田辺三菱製薬

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田辺三菱製薬株式会社
Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation
種類 株式会社
市場情報
東証1部 4508
1949年5月16日上場
本社所在地 日本の旗 日本
541-8505
本社
大阪府大阪市中央区道修町三丁目2番10号
東京本社
〒103-8405
東京都中央区日本橋小網町17番10号
本店所在地 541-8505
大阪府大阪市中央区道修町三丁目2番10号
設立 2007年平成19年)10月1日
業種 医薬品
法人番号 9120001077463 ウィキデータを編集
事業内容 医療用医薬品一般用医薬品を中心とする医薬品の研究開発・製造・販売
代表者 三津家正之代表取締役社長
資本金 500億円
売上高 連結:4,151億円
単独:3,952億円
(2016年3月期)
従業員数 連結:8,457人 単独:4,844人
(2016年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 三菱ケミカルホールディングス(株) 56.34%
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)(信託口) 5.80%
日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 5.01%
日本生命保険相互会社 2.70%
2016年3月31日現在)
主要子会社 田辺三菱製薬工場(株) 100%
吉富薬品(株) 100%
田辺製薬販売(株) 100%
(株)バイファ 100%
(株)エーピーアイ コーポレーション 100%
外部リンク 田辺三菱製薬株式会社 (日本語)
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田辺三菱製薬株式会社(たなべみつびしせいやく、英文:Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation)は、日本医薬品メーカーである。三菱ケミカルホールディングス傘下だが三水会みどり会にも加盟。

主要事業所

事業所一覧

2016年(平成28年)3月31日時点
支店(15ヶ所)
営業所
  • 全国の主要都市に118営業所
研究拠点(4ヶ所)
  • 加島事業所
  • 戸田事業所
  • 横浜事業所
  • 吉富事業所
    • 〒871-8550 - 福岡県築上郡吉富町大字小祝955番地
海外
  • 上海事務所
  • シンガポール事務所
ヘルスケア事業部(9ヶ所)
  • ヘルスケア事業部
    • 〒541-8505 - 大阪府大阪市中央区道修町三丁目2番10号
  • ヘルスケア事業部 東日本営業所
    • 〒103-8405 - 東京都中央区日本橋小網町17番10号
  • ヘルスケア事業部 北海道エリア
    • 〒060-0001 - 北海道札幌市中央区北1条西7丁目4番1号(パシフィックマークス札幌北1条7階)
  • ヘルスケア事業部 東北エリア
    • 〒980-0811 - 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目9番1号(仙台トラストタワー8階)
  • ヘルスケア事業部 首都圏・東日本エリア
    • 〒103-8405 - 東京都中央区日本橋小網町17番10号
  • ヘルスケア事業部 西日本営業所
    • 〒541-0046 - 大阪府大阪市中央区平野町二丁目6番6号(田辺三菱製薬株式会社 平野町1号ビル)
  • ヘルスケア事業部 近畿・東海エリア
    • 〒541-0046 - 大阪府大阪市中央区平野町二丁目6番6号(田辺三菱製薬株式会社 平野町1号ビル)
  • ヘルスケア事業部 中国・四国エリア
    • 〒730-0037 - 広島県広島市中区中町8番18号(広島クリスタルプラザ12階)
  • ヘルスケア事業部 九州エリア
    • 〒812-0039 - 福岡県福岡市博多区冷泉町2番1号(博多祇園M-SQUARE9階)
過去の事業所
  • 東京本社
    • 〒103-8405 - 東京都中央区日本橋本町二丁目2番6号(旧:東京田辺製薬株式会社本社 → 旧:三菱東京製薬株式会社本社 → 旧:三菱ウェルファーマ株式会社東京本社、現在は解体)
  • 日本橋ビル
    • 〒103-8405 - 東京都中央区日本橋本町二丁目2番6号(現在は解体)
  • 三番町ビル
    • 〒102-0075 - 東京都千代田区三番町26番地(旧:田辺製薬株式会社東京事業所、現在は株式会社アイネス本社になっている)
  • 営業本部
    • 〒541-0047 - 大阪府大阪市中央区淡路町二丁目5番6号(現在は解体)
  • 淡路町ビル
    • 〒541-0047 - 大阪府大阪市中央区淡路町二丁目5番6号(旧:三菱ウェルファーマ株式会社本社別館、現在は解体)
  • 東北支店
    • 〒980-0811 - 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目3番1号(日本生命仙台ビル)
  • 東京支店
    • 〒102-0075 - 東京都千代田区三番町26番地
  • 北関東支店
    • 〒102-0075 - 東京都千代田区三番町26番地
  • 甲信越支店
    • 〒102-0075 - 東京都千代田区三番町26番地
  • 大阪支店
    • 〒541-0046 - 大阪府大阪市中央区平野町二丁目6番6号(田辺三菱製薬株式会社 平野町1号ビル)
  • 平野町2号ビル
    • 〒541-0046 - 大阪府大阪市中央区平野町二丁目6番9号(旧:吉富製薬株式会社本社 → 旧:ウェルファイド株式会社本社 → 旧:三菱ウェルファーマ株式会社本社、現在は解体)
  • 中国支店
    • 〒730-0016 - 広島県広島市中区幟町2番23号(現在は解体)
  • 九州支店
    • 〒812-0007 - 福岡県福岡市博多区東比恵二丁目20番20号(現在は解体)
  • 鹿島事業所
  • かずさ事業所
  • 枚方事業所
    • 〒573-1153 - 大阪府枚方市招提大谷二丁目25番1号(現在は解体)

沿革

田辺製薬時代

  • 1604年慶長9年) - 田邊屋又左衛門、家康よりルソンへの渡航朱印状を下付される。
  • 1608年(慶長13年) - 田邊屋又左衛門、シャムへの渡航朱印状を下付される。
  • 1670年寛文10年) - 初代田邊屋五兵衛、分家する。
  • 1678年延宝6年) - 初代田邊屋五兵衛が大坂土佐堀に「たなべや薬」を看板に薬種問屋として創業する。
  • 1791年寛政3年) - 6代目田辺五兵衛、薬種中買株仲間に正式加入。
  • 1855年安政2年) - 11代目田辺五兵衛、道修町周辺(現本社の付置)に新店舗を構える。
  • 1870年明治3年) - 他社に先駆け洋薬取り扱いを始める。
  • 1877年(明治10年) - 道修町店舗に初めて「製薬小工場」を設ける。
  • 1885年(明治18年) - 大阪府大阪市北区南同心町に製薬場を建設。
  • 1916年(大正5年) - 大阪府大阪市北区本庄に最新式製薬工場を建設開始。国内生産体制を整える。
  • 1922年(大正22年) - 自社新薬第1号「アヂナミン」の製造を開始。新薬部門と貿易部門を設置。
  • 1925年(大正14年) - 山口県小野田市(現:山口県山陽小野田市)に小野田工場(現:田辺三菱製薬工場株式会社 小野田工場)を建設。
  • 1930年昭和5年) - 本庄工場に研究室を独立設置。
  • 1933年(昭和8年)12月15日 - 個人組織であった田邊五兵衛商店を株式会社に改組され設立する。
  • 1939年(昭和14年) - 大阪府大阪市東淀川区加島(現:大阪府大阪市淀川区加島)に加島工場(現在の加島事業所)を建設。
  • 1942年(昭和17年) - 加島工場内に大阪研究所を開設。
  • 1943年(昭和18年) - 社名を「田邊五兵衛商店株式会社」から「田邊製薬株式会社」に変更する。
  • 1949年(昭和24年) - 戦後初、東京証券取引所及び大阪証券取引所を第1部上場する。
  • 1950年(昭和25年) - 抗結核薬「ニッパス」を発売する。
  • 1958年(昭和33年) - 道修町周辺に本社ビル社屋(第1期)を竣工。「本庄工場」を閉鎖。
  • 1960年(昭和35年) - 埼玉県戸田市に「東京工場」及び「東京研究所」を開設。
  • 1961年(昭和36年) - 社名を「田辺製薬株式会社」に変更する。
  • 1962年(昭和37年) - 台湾に「台湾田辺製薬股份有限公司」を設立する。アスパラギン酸製剤「アスパラ」を発売。
  • 1963年(昭和38年) - 全国の薬局・薬店に販売している取扱店「MSC会」を発足。
  • 1970年(昭和45年) - 道修町周辺に銀色のオフィスに本社ビル社屋(第2期)を竣工。アメリカカリフォルニア州サンディエゴに「タナベU.S.A.社」を設立する。インドネシアバンドンに「タナベ・アバディ社」(2003年(平成15年)6月に社名を「タナベインドネシア社」に変更する)を設立する。
  • 1972年(昭和47年) - ベルギーブリュッセルにタナベヨーロッパ社を設立する。カルシウム拮抗剤「ヘルベッサー」発売。
  • 1975年(昭和50年) - 東京都千代田区三番町26番地を「東京支社」に開設し移転。
  • 1980年(昭和55年)11月17日 - 本社ビル社屋に銀色から赤色のタイルに新装変更されて改修工事完了し竣工。
  • 1983年(昭和58年) - 非売品本「田辺製薬三百五年史」を発行。
  • 1987年(昭和62年) - 台湾に「台田薬品股份有限公司」を設立する。
  • 1990年平成2年) - アメリカのカリフォルニア州サンディエゴに「タナベ・リサーチ・ラボラトリーズU.S.A.社」を設立する。
  • 1991年(平成3年) - 大衆薬で販売されて中国に伝わる生薬配合製剤「ナンパオ」を発売。
  • 1993年(平成5年) - 中国天津市に「天津田辺製薬有限公司」を設立する。高血圧症治療剤「タナトリル」(イミダプリル)発売。
  • 1994年(平成6年) - 老朽化のため「東京工場」と「東京研究所」を閉鎖。
  • 1995年(平成7年) - 阪神・淡路大震災で加島事業所等が被災。お客様相談窓口「製品情報センター」を開設。
  • 1996年(平成8年) - マレーシアに「タナベセイヤクマレーシア社」を設立する。
  • 2000年(平成12年) - アメリカのニュージャージー州ハッケンサックに米国内グループの持株会社「タナベホールディングアメリカ社」を設立する、脊髄小脳変性症治療剤「セレジスト」発売。
  • 2001年(平成13年)9月17日 - 田辺製薬と大正製薬が共同持株会社「大正田辺ファルマグループ」を一時期設立し、両社を傘下に入れるという経営統合を発表したが、医薬品事業の主導権をめぐって両社間で争いとなり、同年12月3日に経営統合が見送られた(事実上の破談)。
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)12月12日 - アメリカのニュージャージー州ハッケンサックに開発子会社、「タナベ・ファーマ・デベロップメント・アメリカ・エルエルシー」を設立する。
  • 2005年(平成17年)10月1日 - 田辺製薬の小野田工場を分社化し、製造子会社である「山口田辺製薬株式会社」を設立。
  • 2007年(平成19年)
  • 4月1日 - 田辺製薬のグループ会社を再編。
    • 「田辺総合サービス株式会社」は同じグループ会社の「田辺製薬エンジニアリング株式会社」及び「エースアート株式会社」を吸収合併される。
    • 「田辺製薬商事株式会社」の特納品事業を田辺製薬のヘルスケア事業部へ事業譲渡した。
  • 9月30日 - 当社が創業以来、約329年間の大手製薬会社という存続会社の長い歴史に幕を閉じた。非売品本「田辺製薬330年通史」を発行。

現行

  • 2007年(平成19年)
  • 10月1日 - 「田辺製薬株式会社」を存続会社として非上場(上場持株会社傘下)の「三菱ウェルファーマ株式会社」を合併し、「田辺三菱製薬株式会社」が会社発足。前身会社にはC型肝炎ウイルスに汚染された血液製剤を製造販売していた旧:ミドリ十字がある。C型肝炎ウイルス事件に対し、同社は同年11月長年厚生労働省によって放置されていた患者の個人情報を医療機関に通知した。
  • 2月8日 - 旧:三菱ウェルファーマ株式会社の関連会社5社(国内3社・海外2社)が合併により、当社の特定子会社となる。
  • 4月1日 - 子会社の旧:田辺製薬商事株式会社をジェネリック医薬品販売事業に転換し、「田辺製薬販売株式会社」に商号変更。
  • 9月28日 - 当社並びに子会社の「株式会社ベネシス」がHCV(C型肝炎ウイルス)集団訴訟に関する全国の原告団と基本合意書を締結。
  • 10月1日 - 製造部門子会社2社(旧:山口田辺製薬・旧:MPテクノファーマ)を統合し、「田辺三菱製薬工場株式会社」を会社発足。
  • 12月31日 - 長年に持った枚方事業所(旧:三菱ウェルファーマ大阪研究所、大阪府枚方市)を閉鎖し、大阪府大阪市淀川区加島にある「加島事業所」へ事業統合。
  • 3月2日 - 長寿ロングセラーの外皮用薬「フルコートF」を一般用医薬品にリニューアルし発売。
  • 4月1日 -
    • 子会社の旧:「株式会社ウェルファイドサービス」の保健・金融・不動産・サービスの4事業を吸収分割により同じ子会社の田辺総合サービスに継承し、管財部門が残ったウェルファイドサービスを当社へ吸収合併。
    • 当社鹿島事業所及び鹿島工場(茨城県神栖市)を簡易吸収分割方式により分社化し、子会社の田辺三菱製薬工場へ承継。
    • エーピーアイ コーポレーションの株式の一部を同じ三菱ケミカルHD傘下の三菱化学へ譲渡。同社は連結子会社から持分法適応関連会社に。
  • 4月5日 - 「Think皮膚トラブル」キャンペーンの一環として女優の黒木瞳を起用したTVCMの放映を開始。田辺三菱製薬に社名変更してからは初のTVCM放映で且つ、社名変更後初の提供番組を持つことになった
  • 7月1日 - アメリカにおける医薬品販売会社「MTファーマアメリカ社」の設立と同時に医薬品販売会社の「ミツビシファーマアメリカ社」をアメリカでの持株会社である「タナベホールディングアメリカ社」に編入しグループ内を再編される。
  • 7月27日 - 三菱自動車工業電気自動車i-MiEV(アイ・ミーヴ)」を当社MR(医薬情報担当者)が医療従事者を訪問する際に使う営業用社用車として導入した。
  • 10月1日 -
    • 老朽化のため道修町にかつて存在した旧:本社を含めて6箇所に分散していた拠点を集約し、本社を大阪府大阪市中央区道修町三丁目から大阪府大阪市中央区北浜二丁目6番18号(淀屋橋スクエアビル)に仮移転。本社ではグループ会社の「田辺三菱製薬工場株式会社」、「株式会社ベネシス」、「吉富薬品株式会社」、「田辺製薬販売株式会社」の本社機能も集約される。一方、唯一拠点が残った「田辺三菱製薬株式会社 平野町1号ビル」には当社の大阪支店やグループ会社の「田辺総合サービス株式会社」が入居する(いずれも、同年10月19日に移転完了)。
    • 当社大阪工場(大阪府大阪市淀川区加島)を吸収分割方式により分社化し、子会社の田辺三菱製薬工場へ継承。
    • アメリカにおける子会社3社を同時に商号変更。持株会社の旧:タナベホールディングアメリカ社を「ミツビシタナベファーマホールディングスアメリカ社」に、医薬品販売会社の旧:MTファーマアメリカ社を「ミツビシタナベファーマアメリカ社」に、医薬品開発会社の旧:ミツビシファーマアメリカ社を「ミツビシタナベファーマディベロップメントアメリカ社」にそれぞれ商号変更された。
  • 1月1日 - 韓国における医薬品製造販売子会社旧:ウェルファイド・コリア社の商号を「ミツビシタナベファーマコリア社」に社名変更。
  • 9月15日 - 当社初の【第1類医薬品】となる膣カンジダの再発治療薬「オキナゾールL100」を発売。
  • 1月11日 - 医療用成分ペミロラストカリウムを日本で初めて配合したアレルギー性鼻炎用内服薬【第1類医薬品】「アレギサール 鼻炎」を発売。
  • 5月7日 - 長年に親しまれた当社が、老朽化のため含めた東京都千代田区三番町26番地の「田辺三菱製薬株式会社 三番町ビル」(東京支店・北関東支店・甲信越支店)と、東京都中央区日本橋本町二丁目2番6号の「田辺三菱製薬株式会社 日本橋ビル」(旧:東京本社社屋)を2ヶ所分散集約され、東京本社ビル社屋を日本橋小網町スクエアビル内(現在地)に移転。
  • 7月1日 - 長年を持って廃止した「ファインケミカル事業」の撤退に伴い、同事業のうち、医薬品原薬の製造並びに販売に係る事業を「株式会社エーピーアイ コーポレーション」へ、食品に係る事業をタイショー テクノス(三井製糖の完全子会社)へそれぞれ事業譲渡。
  • 9月5日 - 当社の連結子会社であるバイファに係る「ニプロ株式会社」との合弁事業を解消し、同社が保有していたバイファの全株式を取得して完全子会社化。
  • 10月19日 - 長生堂製薬との資本業務提携を解消し、保有していた同社株式を同社の代表取締役社長である播磨久明氏へ譲渡。
  • 6月1日 - 連結子会社の「タナベヨーロッパ社」の全株式を「株式会社エーピーアイ コーポレーション」へ事業譲渡。
  • 9月19日 - カナダの医薬品会社「メディカゴ社」の株式の一部を取得し、子会社化。
  • 2月6日 - 大阪府大阪市中央区道修町三丁目2番10号(現在地)に本社ビル新社屋が竣工。地下2階には「田辺三菱製薬史料館」、地上14階にはカフェテリア、地上13階には社員食堂も設置されてる。
  • 2月16日 - 大阪支店及び営業所を大阪府大阪市中央区平野町二丁目から大阪府大阪市中央区備後町二丁目(現在地)へ移転。
  • 4月1日 - 元の本社を大阪府大阪市中央区北浜二丁目6番18号から大阪府大阪市中央区道修町三丁目2番10号(現在地)へ再移転され、旧:「田辺製薬株式会社」本社を道修町に置いてあった約5年半ぶりの本社復帰。
  • 5月12日 - 本社ビル社屋2階に「田辺三菱製薬史料館」を開館。
  • 1月28日 - アジアシンガポールにおける医薬品企業の海外子会社「MTファーマシンガポール(MT Pharma Singapore Pte. Ltd.)」を設立。
  • 2月8日 - 米国における「ミツビシタナベファーマホールディングスアメリカ」の医薬品販売統括会社「MTファーマアメリカ(MT Pharma America, Inc.)」を設立。
  • 3月31日 - 18年間を持ってかずさアカデミアパーク内の「かずさ事業所」の業務を終了し閉鎖。埼玉県戸田市に「戸田事業所」と神奈川県横浜市に「横浜事業所」へ事業譲渡。

三菱ウェルファーマとの合併

  • 2007年(平成19年)10月に田辺製薬は三菱ウェルファーマと合併したが、実は両社は元々同じ源流を有する企業であった。
  • 三菱ウェルファーマの前身は複雑で、薬害エイズ事件を引き起こした旧:ミドリ十字、そのミドリ十字を吸収した旧:吉富製薬(のちウェルファイドに改称)、三菱化学の薬業部門、そして旧:東京田辺製薬の4社に分けることができる。そのうちの東京田辺は、1900年代初頭に田邊五兵衛商店(田辺製薬)から田邊元三郎商店として独立。
  • その際、田辺製薬との資本関係は解消したが、一時期、田辺-東京田辺間で西日本(田辺)・東日本(東京田辺)の営業地域分けを行っていたこともある。
  • 東京田辺は1999年(平成11年)に三菱化学の製薬事業と統合(法人としては三菱化学に合併)して三菱東京製薬となり、三菱化学の資本傘下となったため、本家の田辺との関係は皆無に等しくなった。
  • 旧:三菱東京製薬は旧:ウェルファイドとの合併で三菱ウェルファーマとなり、さらに同社とその親会社だった三菱化学は株式移転により新設された三菱ケミカルホールディングスの完全子会社となった。法人格としては吉富製薬のものを引き継いでいた。一方、“本家”田辺製薬は、一時「大正製薬」と経営統合を目指したが破談された。
  • 2007年(平成19年)1月に、田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併する方針であると報じられ、昨今の医薬品業界再編の流れを受け2月に正式発表となった。
  • 田辺が存続会社となる田辺三菱製薬の株式上場を維持し、株式の過半数(56.36%)は三菱ケミカルホールディングスが新会社発足後約10年保有し続け同社傘下となる見込みである。
  • 田辺三菱製薬の親会社・三菱ケミカルホールディングスと田辺三菱製薬の前身企業のうち三菱ウェルファーマは三菱グループに属し、三菱ウェルファーマの源流企業の1つ・三菱化学は三菱金曜会三菱広報委員会の双方に所属しているが[1][2]、田辺三菱製薬のもう1つの前身企業・田辺製薬株式会社は三和グループに所属しているので、田辺三菱製薬は三菱系の製薬会社であると同時に三和系の製薬会社であるといえる。クリスマシンやフィブリノゲンによる患者の投与においての政府上の問題に関しては三菱ウェルファーマの欄を参照。

不祥事

不法就労外国人タレントのCMイメージキャラクター起用

田辺製薬時代の1999年(平成11年)より、滋養強壮剤「アスパラドリンク」シリーズのテレビCMに、外国人タレントのハニホー・ヘニハーを起用していたものの、ハニホー・ヘニハーの不法就労が判明。即降板となり、2002年(平成14年)4月より、SMAP草彅剛を起用したCMに差し替えとなった。

試験データの改竄

子会社の製造会社である「バイファ」(薬害エイズ問題で経営が悪化し、最終的に田辺三菱製薬に吸収合併された旧:ミドリ十字の子会社)が人血清アルブミン製剤である「メドウェイ注」を厚生労働省への承認の申請を行った際に不純物の濃度を実際よりも低く見せかけたりアレルギー反応の陽性を陰性にデータを差し替えて16件の項目において改ざんするなどして承認を通りやすくしていたことが発覚し、2010年(平成22年)4月13日 同月17日から25日間の業務停止とする行政処分を受けた。2011年2月、日本製薬工業協会を自主退会した。

毒物混入

2011年(平成23年)4月27日午後2時30分頃、「横浜事業所」の研究棟で、同僚の男女5人に劇物硫酸タリウムが入ったウーロン茶を飲ませたとして、研究員の男(40歳)が傷害容疑で逮捕された。ウーロン茶は研究棟であった女性社員の結婚祝いで出されたもので、男は粉末状の硫酸タリウムの小瓶を薬品庫から持ち出し、事件の数日前、に溶かして研究棟の冷蔵庫にあったウーロン茶のペットボトルに混入したという。

C型肝炎治療薬で重篤な副作用が発生

同社が2011年から発売したC型肝炎治療薬「テラビック(テラプレビル)」を服用した患者のうち、4人に1人の割合で皮膚炎肝不全などの重篤な副作用が発生していたことが判明し、また、このうちの15人が死亡していたことが明らかとなった。臨床試験の段階で危険性が指摘されていたにもかかわらず、医師の判断で処方されていたものとされる[3]

主な商品一覧

一般用

当社は旧:田辺製薬時代からの「アスパラシリーズ」や「ナンパオシリーズ」のほか、薬事法改正に伴い一般用医薬品に転換した「フルコートf」及び「コートf」シリーズを当社の主力製品としている。なお、アスパラシリーズは医療用の分野でも主力製品である。かつて旧:田辺製薬時代に鎮痛鎮痙胃腸薬「ブスコパン」が発売されていた。但し、旧:田辺製薬時代もドイツの製薬会社「日本ベーリンガーインゲルハイム」との技術提携で製造販売を行っている。

旧:三菱ウェルファーマの事業は2004年(平成16年)3月まで「佐藤製薬」に譲渡(サロメチールの製造は当社で引き続き行っていたが、製造権も2011年秋に佐藤製薬へ承継された)されたため、合併当初から2015年までは旧:田辺製薬のみの事業だったが、2016年3月に東京田辺製薬が1957年に発売した「ウルソ錠」[4]の流れを汲む一般用医薬品である「タナベ胃腸薬ウルソ」が発売された。

アスパラ
  • アスパラドリンクα【指定医薬部外品】 - 2013年4月発売。従来販売されていた「アスパラドリンク」の後継製品で、タウリンを1,500mgに増量し、フルーツフレーバーとした。
  • アスパラドリンクDX【指定医薬部外品】 - ダイドードリンコの自動販売機専売品。2009年(平成21年)2月に従来の「アスパラドリンクX」の処方を強化(販売元:ダイドードリンコ)。
  • アスパラMAX【指定医薬部外品】 - 「アスパラドリンク」の最上級品。
  • アスパラメガ【第3類医薬品】 - ビタミンB1誘導体主薬製剤。1日1回服用。
  • アスパラ目薬Lプラス【第2類医薬品】 - L-アスパラギン酸カリウムやネオスチグミンメチル硫酸塩などを配合した目薬。2015年6月に「アスパラ目薬L」をリニューアル。リゾチーム塩酸塩とナファゾリン塩酸塩を省く替わりに、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)・グリチルリチン酸二カリウム・テトラヒドロゾリン塩酸塩の3成分を新たに配合した(製造販売元:テイカ製薬)。
  • アスパラ目薬クールICプラス【第2類医薬品】 - 7種類の有効成分を配合し、ツイストキャップを採用したクールタイプの目薬。2015年6月に「アスパラ目薬クールIC」をリニューアル。L-アスパラギン酸カリウムとL-アスパラギン酸マグネシウムの含有量を減らし(500mg → 250mg)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)に替わってタウリンを配合した(製造販売元:テイカ製薬)。
  • アスパラ目薬モイストCL【第3類医薬品】 - 塩化ナトリウムに涙の蒸発を抑えるヒプロメロースを配合した、カラーコンタクトレンズを除くコンタクトレンズ装用中にも使用可能な涙液型目薬。2015年6月にパッケージリニューアル(製造販売元:テイカ製薬)。
ナンパオ
  • ナンパオ【指定第2類医薬品】 - 31種類の生薬を配合した保健薬。2012年4月よりリスク区分変更。
  • ナンパオ源気【第2類医薬品】 - 10種類の生薬とビタミンB群などを配合した滋養強壮ドリンク。
タナベ胃腸薬
  • タナベ胃腸薬 <調律>【第2類医薬品】 - 自社開発の胃腸運動調律剤トリメブチンマレイン酸塩を配合した胃腸薬。顆粒タイプと錠剤タイプの2タイプ。
  • タナベ胃腸薬ウルソ【第3類医薬品】 - ウルソデオキシコール酸を配合した消化器系胃腸薬。1日1回で効く錠剤タイプ。
スマートアイ
独自形状のサイドドロップを採用した目薬。容器を横に持ち、正面を向いたままボトルを押して点眼する。
  • スマートアイ プティコンタクト【第3類医薬品】 - 全てのコンタクトに対応する涙液型目薬(製造販売元:テイカ製薬)。
  • スマートアイ プティ【第2類医薬品】
セレキノンS【要指導医薬品】
自社開発のトリメブチンマレイン酸塩を配合した過敏性腸症候群の症状(以前に医師の診断・治療を受けた人に限る)を改善する内服薬。本品は九州・沖縄地区限定で発売されている。
アレギサール鼻炎【第1類医薬品】
自社開発のペミロラストカリウムを配合した医療用医薬品「アレギサール」をスイッチOTC化したアレルギー性鼻炎用内服薬。抗ヒスタミン剤などの眠くなる成分は配合されていない。2015年1月に区分変更。
オキナゾールL100【第1類医薬品】
自社開発のオキシコナゾール硝酸塩を配合した医療用医薬品「オキナゾール膣錠100mg」をスイッチOTC化した膣カンジダの再発治療薬。なお、この製品は小林製薬へもOEM供給しており、同社からは「フェミニーナ 膣カンジダ錠」の商品名で発売されている。
フルコートf【指定第2類医薬品】
ストロングランクに属するステロイド成分フルオシノロンアセトニドと抗生物質フラジオマイシン硫酸塩を配合した軟膏タイプの皮膚疾患治療薬。これまで、薬局や一部のドラッグストアで入手できる医療用医薬品の「フルコートF」としてロングセラーとなっていたが、2009年(平成21年)3月に効能・効果並びに用法・用量を変更して一般用医薬品となり、同年11月に「フルコートF軟膏」へ改称。2012年4月に再改称した。
コートf
2015年4月発売。
  • コートf AT【指定第2類医薬品】 - 中程度(ミディアム)ランクに属する、患部で作用を発揮して体内に吸収されると作用の弱い物質に分解するアンテドラッグタイプの外用ステロイド・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルに、かゆみ止め成分リドカイン、殺菌成分イソプロピルメチルフェノール、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)を配合した湿疹・皮膚炎用薬。こども(幼児-小学生)にも使用可能。軟膏タイプの「コートf AT軟膏」とクリームタイプの「コートf ATクリーム」の2種類がある(製造販売元:ジャパンメディック)。
  • コートf MD【指定第2類医薬品】 - 弱程度(ウィーク)ランクに属する外用ステロイド・プレドニゾロンとグリチルレチン酸のダブル抗炎症成分に、2種類のかゆみ止め成分(クロタミトンジブカイン)と殺菌成分クロルヘキシジン塩酸塩を配合した軟膏タイプの湿疹・皮膚炎用薬。赤ちゃんから使用可能。
メディスキンコートf【第3類医薬品】
2015年9月発売。尿素20%に、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)とグリチルリチン酸二カリウムを配合した、チューブ入りクリームタイプの乾燥性皮膚用薬。

販売店限定品

  • ナンパオ源気ゴールド【第2類医薬品】 - 12種類の生薬とビタミンB2・B6タウリンを配合したミニドリンク。AJD(オールジャパンドラッグ)向け製品。
  • アイキュート【第3類医薬品】 - イプシロン-アミノカプロン酸とクロルフェニラミンマレイン酸塩のダブル抗炎症成分に消炎・殺菌作用を持つベルベリン塩化物水和物など7種類の有効成分を配合した目薬。サンドラッググループ向け製品(製造販売元:テイカ製薬)。

配置用製品

配置用製品も旧:田辺製薬から引き継いでおり、その名残からか、商品名に「タナベ(田辺)」が入った製品が多い。

  • 新タナベ総合感冒薬【指定第2類医薬品】 - イブプロフェンをはじめとした6種類の有効成分と2種類のビタミンを配合したカプセルタイプのかぜ薬(製造販売元:滋賀県製薬)。
  • 葛根湯エキス顆粒〔大峰〕【第2類医薬品】 - 葛根湯エキス(3/4量)を配合した顆粒タイプの漢方製剤(製造販売元:大峰堂薬品工業)。
  • 新タナベ鼻炎カプセル【指定第2類医薬品】- 塩酸プソイドエフェドリンをはじめとした5種類の有効成分を配合したカプセルタイプの鼻炎用内服薬(製造販売元:滋賀県製薬)。
  • ノパボンLトローチ【第3類医薬品】 - リゾチーム塩酸塩に、消炎剤のグリチルリチン酸二カリウムと殺菌消毒剤のデカリニウム塩化物を配合したトローチタイプの口腔咽喉薬(製造販売元:前田薬品工業)。
  • 田辺メンタムS【第3類医薬品】 - イソプロピルメチルフェノール、l-メントール、dl-カンフルを配合した軟膏タイプの外皮用殺菌剤。
  • ベナパスA【第3類医薬品】 - 抗ヒスタミン剤ジフェンヒドラミンラウリル硫酸塩のみを配合した鎮痒消炎薬。
  • サブベートEX「1%クリーム」【第2類医薬品】 - インドメタシンとl-メントールを配合したクリームタイプの消炎・鎮痛薬(製造販売元:前田薬品工業)。
  • 新タナベ水虫薬EX液【第2類医薬品】 - ビホナゾールに2種類のかゆみ止め成分と2種類の抗炎症成分を配合した液タイプ(製造販売元:前田薬品工業)。

かつて存在した一般用医薬品

総合感冒薬
  • タナベ感冒薬錠
  • タナベ感冒薬カプセル
  • タナベ感冒薬A錠
  • タナベ感冒薬Aカプセル
  • ノバポン錠
  • ノバポン顆粒
  • ノバポンカプセル
  • 新ノバポン錠
  • 新ノバポン顆粒
  • 新ノバポンカプセル
  • 新ノバポンGO錠
  • 新ノバポンGO顆粒
  • 新ノバポンGOカプセル
  • ノバポン新感冒薬DX錠 - 2005年3月製造終了
  • ノバポン新感冒薬DXカプセル
  • ノバポン小児用シロップ
  • 新ノバポン小児用シロップ - 2005年3月製造終了
  • チミコデかぜ錠
  • チミコデDX顆粒
  • チミコデかぜホット
  • チミコデカプセル
  • チミコデかぜシロップ小児用
鎮咳去痰薬
  • ノバポンせきどめ錠
  • ノバポンせきどめカプセル
  • 新ノバポンせきどめカプセル
  • ノバポンせきどめ液
  • ノバポンせきどめ液1000
  • チミコデ錠
  • チミコデ液
  • チミコデシロップ
  • チミコデシロップN
  • チミコデKシロップ
  • チミコデWシロップ
  • チミコデソフトカプセル
鼻炎用薬
  • ノバポン鼻炎カプセル
  • 新ノバポン鼻炎カプセル
  • ジュピックシロップ
  • チミコデ鼻炎カプセル
  • チミコデ鼻炎カプセルP
  • チミコデ鼻炎スプレー
  • ピタクイック【第2類医薬品】 - 2011年3月31日製造終了(製造販売元:高市製薬)
鎮痛解熱薬
  • ピリパン
  • ピリパン顆粒
  • ピリパンA
  • ピリパンA顆粒
のど薬
  • ノバポントローチ
  • ノバポンLトローチ
  • チミコデトローチ
  • チミコデトローチDX
  • うがい薬(東京田辺)第1期
  • うがい薬(東京田辺)第2期
  • チミコデうがい薬
  • 漢方ノドロップ【第2類医薬品】 - 旧:カネボウ薬品からの導入品。2011年3月31日製造終了(製造販売元:高市製薬)
胃腸薬
  • タナベ胃腸薬
  • タナベ胃腸薬分包
  • タナベ胃腸薬錠
  • タナベ胃腸薬U錠
  • 胃腸薬「タナベ」
  • 新タナベ胃腸薬錠 - 2005年3月31日製造終了。
  • タナベ胃腸薬U分包
  • ブスコパン(現在は「ブスコパンA錠【第2類医薬品】」として発売されている。製造販売元:日本ベーリンガーインゲルハイム
  • タナベSEカプセル
  • 寿玄
  • 新タナベ胃腸薬顆粒【第2類医薬品】 - 総合胃腸薬。スティック包装タイプの顆粒剤。2015年4月30日製造終了。
  • エビオス錠
  • 胃腸薬 東京田辺錠
  • ウルソS錠
  • 薬草胃腸内服液
  • ハイウルソ錠
  • ハイウルソ顆粒
  • ハイウルソグリーン(現在は「ハイウルソグリーンS【第2類医薬品】」として発売されている)
  • ハイウルソエース内服液
整腸薬・下痢止め薬・便秘薬
  • ラクトーン錠エビオス
  • 新ラクトーン
  • 新ラクトーンA
  • ラクトコート
  • タナコロン錠
  • コロミー錠
  • ナイスパン
  • ナイスパンS
  • サンベリン錠
  • サンベリンS錠
  • ビフィーナ整腸薬 - 森下仁丹との共同開発品。2009年3月31日製造終了
  • ビフィーナ便秘薬 - 森下仁丹からの導入品。2009年3月31日製造終了(現在は森下仁丹に移管されている)
外皮用薬
  • ワーボン軟膏
  • ワーボンE軟膏
  • 田辺メンタムS
  • タナベきず薬軟膏
  • タナベ水虫液
  • アルマイン軟膏
  • アルマイン液
  • アルマインS軟膏
  • アルマインS液
  • サブベートクリーム
  • エクシブクリーム(現在は「メンソレータムエクシブWクリーム【指定第2類医薬品】」として発売されている)
  • 新タナベ水虫液
  • パスキス
  • パスキスE
  • サロメチール
  • サロメチール・ソフト
  • サロメチールエアゾール
  • サロメチールL
  • サロメチールID1%クリーム
  • サロメチール・ゾル
  • サロメチールパップ
  • サロメチールパップM
  • サロメKゼリー
  • サロメチールかゆみ止め
  • ワーボンプラス軟膏【指定第2類医薬品】 - 2015年10月31日製造終了、同一処方の「コートf MD」へ継承
目薬
  • アスパラ目薬
  • アスパラ目薬ソフト【第3類医薬品】 - 2014年2月28日製造終了
  • アスパラ目薬L【第2類医薬品】 - 2015年6月30日製造終了、「アスパラ目薬Lプラス」へ継承
  • アスパラ目薬クールIC【第2類医薬品】 - 2015年6月30日製造終了、「アスパラ目薬クールICプラス」へ継承
  • タナベ目薬
  • タナベ目薬NE
  • タナベ目薬ソフト
  • クールライト
  • スマートアイ - 2006年11月30日製造終了
  • スマートアイ40E【第2類医薬品】 - 2012年9月30日製造終了
  • スマートアイクール【第2類医薬品】 - 2012年9月30日製造終了
  • メポタAL
  • メポタAL-X
  • メポタフレッシュ(統合時に「アスパラ目薬クールIC」と統合。製造販売元:テイカ製薬)
ビタミン主薬製剤
  • ハイ-ベストン5mg
  • ハイ-ベストン25mg
  • ハイ-ベストン50mg
  • ハイ-ベストン
  • 新ハイ-ベストン - 2005年9月30日製造終了
  • アスパラ
  • アスパラL
  • アスパラ児童用
  • ユースロンV
  • アスコル2000
  • アスコルエース
  • アスビタンデルマ
  • ハイボンL錠
  • ビタプレBB
  • ビタプレEU
  • サニビタU
滋養強壮内服液
  • アスパラ アンプル
  • アスパラドリンク(第1期)
  • アスパラC - 処方改良により「アスパラドリンク」【指定医薬部外品】へ継承
  • アスパラエース【第2類医薬品】 - おやすみ前にも服用できるノンカフェイン仕様の滋養強壮医薬品ミニドリンク剤。2013年3月31日製造終了
  • アスパラゴールドA
  • アスパラドリンク(第2期)【指定医薬部外品】 - 2013年3月31日製造終了
  • アスパラドリンクII【指定医薬部外品】 - 2013年3月31日製造終了
  • アスパラドリンクX【指定医薬部外品】 - ダイドードリンコ自販機向け製品。処方改良(タウリンを1,500mgに増量)により「アスパラドリンクDX」へ継承(製造販売元:大同薬品工業)
  • アスパラドリンクSPゴールド【医薬部外品】
  • アスパラドリンクゴールド【医薬部外品】
  • 日々彩華 ヨクイナBドリンク【第3類医薬品】 - 2011年3月31日製造終了(製造販売元:常盤薬品工業
  • サニビタU内服液
  • サニビタクイン
  • サニビタキング
その他
  • ウロペーパーGP
  • ユーナス
  • ユーナス テレストラメディピュアクリーム
  • ユーナス テレストラメディピュアローション
  • ゼスト粒剤【農薬】 - 非農耕地用除草剤(農林水産省登録第15630号、DCMU・DPA・2,4-PA粒剤)。1983年12月16日農薬登録、2001年12月16日登録失効。(製造販売元:大阪化成

医療用

備考

  • アスパラドリンクは元々、長年にわたり田辺製薬時代から製造・販売していた「アスパラC」をリニューアルした商品である。
  • アスパラドリンクXは、2000年に発売したダイドードリンコ自販機専用品として、以前はダイドードリンコ関連会社の大同薬品工業に製造を委託していたが、現在は自社生産に切り替え、商品販売のみダイドードリンコに委ねる形となっている。
  • かつては女性用基礎化粧品の「ユーナス」があったが、2000年代まで生産終了していた。
  • 一般用医薬品となった「フルコート」の外皮用薬は医療用医薬品では「マイザー」に相当する。医療用医薬品における皮膚用薬は、以前は医療用医薬品であったフルコートもマイザーに統合・集約されたとも言える。また、フルコートと同じく一般用医薬品として発売されていた「ワーボン」が前述のとおり2015年10月で製造を終了し、同年3月にシリーズ化したコートfへ統合された。
  • 生物・血液製剤部門は2002年(平成14年)にベネシス社として分離し子会社化した。販売は従来どおり田辺三菱が行なっている。
  • ミドリ十字時代がアメリカでの事業拠点としていた子会社アルファ・テラピューティック・コーポレーションは、田辺三菱の関連会社として存続しているが、合併前の2002年(平成14年)に血漿分画製剤事業をスペイングリフォルス社に、採血(血液銀行)部門をバクスター社に売却し、現在は休眠状態にある。

子会社

医薬品の製造・販売
医療用医薬品のプロモーション(精神科領域)
ジェネリック医薬品の製造・販売
研究開発支援サービス
サービス関連

提供番組

2016年(平成28年)現在
過去

歴代CMソング

政治との関わり

  • 2003年(平成15年)から2006年(平成18年)まで民主党に政治献金をおこなっている[5]

脚注

  1. ^ 三菱金曜会 会員会社紹介
  2. ^ 三菱広報委員会 会員会社紹介
  3. ^ 読売新聞 2014年7月26日
  4. ^ ウルソデオキシコール酸(UDCA)の歴史 - タナベ胃腸薬ウルソ
  5. ^ 平成16年9月10日付官報・平成17年9月30日付官報・平成18年9月8日付官報・平成19年9月8日付官報

関連項目

外部リンク

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