甲木清実

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甲木 清實(かつき きよみ、1919年大正8年)4月10日 - )[1]は、日本海軍の水上機操縦員。
「ジェロニモ」の異名を持つエース・パイロットで、日本海軍で2名しかいない水上機エースのうちの1人[2]

零式水上観測機に搭乗し、南方戦線で戦果を挙げた。実戦部隊では零式観測機を皮切りに幾多の機種に搭乗した。各地を転戦しつつ太平洋戦争を生き延びた。

略歴・戦歴

脚注

  1. ^ 書籍によって清実あるいは清美と記述される。本稿では昭和17年10月10日付千歳艦長署名の褒状に記載された清實を用いる。
  2. ^ サカイダ、p. 42。
  3. ^ サカイダ、p. 68およびp. 109。
  4. ^ サカイダ、p. 43-44。
  5. ^ コーエー(2006年)では、これを第九四三海軍航空隊の戦果としているが、そのような名の海軍航空隊は歴史上存在しない。
  6. ^ コーエー(2005年)、78頁およびモデルアート(1994年)、58頁。
  7. ^ サカイダ、p. 45。

出典

  • 戦史叢書 第83巻 『南東方面海軍作戦2 ガ島撤収まで』、朝雲新聞社、1975年。
  • モデルアート No. 439 11月号臨時増刊 『海軍航空英雄列伝 -戦功表彰者達の戦歴-』、モデルアート社、1994年。
  • ヘンリー・サカイダ 『オスプレイ軍用機シリーズ1 日本海軍航空隊のエース 1937-1945』、大日本絵画、2000年、ISBN 4-499-22712-7
  • AEROミリタリーコレクション2 『日本海軍戦闘機パート1』、コーエー、2005年、ISBN 4-7758-0262-3
  • AEROミリタリーコレクション5 『日本海軍戦闘機パート2』、コーエー、2006年、ISBN 4-7758-0373-5
  • JT96 1:48 『三菱 F1M2 零式水上観測機11型(マーキング及び塗装図)』、ハセガワ、2009年。