緑区 (さいたま市)

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みどりく ウィキデータを編集
緑区
埼玉スタジアムでのW杯最終予選
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 埼玉県
さいたま市
市町村コード 11109-1
面積 26.44km2
総人口 133,239[編集]
推計人口、2024年3月1日)
人口密度 5,039人/km2
隣接自治体
隣接行政区
さいたま市見沼区浦和区南区
岩槻区
川口市
区の花 サクラ[1]
区の色 みどり
緑区役所
所在地 336-8587
埼玉県さいたま市緑区大字中尾975番地1
北緯35度52分15.9秒 東経139度41分2.7秒 / 北緯35.871083度 東経139.684083度 / 35.871083; 139.684083
外部リンク さいたま市緑区役所HP

緑区 (さいたま市)位置図

特記事項 世帯数:48,493世帯(2015年9月1日)
NTT市外局番:048(区内全域)
番号区画コード:254
経度・緯度は世界測地系
ウィキプロジェクト

緑区(みどりく)は、埼玉県さいたま市を構成する10のうちのひとつである。旧浦和市東部。埼玉スタジアム2002が所在する。

地理

位置

緑区は、埼玉県さいたま市の南東部に位置する。

さいたま市が政令指定都市に移行するに当たり、旧浦和市は4つの区に分割され、西部に桜区、中心市街地を含む中央部北側に浦和区、中央部南側に南区、東部に緑区が設置された。旧浦和市の東部に位置する緑区の区域は、おおむね尾間木地区三室地区美園地区の各全域と谷田地区の北東部に相当する。

地形

ファイル:Altitude of Saitama-Midori-ku.png
さいたま市緑区周辺の地形

関東平野の中に位置する緑区は、区の全域にわたって標高が低く、最も低い地点で海抜2.4m(大字大牧)、最も高い地点でも標高19.8m(大字大門)である[2]

緑区の周辺では、綾瀬川芝川加田屋川といった中小の河川に沿って谷底平野が形成され、これによって大宮台地(北足立台地)が複数の支台に区切られている。このうち緑区の西半は、浦和大宮支台の東端部に位置する。その東側の区中央部には芝川が流れ芝川低地(見沼)を形成しており、さらにその東側は鳩ヶ谷支台となっている。区の北東境には綾瀬川が流れており、岩槻区との境界をなしている。芝川は、下流から上流方向に遡ると緑区と見沼区の境界付近で、芝川の本流と加田屋川の二手に分かれる。この芝川の上流側と加田屋川の北側は見沼区であり、この見沼区と大宮台地片柳支台はほぼ範囲を同じくする。

中央部に広がる見沼田圃を中心に緑地が広がり、芝川綾瀬川見沼代用水天久保用水などが流れ、綾瀬川は区の東限に当たる。見沼田圃は江戸時代に新田開発及び水害対策を目的として見沼溜井を干拓し、形成される。南部には武蔵野線が通り、東部には南北に東北自動車道国道122号が通り、かつての武州鉄道が走っていた。衆議院小選挙区のブロックは埼玉第1区である。

人口構成

緑区の世帯数は約5万世帯、人口は約12万人である。みそのウイングシティの計画人口は3万人を超えるため2021年頃の人口は14万人程度と見込まれる。2013年(平成25年)時点の年間収入1000万円以上の世帯が占める割合は12.05%[3]となっている。これは、埼玉県内の市区町村の中では浦和区に次ぐ第2位である。1位の浦和区に隣接していることや、浦和美園駅周辺にホワイトカラー職の移住が進んでいることが要因となっている。

歴史

現在の大門地区は、日光御成街道宿場である大門宿として知られる。

旧浦和市時代に見沼田圃より西の台地のほとんどの部分で区画整理事業が着手された。昭和から現在までに東浦和駅周辺や三室地区を中心として宅地化が急速に進んだ(市内の区画整理位置図)。現在も事業が続き造成工事が行われているエリア(中尾など)がある。2004年には第二産業道路の中尾-大谷口間や川口市内の区間が開通し、渋滞に悩まされていた南北の交通がスムーズになった。 市東部の副都心と位置付けられている浦和美園駅周辺では2001年からみそのウイングシティの区画整理事業が始まり、計画人口は31,200人と市内最大規模の開発が進んでいる。

区名選定の際の住民投票では「緑区」は6候補中5位であったが、1位と3位にランクインしていた「浦和東区」や「東浦和区」は旧市名が入っており好ましくないと判断され、2位の「美園区」は旧美園村の村域を現在の区域がそのまま受け継いでいないことなどを理由に除外され、4位の「東区」は岩槻市がさいたま市との合併を希望していたことなどを理由に除外されたために「緑区」が繰り上げ採用となった。一方、現在の見沼区にあたる旧大宮市東部区域の住民投票では、「緑区」が2位にランクインしていながら、それより下位(4位)の「見沼区」という区名になった上に、区内に「見沼」という地名はなく、緑区や北区に「見沼」という地名が存在する。

年表

人口

緑区成立後から毎年4月1日の人口。住民基本台帳人口より(台帳法改正前の2012年以前は台帳人口+外国人登録人口の数値)[4]

2003年(平成15年) 103,048人
2004年(平成16年) 103,691人
2005年(平成17年) 104,517人
2006年(平成18年) 105,865人
2007年(平成19年) 107,191人
2008年(平成20年) 109,297人
2009年(平成21年) 110,225人
2010年(平成22年) 111,483人
2011年(平成23年) 112,710人
2012年(平成24年) 114,189人
2013年(平成25年) 115,277人
2014年(平成26年) 116,818人
2015年(平成27年) 118,269人

主な施設

埼玉スタジアム2002
浦和美園駅東口複合施設

寺社・史跡

埼玉スタジアム2002

行政

交通

浦和美園駅

鉄道

道路

高速道路
有料道路
一般国道
県道

バス

教育

大学
専門学校
高等学校
中学校
小学校
特別支援学校

ギャラリー

町字


出身著名人

浦和市#浦和市出身の著名人も参照。

関連項目

外部リンク

脚注

  1. ^ さいたま市内では、大宮区もさくらを「区の花」としているが、大宮区はひらがな表記、緑区はカタカナ表記となっている さいたま市区の花ロゴ デザインマニュアル
  2. ^ さいたま市統計書(平成26年版)「土地及び気象」
  3. ^ 2013年(平成25年)住宅・土地統計調査による。分母からは収入階層不明の世帯を除く。
  4. ^ http://www.city.saitama.jp/006/013/005/001/jikeiretsu.html さいたま市の人口・世帯(時系列結果)