片眼鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。MystBot (会話 | 投稿記録) による 2011年2月16日 (水) 22:17個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: it:Monocolo)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

オースティン・チェンバレン
吊すタイプ

片眼鏡(かためがね)とは、眼鏡の一種。単眼鏡モノクル(monocle)とも言う。眼窩にはめ込んで装着する方式が一般的であるが、鎖や紐で吊す方式、或いはブリッジで鼻に掛ける方式も存在する。

眼窩にはめ込む方式やブリッジで鼻に掛ける方式は、彫りの深い顔をしていなければ装着が難しいため、顔が平面的な日本人にはあまり使用されない。

軽量だが掛心地の調整の余地が少なく、片目の視力だけが低下した場合には、コンタクトレンズの使用や、片方のレンズに度が入っていない眼鏡を掛ける方が現実的である。このような理由で近年では使用されることが少なく、特に日本で現実に見ることは殆どない。

歴史

19世紀のヨーロッパの上流階級で流行し、日本でも明治の頃やや流行した。基本的に片眼鏡を使用するのは男性で、女性が装着することはめったにない。

貴族階級が付けるものであったが、イギリス等では主人の富を象徴させるため、執事に片眼鏡を付けさせることも流行した。

フィクションにおける片眼鏡

元が上流階級での流行なので、ある程度地位のある男性に使われることが多い。特に、紳士のシンボルとしてシルクハット・コート、片眼鏡は定番ともいえる。怪盗執事などが片眼鏡をつけていることも多い。

片眼鏡をつけている人物

歴史上の人物

関連項目