約束 (1972年の映画)
約束 | |
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監督 | 斎藤耕一 |
脚本 |
石森史郎 原案 金志軒 斎藤耕一 |
製作 | 斎藤プロダクション |
製作総指揮 |
斎藤節子 樋口清 |
出演者 |
岸惠子 萩原健一 |
音楽 | 宮川泰 |
撮影 | 坂本典隆 |
配給 | 松竹 |
公開 | 1972年3月29日 |
上映時間 | 88分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『約束』(やくそく)は、1972年(昭和47年)3月29日公開の日本の長篇劇映画。製作は斎藤プロダクション、配給は松竹である。1972年度キネマ旬報ベストテンで第5位を獲得した。
監督:斎藤耕一、主演:岸惠子。岸の相手役を演じた萩原健一の出世作としても知られる。
あらすじ
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
松宮螢子は、夫を殺害した罪で服役中の女囚であり、女性看視官に付き添われて仮出所中の身だった。仮出所の目的は、夫の墓参りと、同房の女囚から頼まれた手紙をその夫に届けるためであった。その螢子は列車の中で、ある男に出会う。男は螢子にしつこくつきまとい、待ち合わせの約束をさせる。螢子は約束どおりに男を待つが、待ちぼうけをくわされる。しかし男は、刑務所に戻るために夜行列車に乗る螢子を追ってきた。
螢子は男に心を許し、自分の身の上を打ち明ける。やがて列車は土砂崩れのために停車する。二人は列車を抜け出して抱き合う。到着した女性刑務所の前で二人は、螢子の刑期が終わって出所してからの再会を約束して別れる。男は自分の名を中原朗と名乗った。実は中原も、傷害現金強盗の罪を犯して警察に追われる身であったのだが、螢子はそれを知らなかった。 中原は螢子に差し入れる女性下着を衣料品店で夢中で買いあさる。そこに中原を追ってきた刑事が現れる。2年後、刑期を終えて出所した螢子は、中原が逮捕されたことも知らず、約束していた公園で中原を待ち続けるのだった。