第10回日本フットボールリーグ

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第10回日本フットボールリーグ
シーズン 2009
優勝 Honda FC
昇格 栃木SC
カターレ富山
ファジアーノ岡山FC
試合数 306
得点王 新田純也(25得点)
2007
2009

第10回日本フットボールリーグは、2008年3月16日から同年11月30日にかけて行われた日本フットボールリーグ(JFL)のリーグ戦である。優勝はHonda FC(4回目。旧JFLを含むと通算5回目)であった。

参加クラブ

第11回JFLの参加クラブは以下の通りである。このうちファジアーノ岡山、ニューウェーブ北九州、MIOびわこ草津が前シーズンの全国地域リーグ決勝大会からの昇格クラブである。またYKK APとアローズ北陸が合併し、カターレ富山としてJFLに参加することとなった。

呼称 正式名称 備考
SAGAWA SHIGA FC SAGAWA SHIGA FC[1] 名称変更(佐川急便SC)
カターレ富山 カターレ富山 合併(YKK APアローズ北陸
Honda FC 本田技研工業株式会社フットボールクラブ
横河武蔵野FC 横河武蔵野フットボールクラブ
栃木SC 栃木サッカークラブ
ジェフリザーブズ ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ
流通経済大学 流通経済大学
ソニー仙台FC ソニー仙台フットボールクラブ
佐川印刷SC 佐川印刷株式会社サッカークラブ
TDK SC TDKサッカー部
ガイナーレ鳥取 ガイナーレ鳥取
三菱水島FC 三菱自動車水島FC
FC刈谷 フットボールクラブ刈谷
FC琉球 FC琉球
アルテ高崎 アルテ高崎
ファジアーノ岡山 ファジアーノ岡山フットボールクラブ 昇格(自動昇格)
ニューウェーブ北九州 ニューウェーブ北九州 昇格(自動昇格)
MIOびわこ草津 MIOびわこ草津 昇格(自動昇格)
名称変更(FC Mi-O びわこ Kusatsu)

レギュレーション

リーグ・試合形式

  • 年間2回戦総当り、1チーム34試合(全306試合)を行い、勝ち点により順位を決定する。全34節を17節ごとに前期・後期に分け、前期の順位によって天皇杯の出場権が与えられる。
  • 試合は前後半90分で行い、決着がつかなければ引き分けとなる。勝利には勝ち点3、引き分けには勝ち点1、敗北には勝ち点0が与えられる。
  • Jリーグ準加盟クラブJリーグ加盟の成績面の条件は年間順位4位以上。その上でJリーグ臨時理事会の承認を得られれば次年度からJ2に参入することができる。
  • JFLの17位・18位は所属する地域リーグに自動降格し、全国地域リーグ決勝大会の1位・2位はJFLに自動昇格する。JFLの16位と全国地域リーグ決勝大会の3位が入れ替え戦を行う。なお、Jリーグに加盟するチームが出た場合、1チームなら16位までが残留、17位が入れ替え戦出場。2チームなら17位までが残留、18位が入れ替え戦出場となり、3チーム昇格の場合は入れ替え戦出場チームはなくなる。また、JFL加盟チームの廃部、合併等も上記降格条件に影響する可能性がある。

天皇杯への出場枠

前期終了時の首位チームに第88回天皇杯の出場権が与えられる。

強化費

各試合において勝利チームに勝利チーム賞7万円を支払う。

年間順位

順位 クラブ名 得点 失点 勝点 備考
1 Honda FC 34 22 8 4 80 33 +47 74 Jリーグ加盟ライン
(準加盟チームのみ)
2 栃木SC[2] 34 18 9 7 65 37 +28 63
3 カターレ富山 34 18 8 8 61 36 +25 62
4 ファジアーノ岡山 34 17 9 8 63 43 +20 60
5 ガイナーレ鳥取 34 17 6 11 57 37 +20 57
6 流通経済大学 34 17 6 11 56 48 +8 57
7 横河武蔵野FC 34 15 9 10 43 34 +9 54
8 FC刈谷 34 13 12 9 47 40 +7 51
9 ソニー仙台FC 34 15 4 15 53 42 +11 49
10 ニューウェーブ北九州 34 13 10 11 49 48 +1 49
11 佐川印刷SC 34 12 13 9 43 42 +1 49
12 SAGAWA SHIGA FC 34 12 11 11 53 47 +6 47
13 TDK SC 34 10 11 13 48 47 +1 41
14 MIOびわこ草津 34 10 8 16 40 62 -22 38
15 ジェフリザーブズ 34 8 6 20 31 53 -22 30
16 FC琉球 34 7 6 21 31 58 -27 27 入れ替え戦ライン
17 アルテ高崎 34 5 5 24 40 107 -67 20 地域リーグ降格ライン
18 三菱水島FC 34 3 7 24 30 76 -46 16

個人記録

得点ランキング

選手名 得点 所属
得点王 新田純也 25 Honda FC
2 鈴木弘大 20 Honda FC
3 小林康剛 19 ファジアーノ岡山
4 喜山康平 18 ファジアーノ岡山
5 佐藤悠介 16 栃木SC

個人表彰・ベスト11

Pos 名前 所属
最優秀監督 石橋眞和 Honda FC
GK 小針清允 栃木SC
DF 濱野勇気 カターレ富山
DF 石井雅之 Honda FC
DF 安部裕之 Honda FC
MF 朝日大輔 カターレ富山
MF 糸数昌太 Honda FC
MF 鈴木弘大 Honda FC
MF 落合正幸 栃木SC
FW・得点王・MVP 新田純也 Honda FC
FW 小林康剛 ファジアーノ岡山
FW・新人王 喜山康平 ファジアーノ岡山
敢闘賞 山下聡也 三菱水島FC

入れ替え

JFL→J2

準加盟クラブのJリーグ加盟について12月1日Jリーグ臨時理事会で審議が行われ、2位の栃木SCと3位のカターレ富山、そして、4位のファジアーノ岡山のJリーグ加盟が承認された。

レギュレーション変更

3チームのJリーグ加盟よりチーム数が減少したため、JFLと地域リーグ間の昇降格のレギュレーションが以下のように変更された。

順位 チーム 変更前 変更後
JFL16位 FC琉球 入れ替え戦(vs地域決勝3位) JFL残留
JFL17位 アルテ高崎 地域リーグ自動降格 JFL残留
JFL18位 三菱水島FC 地域リーグ自動降格 JFL残留
地域決勝1位 FC町田ゼルビア JFL自動昇格 JFL自動昇格
地域決勝2位 V・ファーレン長崎 JFL自動昇格 JFL自動昇格
地域決勝3位 ホンダロック 入れ替え戦(vsJFL16位) JFL自動昇格

地域リーグ→JFL

レギュレーション変更により、第32回全国地域サッカーリーグ決勝大会1位のFC町田ゼルビア、2位のV・ファーレン長崎、3位のホンダロックがJFLへの自動昇格となった。

海外遠征

リーグ創立10周年を記念して、9月22日から27日にかけてタイバンコクで遠征を行った。海外遠征を行ったのは2004年シーズン以来となる。

参加スタッフ・選手

スタッフ

役職 名前 所属チーム
監督 中口雅史 SAGAWA SHIGA FC
コーチ 石橋眞和 Honda FC
コーチ 古矢武士 横河武蔵野FC

選手

リーグ参加18チームから各1名参加。

Pos No. 選手名 所属チーム
GK 1 中村元 Honda FC
DF 2 鳥養祐矢 ジェフリザーブズ
DF 3 大杉誠人 SAGAWA SHIGA FC
DF 4 伊藤琢矢 ファジアーノ岡山
DF 5 西村陽毅 アルテ高崎
DF 6 細貝竜太 流通経済大学
MF 7 長山一也 カターレ富山
MF 8 向慎一 栃木SC
MF 9 林俊介 横河武蔵野FC
MF 10 実信憲明 ガイナーレ鳥取
MF 11 山下聡也 三菱水島FC
MF 12 高向隼人 佐川印刷SC
MF 13 日下大資 FC刈谷
MF 14 佐野裕哉 ニューウェーブ北九州
FW 15 村田純平 ソニー仙台FC
FW 16 アラン MIOびわこ草津
FW 17 木下真吾 TDK SC
GK 18 野田恭平 FC琉球

試合結果


2008年9月23日
19:00 (現地時間)
JFL選抜 4 - 0 チュラーFC
(タイ・プレミアリーグ)
林俊介 0分にゴール 0分
佐野裕哉 9分にゴール 9分
向慎一 86分にゴール 86分
89分にゴール 89分 (OG)
公式記録 (PDF)

2008年9月25日
16:20 (現地時間)
JFL選抜 1 - 1 ムアンタンFC
(タイ1部リーグ)
アラン 30分にゴール 30分 公式記録 (PDF) 42分にゴール 42分
ムアンタンスタジアム、タイ・バンコク

脚注

  1. ^ リーグ開幕当初の正式名称は「佐川急便滋賀フットボールクラブ」であったが、5月2日付で正式名称を変更[1]
  2. ^ 天皇杯出場権獲得

関連項目

外部リンク