貝塚ひろし

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貝塚 ひろし(かいづかひろし、1938年11月7日 - )は、日本漫画家千葉県九十九里町出身。本名、貝塚弘司。

略歴

千葉県九十九里町で生まれる。幼い頃に父を亡くし女手一本で育てられる。中学・高校の頃から漫画グループを作って漫画を描いていた。高校卒業後は国鉄千葉鉄道管理局に就職するも半年で退職。1957年に東京寿書房より『乞食と殿様』で貸本漫画家デビュー。翌1958年、『おもしろブック』(集英社)で『くりくり投手』の連載を開始。それ以降、数々のヒット作を発表して熱血少年漫画家との評価を得る。1968年に『少年ジャンプ』が創刊した際には、看板漫画家として同誌の草創期を支えた。

人物

『ジャンプ』に連載していた当時、彼は仕事が多忙なために失踪事件を起こしたが、その間、当時新人だった本宮ひろ志の作品が『少年ジャンプ』の代用原稿として用いられ[1]、後のジャンプを支えることとなった。

かつて『まんがマニア』という漫画研究誌を発行していた。貝塚本人やつのだじろう吉沢やすみ荘司としおなどが寄稿していた。その縁でアシスタント出身の人気漫画家も多い。

主な作品

  • くりくり投手
  • 9番打者
  • わんぱく先生
  • 父の魂
  • 柔道讃歌
  • ゼロ戦レッド
  • ゼロ戦行進曲
  • ミラクルA
  • 1★2作戦(ワン・ツー作戦)
  • ABCディ
  • 赤バットの記録
  • どろぼっ子
  • あばれ王将
  • ラッキーナイン
  • 土俵列伝
  • ロボット長島
  • 番長特攻す!
  • 太陽に打て
  • 烈風
  • 赤い牙
  • 熱球讃歌
  • エースの球ちゃん
  • 集英社学習漫画

アシスタント

脚注

  1. ^ 『いきなり最終回1』 JICC出版局、1990年、144頁。