姉崎公美
  • 山岳サークルの会長 - 武藤与志則
  • 小関(医師) - 佐々木功
  • 矢代(群馬県沼田東警察署 刑事) - なべおさみ
  • 安永雄二(周一の弟) - 天宮良
  • 石川純子(「主婦とくらし社」カメラマン) - 石野真子
第7作「底から出た白骨死体は夫?10年間待ち続けてた女の完全犯罪」(2001年)
第8作「花嫁の父が22口径の銃で狙撃された-殺人現場からの警察無線は鬼検事への悪魔の誘い」(2001年)
  • 坂崎雅代(クッキングスクール講師・坂崎の妻) - 酒井和歌子
  • 古屋(西小金井警察署 刑事) - 真名古敬二[5]
  • 渡部淳次(渡部の弟) - なべやかん
  • 仲人夫妻 - 山口嘉三、寺内よりえ
  • 小野沢康明(達也の父) - 荻島真一
  • 久松(刑事) - 斉藤暁
  • 倉持孝昭[6](カメラマン・宏美の婚約者) - 倉田てつを[7]
  • 渡部淳一(先頃医療刑務所で病死) - 永倉大輔
  • 小野沢達也(医師・4年前死亡) - 津田英佑
  • 結婚式場スタッフ - 沼尻敬子
  • 佳恵 - 菊地裕子[8]
  • 坂崎宏美(出版社勤務・坂崎と雅代の娘) - 中山忍[9]
  • 坂崎洋介(東京地検 検事) - 竜雷太
第9作「女神湖に沈められた20キロの鉛 誤認逮捕の女性警護官が暴く美容室経営者の歪んだウソ」(2001年)
第10作「刑事の拳銃が奪われ人質の女が撃たれた!9年前の石巻強盗殺人が暴く妻の肌のぬくもり」(2002年)
第11作「娘を転落死させた男には鉄壁のアリバイが-青酸毒入りコーヒーを飲んだ男が見た微笑の女」(2002年)
第12作「殺人罪で服役した女の心を濡らした11年前の白日夢-心臓病の娘を抱く男が隠す赤いお守り」(2003年)

スタッフ[編集]

  • 企画 - 長富忠裕(第1作 - 第3作)、酒井浩至(第4作 - 第12作)
  • 脚本 - 奥村俊雄(第1作 - 第3作・第7作・第11作)、西村孝史(第4作)、中原悦子(第5作・第6作・第8作・第12作)、峯尾基三(第9作・第10作)
  • 音楽 - 川村栄二(第1作 - 第9作・第11作・第12作)、大谷幸(第10作)
  • 監督 - 山本厚(第1作 - 第3作・第5作・第6作・第8作・第9作・第11作・第12作)、木下亮(第4作)、南部英夫(第7作)、吉本潤(第10作)
  • ナレーション - 牛山茂
  • 撮影 - 木村隆治(第1作・第2作)、会田正裕(第3作)、小松原茂(第4作・第5作)
  • 照明 - 村澤浩一(第1作)、目時威邦(第2作 - 第5作・第8作)
  • 録音 - 金子義男(第1作)、菊地新平(第2作・第3作)、内田誠(第4作・第8作)、谷古隆(第5作)
  • 調整 - 手島康裕(第1作 - 第4作)、千葉研(第8作)
  • 効果 - 内倉巌(第1作 - 第4作・第8作)
  • VTR編集 - 板橋昭夫(第1作 - 第4作)
  • MA - 内藤真臣(第1作 - 第4作)
  • 美術 - 大橋雅俊(第1作 - 第4作)、池田護(第1作)
  • スタイリスト - 谷口みゆき(第2作)、井口しょう子(第3作)、前澤尚子(第4作)
  • 衣裳 - 中川知(第1作)、東京衣裳(第2作 - 第4作)
  • 化粧 - 吉田晴美(第1作 - 第4作)
  • スクリプター - 奥平治美(第1作・第2作)、井上かずえ(第3作)、長谷川幸子(第4作・第8作)
  • 助監督 - 宮崎暁夫(第1作)、石川久(第1作 - 第2作)、李鳳宇(第1作 - 第2作)、佐藤陸夫(第2作 - 第4作)
  • 法律監修 - 鈴木利廣(第1作)、古閑孝法律事務所(第2作)
  • バイオリン指導 - 櫻井志保(第4作)
  • 技術協力 - テレトップ(第1作 - 第4作)、オーエイギャザリング(第3作)
  • スチール - 勝村勲(第1作・第3作・第4作)
  • 広報担当 - 河村良子(第1作・第4作)、高橋修之(第3作)
  • 番組デスク - 古谷理枝(第1作・第3作・第4作)
  • 車輌 - 大福輸送(第1作・第3作)、マックス(第4作)
  • 制作担当 - 山本利雄(第1作)、今村勝範(第3作・第4作)
  • 制作主任 - 金井光則(第4作)
  • 美術協力 - 新日本法規出版(第2作)、ブリヂストンスポーツ(第2作)、日本光電(第3作)、アルプス電気(第4作)、共立出版(第4作)、ポプラ社(第4作)
  • 撮影協力
    • 第3作 - ホテルフロラシオン青山、関西ペイント教育出版岡崎市経済部観光課、蒲郡市産業振興部観光課、蒲郡市観光協会
    • 第4作 - セントマーガレット病院、厚生中央病院、関西ペイント
  • プロデューサー - 服部比佐夫(第1作 - 第12作)、宮城二郎(千里 / 第1作 - 第12作)
  • 製作・著作 - 千里

放送日程[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 視聴率
1 1998年04月14日 「マルタイの女」はスーパー売り上げ金強盗殺人のただ一人の目撃者 奥村俊雄 山本厚 17.3%
2 10月20日 「マルタイの女」は5年前殺人容疑者の男を無罪にした敏腕弁護士 17.7%
3 1999年05月18日 マルタイの教育評論家の女は昔、ひまわり先生と呼ばれた中学教師 15.5%
4 11月02日 男の執念 マルタイはペンが凶器のジャーナリスト 愛を引き裂いた悲しみの旋律 西村孝史 木下亮 16.9%
5 2000年05月09日 骨つぼを持って真実を探し回る女、供述調書から消えた白い手袋の謎 中原悦子 山本厚 17.4%
6 11月14日 谷川岳の岩場で宙吊りの男が転落死!緊急避難に守られた女の誤算 18.6%
7 2001年04月17日 底から出た白骨死体は夫?10年間待ち続けてた女の完全犯罪 奥村俊雄 南部英夫 15.3%
8 8月14日 花嫁の父が22口径の銃で狙撃された-
殺人現場からの警察無線は鬼検事への悪魔の誘い
峯尾基三 山本厚 15.1%
9 12月11日 女神湖に沈められた20キロの鉛
誤認逮捕の女性警護官が暴く美容室経営者の歪んだウソ
17.1%
10 2002年05月28日 刑事の拳銃が奪われ人質の女が撃たれた!
9年前の石巻強盗殺人が暴く妻の肌のぬくもり
吉本潤 16.3%
11 9月03日 娘を転落死させた男には鉄壁のアリバイが-
青酸毒入りコーヒーを飲んだ男が見た微笑の女
奥村俊雄 山本厚 16.4%
12 2003年08月19日 殺人罪で服役した女の心を濡らした11年前の白日夢
心臓病の娘を抱く男が隠す赤いお守り
中原悦子 14.6%

備考[編集]

  • 毎回異なる役柄で、沼尻敬子・清水敏孝(第4作まで)が出演していた。

脚注[編集]

  1. ^ ドラマ - ホリプロ
  2. ^ プロフィール - プロダクション・タンク
  3. ^ プロフィール - コスモプロジェクト(アーカイブ)
  4. ^ プロフィール - ジャパン・エンターテインメント・アカデミー
  5. ^ プロフィール - コスモプロジェクト(アーカイブ)
  6. ^ 公式サイトの役名表記では、「倉持智之」。
  7. ^ ドラマ - アンフィニー(アーカイブ)
  8. ^ プロフィール - リガメント(アーカイブ)
  9. ^ TV - 中山忍 オフィシャルサイト
  10. ^ エンドロールでは「丸岡奨詩」と誤ったクレジットがなされている。
  11. ^ プロフィール - コスモプロジェクト(アーカイブ)
  12. ^ TV - 山本修夢 公式サイト 2016年4月26日
  13. ^ プロフィール - コスモプロジェクト(アーカイブ)
  14. ^ プロフィール - キリンプロ(アーカイブ)
  15. ^ 芸歴書 - 大判社

外部リンク[編集]