翼果

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ケヤキトネリコカエデの翼果

翼果(よくか)は、果皮の一部が平らな翼状に発達した果実

単乾果であり、果実が成熟しても裂開しない閉果である。の生えたような形状は、風によって親木から離れたところへ運ばれるためである。ニレ属ホップノキでは翼果の中心に種子がある。一方、カエデ属トネリコ属のように翼果の片側に種子があり、そこから翼が伸びているものもある。この場合は木から螺旋を描くように落ちていき、その様子はしばしばヘリコプターに例えられる。