由岐神社
由岐神社 | |
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ファイル:Yuki7140.jpg 拝殿 | |
所在地 | 京都市左京区鞍馬本町1073番 |
位置 | 北緯35度06分57.9秒 東経135度46分17.1秒 / 北緯35.116083度 東経135.771417度座標: 北緯35度06分57.9秒 東経135度46分17.1秒 / 北緯35.116083度 東経135.771417度 |
主祭神 |
大己貴命 少彦名命 |
創建 | 天慶3年(940年) |
別名 | 靫明神 |
例祭 | 10月22日(鞍馬の火祭) |
由岐神社(ゆきじんじゃ)は、京都市左京区鞍馬本町にある神社である。鞍馬寺の鎮守社である。通称靫明神(ゆきみょうじん)。
大己貴命と少彦名命を主祭神として「由岐大明神」と総称し、八所大明神を相殿に祀る。
歴史
祭神は元は宮中に祀られていたが、都で大地震・天慶の乱が起き、当時の天皇である朱雀天皇の勅により、天慶3年(940年)、鞍馬の地に遷宮をし、北方鎮護を仰せつかった。例祭の鞍馬の火祭は、そのときに里人がかがり火を持って神霊を迎えたことによるものである。
「靫明神」という社名は、天皇の病や国難時に神前に靫(ゆき)を献じて平穏を祈ったことによる。洛中の五条天神社は、国難時にその責任を取って「流罪に処す」として国の役人が神社の扉に靫を架けて閉じるということが行われていたが、『徒然草』によれば由岐神社でも同様のことが行われていたという。由岐神社と五條天神社は祭神が同じである。
境内
本殿と拝殿は、豊臣秀頼により再建。特に拝殿は、割拝殿形式の桃山建築で、国の重要文化財に指定されている。
末社
- 三宝荒神社
- 祭神:三宝荒神大神 - 火の神、竈の神として、古くからこの地に祀られている。
- 信仰:火難除けの神
- 白長弁財天社
- 祭神:弁財天
- 冠者社
- 祭神:素戔嗚命
- 信仰:商売繁昌の神様
- 岩上社
- 祭神:事代主命、大山祇命
- 大杉社
- 祭神:神木
- 信仰:願掛け杉の神木
- 八幡宮社
- 祭神:八幡大神
文化財
- 大杉社の神木 - 京都市指定天然記念物
- 拝殿(割拝殿) - 国の重要文化財
- 鞍馬火祭 - 京都市登録無形民俗文化財
その他
- 神社には拝観料などはなく、神社境内は無料で入場できるが、鞍馬寺の境内にあるために、鞍馬寺の入場料である「愛山料」が高校生以上300円(中学生以下は無料・叡電1日乗車券提示者は半額・夜間は無料)必要である。
- 鞍馬寺山門の門内すぐの所から出ている鞍馬山鋼索鉄道に乗車すると、由岐神社を通りすぎてしまう。そのため先に鞍馬寺の本堂である本殿金堂などに参拝したあと、由岐神社に参拝するならば下りは徒歩で参道を下ることが必要である。
外部リンク
- 由岐神社(公式サイト)