第31回スーパーボウル

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第31回スーパーボウル
Super Bowl XXXI
1 2 3 4

NE 14 0 7 0

21
GB 10 17 8 0

35
開催日 1997年1月26日
スタジアム ルイジアナ・スーパードーム
開催地 ルイジアナ州ニューオーリンズ
MVP デズモンド・ハワード, パッカーズ
優勝予想 Packers by 14
国歌斉唱 ルーサー・ヴァンドロス
コイントス ハンク・ストラムマイク・ディトカトム・フローレストム・ランドリーチャック・ノールジョージ・シーファート
ハーフタイム ジェームス・ブラウン
ZZトップ
ブルース・ブラザーズ
入場者数 72,301
アメリカにおけるテレビ放送
ネットワーク FOX
実況と解説 パット・サマロールジョン・マッデン
視聴率 43.3 (全米)
占有率 65 (全米)
CM広告料
(30秒)
120万ドル
 < 第30回 スーパーボウル 第32回 > 

第31回スーパーボウル(だい31かいスーパーボウル、Super Bowl XXXI)は1997年1月26日ルイジアナ州ニューオーリンズルイジアナ・スーパードームで行われた31回目のスーパーボウルNFCチャンピオンであるグリーンベイ・パッカーズAFCチャンピオンであるニューイングランド・ペイトリオッツの対戦。パッカーズがペイトリオッツを35-21で破って、第1回、第2回スーパーボウル連覇以来のスーパーボウル制覇を果たした。MVPはパッカーズのリターナーであるデズモンド・ハワード英語版が受賞した。

テレビ中継はFOXが初めて担当した。

背景[編集]

開催地決定まで[編集]

1993年10月26日、シカゴで開催されたオーナー会議において、第31回スーパーボウルがニューオーリンズで開催されることが決定した。ニューオーリンズでは8回目の開催である。

スーパーボウルへの道[編集]

1996年NFLシーズンは9月1日に始まり、12月23日までレギュラーシーズンが行われた。 プレイオフは12月28日から始まり、NFCは第1シードのパッカーズが順当にスーパーボウル進出を決め、AFCは第2シードのペイトリオッツがホームでのAFC決勝に勝利して、スーパーボウル進出を決めた。

AFCチャンピオンシップ・ゲーム[編集]

AFCチャンピオンシップゲームフォックスボロフォックスボロ・スタジアムで行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツが20-6でジャガーズを破り、11年ぶりのスーパーボウル進出を決めた。

NFCチャンピオンシップ・ゲーム[編集]

NFCチャンピオンシップゲームグリーンベイランボー・フィールドで行われ、パッカーズが30-13でパンサーズを破り、第1回第2回スーパーボウルを連覇して以来、29年ぶりのスーパーボウル進出を決めた。

試合経過[編集]

デズモンド・ハワードは99ヤードのリターンTDを含めて、キックオフリターン、パントリターンで244ヤードを獲得した[1]

ドライブごとの試合経過
開始 ボール保持 ドライブ TOP 結果 得点内容 得点
Q 時間 地点 P yd yd 得点者 PAT ペイトリオッツ パッカーズ
1 15:00 自陣21 ペイトリオッツ 5 15 2:41 パント(32ydリターン)
1 12:19 自陣45 パッカーズ 2 55 0:51 タッチダウン(パス) 54 ファーヴRison キック成功 0 7
1 11:28 自陣20 ペイトリオッツ 2 1 0:48 インターセプト
1 10:40 敵陣28 パッカーズ 4 9 1:58 フィールドゴール成功 37 Jacke 0 10
1 8:42 自陣21 ペイトリオッツ 6 79 2:07 タッチダウン(パス) 1 BledsoeByars キック成功 7 10
1 6:35 自陣18 パッカーズ 3 -1 1:51 パント
1 4:44 自陣43 ペイトリオッツ 4 57 2:11 タッチダウン(パス) 4 Bledsoe→Coates キック成功 14 10
1 2:33 自陣26 パッカーズ 3 3 1:30 パント(20ydリターン)
1 1:03 自陣33 ペイトリオッツ 3 5 1:00 パント
1-2 0:03 自陣17 パッカーズ 3 4 0:24 パント
2 14:39 自陣42 ペイトリオッツ 3 0 0:25 パント
2 14:14 自陣19 パッカーズ 1 81 0:10 タッチダウン(パス) ファーヴ→Freeman キック成功 14 17
2 14:04 自陣24 ペイトリオッツ 5 6 2:51 パント(34ydリターン)
2 11:13 敵陣47 パッカーズ 8 33 2:58 フィールドゴール成功 31 Jacke 14 20
2 8:15 自陣25 ペイトリオッツ 3 19 1:05 インターセプト
2 7:10 自陣26 パッカーズ 9 74 5:59 タッチダウン(ラン) 2 ファーヴ キック成功 14 27
2 1:11 自陣22 ペイトリオッツ 6 36 0:52 第4ダウン失敗
2 0:19 自陣19 パッカーズ 1 -7 0:19 パント
前半終了
3 15:00 自陣25 パッカーズ 9 38 5:28 第4ダウン失敗
3 9:32 自陣44 ペイトリオッツ 4 15 1:25 パント
3 8:07 自陣12 パッカーズ 3 -1 1:15 パント
3 6:52 自陣47 ペイトリオッツ 7 53 3:25 タッチダウン(ラン) 18 Martin キック成功 21 27
3 3:27 パッカーズ 0:17 キックオフリターンTD 99 Howard パス成功 21 35
3 3:10 自陣25 ペイトリオッツ 3 -9 1:56 パント
3-4 1:14 自陣37 パッカーズ 5 14 2:11 パント
4 14:03 自陣20 ペイトリオッツ 3 -3 1:32 パント
4 12:31 自陣40 パッカーズ 5 12 2:34 パント
4 9:57 自陣14 ペイトリオッツ 4 18 1:43 インターセプト
4 8:14 自陣31 パッカーズ 8 39 4:18 47ydフィールドゴール失敗
4 3:56 自陣37 ペイトリオッツ 3 -5 0:45 パント
4 3:11 自陣26 パッカーズ 3 -4 1:22 パント
4 1:49 自陣29 ペイトリオッツ 4 -4 0:59 インターセプト
4 0:50 敵陣21 パッカーズ 2 -2 0:50 試合終了
P=プレー数、TOP=タイム・オブ・ポゼッションPAT=ポイント・アフター・タッチダウン。 アメリカンフットボールの用語集 (enも参照。 21 35

スターティングラインアップ[編集]

ニューイングランド・ペイトリオッツ ポジション グリーンベイ・パッカーズ
オフェンス
テリー・グレン
Terry Glenn
WR アンドレ・ライズン
Andre Rison
ブルース・アームストロング
Bruce Armstrong
LT ブルース・ウィルカーソン
Bruce Wilkerson
ウィリアム・ロバーツ
William Roberts
LG アーロン・テイラー
Aaron Taylor
デイブ・ウォラボー
Dave Wohlabaugh
C フランク・ウィンタース
Frank Winters
トッド・ルッチ
Todd Rucci
RG アダム・ティマーマン
Adam Timmerman
マックス・レイン
Max Lane
RT アール・ドットソン
Earl Dotson
ベン・コーツ
Ben Coates
TE マーク・チュムラ
Mark Chmura
ショーン・ジェファーソン
Shawn Jefferson
WR アントニオ・フリーマン
Antonio Freeman
ドリュー・ブレッドソー
Drew Bledsoe
QB ブレット・ファーヴ
Brett Favre
カーティス・マーティン
Curtis Martin
RB エドガー・ベネット
Edgar Bennett
キース・バイアース
Keith Byars
FB ウィリアム・ヘンダーソン
William Henderson
ディフェンス
フェリック・コロンズ
Ferric Collons
LE レジー・ホワイト
Reggie White
ピオ・サガポルーテル
Pio Sagapolutele
LDT ギルバート・ブラウン
Gilbert Brown
マーク・ホイーラー
Mark Wheeler
RDT サンタナ・ドットソン
Santana Dotson
ウィリー・マクギネスト
Willie McGinest
RE ショーン・ジョーンズ
Sean Jones
トッド・コリンズ
Todd Collins
LOLB ウェイン・シモンズ
Wayne Simmons
テッド・ジョンソン
Ted Johnson
MLB ロン・コックス
Ron Cox
クリス・スレイド
Chris Slade
ROLB ブライアン・ウィリアムズ
Brian Williams
タイ・ロー
Ty Law
LCB ダグ・エバンズ
Doug Evans
オーティス・スミス
Otis Smith
RCB クレイグ・ニューサム
Craig Newsome
ロウヤー・ミロイ
Lawyer Milloy
SS リロイ・バトラー
LeRoy Butler
ウィリー・クレイ
Willie Clay
FS ユージン・ロビンソン
Eugene Robinson
スペシャルチーム
アダム・ビナティエリ
Adam Vinatieri
K クリス・ジャック
Chris Jacke
トム・テュパ
Tom Tupa
P クレイグ・ヘントリッチ
Craig Hentrich
ヘッドコーチ
ビル・パーセルズ
Bill Parcells
マイク・ホルムグレン
Mike Holmgren

トーナメント表[編集]

                                   
12月28日
リッチ・スタジアム
  1月4日
マイル・ハイ・スタジアム
         
 5  ジャガーズ  30
 5  ジャガーズ  30
 4  ビルズ  27     1月12日
フォックスボロ・スタジアム
 1  ブロンコス  27  
AFC
12月29日
スリー・リバース・スタジアム
 5  ジャガーズ  6
1月5日
フォックスボロ・スタジアム
   2  ペイトリオッツ  20  
 6  コルツ  14 AFC チャンピオンシップ
 3  スティーラーズ  3
 3  スティーラーズ  42   1月26日
ルイジアナ・スーパードーム
 2  ペイトリオッツ  28  
ワイルドカード・プレーオフ  
ディビジョナル・プレーオフ
12月28日
テキサス・スタジアム
 A2  ペイトリオッツ  21
1月5日
エリクソン・スタジアム
   N1  パッカーズ  35
 6  バイキングス  15 第31回スーパーボウル
 3  カウボーイズ  17
 3  カウボーイズ  40     1月12日
ランボー・フィールド
 2  パンサーズ  26  
NFC
12月29日
3Comパーク
 2  パンサーズ  13
1月4日
ランボー・フィールド
   1  パッカーズ  30  
 5  イーグルス  0 NFC チャンピオンシップ
 4  49ers  14
 4  49ers  14  
 1  パッカーズ  35  
  • 対戦カード及びスタジアムはシード順で決定され、そのラウンドに登場する最上位チームが最下位チームとホームで対戦、残った2チームが上位チームのホームで対戦する(つまり、ワイルドカードプレーオフの第3シード対第6シードの結果によって、ディヴィジョナルプレーオフの対戦カードが決まる)。
  • スーパーボウル開催地は事前にオーナー会議で決定。
  • チーム名の左の数字は、1996年レギュラーシーズンの結果に基づいて決定されたシード順。
  • * 延長戦決着
  • 日付はアメリカ東部時間

脚注[編集]

  1. ^ Aaron Tallent (2020年2月4日). “50 Greatest Super Bowl Performances of All Time”. ATHLON SPORTS. 2020年6月24日閲覧。

外部リンク[編集]