腓骨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。42.125.160.149 (会話) による 2013年12月22日 (日) 15:32個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

骨: 腓骨
名称
日本語 腓骨
英語 Fibula
ラテン語 Fibula
画像
アナトモグラフィー 三次元CG
関連情報
MeSH Fibula
グレイ解剖学 書籍中の説明(英語)
テンプレートを表示

腓骨(ひこつ、ラテン語:fibula、英語:calf bone)は、四肢動物の後肢を構成するである。脛骨とともにから足首までを構成し、脛骨に対して外側背面を通っている。

およびの腓骨側を腓側(ひそく)という。医学用語の外側(がいそく)および日常語の外側(そとがわ)と同じである。腓側の反対側を脛側(けいそく)と呼ぶ。

腓骨と関節する骨

ここでは人間の脛骨の特徴について述べる。膨らんだ近位端は腓骨頭と呼ばれ、脛骨の外側顆の背面にある。腓骨頭の先端にはとがった腓骨頭尖があり、脛骨に面する部分に腓骨頭関節面がある。腓骨頭は膝関節の一部ではないが、大腿骨や脛骨と靱帯で結ばれている。

腓骨の骨体は三角柱状で、前縁、骨間縁、後縁の3つの稜線がある。

腓骨の遠位端は、脛骨、距骨とともに足首の関節を構成する。外側に張り出した外果(そとくるぶし)の内側には外果関節面があり、距骨に向かっている。

腓骨から起始する筋肉

右足の脛骨と腓骨(腹側面)、細いほうが腓骨
右足の脛骨と腓骨(背側面)

腓骨に停止する筋肉

参考文献

  • Fibula(腓骨) - 慶應義塾大学医学部解剖学教室
  • H. F. Frickほか『ヴォルフ人体解剖学アトラス』内野滋雄ほか監訳、西村書店、2001年

関連項目

外部リンク

  • 腓骨 - 慶應医学部解剖学教室 船戸和弥