火山の一覧 (日本)

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火山の一覧(かざんのいちらん)は、日本にある主な第四紀火山のリストである。太字活火山で、活動ランクを(A)(B)(C)(N/A) = ランク外で記載してある。

火山噴火予知連絡会による火山ランク

[1]北方領土(国後、択捉のみ。ランク外)11山を含む110山。 但し、気象庁では「今後の噴火の可能性や社会的な影響が考慮されていない」としてABCのランク分けを利用していない。

ランクA、B、C の火山などの47火山は、常時観測対象の火山に指定され、気象庁などの機関により常時観測態勢が整備されている。詳細は、活火山#日本に於ける常時観測対象の火山を参照。

ランクAの火山(13山)

その他

  • ランクBの火山 36火山
  • ランクCの火山 38火山
  • ランク分け対象外の火山 (データ不足) 23火山

千島列島

北千島

北方領土

択捉島

  • 神威岳択捉島東端にある。標高1,322m
  • 茂世路岳(N/A):標高1,124m 数万年前にカルデラ形成。1958年噴火
  • 散布山(N/A):択捉島大岬にある活火山。標高1,587m
  • 指臼岳(N/A):さしうすやま 標高1,125m
  • 小田萌山(N/A):おだもいやま 標高1,208m 噴火記録はない。
  • 焼山(N/A):標高1,158m 小田萌山
  • 単冠山(西単冠山)
  • 阿登佐岳(N/A):あとさぬぶり 標高1,206m
  • ベルタルベ山(N/A):択捉島西端にある活火山

国後島

  • ルルイ岳(N/A)
  • 爺爺岳(N/A):国後島東部にある活火山。1,822mあり、国後島で最も高い。
  • 羅臼山(N/A):国後島中西部にある活火山。知床半島には羅臼岳という似た名称がある
  • 泊山(N/A):国後島西端にある活火山

北海道

東北地方

関東・中部地方

伊豆・小笠原諸島

近畿地方

中国地方

四国地方

  • 四国地方に第四紀火山は無い

九州地方

南西諸島

西暦1700年以降の主な人的被害

日本に於ける西暦1700年以降に発生した火山災害死者数と主原因[2]

  • 1721年(享保6年) 6月22日 浅間山 15名、噴石
  • 1741年(寛保元年) 8月29日 渡島大島 1467名、岩屑なだれ津波
  • 1764年(明和元年) 7月 恵山 多数、噴気
  • 1779年(安永8年) 11月8日 桜島 150余名、噴石・溶岩流
  • 1781年(天明元年) 4月11日 桜島 8名、行方不明7名、高免沖の島で噴火、津波
  • 1783年(天明3年) 8月5日浅間山 1,151名、火砕流、土石なだれ、吾妻川利根川の洪水
  • 1785年(天明5年) 4月18日青ヶ島 130~140名、当時327人の居住者のうち130~140名が死亡と推定され、残りは八丈島に避難
  • 1792年(寛政4年) 5月21日 雲仙岳 約15,000名、地震及び,眉山山体崩壊による岩屑なだれ 「島原大変肥後迷惑
  • 1822年(文政5年) 3月23日 有珠山 103名、火砕流
  • 1841年(天保12年) 5月23日口永良部島 多数。噴火による、村落焼亡
  • 1856年(安政3年) 9月25日 北海道駒ヶ岳 19~27名、噴石、火砕流
  • 1888年(明治21年) 7月15日 磐梯山 461(477とも)名、岩屑なだれにより村落埋没
  • 1900年(明治33年) 7月17日 安達太良山 72名、火口の硫黄採掘所全壊
  • 1902年(明治35年) 8月上旬 (7日~9日頃) 伊豆鳥島 125名、全島民死亡。
  • 1914年(大正3年) 1月12日 桜島 58~59名、噴火・地震
  • 1926年(大正15年) 5月24日 十勝岳 144名(不明を含む)、 融雪型火山泥流ラハール
  • 1940年(昭和15年) 7月12日 三宅島 11名、火山弾・溶岩流など
  • 1952年(昭和27年) 9月24日 ベヨネース列岩 31名、海底噴火(明神礁)。海上保安庁観測船「第5海洋丸」が遭難し搭乗者全員殉職[3]
  • 1958年(昭和33年) 6月24日 阿蘇山 12名、噴石による。
  • 1991年(平成3年) 6月3日 雲仙普賢岳 43名、(不明を含む)溶岩ドームの崩壊による火砕流 。警戒区域内の報道陣と消防団員。
  • 2014年(平成26年) 9月27日 御嶽山 40名以上、噴石による外傷性ショックがほとんど。紅葉シーズン+休日+晴天+昼食時+一般客の登山という悪条件での爆発。

過去100年の主な噴火[4]

火山名 噴火年 噴出量(体積/重量)[5]

西ノ島新島   2014-15   1.6億m3/4億トン 	 
霧島新燃岳   2011    0.17億m3/0.43億トン 
雲仙普賢岳   1990-95 2.40億m3/6.0億トン 
伊豆大島    1986 	 0.29億m3/0.73億トン  
三宅島 	 1983 	 0.12億m3/0.30億トン 
有珠山 	 1977 	 0.40億m3/1.0億トン 
西之島 	 1973-74  0.17億m3/0.43億トン 
三宅島 	 1962 	 0.07億m3/0.2億トン  
伊豆大島    1950-51 0.24億m3/0.6億トン  
桜島 	 1946 	 1.00億m3/2.5億トン 
薩摩硫黄島  1934-35  2.60億m3/6.5億トン 
北海道駒ケ岳 1929   1.40億m3/3.5億トン 
桜島 	 1914 	 15.80億m3/40億トン

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク