矢野立美

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矢野 立美
基本情報
生誕 (1949-04-21) 1949年4月21日(74歳)
出身地 日本の旗 日本, 秋田県仙北市
ジャンル 歌謡曲映画音楽
職業 作曲家
編曲家
共同作業者 青木望
公式サイト 矢野立美〜輝く音の使い手〜

矢野 立美(やの たつみ、1949年4月21日 - )は日本作曲家である。秋田県仙北郡角館町(現・仙北市)出身。

来歴・人物

小学校では合唱、中学校ではトランペットをやっていた[1]

学生時代にフォークグループの歌手としてデビュー[1]。その編曲を担当していた青木望に従事し、ホリプロで森昌子を担当していた友人のつてで森のアルバムの編曲を務め作編曲家としてのデビューを果たす[1]

歌謡曲の編曲、アニメの劇伴などを手がける。飾山舞の名で作詞を行ったり(おおい大輔「風にまかせて/さらば」2001年)、バックコーラスをこなしたり、また山口百恵などのコンサートで指揮をとったりと、様々な音楽活動を行っている。

初めて特撮作品を担当した『超電子バイオマン』ではシンフォニックな要素を取り入れ、スーパー戦隊シリーズの音楽の方向性を変えたと評価されている[1]。『バイオマン』『チェンジマン』を手掛けた後、続く『超新星フラッシュマン』へのオファーもあったが三年連続では煮詰まってしまうため、同じ事務所に所属し『バイオマン』で指揮を担当した田中公平を推薦した[1]

劇伴音楽ではメロディラインを重視したわかりやすい音楽を心掛けている[2]。ドラマでは予算が少ないため小編成でよりいい音楽を作ることを努力している[2]

好きな作曲家や影響を受けた作曲家としてレナード・バーンスタインジョージ・ガーシュウィンクインシー・ジョーンズを挙げている[1][2]

主な作品

編曲を手がけたアーティスト

映画

アニメ

特撮

実写ドラマ

脚注

  1. ^ a b c d e f 「空想音楽探検隊 インタビューVOL.8 矢野立美 PART1」『宇宙船』Vol.99(2002年3月号)、朝日ソノラマ、2002年3月1日、112頁、雑誌コード:01843-03。 
  2. ^ a b c 「空想音楽探検隊 インタビューVOL.8 矢野立美 PART2」『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ、2002年5月1日、108頁、雑誌コード:01843-05。 

外部リンク