源当時
| 時代 | 平安時代前期 |
|---|---|
| 生誕 | 天安元年（857年）[1] |
| 死没 | 延喜21年5月4日（921年6月12日） |
| 官位 | 従三位中納言 |
| 主君 | 陽成天皇→光孝天皇→宇多天皇→醍醐天皇 |
| 氏族 | 文徳源氏 |
| 父母 | 源能有 |
| 子 | 忠相、相平、相職、当相、相明、相国、中明、寛延 |
源 当時（みなもと の まさとき）は、平安時代前期の公卿。文徳源氏、右大臣・源能有の長男。官位は従三位・中納言。
経歴
元慶6年（882年）従五位下に叙爵し、元慶8年（884年）侍従に任ぜられる。のち、周防介・美濃介と地方官や、左京亮・右馬頭・右衛門権佐と京官を歴任し、寛平6年（894年）従五位上に叙される。
寛平7年（895年）左少弁に転じると、寛平8年（896年）右中弁、寛平9年（897年）左中弁、昌泰元年11月（899年1月）正五位下、延喜2年（902年）従四位下と、宇多朝末から醍醐朝初頭にかけて弁官を務めながら順調に昇進する。延喜8年（908年）右兵衛督を経て、延喜11年（911年）に参議に任ぜられて公卿に列す。
議政官として、右兵衛督・検非違使別当・右衛門督を兼帯し、この間の延喜15年（915年）に正四位下に昇叙。延喜21年（921年）正月に従三位・中納言に叙任されるも、同年5月4日の戌時[2]（午後8時ごろ）に薨去。享年65[1]。
官歴
- 元慶6年正月7日（882年1月29日） 従五位下。
- 元慶8年3月9日（884年4月8日） 侍従。
- 仁和元年4月27日（885年6月17日） 任周防介。
- 仁和4年2月10日（888年3月26日） 美濃介。
- 寛平2年閏9月20日（890年11月6日） 左京亮。
- 寛平3年10月8日（891年11月13日） 右馬助。
- 寛平4年2月21日（892年3月23日） 右衛門権佐。
- 寛平6年正月7日（894年2月16日） 従五位上。
- 寛平7年8月16日（895年9月8日） 左少弁。
- 寛平8年
- 正月26日（896年2月13日） 権右中弁。
- 2月15日（896年4月1日） 兼木工頭。
- 5月25日（896年7月9日） 右中弁。
- 寛平9年5月25日（897年6月28日） 左中弁。
- 昌泰元年11月28日（899年1月13日） 正五位下。
- 延喜2年正月7日（902年2月17日） 従四位下。
- 延喜7年正月13日（907年2月27日） 兼周防権守。
- 延喜8年正月12日（908年2月16日） 迂右兵衛督。
- 延喜11年
- 延喜13年
- 延喜15年正月7日（915年1月24日） 正四位下。
- 延喜16年正月（916年-月-日） 止近江権守。参議、右兵衛督、使別当如元。
- 延喜17年正月29日（917年2月23日） 兼讃岐守。参議、右兵衛督、使別当如元。
- 延喜19年9月13日（919年10月9日） 兼右衛門督。参議、讃岐守、使別当如元。
- 延喜21年
系譜
脚注
参考文献
- 『公卿補任 第一篇』吉川弘文館、1982年
- 『尊卑分脈 第三篇』吉川弘文館、1987年
| 軍職 | ||
|---|---|---|
| 先代 藤原清貫 |
右衛門督 919 - 921 |
次代 源恒佐 |
| 先代 藤原清経 |
右兵衛督 908 - 919 |
次代 藤原兼茂 |