第四管区海上保安本部

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座標: 北緯35度5分33.6秒 東経136度52分51.3秒 / 北緯35.092667度 東経136.880917度 / 35.092667; 136.880917

第四管区海上保安本部(だいよんかんくかいじょうほあんほんぶ)とは、主に東海〜中部地方の太平洋、ならびに岐阜県愛知県三重県を管轄範囲[1]とする、海上保安庁管区海上保安本部の一つである。

第四管区海上保安本部(名古屋港湾合同庁舎)

略称は四管四管本部と称呼することもある)、英語表記は4th Regional Coast Guard Headquarters。本部は愛知県名古屋市港区入船にあり、下部組織として4つの海上保安部、2つの海上保安署・1つの分室、1つの海上保安航空基地、2つの海上交通センターを有する。

特徴[編集]

伊勢湾及び熊野灘を航行する船舶の安全航行のための監視活動、伊勢湾内のコンビナート群や中部国際空港の警備業務や災害防除、名古屋港における麻薬拳銃などの密輸阻止に力を入れている。

また、名古屋海上保安部に配備されているPLH型巡視船「みずほ」は、東南アジア諸国で頻発する海賊事案や東ティモール等の政変に際して海外派遣される機会が多い。

四管関連年表[編集]

  • 1948年5月1日:海上保安庁発足とともに名古屋海上保安本部として設置。管轄地域は静岡県西部・愛知県・三重県・岐阜県・山梨県および周辺海域。
  • 1950年6月1日:第四管区海上保安本部に改編。清水海上保安部を第三管区へ転出、愛知県・三重県・岐阜県および周辺海域が管轄地域となる。
  • 1966年10月1日:伊勢航空基地開設。
  • 2008年10月1日中部空港海上保安航空基地を設置(常滑海上保安署と統合)及び伊勢航空基地の廃止。

組織[編集]

主な保有船艇・航空機[編集]

巡視船・巡視艇[2][編集]

四管は、巡視船3隻・巡視艇16隻・監視取締艇4隻・測量船1隻・灯台見回り船1隻を保有している。[3]

第4管区海上保安本部 海洋情報部所属[編集]

名古屋海上保安部所属[編集]

衣浦海上保安署所属[編集]

  • 巡視艇きぬかぜ(CL-181)

三河海上保安署所属[編集]

  • 巡視艇ひめかぜ(CL-193)[4]

四日市海上保安部所属[編集]

尾鷲海上保安部所属[編集]

鳥羽海上保安部所属[編集]

浜島分室所属[編集]

  • 巡視艇いせかぜ(CL-203)

中部空港海上保安基地所属[編集]

航空機[編集]

四管は回転翼機4機を保有している。

名古屋海上保安部(巡視船みずほ)[編集]

  • 回転翼機
    • MH714 いせたか1号:ベル 412(みずほ搭載機)
    • MH756 いせたか2号:ベル 412EP(みずほ搭載機)

中部空港海上保安航空基地[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 管轄範囲
  2. ^ 船艇・航空機紹介|第四管区海上保安本部”. www.kaiho.mlit.go.jp. 2022年6月18日閲覧。
  3. ^ 第4管区海上保安本部パンフレット”. 2022年6月18日閲覧。
  4. ^ 最新望遠カメラ搭載 新巡視艇「ひめかぜ」三河海保が公開:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2022年6月18日閲覧。
  5. ^ 業務紹介ー所属船艇の紹介”. www.kaiho.mlit.go.jp. 2022年6月18日閲覧。
  6. ^ ships03. “監視取締艇「りぶら」が配属替え”. 世界の艦船. 2022年6月18日閲覧。
  7. ^ ships03. “監視取締艇2隻が配属替え”. 世界の艦船. 2022年6月18日閲覧。

外部リンク[編集]