索超

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歌川国芳「通俗水滸伝豪傑百八人之一個・急先鋒索超」

索 超(さく ちょう、Sǔo Chāo)は中国小説四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。

天空星の生まれ変わり、梁山泊第十九位の好漢。渾名は短気で無鉄砲な性格から急先鋒(きゅうせんぽう)である。金蘸斧(きんさんぷ)という金色の大きな斧を得物とする。北京大名府梁世傑の下で軍の隊長を務めていた。初登場が比較的早く、第十三回で楊志に弟子である周謹が打ち負かされたのを見て、自ら勝負を挑んで引き分けに終わり、その折に管軍提轄使へと昇格している。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


生涯

梁山泊軍が盧俊義を救出しようと北京大名府を攻めると、守将のひとりとして李成・聞達と共に必死で戦ったが、関勝も加わった二度目の戦いで落とし穴に落ちて捕虜となる。楊志は既に梁山泊入りしていたので、彼の説得もあって索超も梁山泊に加わる。東昌府攻めでは張清の礫で負傷する。

百八星集結後は、梁山泊の八驃騎兼先鋒使を勤め、西の山塞を守護する。童貫率いる討伐軍との戦いでは、九宮八卦陣の西南陣を担当し、敵将のひとり王義を討ち取る。

朝廷帰順後の遼国戦では、檀州攻めの後に盧俊義の隊となる。薊州では、敵将のひとり咬児惟康を討ち取る。兀顔光の混天象陣には、呼延灼の副将となって戦う。

方臘討伐戦では、揚州・宣州・杭州と進み、石宝との戦いで流星錘を顔面に受けて戦死した。平定後、忠武郎に封ぜられた。

関連項目