現代短歌大賞

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現代短歌大賞(げんだいたんかたいしょう)は、日本短歌。主催は現代歌人協会。前年10月から当年9月までの1年間に刊行された歌集・歌書等のなかで最も優れた著作を顕彰するもの。受賞作には賞状および副賞30万円が贈られる。2022年の選考委員は、栗木京子小島ゆかり坂井修一穂村弘の4名[1]

受賞作一覧[編集]

第1回~第10回[編集]

  • 第1回(1978年佐藤佐太郎『佐藤佐太郎全歌集』講談社
  • 第2回(1979年長沢美津編『女人和歌大系』(全6巻)風間書房(1962年 - 1978年)
    • 選考委員:同上。
  • 第3回(1980年) 該当作なし
  • 第4回(1981年五島茂 歌集三部作『展く』白玉書房、1979年、『遠き日の霧』白玉書房、1980年、『無明長夜』石川書房、1980年。
    • 選考委員:上田三四二(欠席)・近藤芳美・五島茂・篠弘・長沢美津。
  • 第5回(1982年木俣修『雪前雪後』短歌新聞社。/篠弘『近代短歌論争史 明治・大正編』角川書店、1976年。『近代短歌論争史 昭和編』同、1981年。
    • 選考委員:同上。
  • 第6回(1983年山本友一『日の充実』『続・日の充実』新星書房。
    • 選考委員:上田三四二・近藤芳美・斎藤史・篠弘・高安国世。
  • 第7回(1984年大野誠夫『水幻記』雁書館。/高安国世『光の春』短歌新聞社。
    • 選考委員:扇畑忠雄・岡井隆・近藤芳美・斎藤史(欠席)・篠弘。
  • 第8回(1985年土屋文明『青南後集』白玉書房。
    • 選考委員:上田三四二・扇畑忠雄・岡井隆・篠弘・馬場あき子・山本友一。
  • 第9回(1986年中野菊夫『中野菊夫全歌集』短歌新聞社。/加藤克巳『加藤克巳全歌集』沖積舎
    • 選考委員:同上。
  • 第10回(1987年) 該当作なし

第11回~第20回[編集]

第21回~第30回[編集]

  • 第21回(1998年) 該当作なし
  • 第22回(1999年清水房雄『老耄章句』不識書院・『斎藤茂吉と土屋文明』明治書院
    • 選考委員:岡井隆・加藤克巳・森岡貞香。
  • 第23回(2000年森岡貞香『定本 森岡貞香歌集』砂子屋書房。
    • 選考委員:岡井隆・篠弘・加藤克巳・春日真木子。
  • 第24回(2001年玉城徹『香貫』短歌新聞社。
    • 選考委員:岡井隆・篠弘・清水房雄・春日真木子。
  • 第25回(2002年馬場あき子『世紀』梧葉出版。
    • 選考委員:篠弘・加藤克巳・清水房雄・森岡貞香。
  • 第26回(2003年前登志夫 『流轉』砂子屋書房。
    • 選考委員:篠弘・清水房雄・森岡貞香・馬場あき子。
  • 第27回(2004年佐佐木幸綱『はじめての雪』短歌研究社
    • 選考委員:同上。
  • 第28回(2005年) 該当作なし
  • 第29回(2006年岡野弘彦『バグダッド燃ゆ』砂子屋書房。
    • 選考委員:篠弘・馬場あき子・佐佐木幸綱・清水房雄。
  • 第30回(2007年武川忠一窪田空穂研究』雁書館。
    • 選考委員:篠弘・岡野弘彦・馬場あき子・佐佐木幸綱。

第31回~第40回[編集]

  • 第31回(2008年島津忠夫『島津忠夫著作集(全15巻)』和泉書院。
    • 選考委員:佐佐木幸綱・馬場あき子・篠弘・永田和宏。
  • 第32回(2009年三枝昂之啄木:ふるさとの空遠みかも』本阿弥書店。/竹山広『眠つてよいか』(ながらみ書房)並びに過去の全業績。
    • 選考委員:同上。
  • 第33回(2010年) 該当作なし
  • 第34回(2011年岩田正『鴨鳴けり』・『岩田正全歌集』ともに砂子屋書房。
    • 選考委員:佐佐木幸綱・篠弘・高野公彦・馬場あき子。
  • 第35回(2012年) 該当作なし
    • 同特別賞:雑誌『短歌研究』短歌研究社。
    • 選考委員:同上。
  • 第36回(2013年宮英子『青銀色』短歌研究社。
    • 選考委員:同上。
  • 第37回(2014年蒔田さくら子『標のゆりの樹』砂子屋書房。
    • 選考委員:佐佐木幸綱・高野公彦・栗木京子・馬場あき子。
  • 第38回(2015年伊藤一彦『土と人と星』砂子屋書房・『若山牧水:その親和力を読む』短歌研究社。
    • 選考委員:同上。
  • 第39回(2016年大島史洋河野裕子論』現代短歌社。
    • 選考委員:同上。
  • 第40回(2017年永田和宏『永田和宏作品集Ⅰ』青磁社
    • 選考委員:大島史洋・佐佐木幸綱・伊藤一彦・栗木京子。

第41回~[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 3冊まで刊行された時点での受賞となっている。
  2. ^ 1977年にも同じく大和書房から全歌集が出ているが、副題が異なる。『斎藤史全歌集 : 昭和3年~51年』

出典[編集]

  1. ^ 公式サイト「現代短歌大賞」詳細。2024年1月27日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]