源馬謙太郎

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源馬 謙太郎
げんま けんたろう
生年月日 (1972-12-21) 1972年12月21日(51歳)
出生地 日本の旗 日本 静岡県浜松市中央区
出身校 成蹊大学法学部政治学科卒業
アメリカン大学大学院国際平和と紛争解決学修士号
前職 NGO日本紛争予防センター職員
静岡県議会議員
所属政党民主党→)
日本維新の会→)
維新の党→)
民進党→)
希望の党→)
国民民主党前原G)→)
立憲民主党重徳派階G泉G
称号 カンボジア王国 騎士号
SAHAMETREI号
MONY SARA PHOAN号
公式サイト 源馬謙太郎 静岡8区(浜松市中区・東区・南区)

日本の旗 衆議院議員
選挙区比例東海ブロック→)
静岡8区
当選回数 2回
在任期間 2017年10月27日[1] - 現職

選挙区 浜松市東区選挙区
当選回数 2回
在任期間 2007年4月30日 - 2012年11月16日
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源馬 謙太郎(げんま けんたろう、1972年12月21日 - )は、日本政治家立憲民主党所属の衆議院議員(2期)。元静岡県議会議員(2期)。立憲民主党国際局長。

来歴[編集]

現在の浜松市中央区舞阪町に塩辛を中心とした水産食品会社「源馬」(1911年創業)[2]の長男として生まれ、父は同社社長の源馬謙児である。[3]静岡大学教育学部附属浜松小学校静岡大学教育学部附属浜松中学校国際基督教大学高等学校卒業。1996年3月、成蹊大学法学部政治学科卒業。同年4月、アメリカに留学。Centre College(ケンタッキー州)の3年に編入学し2年で卒業(国際関係学)。2000年6月、アメリカン大学(ワシントンD.C.)School of International Service修士課程にて「国際平和と紛争解決学」修士号取得。

帰国後、NGO日本紛争予防センター(現日本予防外交センター)に勤務。2001年4月、外務省の外部委託専門家として、カンボジアに派遣され、日本初の小型武器回収プロジェクトを立案。4年間プロジェクトマネージャーとして小型武器回収プロジェクトに従事[注 1]

2005年4月、松下政経塾に入塾(第26期生)。

2007年4月、静岡県議会議員選挙に浜松市東区選挙区から民主党公認で立候補し、県内最年少で初当選。2011年、再選。

2012年11月16日、県議を辞職[4]。同年12月16日に衆院選日本維新の会公認で静岡8区から出馬したものの自民現職の塩谷立に敗れ比例復活もならず落選した[5]

2014年12月14日の衆院選に静岡8区から維新の党公認、みんなの党推薦支持で立候補。再び比例復活もならず次点で落選[6]

2015年11月、政治活動の傍ら英語の技能で予備自衛官に合格。2016年11月4日、民進党静岡県第8区支部長を務める[7]

2017年10月の衆院選希望の党公認で立候補し、小選挙区では塩谷に敗れたものの比例復活で初当選を果たした。[8][9][1]

2018年5月7日、民進党と希望の党の合流により結党された国民民主党に参加[10]

2020年9月10日に行われた旧立憲民主党と旧国民民主党の合流新党である「(新)立憲民主党」の代表選挙では、泉健太の推薦人に名を連ねた[11]

2021年10月31日の衆院選では静岡8区で初めて小選挙区での当選を果たし、再選[12]枝野幸男代表の辞任に伴う代表選挙(11月30日投開票)では小川淳也の推薦人に名を連ねた[13]

政策・主張[編集]

憲法[編集]

  • 憲法改正について、2017年のアンケートでは「どちらかといえば賛成」と回答[14]。2021年のアンケートでは「どちらとも言えない」と回答[15]
  • 憲法9条への自衛隊の明記について、2021年のアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[16]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2021年の毎日新聞社のアンケートで回答しなかった[17]

外交・安全保障[編集]

  • 安全保障関連法の成立について、2017年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[14]
  • 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「どちらかと言えば反対」と回答[15]
  • 北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「どちらかと言えば反対」と回答[15]
  • 普天間基地辺野古移設について、2021年のアンケートで「反対」と回答[15]

ジェンダー[編集]

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、県議時代は「どちらかといえば反対」と主張[要出典]。2017年のアンケートでは「反対」と回答[14]。2021年のアンケートでは「賛成」と回答[15]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[16]
  • LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、「賛成」と回答[15]
  • クオータ制の導入について、2021年のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[16]

その他[編集]

  • 原子力発電への依存度について今後どうするべきか」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「下げるべき」と回答[16]
  • アベノミクスについて、2017年のアンケートで「どちらかといえば評価しない」と回答[14]
  • 安倍内閣による森友学園問題加計学園問題への対応について、2017年のアンケートで「評価しない」と回答[14]
  • 森友学園への国有地売却をめぐる公文書改竄問題で、2021年5月6日、国は「赤木ファイル」の存在を初めて認めた[18]。しかし5月13日、菅義偉首相はファイルの存在を踏まえた再調査を行わない考えを報道各社に書面で示した[19]9月の自民党総裁選挙で総裁に選出された岸田文雄も10月11日、衆議院本会議の代表質問で再調査の実施を否定した[20]。国の対応をどう考えるかとの問いに対し、2021年の毎日新聞社のアンケートで回答しなかった[17]
  • 外国人参政権については反対。
  • 国勢調査において「世帯主」と「配偶者」が同性の場合エラーとカウントされ、「叔父や甥」などと同様の「その他の親族」と選別されることを問題視し、高市総務大臣と議論した[要出典]
  • 外務委員会ではカンボジアで行われた総選挙の際、与党が野党を選挙前に解党させて選挙に臨んだことを指摘し、他国は批判し選挙支援をしなかったのに対し日本が選挙支援を行ったことを問題だと指摘した[要出典]
  • AKB商法について、使うものなのに規制するスプーンやレジ袋に対して、使わないプラスチック(特典のために大量購入されたCD)をこのまま放置するのは、環境省として、余りこれはよくないというメッセージをどんどん出していっていただきたいと述べた。

所属派閥[編集]

所属団体・議員連盟[編集]

  • 日本の未来を創る勉強会[21]
  • 子供の未来を考える議員連盟
  • 自殺対策を推進する議員の会
  • LGBTQに関する課題を考える議員連盟
  • 土地家屋調査士制度推進議員連盟
  • 人権外交推進議員連盟
  • 対中政策に関する国会議員連盟
  • 日華議員懇談会
  • 日本・香港友好議員連盟
  • ミャンマーの民主化を支援する議員連盟
  • 日本・カンボジア友好議員連盟
  • 日本・パレスチナ友好議員連盟
  • 日本EU友好議員連盟
  • 沖縄党米軍基地問題議員懇談会
  • 日米総合安全保障議員協議会
  • バスケットボール議員連盟
  • 子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟[22]
  • 人権外交を超党派で考える議員連盟 [23]

人物[編集]

テレビ出演[編集]

  • 外務省の広報番組、『ピースロードを行く』[25]
    • カンボジアでの武器回収による平和構築活動をテレビで紹介。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ カンボジアでは、12,000丁の小型武器を回収する。カンボジア政府から三度の勲章を受ける(2001年SAHAMETREI 騎士位、2005年SAHAMETREI タパデン位、2006年MONY SARA PHOAN タパデン位。

出典[編集]

  1. ^ a b 平成29年(2017年)10月27日中央選挙管理会告示第26号(平成二十九年十月二十二日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
  2. ^ 本人のYouTubeチャンネルに於いて、「今日の塩辛」と題して、源馬の塩辛を食して感想を述べるコーナーがある。
  3. ^ 源馬謙太郎 プロフィール
  4. ^ 静岡維新と行き違い…民主除籍県議、維新で出馬
  5. ^ 静岡 小選挙区 : 開票結果 : 総選挙2012 : 衆院選 : 選挙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
  6. ^ 東海ブロック(比例区) - 開票速報 - 2014衆院選:朝日新聞デジタル
  7. ^ 源馬謙太郎オフィシャルページ内の静岡8区総支部長に就任より
  8. ^ 静岡-開票速報-2017衆議院選挙”. 2017衆院選:朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2021年12月9日閲覧。
  9. ^ 東海ブロック(比例区)-開票速報-2017衆議院選挙”. 2017衆院選:朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2021年12月9日閲覧。
  10. ^ “国民民主党、結党大会を開催”. Qnewニュース. (2018年5月7日). https://qnew-news.net/news/2018-5/2018050702.html 2018年5月23日閲覧。 
  11. ^ “【合流新党】国民・泉政調会長の推薦人名簿”. 産経新聞. (2020年9月7日). https://www.sankei.com/article/20200907-3PCJAVYSGRJP5AHKTLEP7FXGNA/ 2020年9月10日閲覧。 
  12. ^ 衆議院選挙2021 静岡(浜松・沼津など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  13. ^ “立憲代表選、4陣営の推薦人は計90人 国会議員の7割固まる”. 朝日新聞. (2021年11月19日). https://www.asahi.com/articles/ASPCM46VPPCMULEI002.html 2021年11月19日閲覧。 
  14. ^ a b c d e 源馬謙太郎”. 2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査). 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  15. ^ a b c d e f 源馬謙太郎”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  16. ^ a b c d 静岡8区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
  17. ^ a b 立憲 静岡8区 源馬謙太郎”. 第49回衆院選. 毎日新聞社. 2022年6月7日閲覧。
  18. ^ 「赤木ファイル」の存在、国側が認める 森友文書改ざん訴訟 確認に1年以上”. 東京新聞 (2021年5月6日). 2023年5月8日閲覧。
  19. ^ 石井潤一郎 (2021年5月13日). “菅首相、再調査を否定 「赤木ファイル」所在確認も”. 朝日新聞. 2023年5月12日閲覧。
  20. ^ 皆川剛 (2021年10月11日). “岸田首相、森友問題再調査を否定 赤木さん妻「再調査を期待していたので残念」”. 東京新聞. 2023年5月12日閲覧。
  21. ^ 原口一博 - Twitter”. 2021年6月17日閲覧。
  22. ^ 子供へのワクチン接種の「努力義務」撤回と5歳未満の子どもへの接種の見送りを超党派議連が要望|子どもへのワクチン接種を慎重に考える会(JACVC)のプレスリリース - @Press 2022年9月26日
  23. ^ 所属議員のご紹介-会員
  24. ^ 源馬謙太郎プロフィール
  25. ^ 橋田信介氏と「覚悟」

その他の出典[編集]

外部リンク[編集]