若宮八幡社 (大分市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。るなあるてみす (会話 | 投稿記録) による 2015年7月30日 (木) 00:16個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

若宮八幡社
所在地 大分県大分市上野町10-28
主祭神 帯中津比古命(仲哀天皇
品陀和気命(応神天皇
息長帯比賣命(神功皇后
大雀命(仁徳天皇
社格 旧県社
創建 建久7年(1196年
本殿の様式 八幡造
別名 若宮様
例祭 7月15日(夏季大祭)
テンプレートを表示

若宮八幡社(わかみやはちまんしゃ)は、大分県大分市上野町に鎮座する神社である。

概要

大分市中心部の南部、上野丘陵の麓に位置しており。西側で大分市立上野ヶ丘中学校に、北側で久大本線の高架線路に、南側で平成20年(2008年)に開通した大分中央幹線道路(都市計画道路庄の原佐野線)に接する。

社伝では、建久7年(1196年)6月に大友氏初代当主大友能直豊前豊後二国の守護として下向した際、鶴岡八幡宮の分霊を勧請して建立したと伝えられるが、史実は不明である。当初は古河津留(現在の岩田町周辺)に建立されたが、大分川に近く水害に遭ったため、建仁元年(1201年)に現在地の東側に遷座した。中世の大友氏館から見て南西(裏鬼門)に位置しており、府内の鎮守として大友氏から代々崇敬を受けた[1]

明治時代に入ると、明治14年(1881年)6月に南新地(現在の府内町3丁目、府内五番街商店街)に遷座。しかし、発展により周囲が世俗化した上、境内が手狭であったため、大正10年(1921年)7月に現在地に戻っている。なお、府内3丁目の旧地は、後に若竹公園とされ、さらに公園が移転した後には若竹ビルが建てられている[1]

平成15年(2003年)には、境内の一部が、新設される大分中央幹線道路(都市計画道路庄の原佐野線)の予定地にかかったため、社殿を改築し境内西側に移した[2]

脚注

  1. ^ a b 大分今昔 第十一章 若松通り (PDF) 渡辺克己
  2. ^ アツイ郷土愛 夏祭りに行こう 大分合同新聞、2009年7月8日

外部リンク