田辺悟

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田辺 悟(たなべ さとる、1936年昭和11年) - )は日本の民俗学者歴史学者。三浦市文化財保護委員会会長、元千葉経済大学経済学部教授、元横須賀市自然・人文博物館館長。

略歴

神奈川県横須賀市に生まれる。法政大学社会学部を卒業し、中学校教員として務める。その後、横須賀市自然博物館・人文博物館両館長、千葉経済大学経済学部教授を歴任する。

『日本蜑人伝統の研究』で第29回柳田国男賞を受賞し、1996年平成8年)に『近世日本蜑人伝統の研究』で文学博士(法政大学)を取得[1]2008年(平成20年)に旭日小綬章を受章する。また、日本民具学会会長、文化庁文化審議会専門委員などを歴任。

著書

  • 『三浦半島の歴史』横須賀書籍組合 1967
  • 『伊豆相模の民具』(慶友社、1979)
  • 『母系の島々-ミクロネシアの民具を探る』(創造書房、1983)
  • 『現代博物館論-地域博物館の理論と実務』(暁印書館、1985)
  • 『日本蜑人伝統の研究』(法政大学出版局、1990)
  • 『観音崎物語-岬の風土と伝承』(暁印書館、1993)
  • 『海女』(法政大学出版局、1993)
  • 『近世日本蜑人伝統の研究』(慶友社、1998)
  • 『網』(法政大学出版局、2002)
  • 『海浜生活の歴史と民俗』(慶友社、2005)
  • 『人魚』(法政大学出版局、2008)
  • 『マグロの文化誌』(慶友社、2010)
  • 『イルカ』(法政大学出版局、2011)
  • 『鮪』(法政大学出版局、2012)
  • 『磯』(法政大学出版局、2014)
  • 『民具学の歴史と方法』慶友社 2014

共著

  • 『潮騒の島 神島民俗誌』田辺弥栄子共著 光書房 1980
  • 『三浦半島の一年 祭礼と年中行事』金子和子共著 暁印書館 1984
  • モースの見た日本 セイラム・ピーボディー博物館蔵 モース・コレクション/日本民具編』小西四郎と構成 小学館 1988

参考

脚注

  1. ^ 近世日本蜑人伝統の研究