萌え擬人化

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ウィキペディアを擬人化したウィキペたん
「本来の」擬人化。猫が猫の姿のままで人間のようにゴルフをしている。(ルイス・ウェイン画)

萌え擬人化(もえぎじんか)とは現代の日本漫画アニメなどに関する同人用語で、人間以外の動植物や無生物・概念などが「実は人間(の姿)だった」と仮定して萌えと結びつける行為である。作り上げられたキャラクターの名前は「 - たん」がつくことが多い[要出典]

概要

物語に登場する動物系・非人間キャラクターを人間に置き換えて別の新たな物語を作ることや動植物・非人間キャラクターや無生物などの外見を人間に近い姿に(擬人化)したイラストを描く(またはコスプレで演じる)ことなどをいう。

かつては主に同人誌で見られた手法だが、昨今では『びんちょうタン』や『090えこといっしょ。』『ピザびより』など商業ベースの作品も発表されている。

歴史

同人二次創作の世界では古く(1980年代頃)から擬人化のジャンルがあり、主に漫画・アニメの動物キャラクターや無生物を題材としてきた。どちらも同人・二次創作全体から見ればマイナーなものだが、後者は2001年頃からInternet Explorerの中止ボタンを擬人化したキャラクター「しいたけちゃん」がインターネット上で人気を集め擬人化というジャンルを広く知らしめた。

2004年頃からの『びんちょうタン』のヒットをブームの発端とする意見もある[1]

2013年艦隊これくしょんの登場後、様々な擬人化ゲームが登場し擬人化ブームが始まった。代表的な擬人化例を挙げると、建設機械や工具を擬人化したゲーム、植物を擬人化、城郭を擬人化、家電、自動車、きのこを擬人化したゲームが存在する。

要因

擬人化を行う要因としては愛着が湧くようにしたり、萌え属性を追加する目的であったり、ギャグとして用いたりするなどが挙げられる。一般的に女性化、少女化が主なものとされているが漫画『Axis powers ヘタリア』のように、男性化、少年化の萌え擬人化を要素としている作品も存在している。

形態

本来の擬人化は元の物に人間の特徴(顔の表情や二足歩行や人語を話すこと等)を加える事だが、この場合該当キャラクターや無生物をイメージしたコスチュームを着用した人間として描かれる(コスプレされる)ことが多い。元の事物の特徴をほとんど外見に反映していない擬人化もあるが、その場合はキャラクターの性格や人間関係などにモチーフの特徴が反映される[1]

ただし、元のキャラクターが服を着ている場合はそれと同じ服を着用した人間として描かれる(コスプレをした人間として描かれる)ことが多い。

萌え擬人化の例

ウィキペディアの萌え擬人化ウィキペたんのコスプレ(右側に)と緑バ・花季護航の萌え擬人化グリーンダムたん(緑bar娘/緑バ娘)のコスプレ(左側に)

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク