赤羽

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日本 > 東京都 > 北区 > 赤羽
赤羽
赤羽駅西口
赤羽駅西口
赤羽の位置(東京23区内)
赤羽
赤羽
赤羽の位置
北緯35度46分45.26秒 東経139度43分12.96秒 / 北緯35.7792389度 東経139.7202667度 / 35.7792389; 139.7202667
日本の旗 日本
都道府県 東京都
特別区 北区
地区 赤羽地区
面積
 • 合計 0.754 km2
人口
2021年(令和3年)1月1日現在)[1]
 • 合計 10,916人
 • 密度 14,000人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
115-0045[2]
市外局番 03[3]
ナンバープレート 練馬
※座標は北区役所赤羽区民事務所付近

赤羽(あかばね)は、東京都北区町名。現行行政地名は赤羽一丁目から赤羽三丁目。郵便番号は115-0045[2]

地理

東京都北区北部北端部に位置する。北で荒川を挟んで対岸に埼玉県川口市荒川町河川上の一点で接する)・同舟戸町、東で岩淵町および志茂、南で赤羽南、西で赤羽西赤羽台および赤羽北と隣接する。

周辺にはJR赤羽駅東京メトロ赤羽岩淵駅があり、鉄道交通の便が比較的発達している。東京都北区の交通・商業の中心地である。また、さいたま市民、川口市民、戸田市民など合わせて約200万人の人口を抱える都市が近接しており、東京都への通勤において大多数が赤羽を通過するため、埼玉県からの来訪者・購買層が高い比率を占めていることが特徴となっている。赤羽は京浜東北線ならびに埼京線を沿線とする埼玉県とほぼ同一の経済圏を形成し、埼玉県と非常に密接な経済的かつ生活上の関係がある。

秩父山地源流の伏流水にも恵まれている。また、ララガーデン(スズラン通り)という長いアーケードが隣町の志茂まで続き、日々賑わっている。かつては東京の「北の玄関口」とされた。歓楽街もあり猥雑な雰囲気があったが現在は駅西口再開発も完成し、かつての面影はほぼ残っていない。駅東口の赤羽南に作られた赤羽会館は古くからの公会堂で王子本町の北区役所、王子北とぴあ西ケ原滝野川会館と並び区民の文化拠点である。

広域地名

北区の成り立ちから、同区は赤羽を含む以下の地域を総じて赤羽地区と呼称している。

  • 赤羽西地区:旧岩淵町の内、JR東日本東北本線より西の区域
  • 赤羽東地区:旧岩淵町の内、JR東日本東北本線より東の区域
  • 浮間地区:浮間1-5丁目の区域

地価

住宅地の地価は2017年平成29年)1月1日公示地価によれば赤羽1-32-12の地点で95万円/m2となっている。

また、最新の調査である2020年令和2年) 1月1日の公示地価では、同地点で125万円/m2と上昇傾向にある。

歴史

歴史的にみると、現在の赤羽北部の岩淵は岩淵宿という宿場町として歴史的に発展していた一方、赤羽は宿場町ではなく単なる集落に過ぎなかった。しかし、鉄道が岩淵ではなく赤羽に敷設されたことにより、赤羽駅は交通の要所となり次第に発展していった。かつては赤羽根村(のちに赤羽村)であり、1871年(明治4年)11月14日浦和県(現埼玉県)から東京府北豊島郡に編入された。1889年岩淵町の一部となり、1932年東京市王子区(現・東京都北区)に組み込まれた。

地名の由来

定説では、土器制作に適したきめの細かい上等の赤土(赤埴・あかはに)が多い土壌から、この名がついたとされる。また、荒川南部に接する崖線を、峡(はけ)といい、赤土の露出した崖を「赤バッケ」とも呼ばれていたため、この名前と関連するとの説もある。1950年代まで北区、板橋区での崖線の呼び名として一般的であったが擁壁整備により観察は難しい、港区の赤羽橋にも同様の説がある。

世帯数と人口

2021年令和3年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
赤羽一丁目 2,265世帯 3,457人
赤羽二丁目 2,968世帯 5,092人
赤羽三丁目 1,308世帯 2,367人
6,541世帯 10,916人

小・中学校の学区

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[4][5]

丁目 番地 小学校 中学校
赤羽一丁目 53番2~5号
54番1号
54番10号
北区立第四岩淵小学校 北区立赤羽岩淵中学校
その他 北区立赤羽小学校
赤羽二丁目 全域
赤羽三丁目 1〜4番
5番2~11号
6番1〜8号
6番27〜32号
その他 北区立第四岩淵小学校

交通

鉄道

バス

赤羽駅東口・西口ロータリー付近に多くの路線バス会社の発着場が備えられている。

道路

施設

関連項目

  • Nゼロ (元・AKBN 0) - 赤羽発のローカルアイドルプロジェクト。2010年5月結成。
  • 50TA(狩野英孝) - 50TAラップの曲中にも赤羽について触れている。
  • エレファントカシマシ - メンバー4人のうち、宮本浩次、石森敏行、冨永義之の3人が赤羽出身。地元楽器店喫茶店を愛用。1989年に発表された3枚目のアルバム『浮世の夢』では赤羽駅前の赤羽一番街商店街にてジャケットを撮影。また、1994年に発表された7枚目のアルバム「東京の空」では宮本がセルフライナーノーツをすずらん通り内の喫茶店にて執筆。他にも、1997年に発表されたシングル『今宵の月のように』のプロモーションビデオの一部は赤羽駅から程近い荒川の土手にて撮影されるなど、関連が深い。
  • 喜劇 駅前開運 - 映画。森繁久彌が主演した赤羽の商店街を舞台としたコメディ。開かずの踏切や団地の風景など1960年代後期の赤羽の街並みが映像に記録されている。
  • 東京都北区赤羽 - 清野とおるの赤羽を題材にしたエッセイ漫画
  • The ピーズ - 楽曲「赤羽ドリーミン」「ブリロ―」「40」やアルバム「赤羽39」で登場。
  • 西村博之 - 西村博之氏は東京都北区赤羽北(曰く「大都会」)で育つ。

脚注

  1. ^ a b c 世帯と人口”. 北区 (2021年1月1日). 2021年3月22日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年12月19日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月19日閲覧。
  4. ^ 小学校通学区域一覧”. 北区 (2017年11月7日). 2017年12月19日閲覧。
  5. ^ 中学校通学区域一覧”. 北区 (2017年4月1日). 2017年12月19日閲覧。

外部リンク