無口
- 無口(むくち)とは、口数が極めて少ないこと。
- 無口(むくち)とは、馬具の名称。本項を参照。
無口(むくち)とは、牛馬、また犬の飼育に用いる道具で、頭絡の一種。寝張り(ねはり)。正式には「無口頭絡」といい、騎手が騎乗する際に用いる頭絡とは異なり、ハミや手綱はついていない。 無口はいくつかの輪で構成されており、その輪に牛馬等の頭部を入れ、最上部を項(耳の後ろ)に通して装着する。頭部に力が作用するので、誘導や繋留を容易にする。 馬房から馬を引き出す際や、馬繋柱に引き綱で繋ぎとめておく際に使用する。 また、無口を着けたまま放牧することもある。
素材は布製のものが多く、馬には革製、牛等の家畜には縄製のものもよく使用される。
ハッカモア(hackamore)など、ハミのない頭絡もあるが、無口は乗用には用いられないという点で区別される。
ギャラリー
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無口を装着した馬の頭部
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無口を装着してホースショーに臨む馬
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縄製の無口を装着した牛の頭部
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無口を装着して家畜ショーに臨む子羊