網走市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あばしりし ウィキデータを編集
網走市
天都山網走湖
博物館網走監獄能取湖のサンゴ草
オホーツク海流氷モヨロ貝塚
向陽ケ丘から見た網走市中心市街地
地図
市庁舎位置
網走市旗 網走市章
網走市旗
1968年7月29日制定
網走市章
1940年3月22日制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道オホーツク総合振興局
市町村コード 01211-4
法人番号 2000020012114 ウィキデータを編集
面積 470.84km2
総人口 32,706[編集]
住民基本台帳人口、2024年2月29日)
人口密度 69.5人/km2
隣接自治体 北見市網走郡大空町斜里郡小清水町
市の木 カツラ
市の花 エゾムラサキツツジ
網走市役所
市長 水谷洋一
所在地 093-8555
北海道網走市南6条東4丁目
北緯44度01分14秒 東経144度16分25秒 / 北緯44.02064度 東経144.27356度 / 44.02064; 144.27356座標: 北緯44度01分14秒 東経144度16分25秒 / 北緯44.02064度 東経144.27356度 / 44.02064; 144.27356
外部リンク 公式ウェブサイト

網走市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

網走市(あばしりし)は、北海道東部(道東地方)にあるである。オホーツク総合振興局の振興局所在地。

概要[編集]

地名について[編集]

「網走」という地名の由来は諸説あり不明であるが、いずれもアイヌ語に漢字にあてたものとされている[1][2]

アイヌ語 意味 由来
カタカナ表記アコㇿイタㇰ ラテン翻字
アパシリ apa-siri 漏る・地 洞窟があり、その口から滴が落ちていて雨漏りのようだったため。
チパシリ cipasiri - 岩神が「チパシリ チパシリ」と歌い舞った、
あるいは鳥が「チパシリ チパシリ」と鳴き飛んだという伝説から。
チパシㇼ ci-pa-sir 我らが・見付けたる・岩 かつて網走湖の南岸に、笠をかぶり立つ人の形をした白い岩があり、
アイヌが信仰の対象としたとされることによる。
松浦武四郎は『戊午日誌』において、
網走湖口の幣場であった立岩「ヂバシリ」を名の起源としている。
我ら発見したる土地
cipa-sir 幣場(のある)・島 かつて漁に出る時に網走川河口沖にある帽子岩[3]へ、
イナウを捧げて祈ったことに由来する。
cipaは「祭壇」を意味する古語であり、
後のアイヌにその意が理解されなくなりci-pa-sirの解釈が生じたとされる。

地理[編集]

オホーツク総合振興局東部に位置し、オホーツク海に面している。丘陵地が多く、市街地は網走川河口付近とその南側に続く海岸段丘上の平地にある[4]。北西部に能取湖、中部に網走湖、東部に濤沸湖があり、内陸部は森や農村地帯が広がり、市域は「網走国定公園」の一部となっている[5]。美岬にあるヤチダモの木は「森の巨人たち百選」に選定され[6]、濤沸湖は2005年(平成17年)に「ラムサール条約湿地」に登録された[7]。能取湖や濤沸湖のサンゴ草(アッケシソウ)群落は秋になる湖岸を真っ赤に染め、卯原内のサンゴ草群生地は「日本紅葉の名所100選」に選定されている。

地形[編集]

地勢は、網走川右岸の一部にある沖積土地帯を除きほとんど泥炭地で構成される平野で、網走湖は南から網走川が流れ込み、女満別川などを集めて北東部から再び網走川としてオホーツク海に流れている[8]。網走湖は網走川で、濤沸湖は北浜地区で海と繋がっているため汽水湖となっている[8]。濤沸湖の西にある藻琴湖周辺は三角州性低地を形成している[8]。また、市北西部にはオホーツク海に通じる海跡湖の能取湖があり、砂礫台地と岩石台地に囲まれている[8]。市街地南部は岩石台地で形成されている[8]

山地[編集]

主な山

河川[編集]

主な川
  • 卯原内川
  • 網走川
  • 車止内川
  • 藻琴川
  • 浦士別川

湖沼[編集]

主な湖

海岸[編集]

主な岬
  • 能取岬

気候[編集]

1年を通じて晴天が多く、年間降水量・降雪量は少ない[9]。海に面するため寒暖差も少なく、北海道としては比較的温暖な気候になっている[9]。1981年から2010年までの平年値は、年平均6.5℃、年平均降水量は787.6 ㎜となっている[9]。 オホーツク海型気候の特色があり、夏の季節風は弱く台風による被害はあまり見られないが、オホーツク海高気圧の北東風が作物の生育に影響を及ぼすことがある[10]。冬には例年1月中旬から3月下旬まで流氷が到来する[10]。一番暑い8月でも最高平均気温は25℃以下となっているが、日中は30℃を越える真夏日となることもある[11]。それでも夜は20℃以下まで気温が下がる[11]。冬の夜はまれに気温が-15℃以下になることもあるが、オホーツク海沿岸は内陸部と比べて冷え込みは穏やかな地域になっている[11]

網走は、気象庁により都市化の影響が少ない観測地点として北海道の観測地点では根室寿都とともに日本の平均気温算出地点に選ばれているが[12]、温暖化が著しく特に冬季の平均気温が急激に上昇している。これには諸説があり、流氷の減少との関連性や観測露場における「日だまり効果」を指摘している説もある[13]

網走市台町(網走地方気象台、標高38m)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 11.8
(53.2)
14.1
(57.4)
19.7
(67.5)
31.9
(89.4)
35.4
(95.7)
34.0
(93.2)
37.0
(98.6)
37.6
(99.7)
32.8
(91)
30.4
(86.7)
21.7
(71.1)
17.6
(63.7)
37.6
(99.7)
平均最高気温 °C°F −2.2
(28)
−2.0
(28.4)
2.3
(36.1)
9.1
(48.4)
14.6
(58.3)
17.7
(63.9)
21.4
(70.5)
23.3
(73.9)
20.7
(69.3)
15.0
(59)
7.6
(45.7)
0.7
(33.3)
10.7
(51.3)
日平均気温 °C°F −5.1
(22.8)
−5.4
(22.3)
−1.3
(29.7)
4.5
(40.1)
9.8
(49.6)
13.5
(56.3)
17.6
(63.7)
19.6
(67.3)
16.8
(62.2)
10.9
(51.6)
4.0
(39.2)
−2.4
(27.7)
6.9
(44.4)
平均最低気温 °C°F −8.9
(16)
−9.6
(14.7)
−4.9
(23.2)
0.6
(33.1)
5.8
(42.4)
10.2
(50.4)
14.6
(58.3)
16.6
(61.9)
13.4
(56.1)
7.0
(44.6)
0.4
(32.7)
−6.0
(21.2)
3.3
(37.9)
最低気温記録 °C°F −29.2
(−20.6)
−25.7
(−14.3)
−23.2
(−9.8)
−12.4
(9.7)
−5.4
(22.3)
0.1
(32.2)
2.8
(37)
4.1
(39.4)
3.3
(37.9)
−4.6
(23.7)
−11.3
(11.7)
−18.0
(−0.4)
−29.2
(−20.6)
降水量 mm (inch) 53.8
(2.118)
41.9
(1.65)
39.3
(1.547)
51.2
(2.016)
64.1
(2.524)
68.1
(2.681)
85.8
(3.378)
115.3
(4.539)
115.0
(4.528)
88.2
(3.472)
58.1
(2.287)
63.6
(2.504)
844.2
(33.236)
降雪量 cm (inch) 90
(35.4)
69
(27.2)
52
(20.5)
15
(5.9)
1
(0.4)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
13
(5.1)
71
(28)
312
(122.8)
平均降水日数 (≥0.5 mm) 17.8 14.0 12.2 11.6 12.0 11.0 11.0 12.1 12.7 12.2 13.4 15.1 155.0
平均降雪日数 27.0 23.5 22.2 15.2 4.1 0.0 0.0 0.0 0.0 1.9 14.5 24.1 132.1
湿度 72 73 70 68 73 80 82 81 76 71 68 69 74
平均月間日照時間 111.5 137.9 172.4 178.6 187.1 172.2 167.6 163.9 162.9 157.4 121.2 117.4 1,850
出典:気象庁(平均値:1991年 - 2020年、極値:1889年 - 現在)[14][15]


人口[編集]

網走市と全国の年齢別人口分布(2005年) 網走市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 網走市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

網走市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

消滅集落[編集]

2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[16]

  • 網走市 - 能取港町、北1条西

歴史[編集]

網走地方における人類の生活がはじまったのは約2万年前からであるとされている[17]。北海道で続縄文時代となっていた5世紀ころ、オホーツク海沿岸ではオホーツク文化が起こり擦文時代が終わる13世紀ころまで約800年続き、樺太千島列島にもあったとされている[18]。少数民族のニヴフによって樺太南部ではじまったとされ[18]、北方民族の生活スタイルを継承して北東アジアの影響を受けている[18]。オホーツク文化後期(9世紀から13世紀ころ)になると擦文文化の影響を受け、両方の文化が融合したトビニタイ文化が生まれ[18]、それまでの海岸居住に留まらず、内陸部への居住も見られるようになった[18]。なお、道北では9世紀ころにオホーツク文化が擦文文化に吸収されたとしている[18]。最寄貝塚(モヨロ貝塚)はオホーツク文化最大の遺跡として国の「史跡」に指定されている。

ウィルタは樺太の先住民族で「オロッコ」と呼ばれ、ニヴフは「ギリヤーク」とも呼ばれていたが[18]、それぞれ独自の言語を持っており、アイヌとも近い関係にあった[18]。終戦後、日本領土であったサハリン(樺太)にいて日本国籍を持ち旧日本軍に徴用された両民族の一部の人達は日本へ強制送還された。その先の1つが網走市であった[18]。ミス網走といえる網走市の「流氷パタラ」のパタラとは、ウィルタ語に由来しており、「お嬢さん」の意味がある[18]

沿革[編集]

「あばしりの年譜」「網走市統計書 平成26年版 年表」参照[19][20]

政治[編集]

行政[編集]

役所[編集]

市長[編集]

歴代市長
歴代市長[26]
氏名 就任年月日 退任年月日
代理 大島光雄(おおしま みつお) 1947年(昭和22年)2月11日 1947年(昭和22年)4月4日
初代 吉田栄吉(よしだ えいきち) 1947年(昭和22年)4月5日 1955年(昭和30年)4月29日
2代 有末三郎(ありすえ さぶろう) 1955年(昭和30年)4月30日 1959年(昭和34年)4月29日
3代 遠藤熊吉(えんどう くまきち) 1959年(昭和34年)4月30日 1963年(昭和38年)12月20日
4代 佐藤忠吉(さとう ちゅうきち) 1964年(昭和39年)2月2日 1974年(昭和49年)10月17日
5代 安藤哲郎(あんどう てつお) 1974年(昭和49年)12月1日 1998年(平成10年)11月30日
6代 大場脩(おおば おさむ) 1998年(平成10年)12月1日 2010年(平成22年)11月30日
7代 水谷洋一(みずたに よういち) 2010年(平成22年)12月1日 現職

市民憲章・宣言[編集]

網走市民憲章

わたしたちは、母なるオホーツクの海に抱かれ、湖と森の美しい自然にかこまれた網走の市民です。

わたしたちには、遠いむかしから風雪にたえぬいて、この地を切り拓いてきた、たくましい先人の心がうけつがれています。

わたしたちは、このまちの市民であることに、かぎりない喜びと誇りをもち、のびゆく網走の良い市民となる願いをこめて、ここに市民憲章を定めます。

1、うみやまの深いみどりをいつまでも美しく、心豊かなまちをつくりましょう。
1、うけついだ文化にまなび、世界の人々と手をつなぎ、新しいオホーツク文化のまちをつくりましょう。
1、たがいにまごころをもってつきあい、老人を大切にし、子どもの夢をそだてるしあわせなまちをつくりましょう。
1、元気で仕事にはげみ、いきがいのあるまちをつくりましょう。
1、みんなが力をあわせ、人のいのちをだいじにする、明るく住みよいまちをつくりましょう。
— 昭和47年7月17日制定[27]
都市宣言

「都市宣言」参照[28]

  • 交通安全都市宣言(昭和39年9月30日)
  • 人権擁護都市宣言(昭和48年12月20日)
  • 平和都市宣言(平成3年9月17日)
  • 健康・スポーツ都市宣言(平成21年9月15日)

議会[編集]

市議会[編集]

「網走市議会」参照[29]

  • 議員定数16人
  • 議会
    • 定例会(年4回)
    • 臨時会
  • 委員会
    • 常任委員会(総務経済委員会・文教民生委員会)
    • 特別委員会
    • 議会運営委員会
  • その他
    • 会派代表者会議
    • 会派代表者会議
    • 議員全員協議会

国家機関[編集]

官公庁[編集]

裁判所[編集]

独立行政法人・特殊法人等[編集]

地方独立行政法人

  • 北海道立総合研究機構水産研究本部
    • 網走水産試験場
    • さけます・内水面水産試験場道東内水面室(網走市水産科学センター内)

道の機関[編集]

施設[編集]

警察[編集]

消防[編集]

本部
消防署
  • 網走消防署
出張所
  • 南出張所

医療[編集]

主な病院

郵便局[編集]

  • 網走駅前郵便局
  • 網走大曲郵便局
  • 網走北六条郵便局
  • 網走駒場郵便局
  • 網走南四条郵便局
  • 卯原内郵便局
  • 浦士別郵便局
  • 北浜郵便局
  • 鱒浦郵便局
  • 藻琴郵便局
  • 呼人郵便局
  • 網走潮見簡易郵便局
  • 網走つくしヶ丘簡易郵便局
  • 桂町簡易郵便局
  • 二ツ岩簡易郵便局

公共施設[編集]

  • オホーツク・文化交流施設(エコセンター2000)
  • 網走市民会館
  • 網走市立美術館
  • 網走市立郷土博物館
  • モヨロ貝塚館
  • 網走市立図書館
  • 網走市保健センター
  • 網走市総合福祉センター
  • 網走市こども発達支援センター『ふわり』
  • 網走女性センター
  • 網走市市民活動センター
  • 網走市食品加工体験センター「みんぐる」
  • 網走市勤労者総合福祉センター(ソレイユ)
  • 網走市勤労青少年ホーム
  • 網走市地域子育て支援センター「ひまわり」
  • 網走市地域子育て支援センター「どんぐり」
  • 網走市水産科学センター
  • 網走青果地方卸売市場
  • 網走市農村環境改善センター
  • 網走市農業総合管理センター
  • 網走市農産物高次加工研究所
  • 網走小麦集出荷施設
  • 網走市営美­岬牧場
  • 網走市廃棄物処分施設
  • 網走市八坂火葬場

運動施設[編集]

網走市の夏は晴れの日が多く、日照時間が長いのが特徴となっている[30]。1988年(昭和63年)に気候やトレーニング環境が評価され、4種目(ボート競技バドミントン体操競技(女子)、陸上競技(長距離))でソウルオリンピックの事前合宿地となったことをきっかけにスポーツ合宿への取り組みがスタートした[31]ラグビーはじめ陸上競技、車いすマラソンバスケットボール野球、ボート競技、バイアスロンスキーなどの合宿が行われているほか[30]北見市と連携して周辺自治体でスポーツ合宿誘致に向けた取り組みを行っている[31]網走スポーツ・トレーニングフィールドは天然芝フィールド7面、全天候型テニスコート16面、野球場、ソフトボール場、アーチェリーー場、投てき競技専用の練習場を備えており[32]、毎年夏には観戦可能なラグビー練習試合『網走ラグビーフェスティバル』を開催している。網走市営陸上競技場では陸上競技の大会『ホクレンディスタンスチャレンジ』を開催しており、2013年(平成25年)には長距離競歩における日本オリンピック委員会(JOC)認定競技別強化センターとなった[33]

  • 網走運動公園
    • 網走市総合体育館
    • 網走市民健康プール
    • 網走市営野球場
    • 網走市営陸上競技場
    • すぱーく網走(屋内ゲートボール場)
    • 網走運動公園パークゴルフ場
  • 網走市営桂町球技場
  • 網走スポーツ・トレーニングフィールド
    • フィールドスポーツエリア
    • テニスコート
    • アーチェリー場
    • 投てき練習場
    • オホーツクドーム
  • 網走レークビュースキー場
  • 網走市営スケート場
  • 網走湖ボート場
  • レイクサイドパーク・のとろ

対外関係[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

「姉妹都市・友好都市」参照[34]

海外[編集]

姉妹都市

国内[編集]

姉妹都市
提携都市

経済[編集]

クリオネ通り(2011年9月)

産業別人口は第三次産業の割合が最も高く、次いで第二次産業第一次産業となっている[35]

組合[編集]

  • オホーツク網走農業協同組合(JAオホーツク網走)
  • 網走地区森林組合
  • 網走漁業協同組合
  • 西網走漁業協同組合
  • 北見漁船保険組合
  • 網走地方卸売市場買受人組合
  • 網走地区左官組合

第一次産業[編集]

農業[編集]

農業では北海道内有数の畑作地帯となっており[10]、大型機械を導入した営農集団組織により類、馬鈴薯(ジャガイモ)、テンサイを中心とした大規模営農を展開しているほか[10]ダイコンナガイモゴボウなどの野菜類や酪農畜産も行っている[10]

漁業[編集]

漁業は網走沿岸において沖合底曳網、きちじ延縄、定置網、ホタテ桁、かに固定式刺網、毛がに篭などにより漁業を営んでいる[36]。網走市は日本最北の捕鯨基地でもあり、市内の捕鯨業者が沿岸小型捕鯨業(捕鯨)を行っている[36]。また、市内には湖が複数あることから内水面漁業も行われており、ホタテワカサギシジミシラウオエビなどの漁が営まれている[36]


第三次産業[編集]

商業[編集]

ショッピングセンター
スーパーマーケット

物流[編集]

観光業[編集]

観光入込客数は年間120万人から180万人で推移しており、宿泊客の割合は26%から30%となっている[38]流氷が滞在する冬期間の入込客数が多いのが特徴となっている[38]

金融機関[編集]

拠点を置く主な企業[編集]

50音順

情報・通信[編集]

マスメディア[編集]

新聞社[編集]

通信社[編集]

放送局[編集]

テレビ放送
ラジオ放送
  • LIA(FM ABASHIRI)

生活基盤[編集]

ライフライン[編集]

電力[編集]

上下水道[編集]

  • 網走市水道部
    • 網走浄化センター(下水道)

教育[編集]

東京農業大学オホーツクキャンパス(2010年3月)

大学[編集]

専修学校[編集]

  • 網走文化専門学校

高等学校[編集]

中学校[編集]

市立
  • 網走市立第一中学校
  • 網走市立第二中学校
  • 網走市立第三中学校
  • 網走市立第四中学校 - 藻琴・北浜・浦士別・音根内の各校を統合し新設[40]
  • 網走市立第五中学校 - 能取・嘉多山・卯原内の各校を統合し新設[41]

小学校[編集]

市立
  • 網走市立網走小学校
  • 網走市立中央小学校
  • 網走市立西小学校
  • 網走市立潮見小学校
  • 網走市立南小学校
  • 網走市立西が丘小学校 - 卯原内・嘉多山・二見ヶ岡・能取の各校を統合し新設[42]
  • 網走市立東小学校 - 藻琴・山里・稲富・中園・東網走・豊郷の各校を統合し新設[43]
  • 網走市立白鳥台小学校 - 北浜・浦士別・音根内・丸万の各校を統合し新設[44]

小中学校[編集]

市立
  • 網走市立呼人小中学校

特別支援学校[編集]

  • 北海道網走養護学校
  • 日本体育大学附属高等支援学校

幼児教育[編集]

認定こども園[編集]

  • 認定こども園 つくし

保育園[編集]

  • 網走市立すずらん保育園
  • 網走市立たんぽぽ保育園
  • 網走市立ひまわり保育園
  • 潮見保育園

幼稚園[編集]

  • 網走幼稚園
  • 網走若葉幼稚園
  • 網走藤幼稚園
  • 桂幼稚園
  • 潮見幼稚園

学校教育以外の施設[編集]

  • 網走地方高等職業訓練校(網走市能力開発センター)
  • 網走自動車学校

交通[編集]

網走駅(2011年9月)
網走バス本社・網走ターミナル(2011年9月)
道の駅流氷街道網走(2011年9月)
網走流氷観光砕氷船「おーろら2」(2012年3月)

空港[編集]

鉄道[編集]

バス[編集]

路線バス[編集]

高速バス[編集]

タクシー[編集]

  • 網走ハイヤー
  • 網走北交ハイヤー

道路[編集]

市内を通る一部道路は、シーニックバイウェイの「東オホーツクシーニックバイウェイ」になっている[45]

国道[編集]

道道[編集]

道の駅[編集]

港湾[編集]

観光船[編集]

観光[編集]

文化財[編集]

「史跡・文化財」参照[46]

国指定[編集]

国登録
  • 登録有形文化財
    • 博物館網走監獄煉瓦造独居房
    • 博物館網走監獄鏡橋入口哨舎
    • 博物館網走監獄鏡橋出口哨舎
    • 博物館網走監獄西門哨舎
    • 博物館網走監獄裏門
    • 博物館網走監獄裏門哨舎

市指定[編集]

名所・旧跡[編集]

主な寺院
主な神社

観光スポット[編集]

施設

景観・公園

温泉

文化[編集]

祭事・催事[編集]

  • 北の新大陸発見! あったか網走(1月から3月)
  • あばしりオホーツク流氷まつり(2月)
  • オホーツク屋台村(2月中旬)
  • オホーツクあばしりツーデーマーチ(でっかいどうオホーツクマーチの網走ステージ。6月上旬)
  • インターナショナルオホーツクサイクリング(7月)
  • あばしりオホーツク夏まつり(7月)
  • あばしり七福神まつり(9月)
  • 能取湖さんご草祭り(9月)
  • 「はな・てんと」まつり(9月)
  • オホーツク網走フィルムフェスティバル(11月)[53]

名産・特産[編集]

1960年(昭和35年)に網走市の道立水産試験場で「無塩冷凍すり身」の技術が開発されたため[54]、網走は冷凍すり身発祥の地になっている[55]スケトウダラサケ・オホーツクサーモン(カラフトマス)、キンキワカサギシラウオシジミは網走の代表的な魚介類となっている[56]。ほかには地ビールの「網走ビール」、ブランド和牛の「オホーツクあばしり和牛」などがある。

ご当地グルメとしては、オホーツクサーモンと塩だけで熟成、ろ過した天然の調味料「白魚醤油」に漬け込んだザンギ(から揚げ)を使用した「オホーツク網走ザンギ丼[57]、オホーツクの魚介類と網走発祥のすり身をオホーツク土器に見立てた特製の鍋で食べる「モヨロ鍋[58]、オホーツク産のホタテ干貝柱を使用した「オホーツク干貝柱塩ラーメン[59]、「オホーツク流氷カリー」がある。

民芸品では、アイヌ語で「木の小さな子または人形」という意味で「幸運のお守り」として作られてきた「ニポポ[60]、北方系少数民族ウィルタの伝統紋様「イルガ」をモチーフにした「サハリンイルガ」がある[56]

出身・関連著名人[編集]

名誉市民[編集]

出身人物[編集]

50音順 政治・経済

学術・文芸

芸能

スポーツ

その他

ゆかりのある人物[編集]

50音順

マスコットキャラクター[編集]

  • 網走市マスコットキャラクター「ニポネ」

網走市を舞台とした作品[編集]

「網走ロケーションガイド」参照[62]

映画[編集]

ドラマ[編集]

書籍・漫画[編集]

音楽[編集]

  • 井上宗孝とシャープ・ファイブ「網走子守唄」
  • 小野由紀子「オホーツクの海」
  • 坂本冬美「呼人駅」
  • 島倉千代子「流氷音頭」
  • ジェリー藤尾、東京荒川少年少女合唱隊「流氷の町 網走
  • 菅原文太「ニポポ」
  • 高倉健「網走番外地」
  • 七浦みさ子「オホーツクの海」
  • 走裕介「流氷の駅」
  • 和田弘とマヒナスターズ「オホーツクの海」

ゲーム[編集]

脚注[編集]

注釈

  1. ^ a b クルマトマナイとはアイヌ語で「kurmat(=神女)oma(=がいる)nay(=沢)」の意。
  2. ^ ニクリバケはアイヌ語で「ni(=木)kur(=影)pake(=頭)」の意。
  3. ^ ニクルとはアイヌ語で「ni(=木)kur(=影)」の意。
  4. ^ アイヌ語で「tanne(=長い)sirar(=岩)」の意。
  5. ^ 網走村→南1~2条東、南3~4条東・西、南5~7条西、南8~10条東・西、南11~14条西、北1条東、大曲、天都山、潮見、鱒浦、八坂、栄、呼人、東網走、豊里、中園、稲富、昭和、藻琴、山里、丸万、駒場、台町、桂町、新町、東藻琴、末広、山園、福富、千草、勇仁村→藻琴、鱒浦、豊里、昭和、中園、新栗履村→山里、稲富、中里、昭和、藻琴、東藻琴、西倉、末広、山園、福富、千草、大進、濤沸村→浦士別、栄、清浦、音根内、実豊、丸万、北浜、山里、稲富、明生、新富、大進、東藻琴、末広、山園、娜寄村→丸万、北浜、明生、新富、大進、藻琴村→浦士別、栄、音根内、丸万、北浜、豊郷、昭和、山里、中里、稲富、大進、西倉、東藻琴、末広、明生、新富、山園、能取村→能取、平和、二見ヶ岡、美岬、卯原内、最寄村→二見ヶ岡、喜多山、越歳、三眺、二ツ岩、明治、向陽、卯原内、美岬、緑町、北1~12条東・西。※太字は1947年(昭和22年)に東藻琴村として分割された字。
  6. ^ 「ポンモイ」とはアイヌ語で「pon(=小さい)moy(=入江)」の意。

出典

  1. ^ 市名の由来と紋章”. 網走市. 2015年11月5日閲覧。
  2. ^ アイヌ語地名リスト ア~イチ P1-10”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
  3. ^ 正式名称「渡良岩」(カムイ・ワタラから転じた)。
  4. ^ 第2部 網走市の概況 2012, p. 7.
  5. ^ 網走国定公園”. 北海道. 2015年11月5日閲覧。
  6. ^ オホーツクのヤチダモ”. 北海道森林管理局. 2015年11月8日閲覧。
  7. ^ 濤沸湖” (PDF). 環境省. 2015年11月8日閲覧。
  8. ^ a b c d e 第2部 網走市の概況 2012, p. 8.
  9. ^ a b c 第2部 網走市の概況 2012, p. 9.
  10. ^ a b c d e 第11期 網走市農業振興計画 2014, p. 1.
  11. ^ a b c あばしりの概要”. まちづくり. 網走市. 2015年11月6日閲覧。
  12. ^ 日本の平均気温の偏差の算出方法”. 気象庁. 2015年11月6日閲覧。
  13. ^ 近藤純正. “温暖化は進んでいるか(3)”. 近藤純正ホームページ. 2015年11月6日閲覧。
  14. ^ 平年値ダウンロード”. 気象庁. 2024年3月閲覧。
  15. ^ 観測史上1~10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2024年3月閲覧。
  16. ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課 (27 January 2017). 平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級)、男女別人口、総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》 (CSV) (Report). 総務省. 2017年5月20日閲覧※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
  17. ^ 網走市勢要覧資料編(平成26年度) 2014, p. 2.
  18. ^ a b c d e f g h i j オホーツク文化とウィルタとニヴフ”. 北海道ファンマガジン (2008年3月14日). 2019年4月8日閲覧。
  19. ^ 網走市勢要覧資料編(平成26年度) 2014.
  20. ^ 網走市統計書 平成26年版 2014, pp. 152–157.
  21. ^ 全国すり身協会”. 2015年11月6日閲覧。
  22. ^ みなとオアシス網走”. 北海道開発局. 2017年8月5日閲覧。
  23. ^ 健康都市連合日本支部”. 2015年11月11日閲覧。
  24. ^ “日常的な地域情報を発信 「FM ABASHIRI」が開局”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2019年2月11日). https://e-kensin.net/news/113613.html 2019年4月8日閲覧。 
  25. ^ “能取湖稚ホタテ大量死 計画の9割、被害7億円か”. 北海道新聞. (2023年4月4日). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/826703 
  26. ^ 網走市統計書 平成26年版 2014, p. 135.
  27. ^ 網走市民憲章”. 網走市. 2015年11月5日閲覧。
  28. ^ 都市宣言”. 網走市. 2015年11月5日閲覧。
  29. ^ 網走市議会”. 網走市. 2015年11月5日閲覧。
  30. ^ a b スポーツ合宿情報”. 網走市. 2015年11月9日閲覧。
  31. ^ a b スポーツツーリズムの展開” (PDF). 日本政策投資銀行. pp. 6-10 (2015年2月). 2015年11月9日閲覧。
  32. ^ 網走スポーツ・トレーニングフィールド”. 網走市. 2015年11月9日閲覧。
  33. ^ JOC認定競技別強化センター”. 日本オリンピック委員会(JOC). 2019年4月8日閲覧。
  34. ^ 姉妹都市・友好都市”. 網走市. 2015年11月5日閲覧。
  35. ^ 平成26年度版 商工労働観光概要 2014, p. 2.
  36. ^ a b c 平成25年版 水産統計 2013, p. 1.
  37. ^ 都道府県別・政令指定都市別・市町村別SC” (PDF). 日本ショッピングセンター協会. 2015年11月5日閲覧。
  38. ^ a b 網走市観光振興計画 2014, pp. 2–3.
  39. ^ 学校紹介”. 北海道網走桂陽高等学校. 2018年6月17日閲覧。
  40. ^ 網走市歴史年表 昭和61年”. 網走歴史の会. 2018年6月17日閲覧。
  41. ^ 網走市歴史年表 平成4年”. 網走歴史の会. 2018年6月17日閲覧。
  42. ^ 沿革”. 網走市立西が丘小学校. 2018年6月17日閲覧。
  43. ^ 学校の概要”. 網走市立東小学校. 2018年6月17日閲覧。
  44. ^ 学校の沿革”. 網走市立白鳥台小学校. 2018年6月17日閲覧。
  45. ^ 東オホーツクシーニックバイウェイ”. シーニックバイウェイ北海道. 2015年10月27日閲覧。
  46. ^ 史跡・文化財”. 網走市. 2015年11月5日閲覧。
  47. ^ 桂ヶ岡砦跡 - 文化遺産オンライン文化庁
  48. ^ 最寄貝塚 - 文化遺産オンライン文化庁
  49. ^ 天都山 - 文化遺産オンライン文化庁
  50. ^ a b 国宝・重要文化財(建築物)の指定について』(PDF)(プレスリリース)文化庁、2015年10月16日、4頁http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2015101601.pdf2016年4月19日閲覧 
  51. ^ a b 平成28年2月9日をもって正式に旧網走監獄、網走刑務所建造物2件8棟が国より重要文化財の指定を受けました。”. 新・監獄日誌. 網走監獄保存財団 (2016年2月10日). 2016年4月19日閲覧。
  52. ^ a b “重文指定の実感わく”. 経済の伝書鳩 (伝書鳩). (2016年2月26日). オリジナルの2016年6月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160630140855/http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=92151 2019年4月8日閲覧。 
  53. ^ オホーツク網走フィルムフェスティバル”. 2015年11月7日閲覧。
  54. ^ タラの冷凍すり身”. 網走市. 2015年11月7日閲覧。
  55. ^ すり身発祥地は網走”. 北海道ファンマガジン (2010年1月15日). 2015年11月7日閲覧。
  56. ^ a b 網走の特産品”. 網走市観光協会. 2019年4月8日閲覧。
  57. ^ オホーツク網走ザンギ丼”. 網走市観光協会. 2019年4月8日閲覧。
  58. ^ 網走モヨロ鍋”. 網走市観光協会. 2019年4月8日閲覧。
  59. ^ オホーツク干貝柱塩ラーメン公式ホームページ”. 2015年11月7日閲覧。
  60. ^ 網走のあちこちで見かけるこけしのような「ニポポ」って何?”. 北海道ファンマガジン (2009年1月26日). 2019年4月8日閲覧。
  61. ^ a b c あばしりのご当地キャラ ニポネ”. 網走市観光協会. 2019年4月8日閲覧。
  62. ^ あばしりロケーション”. 網走市観光協会. 2019年4月8日閲覧。

参考資料[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政
産業
観光