浦安鉄筋家族の登場人物

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浦安鉄筋家族の登場人物(うらやすてっきんかぞくのとうじょうじんぶつ)は、浜岡賢次の漫画、およびそれを原作とするアニメ『浦安鉄筋家族』とその続編『元祖!浦安鉄筋家族』、『毎度!浦安鉄筋家族』に登場する架空の人物を記述する。声の項はドラマCD版 / テレビアニメ版第1期 / 第2期の順。1人しか記載されていない場合は特記ない限りテレビアニメ版第1期のキャストとする。

小鉄の家族

大沢木 小鉄(おおさわぎ こてつ)
声 - 田中真弓 / 岩坪理江 / 三森すずこ
主人公。大沢木家の次男。愛称は「小鉄っちゃん」(こてっちゃん)。
坊主頭でとても元気だが、同時に浦安一の馬鹿(菊池おさむなど一部を除く)でもある。初期は俗に言ういじめっ子だったが、徐々に友達思いな一面も見せクラスのリーダー的ポジションに立っている。性格はよくも悪くもさっぱりで明るく、怒ることはあっても怨んだり憎んだりせず裏表のない性格。よっぽどの変人じゃない限りは人見知りもしないので誰とでも友達になれる。同時に相手が大人であっても突っ込みに容赦はしない。
体育が唯一の成績”5”を取れるほどの得意教科。特にマラソンは、持ち前の持久力を発揮し大得意(ただし足の速さはかなり遅い。理由は後述)。図工と音楽は”2”でそれ以外はオール1、しかもテストの点数は常に5点以下。さらに、算数のテストで臨死体験を経験し(282発目など)、教科書を多く入れたランドセルを背負って、それほど重くないにもかかわらず倒れるほど(321発目)、勉強が大嫌いである。一回だけ算数のテストで21点を取ったが、その時は涙に奇跡と言われた。
最初は学年リレーに抜擢され、最下位から巻き返せるほどの俊足を誇っていたが、途中から小学2年生の平均を下回るほどの鈍足という設定に変わってしまった。のり子との競争で圧倒的な差を付けられ、汚名返上のために奈々子先生に指導を頼んだことも。その代わり驚異的なスタミナを手に入れ、一日数時間も走り続けたり、夏休みを全力で遊んだりするようになった。また後の話では「極度の思い込み」という設定も尽き、その思い込みだけで凄まじいパワーを発揮することがある。
1年中袖と襟に赤いラインの入った半袖のTシャツと半ズボン。ただしATC(秋田書店のコンビニ漫画)などではラインの色が緑などになっていることもある。アニメでもTシャツのラインの色が緑になっている。初期の頃は胸の部分に太いラインの入ったタンクトップや白の無地のシャツなどを着ていた。風邪をひくことは滅多にないが、作中で1度だけ風邪をひいている。「子供は寒さに強く作られている」と考えている。最初の頃はオーバーオールに長袖のいでたちでいることも多く、またセーターなどの服をたまに着ることもある。夏休みになると力尽きるまで遊び続け宿題は一切しない。しかし膝に爆弾を抱えているなど、不安を感じさせる部分もある(後に、のり子のおでこを触った際に起きた「奇跡」で完治)。
あかねに初めて会った時に一目惚れして以来ずっと恋心を抱いており、彼女に対する口調は比較的ソフトである。バレンタインデーにのり子にチョコを渡されたが、「あかねちゃん以外のチョコはいらない」と断わるなど、その想いはかなり一途で、彼女を侮辱する者や害をなす者は誰であろうとも反撃を仕掛けてあかねを庇うが、バレンタインデーにはしつこくチョコをねだったり、彼女のリコーダーを満面の笑みで吹いたりなどとストーカー行為にまで及んでいる。また、時に嫉妬深く、他者に彼女が親切にすると相手にライバル心を抱いたり、暴力的な態度を取ったりして結局はあかねに嫌がられている。反面、彼女に不幸な出来事が起こっても大爆笑していたり、突飛な行動についていけず否定したりする。
性格の欠点として、他人に対してのイタズラなどの問題行動を起こす際、ほとんど罪悪感を持っておらず、さらには謝罪しないことである。また理不尽な理由で暴力を振るう事も多かった。花丸木やフグ夫などの一部の人物が小鉄のいじめやイタズラ行為などの被害にあっている。
おじいちゃん子であり、単純な性格から祖父の金鉄に言われたことをすぐに実行に移そうとする。休日でも連続登校記録保持のため毎日学校に通っている。また、順子に連れていかれた図書館で手にしたキネスブックの記録を破ろうと様々な挑戦したがいずれも失敗し、さらにはキネスブックをボロボロにしてしまい、貸し出し禁止となってしまったことも。
大のプロレス好きであり、弟の裕太に様々なプロレス技からファッキンポーズまで伝授した。浦安市の地理に詳しく「浦安の裏道王」とも呼ばれる。市内にある公園などにも詳しく、目隠しをしても障害物に接触することなく走り回れる。地雷を踏んでも怪我1つしない。太りやすい体質でもあるが痩せやすい体質でもある。また、そのときは顔まで変わってしまう。
愛読書は本作が掲載されている週刊少年チャンピオンで、『グラップラー刃牙』シリーズの大ファン。週刊少年チャンピオンの編集部に行って、バキシリーズの作者である板垣啓輔の住所を編集者に聞きたがるほどの大ファン。またこの雑誌に連載されているアクション漫画『京太郎』の大ファンでもある。
連載初期はTVゲームもプレイしていたこともあったが、最も得意なジャンルである格闘ゲームでも大鉄以外にボロ負けしたりすることが多かったため、現在ではTVゲームをプレイしていない。
初期の小鉄は大鉄がタバコを吸うとニオイが好きなのか、寄ってきてニオイをかいだりする。しかし、あかねに「タバコ臭い」と言われて(294発目)、タバコを吸っていた大鉄を非難したこともある[1]。また、小鉄は生後すぐ大鉄にタバコを手違いで吸わされた。
最初の頃は大鉄の初期の髪型と同じだったが、転校してきたのり子と衝突した際に髪を引っこ抜かれ、その髪引っ張りへの対策のために金鉄に頼んで現在の丸刈りにした(「丸刈りになってから面白くなった」と作者がコメントしている)。作者は「小鉄は自分自身を映したもの」と語っている。
初期の頃は泣き虫で、嫌なことがあったら祖父・金鉄に泣きついて慰めてもらう姿が多く見られた。
名前の由来は「大騒ぎ」に往年のプロレスラー山本小鉄から。
『元祖!』での大沢木 小鉄
小3になると一年中海水パンツ一枚になる(前作の終盤でもその姿が見られる)。ただし体育の時間は体育着を着用。16巻でGパンを初めて履く。乳児の頃からおむつを履くことを嫌い、常に裸でいることを好んでいてかなりの冒険好きであった。他者へのいじめの描写が少なくなり、優しい一面を見せるようになる(NYAが春巻宅の掃除当番になったときは「代わりに俺たちがやるよ」と言い買って出ようとした)など初期に比べてまともな性格になってきているが、根本的な部分はあまり変わらず。クラス内にとどまらず他学年、他校の子供たちとも分け隔てなく仲良く遊ぶ描写が多く、同世代の子供たちから人気は更に上昇した。更に前作では考えられなかったが意外と男前という設定も追加され、女子からの人気もかなり高い事になっておりバレンタインデーには大勢の女子からチョコレートを貰っている。また下級生とも分け隔てなく接するため人気があり、女子からチョコをもらったことがある。大鉄同様「見える人間」であり幽霊の姿を視認できる。しかし小鉄が見たのは小学校に潜む悪霊であり、危うく殺されかけたが持ち前の耐久力と能天気さで乗り切り、逆に悪霊を驚かせてショックの余りコナゴナにしてしまった(しかも小鉄は悪霊の正体にまったく気づかなかった)。
『毎度!』での大沢木 小鉄
昔一度行っていた「寸止め死亡遊戯」をまだ続けており、偶然タイムスリップをしてしまったことも(86キンポ)。
のり子の家の一部が崩れ落ち、のり子が墜落した時には咄嗟に助けに向かうなど正義感や思いやりが強くなっている。ただし勢いがつきすぎて家に突っ込んでしまい、のり子の家を完全に破壊してしまうなど裏目に出ることもある。
大沢木 大鉄(おおさわぎ だいてつ)
声 - なし / 松山鷹志 / 一条和矢、松山鷹志(19発目)
小鉄の父。43歳。大沢木家の大黒柱。愛称は「大鉄っつぁん」(だいてっつぁん)。
初期の頃はちょっとした事でもテーブルをひっくり返す、小鉄を毛嫌いし、裕太を可愛がる偏屈な愛情を見せる、のり子の父等同業のタクシーと衝突する等非常に気が荒く、家族物だったこともあり主人公的存在だったが、連載方針が小鉄中心になるとヘビースモーカーで、何でも面倒くさがりで、かなりぐうたらな性格であらゆることを途中で投げ出す人に変わって行く。
初期では靴を脱ぐシーンもあったが、物語の途中から家の中でも猛暑でない限り土足で生活し始め、その結果極度の油足になり、歩いただけで床がはがれてしまったり、靴が足からはがれなくなったりしている。また足の裏は「核兵器級の悪臭」を放ち、服装は季節などによって変わるが、基本的には緩めたネクタイ(初期はネクタイピンをしていた)をつけ、無地系のワイシャツにスラックスもしくはデニム系のズボンをはいている。初期は夏場に半ズボンをはいたり、長ズボンの裾を捲ったりしていた。また夏場は草履を履くこともあった。ハッチとスタスキーからは嫌われているが、大鉄本人はいじめていると言う自覚が無い。
性格は自己中心的で、煙草やそれらの類などの一部を除けばあらゆることに鈍感。また自分自身の性格をほんの少しも自覚しておらず、晴郎を罵倒するなど自分の性格を棚に上げているところもある。だが、クリスマスに些細なことで泥棒のような風貌と化した花丸木を泥棒と勘違いして殴り倒したり、ストーカーに関する事件に腹を立てる等、正義感にあふれる姿を見せることがある。初期では酒を好むシーンもあったが、飲んだ後は何らかのアクシデントに巻き込まれたりまた何かのアクシデントを起こしたりして家族に迷惑をかけることが多く、職業上の都合などからあまり見ることはなくなった。家事を手伝うことがほとんどなく、珍しく手伝いをした時には浦安市に異常気象が起こった。善意が必ず裏目に出るタイプ。また他者から感謝されることや好意を持たれる事に慣れていない為、偶然対向車に道を譲って感謝されたときは感激のあまり号泣し、とある事がきっかけで妻・順子が灰皿を綺麗に整え自ら煙草に火をつけようとする等、日頃の感謝を示した際は恐怖感を露にした。
職業は個人タクシードライバーだが、乱暴な運転で事故を起こすことが多い。タクシーは昭和40年代に作られたスカイライン(S50)で、大掛かりな改造が施されている。デザインは連載が進むにつれて変わっており初代は、「大沢木」と書かれた行灯の上に土星型のランプがあり、二代目は行灯だけのデザインで、そして現在の三代目はピラーの上にランプがついたデザインである。車の片輪走行をするなど運転だけは神懸かり的センスを持つ。
頭髪が薄いことをとても気にしているがよく事件に巻き込まれて抜けてしまう(頭髪が完全になくなると、小鉄達による嫌がらせの対象となるから)。また髪型は最初は刈り上げただけの髪型だったが、65発目の「脳天」で脱毛が発覚して以降、脱毛部分を隠すため左(/)櫛型[2]の七三分けをするようになった。ただし、脱毛が発覚した後も一時期は髪形を七三にせず刈り上げた髪にしていた。また逆に七三分けするようになった後も櫛を入れていない髪形になっていた時もある。
連載初期は、一週間ほど禁煙出来ていたが、中盤からタバコの1カートンのパッケージごと吸うなどエスカレートしていき、現在は、一日460本吸うという超ヘビースモーカーぶりを見せる。好きな煙草の銘柄は話によって様々だが特にERキャストを好むことが多い。大沢木家の壁などは彼のタバコのヤニで変色してしまっているほど。また禁煙すると貧乏揺すりするだけで金鉄いわく関東大震災、もしくは阪神・淡路大震災級の地震を起こしたり、通常の時よりかなりの無気力な性格になる(14発目)。さらに、生後間もない小鉄を抱こうとしてタバコを吸わせてしまったこともある。また巨人ファンで阪神ファンののり子の父とは犬猿の仲。小学生の頃はそのいい加減な性格やいじめっ子であったために友達が一人もおらず、遊び相手は近所の野良猫だけだった。元々、鈍感だったため最初の頃は気にしておらず、むしろ自慢することが多かった。しかし399発目の「休んでゴメン」で小鉄の代わりに学校に行って自分の子供時代を思い出した際、友達がいないのは自分のせいだと初めて気が付いた。
作者の浜岡自身は花丸木や春巻と並んで最も気に入っているキャラクターの1人と言っており、性格の一部のモデルも作者の作品評で作者が「大鉄って、俺に似ている」というコメントをしている。
初期の頃は子供たちの中でも特に三男・裕太を溺愛する様子が多々見られた。
『元祖!』での大沢木大鉄
指を鳴らして火を起こす、家や街中に隠しタバコをストックするなど、タバコジャンキーぶりはエスカレート。また、同じくタバコ好きのタクシードライバー仲間3人のリーダーとして行動を共にするようになる。相変わらずの面倒くさがりのぐうたらだが、妻の順子には頭が上がらない様子で、蛍光灯のお使いにでかけるなどしている。順子の誕生日には、順子を風邪で寝込ませて自ら進んで家事を手伝う[3]など、妻孝行な一面も見せた。人とすれちがっただけで着火してしまったり、物をひったくってしまうなど、特異体質が現われはじめ、鈍感さがエスカレートする。相変わらず適当な性格で運転は荒っぽいが、ラジコンの運転やタバコの扱いには人並外れた器用さを見せる(45固め)。特にタバコの煙では変装したり有る筈の無い壁を作るなどの超人技ができる。ハゲの他、中年太りが進行(179固め)。
一時的に花丸木と打ち解けるものの、桜に花丸木もろ共ぶっ飛ばされた(155固め)。「元祖!」から服装が統一され、真夏でも緩めたネクタイをつけたワイシャツを着るようになった(ただし連載初期など、一部を除く)。「賛成の反対」では頭を打って真面目な性格になったが映画館に行く際に彼の安全運転の遅さに怒った家族にぶっ飛ばされて、また頭を打ち元の性格に戻ってしまう。
また一時期は喫煙本数を減らそうとする順子の努力や行きつけのタバコ屋とコンビニの閉店などにより12箱(240本)に減ったこともあったが結局逆戻りして喫煙本数2カートン分(箱の数にすると20箱、本数にすると400本吸っている)に逆戻りしてしまい、結局順子の努力は水の泡になってしまった。
大沢木 順子(おおさわぎ じゅんこ)
声 - なし / 天野由梨 / 東條加那子
大鉄の妻で、小鉄達の母。41歳。専業主婦で性格は作中ではまともな方だが、金鉄のために買った布団の重さに気をとられて車道を歩いてしまったこともある。春巻の代わりに授業をした時にはクラスの生徒から尊敬された(199発目)。料理上手で子煩悩、小鉄の友達の母親達とも仲がよく、誰に対しても天真爛漫である。しかし、小鉄・大鉄のバカ行為を止めさせたり裕太を危機から救ったりする時には潜在的なパワーが発揮され、常識を越した行動をしてしまう。その時、無意識のうちにプロレス技を使ってしまったことすらある。主な仕事は大鉄や小鉄、晴郎を叱ること。たまに無免許運転をしてしまうが、上手に運転できる。缶けりが強い。また、小鉄の仲間たち曰くかなりの美人で作中でも41歳にしては若く描かれており、息子たちも基本的に母親似である。
髪の毛の色は黒のベタで塗られているが、カラーでは茶色いことが多かった。
『元祖!』での大沢木順子
近所の奥さんとの付き合いが増えた。大鉄による臭害や金銭的圧迫に悩まされつつも、煙の匂いをかいだだけで銘柄を言い当てるなど、タバコ慣れしてきている。常識人ではあるが、破天荒な行動をすることもしばしば増えてきている。肥満体の晴郎のみならずハッチ、スタスキーを大鉄のタクシーに載せて家族旅行を決行するなど前作以上に家族愛の深さを思わせる描写が多くなったが、裕太への溺愛ぶりや、のり子が小鉄に惚れていると思い込んでいる等、親バカな描写も多くなった。また、他の保護者達からクレームを受ける春巻を庇い、春巻の指導役として爆睡する春巻を操るように隠れて授業を行った(あかねの母曰く「順子さんってダメ男に弱い」)。大福星子に真向勝負を仕掛け圧勝するなど、格闘能力も大幅にアップしている。
『毎度!』での大沢木順子
『元祖!』では、小学校時代は運動音痴で、運動会の障害物競争でよく失敗して周囲から笑われていたことに加え、『毎度!』では美術の才能がからっきしであることが判明(63キンポ)。裕太のために雪だるまを作ったが、原型がわからないほどにグロテスクな雪だるまを作ったために、夢に出てきてしまうほどのトラウマを裕太に植え付けてしまった[4]
大沢木 金鉄(おおさわぎ きんてつ)
声 - なし / 坂東尚樹 / 一条和矢
大鉄の父で、小鉄達の祖父。76歳。知的な性格で小鉄にことわざなどを教えるが、小鉄が言われたことをすぐに「文字通り」に実行に移そうとするため順子に止められる。よく家族のために頑張る。ハッチの散歩をよく行う。孫が大好きで、晴郎が幼少の頃、彼のために住民運動を起こして歩道橋を作らせてしまったこともある。
特技は小鉄に変装すること。ローリングストーンズが大好きで、初期のころは、その曲を再生しながらヘッドフォンを耳に当てている姿が見られた。また、「元祖!」で晴郎からフラッシュメモリータイプの音楽プレイヤーを渡されていたが、その時は「ヘッドフォンを耳に当てる」行為を忘れていた。高齢だが、誤ってタンクローリーを家まで持ってしまうほどの体力もある。友人はかなり多く老人会の会合にもよく出かけているが、ここでもやはり無茶をしてしまう。亡き妻の遺影はタンスの上に位牌共々掲げられている。
『元祖!』での大沢木金鉄
腰痛持ちの高齢でありながら、とっさにとんでもない運動神経を発揮するようになる(112固め他)。花丸木を「らむ君」と呼んでいることが明らかになるが、金鉄にボケが入っているのか、「年下からのいじめ」の概念がないのか不明だが、第三者から見ても明らかにいじめなのに花丸木が小鉄たちと遊んでいると思い込んでおり、そのため21巻掲載の「忘れ物」の回で「小鉄の友人か?」と発言している(その台詞と一緒に花丸木と小鉄、仁、のり子の3人組が出てくる回想があるがどう見ても明らかにいじめである)。
大沢木 晴郎(おおさわぎ はるお)
声 - なし / 一条和矢
大沢木家の長男。19歳。太っていて眼鏡をかけている洋画・アニメオタクの浪人生だが、受験勉強やアルバイトは全くしていない。最初の頃は予備校に通っていたが、話が進むたびに通わなくなっていった。将来の人生設計も「建築士になってカリオストトロの城を作る」「映画監督になってセーラープーンの実写版を製作する」などと言った具合に、どれも破綻しきった物ばかり。
洋画だけでなくアニメなども好み、本編中では様々なアニメキャラクターのコスプレをしておりハリウッドスター似の友人たちと共に「西部劇を守る会」を結成して仲間からデュークと呼ばれている(浦安のイーストウッド、大佐とも)。洋画やアニメの他にも、「鉄道」や「切手」など様々な分野でもオタクとは小鉄の弁。祖父の金鉄に甘やかされてお菓子などの甘いものをたくさん食べさせられたことが原因で肥満体になった。非常に太りやすい体質で、家を破壊するほど太ったりしたこともある(352発目)。また、太ったときには高木ブーそっくりの顔立ちにもなる。太ってはいるが、本人は少食だと言っている(71キンポ)。しかし、2時間の食べ放題で体型が違うほど太ったことがあるので本当に少食なのか不明。痩せてニコラス・ケイジそっくりになったこともある(355発目)。自転車には乗れないが三輪車と一輪車には乗れる。部屋の中はゴミやアニメ系の物の山で、中には米軍基地から盗んできたという本物の地雷などもある(256発目)。これら”宝物”は時折母・順子や祖父・金鉄の手によって無断でゴミとして処分されることが多い[5]
手先が器用で趣味は改造。その器用さであかねの弟のおさむにエアバッグつきのベビーカーをプレゼントしたり、あかねに補助輪つき安全自転車を送ったことも。心優しい性格であり弟思いでもあるが、当の弟である小鉄からは軽蔑されている節がある。付き合っている彼女はインターネット上で知り合った宮崎危機(しかし、晴郎は彼女を嫌っている)。「 - なり」、「 - だっちゃ」など数多くのアニメキャラの口癖をもつ。しかし動揺した時などは地が出るのか一人称が「俺」になり口調もまともなものになったことがある。アニメと同じことを現実にやって失敗することもしばしば。作者は「扱いづらい」「晴郎主演作はどれも酷い」とコメントしている。一度、ボツキャラになりかけたこともある。
名前の由来は水野晴郎。容姿のモデルは担当の編集者"伊藤"さん。
『元祖!』での大沢木晴郎
扱いが浪人生から無職になった。ただし地区の防犯パトロールやケーキ屋の短期アルバイトとしてサンタクロースを引き受けている。また肥満の状態も悪化。2時間の食べ放題で異常なほど太って帰宅したり、走っただけで別人のようにやせ細るなど(225固め)、異常体質がエスカレートしている。余りにも太りすぎたため2階に上がることもできず、一時小鉄と部屋を入れ替えた(218固め)。宮崎危機に好かれ付きまとわれているが、あまりに粗暴な危機を嫌い逃げ回り、さらには弓矢を放ち落とし穴をしかけるなど反撃にも転じている。クリスマスの日、サンタに扮した危機が勝手に自分の宝物(フィギュア)を子供たちに渡そうとした時は、不意打ちながらもパンチ一発でKOするなど力強さを見せている。
『毎度!』での大沢木晴郎
大きな設定は変わってないが、肥満を前面に押し出した扱いは少なく、むしろそれほど大食ではないことがうかがえる描写がある。ダメながらも心の優しい面がフィーチャーされて描かれており、小鉄からは軽蔑される描写は少なくなりむしろその仲間たちからも慕われているようになっている。特にノムさんこと野村幸子との相性が良く、彼女とのやり取りの関係で晴郎主演の作品も増えた。東日本大震災があったためか晴郎のシャツには「DON'T GIVE UP TOHOKU」の文字がある。
大沢木 桜(おおさわぎ さくら)
声 - なし / 岡村明美 / 橘田いずみ
大沢木家の長女。おっちょこちょいで天然ボケ。裕太の面倒を見たり、のり子と遊んであげたりなど基本的には心優しいが、かなり短気な部分もある。ハエが大嫌いで、屁の威力もかなりのもの。
連載開始時は中学2年生で、付き合っている彼氏は花丸木。本編ではよく花丸木と一緒にデートしているが小鉄たちに見つかりそのまま災難に巻き込まれることも多い。初期は小鉄を殴り飛ばすなどの対処していたが、現在は精々軽く注意する程度である。初期のころは髪にヘアバンドをかけていて、一時期、髪を短めにしていたことがあったが、現在は元に戻っている。
象を後ろ蹴りで倒してしまうほど強く、元・一流プロレスラーである国会議員に立ち向かうほど、肝が据わっている。言われなくても家事をする一面も。のり子と仲良くなったのは大沢木家では彼女が最初。通っている中学の制服のデザインも最初期の頃はセーラー服だったが、後半になってくるとブレザーに変わっていたりする。彼女が変人と見なされるのは花丸木と付き合っているという部分が多い。彼女と花丸木との話がパターン化したことからその手の話が少なくなり、出番が一時期かなり減った。
今では大鉄を非難、軽蔑する面があるが、幼少期は大鉄の適当な行動を逆に好んでいた。しかも本人も花丸木の世話を友人の弥生に押し付ける事が多いため彼女から「ホント適当な性格」と言われるなど、大鉄の性格がかなり遺伝していると言える。
『元祖!』での大沢木桜
彼氏である花丸木の脱衣に手際よく対応できるようになっているが、キレて暴行することも増えた。
大沢木 裕太(おおさわぎ ゆうた)
声 - なし / 大谷育江 / 楠田亜衣奈
大沢木家の三男。長男たちとは違い母親似で可愛らしい幼児。のり子や同じ幼児からは「ゆーたん」と呼ばれている。天才幼児で、得意技はDDT。大沢木家の子供の中では一番まともだが、同時に強靭な肉体と強大な腕力の持ち主でもあるため、将来が危ぶまれていることには変わりはない。初期は周りの幼児たちを率いていた。同じ保育園に通う橋友信也の息子・まさひろとは大の仲良しで、お互いに「まさくん」「裕ーたん」と呼び合っている。青田くんを気に入っている。
初期の頃は0歳という設定だったが、途中から成長して保育園に通っている。兄の250億倍頭がいいらしい。髪の毛の色は茶髪でカラ-でない時はスクリーントーンは貼られていない。
『元祖!』での大沢木裕太
保育園児になり行動力が増えただけでなく大掛かりなプロレス技を覚えた。大鉄を「とーちゃん」と呼び、順子を「ママ」と呼ぶ(ただし「パパ」と呼ぶこともある)ほか晴郎のことは「晴兄ちゃん」と呼び、ほとんど彼が家にいる為か兄弟の中で最も慕っている。賢さも前作より上がっている。最近は晴郎から(嬌声的に)演技指導を受けておりその演技力は高く、また声優としての素養も引き出された。毎回繰り広げられる家族のドタバタ劇や家族の言動に対して基本的には笑顔でいるが実は演技であり、心の中では家族の言動を深く分析している。
ハッチ
声 - 岩坪理江
大沢木家の飼い犬。小さい頃に小鉄がひろってきた。昔は白一色の犬(カラー版では白でないことも)だったが、小鉄にペンキを塗られ、顔の一部が黒くなった。大鉄に餌を踏みつけられるなど無意識のうちにいじめられているが、スタスキーと共謀して仕返しに及んだこともある。
散歩係は金鉄だったが、散歩の時間が朝夕40秒ずつで一時的に太ってしまったため解任された。小鉄や大鉄が起こした騒動やトラブルをフォローしようとする等かなり賢いが、裏目に出てしまう事が多いのが玉にキズ。
スタスキー
声 - 大谷育江
大沢木家が飼っているペットのチンパンジー。大鉄に餌のバナナを食われるなど無意識のうちにいじめられている[6]。一時期、大沢木家から姿をくらませていた。小鉄が風邪を引いた際、晴郎によって小鉄に似せた人形に入り、学校をパニックに陥れたことも。一時期、ボツキャラになってしまったが無事復帰。
二匹の名前の由来は、「刑事スタスキー&ハッチ」。因みにこの2匹は、最も初期のアイディアに出てきたキャラクターでもある。
青田くん(あおたくん)
大鉄がゴミ捨て場から裕太のプレゼントのため拾ってきたかなり不気味な人形。
一度は順子に捨てられたが、仁とフグ夫の二人が拾って裕太にプレゼントし、現在に至る。人形なのになぜか成長する(赤ちゃんの青田君に髪の毛が生えて、重くなっている)。裕太はとても大切にしているが、順子はかなり怖がっており、この人形の目を見ると些細なことでもパニックになり思考が停止してしまう。
モデルは作者の家にある同型の人形。
『元祖』での青田君
19巻に掲載の「ママー、おやつー」の回から、身長が裕太と同じくらいになり髪が生えるようになり、また服装も裕太が通っている幼稚園の制服に酷似した服になった。
ドゥーさん
桜が友達にもらってきた人形。裕太に大事にされている。偶然、青田くんにギロチンドロップをするが、その後倒れたタンスの上でひびが入るほどのギロチンドロップを青田くんからくらった(偶然かどうかは不明)。くまのプーさんのパロディ。

小鉄の友達と友達の家族

のり子の家族

西川 のり子(にしかわ のりこ)
声 - 神代知衣 / 荒木香恵 / 橘田いずみ
大阪から転校してきた少女。寝屋川市出身。大阪弁で話し、タフさでは劣るが運動能力の面では小鉄を圧倒している。転校初日に自分を馬鹿にした小鉄と衝突し、そのことが小鉄の髪型を変える遠因となった。小鉄の抑え役の一人になっているが小鉄のライバル的な存在でもある。バレンタインデーには小鉄にチョコ渡したこともあるが恋心ゆえの行動かは不明[7][8]。西川家は大沢木家の隣にあり、それも数日で立てたバラック小屋で何度も倒壊している。やんちゃ娘ではあるがしっかり者で思いやりの有る一面も持つ。土井津家ほどではないが、家が貧乏。朝食がアイスだけだったり、新聞やチラシは隣の大沢木家のものを早起きして勝手に見ていたりする。また母が後述のような性格である為、母の代わりとして家事全般をこなすことができる。得意教科は体育で、不得意科目は算数。大沢木家の面々では最初に仲良くなったのは桜で、花丸木を苛めている際にも桜の前ではばつの悪そうな表情をしたことも。彼女のおでこには不思議な力が宿っており、体調不良の人の症状や小鉄の馬鹿を治したこともある。また、髪を結ばずあかねから貰ったお古を着ていた時にあかねと間違えられたこともある。このことを利用して、あかねになりすましたこともあったが、結果としては最初のほうは体育で褒められたものの、後に散々な目に遭っただけであった。卵料理がご馳走で、納豆が大嫌い。基本的にジャージや体操服でいることが多いが、女の子らしい服装をしていることもある、またあかねからもらった、あかねの古着を着てくることが多い。最近では甚平を着ることもある。作者をして「カンフル剤」と言わしめた存在。柔道着を着ると運動能力が上がり、小鉄達はおろか、車をも投げ飛ばす怪力が出る。
名前の由来はタレントの西川のりお
『元祖!』での西川のり子
髪型(前髪)が微妙に変わった。柔道着を着ると柔道の達人になる。ラップの芯で耳に息を吹きかけられることを嫌がり、指の骨の鳴る音に嫌悪感を示すなど苦手なものが増えた。涙にティッシュ投げのコーチをした他、涙がサッカーのユニフォームで登校した際には、一目惚れしたかのような描写がなされた。
小鉄への態度は基本的に前作と変わらないが、別人のように元気のない小鉄(実際に別人だった)を心配する(302固め)など、時に親身な対応をするようになった。また小鉄の褒め言葉(「おまえおもしろいぞ」、「カーテンがいい匂い」など)に歓喜・赤面したり、無理やり自宅に押しかけた小鉄の「昼飯作ってー」という理不尽な要望を受け手作りチャーハンを振舞ったり、バレンタイン(383固め)に小鉄がノムさんからチョコをもらった際には嫉妬とも見て取れる言動を見せるなど、小鉄への態度が意味深になっている。ちなみに、この話のラスト3コマでは仁の表情も意味深である。作者コメントによると10年に一度のサービスとのこと。
のり子のお母ん(のりこのおかん)
声 - 岡村明美
のり子の母親。スーパーでも値切るドケチな主婦。かなりぐうたらで、非常識な行動をするため、のり子にもあきれられている。弁当屋で働く。大鉄ほどではないがヘビースモーカーで酒飲み。
のり子のお父ん(のりこのおとん)
声 - 石井康嗣
のり子の父親。タクシードライバー。タクシー兼愛車はフェアレディZ(S30)。ギャンブル好きで、昔住んでいた大阪ではギャンブルで家族に多大な迷惑をかけていた。妻同様にヘビースモーカーで酒飲み。阪神ファンであり、大鉄とは犬猿の仲だが、それでも江戸紫桃代について気をつけるように大鉄に対し忠告をしたりするなど、ケンカ友達でもある。『ドカベン』全巻を揃えているなど、古い漫画が好きという一面がある。

仁の家族

土井津 仁(どいつ じん)
声 - 坂本千夏 / 石井康嗣 / 一条和矢
第1巻の「ドイツ人」で初登場。誕生日は6月6日。頭の星がトレードマークの無口な少年。ランドセルを前に背負う。小学生とは思えない強烈な風貌と低音の声が特徴。後述の通り極貧生活を送っており金銭への執着は凄まじいが、基本的には非常に優しい性格である。その性格ゆえに小鉄やあかねの要望を叶える為に行動を起こすことも多いが、ほとんどが裏目に出てしまう。得意技はピッキング。将来の夢は課長。握手を求めて来た小鉄をじゃんけんで負かし、ガッツポーズまで決めると言う、顔に似ず意外とお茶目な一面も持つ。学校帰りに仁から逃げようとして走り出した所、タケシにぶつかってしまった小鉄を助けたことで友情が芽生え、一番の親友に。しかし、金銭が絡むとあっさりと裏切ることも。花子に小鉄の弱点(左膝)を30円で教えてしまったりする。学業に関してはあかね曰く優等生であり、得意科目は算数と図工。特に算数に関しては金銭への執着ゆえに凄まじいものがあり、割り算もこなす。着ているTシャツは、仁ママが二十年前に飛び降り自殺した子供の死体から剥ぎ取ったもの。ジーンズに強烈な憧れを抱いており、全財産を銀行から下ろしてジージャンを買ったり、ノブの捨てたジーパンを拾っている。春巻からは「星印(ほしじるし)」と呼ばれている。小2の時は小鉄達の中で唯一隣のクラスだったが、「元祖!」で小3に進級すると同じクラスになった。
父親は数年前に自殺。とても貧乏で廃屋に住んでおり、作中で何度も倒壊している。自宅住所は「墓地裏6‐6‐6」。母親の「仁ママ」と飼い犬の「仁犬」と暮らしている。極度の貧困生活の結果、腐ったバナナを数個食べても食中毒にならず、また小鉄と一緒にスギの木の前で大量のスギ花粉を吸ったが、小鉄同様花粉症はおろか鼻もムズムズしていなかった。
名前の由来はドイツ人。フグオと仁は『ローレル&ハーディ』のコンビをイメージして作っている。
『元祖!』での土井津仁
小学3年から小鉄たちと同じクラスになった。小鉄の一番の親友で、ほとんどの時間を一緒に過ごしている。母親が働かないため、ご近所やあかね相手のお手伝いで小銭を稼ぎ、家賃を支払っている(160固め)。また徐々に口数も増え、強かな面を見せる事も多くなった。
仁ママ
声 - なし / 岡村明美 / 東條加那子
仁の母。本名不明。仁と2人で貧困や飢えに苦しんでいる。これといった定職にはついていない模様だが、職に就くと職場でトラブルを起こしまくる。[9]顔は鬼婆のような顔をしており相当の奇人変人で短気。貧しさゆえに自宅の隣の墓場からお供え物や墓石や卒塔婆を盗んだりしている。そのため寺の和尚から襲われることもしばしば。通信販売が大好きだが、商品の代金はいつも踏み倒している。しかも通信販売でなくても買えるようなあまり実用性のないものを買うことが多く、仁からはいつも呆れられている。一人息子である仁への愛情は実は深いが、金銭や食が絡むとそちらへの執着の方が強いため仁への暴行に走る事も多い。
極度の極貧生活の結果、生き抜くために身体の様々な部分が強力に変化。爪は非常にするどく、鍵が開かないときはその爪を削って加工することで合い鍵を作れる。また、体中の関節はあらゆる方向に可動し、クモのような姿勢で素早く走ることもできる上に壁や天井にも自在に貼り付くことができる。戦闘能力も高く、吐き出す唾はピストル並の威力を誇り、素手や素足でコンクリートなども簡単に破壊する。犬を悪魔の手先と信じているため仁犬をほとんど可愛がっていない。チンペーさんこと谷村信司のファンだが彼には気味悪がられている。手先が器用なのか散髪が得意。
『元祖!』での仁ママ
眉毛が消えた。トラックに自ら飛びこんで轢かれても怪我一つしなかった(131固め)など超人的になっている。実は料理が上手い。グレートジャンボゴリラと闘う予定だった直腸太を倒し、浦安最強市民決定トーナメントに乱入した。相変わらず定職には就いていないが、優れた格闘能力と五感を活かしひったくり捕獲や万引きGメン等を行うようになっている。また稲川に憑り依いている幽霊を見破る等霊感にも優れている。当初は働くことを嫌がっていたが、仁のためにと段々労働への意欲を見せ始め、小鉄たちとハローワークに通ったり、コンビニでアルバイトをするも奇行が原因で首になり、現在は万引きGメンとして活躍している。
仁犬(じんいぬ)
仁の飼い犬。チワワ。元々は別の人に飼われていた「ラブ」という名の犬だったが、元の飼い主と遊んでいた際、坂から落ちていたまたま仁のランドセルの中に入ってしまい、そのまま仁が持ち帰ってしまった。仁ママにはほとんど大事にされていない。極度の極貧生活の結果、何でも食べるようになってしまった。
仁の父
数年前に自殺しているため、作中未登場。死去後、遺影が仁ママの好きな芸能人の写真だったり、遺骨の頭蓋骨をサッカーボール代わり[10]にされたりなど、ぞんざいな扱い[11]を受けている。
ピーちゃん
産婦人科の病院から逃げ出した。赤ん坊の姿をしており、そのように振る舞うこともあるが、その実凶暴である。スズメを食べ眠っていたところを仁に拾われ、「ピーちゃん」と名付けられる。すこしでも仁がたたかれると、たたいた人を殴る。仁ママに「バケモノ」などと言われた。

フグオの家族

鈴木 フグオ(すずき フグオ)
声 - ならはしみき / 大谷育江 / 楠田亜衣奈
常に何かを食べている肥満児。ランドセルは冷蔵庫に改造されており、中には常に食べられるものが入っている。食べられる物なら何でも見境なく食べる。常に帽子を被っていて帽子をとられることを嫌う(赤門に帽子と服を貸した時も被り物で頭部を隠していたほど)。帽子の中には好物のカルピス(後にナルピスに変えられた)が入っている。そしてそれを原液のまま飲み、万能薬として使用している。また、アイスバーも好物で、彼の歯は当たりバー製造機(アイスを食べている最中に歯であたり刻印が自動で刻まれる)になった。デパートの火事を消火させてしまうほどの量の汗をかく。また、非常に敏感な嗅覚の持ち主であり、そのおかげで仁の命を救ったことがある。料理に関しては、自分の考えたオリジナルラーメンが近所のラーメン屋のメニューになるなどセンスがある。得意科目は社会で、苦手な教科は体育。口癖は「 〜キャプー」など。また「キャプチュー」など食べ物に関するものまである。学校の中に秘密の菜園を作っている。食べ物が絡まない時は基本的に温厚で常識人だが、顎を怪我していた花丸木を仁と一緒に逆さ吊りにして椅子にぶつけるなど、陰険なところもある。食べ物が一旦絡むと非常に短気な性格に変貌する。(最初期も現在に比べて短気な面が多い。また一人称も「俺」で、口癖も無かった)ただし、大食いには不二矢ペロや山上ハイジ子に負けてしまう。また給食センターのトラックが事故を起こし生徒が飢えてゾンビと化す中、本人は早弁用ランドセルにしまわれていた15kgの糧食で飢えを凌ごうとしたが、クラスメイト達が飢える様を見て自分の海苔ご飯を皆に譲るなど、食べ物が絡んでも慈愛の精神は持ち合わせている。他の友達と大沢木家を訪ねていた際、ピザが冷蔵庫の隙間に入り込んだ時には、順子に盗み食いを疑われていた[12]。一度、フーセンガムで空に浮かんだことがある(302発目)。実家は青果店で、両親もフグオ同様に大食いでかなりの肥満体型。しかしフグオ自身に肥満児という自覚は全くなく、それゆえに小鉄からは「お前の家族は5年後には全滅している」、あかねからは「30になる前に死ぬわよ」と心配されるほど。空腹時に食べ物を引き寄せる能力があることが「毎度」の3巻、34キンポ「肉人」で発覚した。甘いものばかり食べているのでにストーカーされているが、恩返しにガリガリくんの当たり棒をプレゼントされたことがある。
浦安鉄筋家族場外乱闘大全究極キャラ集(キャラクターブック)では「鈴木 フグ夫」と誤記された。
『元祖!』での鈴木フグオ
大食いは相変わらずだが山上ハイジ子には負ける。甘いもの好きは相変わらずで、これが高じてカルピスの原液を鼻・目に垂らすほどである。
鈴木フグオの父
声 - 内藤玲 / 武田一也
フグオの父で、一家の大黒柱で八百屋の主。息子同様に食べることが好きでかなりの肥満。蟻とコミュニケーションが取れるほどの甘党であり、一日アイスを三キロ食べないと死んでしまうと妻に言われている。食べ物が絡んでないときは普通の常識人。最初期には小鉄がフグオを虐めたことから小鉄の家に乗り込んできて大鉄と激しい口論を展開したが、あっさり仲直りした息子たちを見て正気に返るなど父親らしい一面も持つ。アイスはソフト系が好み。妻とは逆にハロウィンには否定的で「ここは日本だ」と吐き捨てており、その怒りようはフグオを思わせる。
鈴木フグオの母
声 - 中川玲 / 東條加那子
フグオの母で、夫と一緒に八百屋を切り盛りしている。とても料理がうまく、小鉄たちからも絶賛されるほどの腕前。一方で彼女の作るお菓子は異常に高カロリーな場合があり、子供達に警戒されることもある(小鉄がフグオの家に一日泊まっただけで肥満児になったほど)。夫や息子同様に大食いであり、食べ物が絡まないときは普通に常識のある人である。アイスはチョコ系が好き。夫とは逆に、ハロウィンにも歓迎的。ハロウィンの夜に暴れまわった仁ママに怒りをきたし、一撃で成敗したことがある。

あかねの家族

菊池 あかね(きくち あかね)
声 - 三浦千代 / 小西寛子 / 三森すずこ
本作のヒロイン的存在。お金持ちのお嬢様。美少女でクラスのアイドル的存在である。成績優秀で責任感も強く常識もあり教師やクラスメイトからの信頼も厚い反面、短気で喧嘩っ早く、時にとんでもないわがままを言い出したり、思い付きで無茶な提案をしたりする。かなり無神経な一面を持っており相手にとって失礼なことをさらりと述べる。「花子ってたまには役立つ」「ネタばらされて動揺しちゃいました?」など。しかし、友達思いで虐められている子を庇う、弟のおさむを溺愛するなど面倒見の良い一面もある。
髪の色は明るい茶髪(ブロンドっぽい髪色になることも)だが、彼女の曾祖母(番外編にのみ登場)が外国人と思われる容貌であったため、混血児(隔世遺伝)の可能性が高い。初期はモブキャラの一人のような感じであり、出番が増えてきても個性のない常識的なキャラクターだったが、後に上記の性格や家柄などが設定されていった。
小鉄から非常に好かれており、バレンタインの前日からチョコをねだられ続けたりしている。また、彼のヘンタイ的な性癖を目の当たりにして「この変態クソヤロー」と殴り飛ばしたこともある。小鉄の教育係だが、小鉄を軽蔑しており、お互いの意見が食い違うと口喧嘩をすることもある。しかし基本的には仲のいい友達であり行動を共にしており、ツーショットも多い。小鉄が激太りし仲間内での発言力がなくなり、目立たなくなってしまった際には「いつもの馬鹿な小鉄っちゃんがいい」と1番に音を上げた。小鉄が思い込みにより熱を出した際には他のみんなが新種のウィルスを恐れ避難する中、最後まで小鉄の具合を見守った。小鉄に異変があると誰よりも先に気付く、腐れ縁のような関係である。しかし、恋愛感情は無いらしく、小鉄とのキスかうんこ顔面直撃かの2択では後者を選んだうえ、自分自身が小鉄に思いを寄せるような内容の初夢をみた際にはプライドが許さないのか顔を真っ赤にして自己嫌悪をしていた。片思いしている人がいるらしいが、彼女が彼のことを「本命」と言っている以外の詳細は不明(その人物へのバレンタインチョコを小鉄から死守している為、少なくとも小鉄ではない)。
また、上の名字が初出した「沈む肉」の時の当初の名字は「菊池」ではなく「美沢」だった。
作中でも屈指の不幸キャラであり、毎回毎回何らかのハプニングに遭い、走馬灯でフラッシュバックを引き起こすくらいの身体的ダメージを被ったり[13]、自宅が欠陥住宅だった上に、時々小鉄を始めとする浦安市民などに豪邸の一部もしくは大半を破壊された挙句倒壊して、豪邸を造った建築会社カストロフ建設の本社に直接訴えようとするも、その会社も既に倒産していたなど、不運に巻き込まれることが一番多い。あかねを作ったきっかけになった、たまたまあかねを書いた際、「こんな美少女キャラが、かなり悲惨な目に遭ったらおもしろいな」と言う逸話がある。
お金持ちがゆえに小鉄たちのスポンサーになることが多い。また、小鉄たちや春巻を金で操ろうとする悪い癖もある。その他クーラーを浴びたいために、彼女の家にやってきた小鉄たちをストーブや熱々のおでんを使って妨害しようとするなど非情な面もある(毎日毎日家の中で好き放題されるので怒ったのもある)。また旅行で留守になった時は留守泥棒や春巻などに入られないよう家の前で警備員を配置することもある。初期ではコジャックの犬小屋の煙突に鍵が隠されていて、警備員も配置されておらず菊池家の鍵の隠し場所を知っている者なら誰でも入れる状態になっていた。
春巻に代わり臨時で渋々ながらも代理教師も務めることもあるが、苦手教科の体育の時は小鉄と共に行う。のり子に「東洋一の運動オンチ」といわれるほど極度の運動オンチ。「小鉄っちゃんみたく馬鹿でいいから運動神経が欲しい」と口にするほど、小鉄の運動神経に憧れを見せている。一輪車や三輪車には乗れるが自転車は補助輪が付いていないと乗れない。
デコピンが全く通用せず学校の机を壊すほどの石頭の持ち主。ボウリングの球を砕く格闘家の力でも通じなかったほど。初期の頃はタイガー軍団とのドッジボール対決の際、のり子が投げたボールが運悪く頭に当たって頭蓋骨が割れたり、不注意で柵の鎖に引っかかり頭を打った際、頭から出血して気絶していたが、その話より前の時系列の話のはずの20巻「耳毛な奴ら」では、石頭を発揮させている。この設定が出たのは「元祖」以降であることから、後付け設定である事が明確である。
またお菓子作りが下手なようで、その腕の悪さは前述の彼女の手作りバレンタインチョコをそれがチョコと知らずに食べた小鉄に「犬のウンコ(みたいな味)」と酷評されている(しかし228発目では仁の誕生日のためにケーキを上手に作っている)。
かなりの嫌煙家で小鉄たちが家に入ってきた際「タバコのにおいはないわね?」と言うほど。
必殺技は「魔女締め」。
ヨーグルトとにんじんが嫌いで給食に出た際には春巻やフグ夫にあげるなど、食べ物の好き嫌いが激しい。
服装は初期のころはお嬢様らしいフォーマルな感じの服装が多かったが連載が進むにつれてカジュアルな服装も多く見られるようになった。初期の頃はショートヘアーだったが、回が重なる内に現在の髪形になっていった。ヒゲじーさんに散髪してもらい一時期ベリーショートになったが、周囲からの評判が良かった上に、最低クラスだった運動能力・格闘能力も飛躍的に上昇した。作者曰くこのエピソードは「エマ・ワトソンを見ていて思いついた」との事。
『元祖!』での菊池あかね
自宅の豪邸が欠陥住宅で倒壊したためアパートに引っ越す。さらにはそのアパートを買い取ってしまい、母が「コーポあかね」と名前をつけた。リーダーシップへの意欲が強くなり、体力派の小鉄とは対照的に頭脳派なために小鉄軍団では参謀的な役割を果たしている、春巻が担任に戻ってきて以来、担任代行のような形が続いており、生徒でありながら放課後の職員会議にも出席する。一方でその立場を利用して、自分の成績表の体育欄を「5」にしたり、やり忘れていた朝顔観察の宿題をなかったことにするなど、したたかな一面も見せる他、のり子に対して「のり子って、たしかにつまんないかも…」と言うなどきつい一面も持つ。初期に比べて大人し目になってきているが、新たに魔女アッパー、魔女X固めなどの技を開発した。また驚異的な石頭という設定が加えられた。前作では小鉄を嫌っていたが元祖に入ってからはそれが和らいだようであり、お互いの悩みを相談したり小鉄を心配するなど、少しずつ関係が良くなってきているが、まだ一線を画している様子である。それとは逆に赤門進・江戸五郎が大嫌いで、番外編でも安藤やすお・勇の二人組を罵っており、これを始めとして変わり者の男子とは基本的に相性が悪い。
菊池あかね・おさむの母
菊池あかねとおさむの母。かなりの美人。基本的にロングヘアに眼鏡姿だが、眼鏡をかけていないこともある。初期はあかねと同じくショートヘアーだった。おっとりとした性格で温厚な常識人だが、仁ママが作った欠陥ベビーベッドを見て、仁ママを殴り飛ばしたこともあることもある。あかねやおさむの欲しいものならなんでも買ってくれる優しい母親だが、クリスマスにあかねがペットにハムスターをおねだりした際は「ペットはコジャックだけで十分」と反対した(ただし、「ペット以外ならなんでも買ってあげる」と了承するがあかねに無視されてしまう)。初めの頃は小鉄たちを「野人軍団」と呼び、あまり快く思っていない節があった。しかし最近は、春巻が昼寝をしたり小鉄たちが自宅のアパートに破壊行為をしたりしても大らかな態度を見せる。
菊池 おさむ(きくち おさむ)
菊池あかねの弟。9月生まれ。通称おさむちゃん。パンクヘアー風にポマードで尖らせたような髪型がトレードマーク。誕生して間もない頃は普通の赤ん坊で、1か月笑わないこともあったが[14]、イタリア長介のバナナすべりの応用ギャグに笑うなど、普通なところもあった。しかし、下の名前が初出した「弟人間」の回からアクシデントにあっても泣かなかったうえ、喃語(赤ちゃん言葉)を話すのが少なくなるもしくは喃語を話さなくなり、顔も鼻をたらしたり、無表情でボーッとしたりしているなど春巻に「赤ちゃんにしちゃ変な顔」と言われるぐらい、姉に似ず、不細工で変な赤ん坊になった。誕生直後から散々な災難にあっており、例えば誕生して間もない頃に新生児ベッドから吹っ飛んだ直後、小鉄に宇宙人呼ばわりされ、花丸木の不手際でスズメバチの大群に襲われかけたり、また髪が生えた頃は彼がベビーベッドの柵に触れたせいで柵が外れベッドから丸裸になりながら皿の上に転げ落ちフグオに食われそうになったりしている。「弟人間」以降の災難によるPTSDトラウマ)などの要因が絡みその結果、369発目の「ウォルフ玩具」の回で1人立ちができるようになった頃には一年中全裸で歩き回りたがるようになり(ただし、368発目の登場時には、パーカーと黒く塗られた長ズボンをはいていた)、路上に生える草を食べたり乳児時代よりも大量の鼻水をたらしてそれで遊んだり、「めぎー」や「らー」と奇声を上げたりするなどの奇癖を持ったとんでもない馬鹿に成り果ててしまう。特技は、乳児時代は大盛りウンコ、一人立ちできるようになってからはのり子いわく「ほっぺたの肉が破れそうになる」くらいの強力な抓り、また身体能力も主婦たちから“つねり魔”と呼ばれるほど握力が異常に強くなり、自分の身長より高い柵を飛び越えられるようになった。この状態は作者をして”あかねの弟・改訂版”とされている。
『元祖!』での菊池おさむ
登場回数が減ったが、全裸癖は相変わらず、しかし登場シーンを見るとサンダルを履いたり、また自宅の庭でスフィンクスやピラミッドを作るなど、少しはまともになってきているらしい。しかし、まともな登場は一度もしておらず、更には姿まで見えなくなり、彼の存在や誕生した話はなかった事にされているようにも見られる。作者曰く「ネタが思い付いたら再登場も考えています」との事。
コジャック
菊池あかねの飼い犬で、犬嫌いの犬。芸のセンスはあるが性格はかなり悪い。神戸牛を使った高級な餌しか食べない。
『浦安』時代に住んでいた犬小屋は大きく、カナダ産の高価な木材が使われておりその中は小鉄があかねの部屋と間違えるほどの豪華さ。犬小屋の煙突には菊池家の合鍵が隠してあり、そのことを知っているクラスメートや春巻が菊池家に勝手に上がり込むことがあった。当初はおバカな行動を取っていたハッチを馬鹿にしていたが、鬼豚毒象をあっさり撃退したハッチを見て尊敬するようになる。
『元祖!』で菊池家がアパートに移ってからは、階段の下の小さい犬小屋で暮らしており反抗的になる。
名前の由来は『刑事コジャック』。
あかね・おさむの父
あかねやあかねの母の台詞のみに出てくる人物で、あかねによるとアメリカで仕事をしており、あかねにチョコを贈った。

ノブの家族

上田 信彦(うえだ のぶひこ、あだ名・ノブ)
声 - 吉田古奈美 / 岡村明美 / 楠ひなた
小鉄達のまとめ役。いたって普通の真面目な優等生の少年だが、遊びとなると小鉄たちと同様悪ガキとなる。時々小鉄達の不運に巻き込まれる。人付き合いがいいが、自宅を何度も小鉄達に破壊されているため、小鉄達を出入り禁止にしている。長い付き合いのため、小鉄達の性格をかなり理解している。また、知識が豊富でよく小鉄たちにアドバイスしている。旭川出身。ジャンケンは弱いが、○×ゲームは強い。バレンタインデーの日にはチョコをたくさんもらっているなど、かなりもてる(クラスメイトからも「男前」と評価されている)。最初期の頃はそばかすがあり髪型も異なっていたが、髪形が変わると共にそばかすも消えていった。名前の由来は上田馬之助高田延彦。ちなみにこの本名は1997年の最初の増刊号にて初出したものであり、それまでは浜岡は前作『4年1組起立!』の登場人物の一人「委員長」と呼んでいたという。北海道旭川市出身ということが一度だけ語られている。
『元祖!』での上田信彦
仲間の中で唯一学習塾に通っており、塾の生真面目な生徒から勉強と遊びを両立しているとして慕われている。ジャージくん登場回では、たまたま風邪で欠席しておりテストの成績が近かったため、ジャージくんの正体ではないかとあかねに勘違いされた。またテストは毎回78点でありクラスメートからはさすが安定していると言われるが、本人曰く「一応満点目指して勉強してる」との事。最近では聞き上手な面・小鉄達と比べ至って普通な面がフィーチャーされ、出番が増えている。
ノブの母
ノブの母親。主婦。普段はパートタイム労働に出ている。自宅を幾度も破壊された事から、初期のあかねの母同様、小鉄達の事を快く思っていない。

涙の家族

梅星 涙(うめぼし なみだ)
声 - 生駒治美
パ・リーグの千葉ロッテマリーンズの大ファン。年中、Tシャツに半ズボンの元気な野球少年で、Tシャツの「パ」の文字がトレードマーク。野球のことになると性格が変わり、熱血漢になってしまう。ピッチングはプロ以上に上手く、50m離れた自動販売機のコイン挿入口に100円玉を入れられるほど。また、山ごもりの特訓の成果で「梅星玉」という魔球を投げることが出来る。梅星球02(『巨人の星』の大リーグボール2号のパロディ)、梅星球4号、ティアドロップサンダーといった数々の魔球も投げられるが、そのほとんどが打たれている。また、涙自身気付かずに梅星玉を投げていることも多く散々な目に遭っている。ランドセルの中には常に野球道具を入れており、いつでも野球が出来るようにしている。空き地を整備し自分専用の球場「涙球場」を作ったが、今は空き地にマンションが建ってしまい無くなってしまった。元ロッテオリオンズのリー兄弟(レオン・リーレロン・リー)の大ファンでサインをもらっている。父、梅星球道と一緒に長屋に住んでいる。サッカーは大嫌いであるが野球同様に天才的に上手く、シュートすると火を噴く必殺技ももっている。また、一回だけTシャツを破いてしまった際に球道にサッカーのユニフォームを着せられ散々な目にあった。スタミナがまったくなく、マラソンが大嫌い。ただし登場初期のころはマラソンを好むシーンがある。
素直で礼儀正しく他人に、君、さん付けする。転校して来た直後は自分自身を俺と呼び学校にもほとんどこなかったが、レギュラー扱いになってからは僕と呼ぶようになり、小鉄たちとよく行動をともにするようになった。ノブとは特に仲がよく「ノブしゃん」と呼んでいる。グリーンピースが嫌い(255発目)。
キャラクターは星飛雄馬のパロディ。
『元祖!』での梅星涙
常に小鉄らと行動を共にするようになる。相変わらず熱烈なパリーグ支持者のロッテファンであるが、父がサッカーファンに鞍替えしたため板挟みに陥っている。また手作りの涙球場は、市長に頼み込み球場前にバス停まで作って貰った。しかし、巨大マンションが建てられ閉鎖したが、大沢木家の裏にある空き地が新たな涙球場となった。友達に永遠にキャッチボールをさせることがあるが、小鉄たちからは迷惑がられている。
梅星 球道(うめぼし きゅうどう)
声 - 井上和彦
涙の父。涙と同じくロッテの大ファン。息子にスパルタ教育で野球を教えた。元ロッテの名三塁手と息子には言っているが実は野球経験はない。酒と競馬が大好き。涙が野球をやめたがっているときは決まって折檻を行い、時には自身の酒乱までも利用する。最近では野球よりもサッカーに興味があり、「ベースボール イズ デッド」が口癖になり、涙をサッカー少年にしようとしている。
キャラクターは星一徹のパロディで、名前の由来は中西球道(水島新司の漫画『球道くん』より)。

その他の友達

花子(はなこ)
声 - なし / 那須めぐみ / 楠ひなた
男嫌いで、いつも小鉄達と喧嘩をしている。とても単純な性格。小学生のわりには背が高い怪力女。ヒガンテアンドレ、女ガリバー、モアイ、ユリ・マゲー(ユリ・ゲラーのパロディ)など多くのあだ名があり(ほとんどは小鉄が命名)、呼ばれるたびにキレて暴れまわる。実は隠れプロレスファンでもあり、小鉄はそのことを知っている。苦手な教科は算数で、19点を取ってしまうほどだが、それ以外は割と勉強ができる模様。オカルト好き。実家は喫茶店で店の名前は「花子ちゃん」。うっかりビールを飲んでしまうと性格が豹変し、戦闘能力も一気に高くなる。田中と仲が良いが一時期後述のように険悪になった事もあった。普段は女尊男卑のスタンスを取っており、小鉄によくつっかかるが、負けず嫌いで嫉妬深い性格であることから、女子生徒、特に謙虚で何事もそつなくこなす田中に対し嫉妬に狂うことがよくある。我を失うと、女子生徒に対しても暴力を振るうこともあるが、逆に男子生徒と仲良くやるシーンも少なくない事から(小鉄に本を貸してもらった際は感動したこともある)、男嫌いは、負けず嫌いな性格の裏返しにも思える。
『元祖!』での花子
『元祖!』開始に伴い、小鉄達の中で1人だけ(話のオチをつけるためだけに)隣のクラスへ移った。しかし春巻が小鉄のクラスの担任に復帰したことに伴い、同じクラスに戻っている。前シリーズでは比較的小鉄と互角に描かれていたが、「元祖」では花子の凶暴ぶりに拍車がかかり完全に小鉄を圧倒している。しかし春巻の気まぐれな席替えでフグオと隣席になってからは彼とのやり取りで激太りし性格的にも角がとれてしまい、小鉄と田中が「以前の方が良かった」と敢えて怒らせるような発言をするも、失敗に終わっている(「アンドレ」を「あんこくれ」と聞き間違えた)。この件以降「デカイ」等の呼称にもある程度寛大になり、『毎度!』では小鉄たち男子とワーク的な内容の「学級プロレス」に興じるなど暴力的な面はかなり改善された。しかし一線を越えたときの凶暴性は相変わらずである。
田中(たなか)
声 - 西村ちなみ(第2期)
クラス写真で心霊と間違えられ、その時に花子に紹介されて初めて小鉄たちに知られたほどとても存在感が薄い少女。かくれんぼで行方不明扱いされたりするくらい存在感が薄い(351発目)。この行方不明事件の後、周りから名前を「中田(なかた)さん」と間違えられ、今でもそう呼ばれている。人に気づかれないことを利用して、病院のカルテを盗み出したこともある。おかっぱ頭が特徴で、家は『ちびまる子ちゃん』の主人公、ももこの家にそっくり。呪術に詳しく。プロレス業界と繋がりがある。将来の夢はインドでゾウ使いになること。好きなテレビ番組は『大改造!!劇的ビフォーアフター』。知識の豊富さはノブ並だが、彼とは異なり「どうでもいい雑学」のそれだったりすることが多い。花子と仲がいい。
『元祖!』での田中
存在感のなさは健在だが、小鉄のグループに頻繁に加わるようになり、発言が目立ちはじめる。剣道が得意で、散髪・パーマネントのセンスがある(97固め)。前シリーズでは花子とは一番の友人として描かれていたが、『元祖!』では嫌悪感を示すようになり、大巨人を操って花子をKOして以来関係は悪化していたが、前述の花子の性格の変化も有り、『毎度!』に入ってからは元に戻っている。基本的には人の言いつけに従うおとなしい性格だが、連絡網を執拗にまわしてくる奈々子先生を陥れるなど、ダークな一面も出てきた(49固め)。黒魔術に凝っている。ハチ図鑑を持ち歩きハチの生態に詳しい。涙に永遠のキャッチボールをやらされていたが、嘘の消える魔球(ボールを投げていない)を使って撃退した(306固め)。自宅が平屋であることが判明した。多くの登場人物から田中ではなく中田とよばれている。また映画への知識も深く、晴郎と意気投合している。のり子の小鉄への淡い恋心を勘ぐっている節があり、『毎度!』では後押しをしようと余計なお節介をやくシーンが度々あるが、当人達(特に小鉄)に全く自覚がないため毎回空振りに終わっている。

小鉄の初期の友達

本田 スカイウォーカー(ほんだ スカイウォーカー)
冷静さと冷酷さをあわせ持つ少年。実は数々の凄い特徴を持っている。基本的には無口で礼儀正しく温厚。フグオに「のっぽ」と呼ばれるほどの長身。ハゲ頭をさわるのが好き。父が『スター・オーズ』(スター・ウォーズのパロディ)ファンだったのでこのような名前をつけられており、小鉄達がその名前を知ったのは最終回でのこと。2発目より小鉄の大親友として登場していた。しかし、仁が登場してからだんだん登場回数が減り、全く登場しなくなった。最終回に久しぶりに出てきたが、小鉄たちは彼のことをまったく覚えていなかった。その際、とんでもない腹筋、強肩が判明した他、この時初めて下の名前を小鉄達に名乗った。その後家族で複数台のパトカーに追われながらフィリピンに高飛びした、彼の顔は花丸木の顔のモデルになった。「毎度」5巻68キンポで、再登場した。
小枝(こえだ)
本田と同じように初期は小鉄の友達として出ていたがだんだん登場回数が減って出てこなくなったキャラ。最終回のラスト1コマで復活。よく黄色い通学帽を被りリコーダーを吹いている。本田同様、最終回で転校した。全くと言っても良い程喋らず、セリフは最終回で「うん」と言ったのみ。小鉄たちは忘れていたが、何故かクラスの違う仁のみが、彼の名前を覚えていた(仁に関しては転校してきた初日に小枝のリコーダーに対抗するように横でハーモニカを吹き出した縁はある)。

小鉄の同級生

江戸 五郎(えど ごろう)
声 - 岡村明美(第2期)
校内で殺人事件が起こることを期待している自称少年探偵。しかし馬鹿。本人によると、転校する前の小学校では週に1度は必ず奇妙な殺人事件が起こっていたなどと推理アニメーションを意識しているような発言が多い。小さなことでも事件扱いにするが、解決したことは一度もない。また、転入時の言動のせいであかねから相当嫌われている。苦手な教科は体育。接着剤のついた手がアゴをさすって推理しているようにくっついてしまい、学校の友達に「探偵みたい」と言われ、はずみで「実は探偵です」と言ったことから現在に至る。『名探偵コナン』の主人公、江戸川コナンのパロディで下の名前は毛利小五郎をモデルにしている。特徴としてはイガグリ頭である。彼は月刊少年チャンピオンの新連載(当時)『ヤマチャン』の主人公に想定されていたキャラだったが、間に合わずに本作に登場となった経緯がある。
少林 次郎(しょうりん じろう)
実家の少林寺で修行を受けた、くすぐり拳をはじめとする拳法の達人。気功も使える。物静かで達筆で、手先が器用。礼儀正しいが非常に負けず嫌い。家にたどり着くのに数々の試練が待ち構えており、普通の人がたどり着くのに数時間かかる。その数々の能力を周りから気味悪がられ、一度普通の小学生に戻ろうと試みたが、失敗に終わる。勉強は苦手。土井津家の裏に自家の墓がある。「毎度」で久々に登場し、墓石を盗んだ仁ママと格闘を繰り広げている。容姿のモデルはジェット・リー、名前は少林寺から由来している。
蛸橋 直子(たこはし なおこ)
とにかく走るのが大好きで授業中や給食の時間でも構わず走り回っており、ゴールに着くまで走り続けるという少女。自宅から学校までの距離は丁度42. 195km。高橋尚子のパロディ。また、このキャラクターの父親も小出義雄のパロディ、最近は登場しなくなった。
蝶野 虫男(ちょうの むしお)
昆虫が大好きな少年。常に何匹かの虫をポケットの中などに隠し持っている。趣味は昆虫採集で虫のことについて詳しい。唯一の友達は仁。名前の由来は蝶野正洋
花園 垣(はなぞの がき)
声 - 山口祥行(第2期)
人類最強の小学生。何でも破壊できるほどの怪力を持つ。普段は比較的おとなしくとても礼儀正しいが、生真面目すぎるのがたまにキズ(357発目)。常に何事にも異常なまでに全力であり、雑巾を絞っただけで両腕を複雑骨折したり、笑顔を作るために力み過ぎて鼻骨を折ってしまうほどである。肉体を自在にコントロールできるが、脳だけはコントロールできず、勉強ができない。右脳を活性化させる手段を用いてテストに挑んだことはあるが、単純な計算式を一門解くことで全ての力を出し切り、力尽きている(327発目)。自分の父親の墓をランドセルにしている。母親(通称「垣ママ」)も同じく怪力で、とてつもない力を持つ。『グラップラー刃牙』の主人公、範馬刃牙のパロディだが容貌は刃牙の異母兄であるジャック・ハンマーのパロディ。
『元祖!』での花園垣
チャンピオン増刊号「外伝 ガキ」にて生誕時の秘話が綴られた。それによると垣は鬼母・勇花の胎内にいた時点で既に規格外の成長を遂げており、勇花と「出産前に親子喧嘩」をした直後に誕生。産まれてすぐに2本足で産院を後にし、直接、勇花と共に市役所へ出生届けに行ったとのことだ。自分が産まれた感想を勇花から求められた時には「最高ッス、鬼母〜」と会話すら出来るほどであった。勇花は「垣」という名を、当初「餓鬼」という名にしようとしていた。
『毎度!』での花園垣
勇花から修業を強制されていることで学校を欠席することが常態化しており、それが関係したエピソードもいくつか描かれている。
星(ほし)
体も声も書く字も小さい少年。見た目がグレイタイプの宇宙人に似ており、花子からゼータ星人という宇宙人だと思われている(345発目)。小鉄達と遊んでいることはかなり多い。
米異(よねい)
善良な性格の持ち主だが、乗り物酔いが酷い少年。乗り物に乗るとすぐ吐いてしまう。そのためタケシらに「ゲロ男」と呼ばれいじめられていたが、プロレスラーとの特訓で克服している。バスの中、あかねと乗った自転車、大鉄の運転するタクシーで吐いたことがあり、とくに大鉄にはタクシーで学校に乗り込まれたこともある。「浦安市民最強を決める格闘技大会」に出場している。苗字の由来は漢字の「糞」を分解したもの。『毎度!』では酔い方がさらに酷くなり、歩いてるだけで酔ってしまうほどになった。

タイガー軍団

5年5組(初期設定では5年2組)の中村タケシ率いる浦安第一小で最大のマフィア組織。下記の4人以外のメンバーも存在する。タケシによると、あらゆる修羅場をくぐり抜けてきた精鋭部隊で、それぞれが特殊な能力をもった恐るべき子どもらしい。リトルタイガー軍団という幼い子供だけのチームもいる。初期の頃は小鉄達も畏怖する絶対的な存在として描かれていたが、小鉄との関係が対等になってからは逆に手玉に取られることが多くなった。最近は人気が無いらしい。

中村 タケシ(なかむら タケシ)
声 - 堀内賢雄 / 松本吉朗
幼稚園児の頃、『刑務所を脱獄した幼稚園児』の異名を持ち、様々な悪事を働いていたタイガー軍団のリーダー。小学5年生で5年5組(初期設定では2組だった。元祖で小学6年生に進級したと思われる)。小鉄をライバル視しているが、小鉄よりも馬鹿だと言われる。成績は体育が5を取れる以外はみんな2か1というもの。つまらない悪戯や計画をよくひらめくが、最終的に自分自身が一番被害に遭っている。そのせいもあって学校での評判は最低最悪で、実際に報復されたこともある。
ラリアットが必殺技のプロレスラー、スタン・パンセンを尊敬しているが、実はラリアットが物凄く下手。蚊どころかキツネにすらまったく通じなかった。「日本一安全なラリアット」と呼ばれている。しかし、最初期では腕っ節の強さを見せつけるシーンもあった。
私立中学に入る野望を持っているために教師に対して危害を加えない。 ジェットという弟(赤ん坊)がいる。また、綺麗好きな一面があり、(297発目など)占拠目的で公園を掃除して、学校で表彰された事もある。
『元祖!』での中村タケシ
デパートのダンボールを独占して持ち帰り戦車ごっこに興じるなど、学年が上がるのと反比例して幼稚化に拍車がかかる。タイガー軍団自体は存続中。女子にも呼び捨てにされるなど、年上としての威厳が無くなってきている。
キツネ
声 - 山崎たくみ / 中川玲
得意技は物隠し。(本人いわく、物隠しだけが自分の取り柄らしい。)タイガー軍団の副官的存在。基本的にタケシを物凄い悪だと尊敬しているが、タケシのする行動が幼稚すぎるためときどき軽蔑している。家で写真現像が出来る。実はタケシより人気があり、女子からバレンタインのチョコを貰ったことがある。
一瞬で小鉄とのり子の靴を奪い去り、トイレに放り込むなど器用さを持つ。
ラフボーイ
タイガー軍団の旗持係。無口を通り越してまったく喋らず、常に旗を持ってタケシの後ろに立っている。その他、軍団の遊び場所確保やトイレでの盗撮(男子児童相手で、それで相手を嘲笑うため)が役目。容姿は常に上半身裸で、サングラスに海水パンツ。冬でもこの格好で活動を行っており、風邪をひいたこともある。
リトルX(エックス)
声 - 岩永哲哉(ドラマCD)
別称「雑用王子リトルX」。タイガー軍団の中で一番の常識者。性格はクール。帽子を目深にかぶっていて常に視線を隠しているが、初期の頃は目が露わになっていた。
キツネとは全く異なり、そしてキツネ以上にタケシを尊敬していない。何度もタイガー軍団を脱退しようとしたことがある。しかし、タケシの悪行に対して素直に感心を示すこともある(最終目的が凄まじくくだらないため結局あきれるのだが)。
よくガムをかんでおり、ガム依存症と言う噂もある。特技はガム爆弾。

タケシの家族

中村ジェット(なかむらジェット)
タイガー軍団リーダーの中村タケシの弟。兄に似てあまり賢くない赤ん坊。柳梅たちからはかなり酷評されている。「砂場荒らし」の異名をもつ。ベビーファイトで裕太と対決。砂場に排泄したブリーデンの糞を食べようとするなど異常な行動にはしる。名前の由来はタイガー・ジェット・シンから。
ブリーデン
タケシが飼っている犬。チワワ。虎のような縞模様を体にペイントされており、柳梅たちからは「虎」と呼ばれている。タケシにけしかけられ公園の砂場に脱糞する嫌がらせをしたが、裕太にブルドッキング・ヘッドロックを喰らった。名前の由来は元阪神タイガースハル・ブリーデン

NYA

『元祖!』からの登場。小鉄達のクラスの中で一番静かなグループ。それぞれの頭文字をとって「NYA」とよばれる。当初は和江・民子は小鉄達を嫌っていたが、楽しい学校生活を送る彼らに好意・憧れを持つようになる。しかし3人とも人見知りである為思うように仲良くなれずにいる。

根本 和江(ねもと かずえ)
声 - 西村ちなみ(第2期)
席替えで小鉄が最後列に移動したことで被害を受けるようになり、小鉄を毛嫌いしていたが前述のように好意を持つようになる。フェンシングとバッティングが上手い。「ネモッチ」とあだ名で呼ばれると喜ぶ。長身でスティーヴン・セガールに似ているためか、民子から「沈黙シリーズ」と呼ばれたりする。3人の中で最も毒舌家で攻撃的な性格である為、民子と口喧嘩をしたり静香の発言の揚げ足を取る事が多い反面、3人の中で最も人見知りが激しい。集中すると微妙に舌を出す癖がある。
山崎 民子(やまさき たみこ)
声 - 三森すずこ(第2期)
和江同様小鉄を嫌っていたが、前述の通り好意を持つようになる。「タミちゃん」とあだ名で呼ばれると喜ぶ。3人の中では顔が著しく変化しており、初期はお世辞にも可愛い顔とは言えなかったが、作品が進むにつれてあかねに近い整った顔立ちになっている。登場時毎回同じような服装を着用している和江・静香とは異なり登場の度に服装が変わっている。あかねと似た服装を着ていたとき小鉄と仁にあかねと間違われ(但し仁は気付いていた)彼らの遊びに参加するが、その際運動能力がかなり高い事が判明し彼らを驚愕させた。推理するとき顎をさする癖がある。
淡口 静香(あわぐち しずか)
声 - 橘田いずみ(第2期)
他のNYAのメンバーと違い、小鉄たちに最初から好意を持っていたが、それ故唯一「NYA」の中で小鉄にあだ名はおろか名前すら呼ばれたことがない等扱いが悪い。目が小さく薄い顔立ちである為、激昂した和江から「アシカ顔」と言われた。口喧嘩を始める和江と民子を仲裁する、小鉄の粘土細工を3人で壊してしまった際に一人で罪を被ろうとする等真面目で優しい性格であるが、和江や民子からは「善人ぶっている」と冷やかされる事が多い。集中すると、唇をつきだし、目を細める癖がある。

その他の小学生

穴川 ションジー(あながわ ションジー)
44マグナム弾と同等の威力を持つ「44浣腸(よんよんかんちょう)」を必殺技とする少年。その技でタイガー軍団を全滅させたことや、病院で国会議員の便秘を治した結果、病院中をうんこまみれにしたこともある。元々はいじめられっ子だったためか、44浣腸で学年を征服する野望を持ち、その障害として小鉄達を嫌っている。現在、浦安市教育委員会から人と動物に浣腸をすることを禁止されている。宿命のライバルは同じ浣腸を武器とする直腸太。ちなみに44浣腸は弟の便秘を治すために母がしていたものを参考に編み出したもので、同時に病弱でいじめられっ子だった彼を救ったものでもある。市から浣腸禁止令が出た際にあかねから友達になることを提案されるが、小鉄たちが自分のことを嫌っていると思い込んでおり一度は拒否したが、すぐに説得された。そこへ太が現れ隙を見せたため、あかねの指と自分の指を合体させて新技浣腸で撃破。直後に自分も茜に「このオカッパウンチ!」と激しいツッコミを受けた。『浦安』時代は2年5組在籍。
名前は千葉市稲毛区穴川に因む。
「毎度!」での穴川ションジー
15巻にて久々に登場。もう浣腸で学年征服の野心を持たなくなり、普通の男の子として小鉄たちと仲良く遊ぶようになる。浣腸をやめた理由については、他人の尻に指を入れるのが汚いと考えるようになったため。小鉄軍団に迎えられたものの、うっかりあかねが寝惚けて浣腸のポーズを取ったため、反射的に反撃してしまった。
有森 ミサ(ありもり ミサ)
『浦安』214発目のみ登場のタイガー軍団と同級生の女子児童。かなり可愛らしい。1、2年の頃、タケシとクラスメイトだったがかなり虐められていた(確認されているのはタケシの回想でスカートめくりとランドセル小便を掛けるのみだが、他にもあると思われる。)。しかしそんなタケシに対してチョコをあげたのだがそれは仕返しのために爆弾仕掛けであり、タケシを吹っ飛ばし長年の恨みを果たした。
エコエコアザラク』の黒井ミサのパロディ。
影口(かげぐち)
グレート・ジャンボ・ゴリラの友達。いやみな性格で、何かあるとすぐにGJGを呼ぶ。ただ、相手が詐欺師みたいなテキレツの場合だと、正論を言う存在にもなる。「浦安市民最強を決める格闘技大会」もグレート・ジャンボ・ゴリラの先導役として鞭を持って登場している。
アニメ版『キテレツ大百科』のトンガリ(尖浩二)のパロディ。
「毎度!」での影口
グレート・ジャンボ・ゴリラのイジメに嫌気が差しており、彼のカバン持ちをさせられたテキレツを手伝うなど根は善人になっている。またテキレツほど卑怯なキャラではなくなっている。
角田 弁慶(かどた べんけい)
声 - 荒木香恵
あだ名はカドベン。自称「野球の大天才」。バッティング能力はプロ以上に上手い。いついかなる時でも、どんな状態でも物が飛んでくれば打ち返す性格で、涙の「梅星球」や鼻水をバットで打ち返したり、硬球をシャープペンシルの芯で打ち返したこともある。口癖は「 - ベーン」。
ドカベン』の山田太郎のパロディ。
グレート・ジャンボ・ゴリラ
通称GJG。東洋最大の小学生。体がとても大きく力が強い。ただし極端に頭が悪く、性格も非常に単純なのでカゲグチやテキレツによく騙される。テキレツをいじめている。見かけによらず、さみしがり屋。「浦安市民最強を決める格闘技大会」に出場している。
キテレツ大百科』のブタゴリラ(熊田薫)のパロディ。
「毎度!」でのグレート・ジャンボ・ゴリラ
テキレツに何度も騙されているうちに知恵がつく用になり「ゴリラの進化」と驚かれた。あかねによって巨大ランドセルを勝手に売却されたのでブチキレて浦安第二小に殴り込んで来たが、実はすぐにあかねが購入して確保しておき、みんなから珍しがられていたことから気分を一変させた。
須賀(すが)
小鉄たちと隣のクラスの児童で、仁のクラスメイト。頬に十字瑕があり、ニット帽をかぶっている。小鉄やノブたちとは顔見知り。性格はあまりよく無く、不快ないじめっ子。仁に終始突っかかっていた。最初期のみの登場ですぐに出番無く消えた。
大福星 金太(だいふくせい きんた)
校内相撲大会に登場した学校一のデブ。決勝戦まで勝ち進み、仁と対戦、あわやのところまで追い詰められるもののこれに勝利した。
サモ・ハン・キンポーのパロディ。
直腸 太(ちょくちょう ふとし)
穴川ションジーのライバル。初登場時は小3。ションジー以上の浣腸の使い手。「ローリングクラッチ浣腸」など、プロレス技を応用した浣腸を得意とする。ションジーとの戦い場になったあかねの家を激戦の末に穴だらけにし、2階のベランダを崩落させたことも。「浦安市民最強を決める格闘技大会」に出場している。アフロヘアーが特徴。
敵烈 藤男(てきれつ ふじお)
通称テキレツ。発明を趣味としている胡散臭い少年。毎回奇妙な発明をし、自分を虐めているグレート・ジャンボ・ゴリラに仕返しを試みる。実家は電気店。自身の発明でグレート・ジャンボ・ゴリラを騙したり、周囲に胡散臭い発明品を売りつけていたりするという、詐欺師臭いところがある。菊池あかねと同じ幼稚園に通っていたという縁であり、小鉄達とは通っている小学校が違う。初期の頃は頬が痩せこけ血色も悪かったが、徐々に明るく穏やかな顔つきになった。
キテレツ大百科』のキテレツ(木手英一)のパロディ。
「元祖!」での敵烈 藤男
ガリガリに痩せこけたキャラではなく、明るく元気で活発なキャラクターへと変貌。なんでもない物を発明品らしく見せようと演技をしており、あかねたちには飽きられている。
「毎度!」での敵烈 藤男
初期のキャラクターへと逆戻りし、またガリガリに痩せこけたズル賢い少年になっている。
不二矢 ペロ(ふじや ペロ)
いつもおなかをすかせている少女。甘いものが大好物で、また目の前にある食べ物は何でも食べる。頭のリボンを回すことで食べたものを自由に吐き出せる。限界までリボンを回すと洪水並みの量のゲロを吐く。その際に「ミルミルキー」と叫ぶ。同じ吐き系キャラである米異とは違って自己中心的ではた迷惑な性格。一時期、肥満が原因で入院して激痩せしたことがあったが、一日で元に戻った。「浦安市民最強を決める格闘技大会」出場者だが、太りすぎで医者に出場を止められたため、ポロが代わりに出場。ノブのことが好き。
不二家およびペコちゃんのパロディ。ポロというポコちゃんのパロディのボーイフレンドがいる。
「元祖!」でも不二矢ペロ
甘い物がなくなり倒れていたところをノブに助けられた際に好きになった。そこでジムじーさん特性のチョコレートをプレゼントしに着たが、学校が違うため教師たちから不審がられたため、様々なお菓子を使って退けた。ガムを取り持ちのように発射して壁に縫い付けたり、煎餅を噛み砕いて吐き出し、散弾銃の用に発射した。
「毎度!」での不二矢ペロ
大食いを活かして各店で行われている大食いチャレンジに挑戦。行く先々で野村幸子の写真や話を聞くうちに興味を持つようになり、やがて必然的に出会い仲良くなる。大食い勝負は互角で引き分けに終わった。仁が野村の大食いを利用して金稼ぎをしていたのを知るとリボンを自ら回し、ゲロをぶっ掛けて懲らしめた。

『元祖!』からの小学生

金子 翼(かねこ つばさ、あだ名・金子先生)
親父顔の少年で、「金子先生」というあだ名で呼ばれる。小鉄に憧れており、小鉄に気に入られるためにはなんでもするが、ストーカーまがいな行動も多く、やりすぎてしまい逆に気持ち悪がられることも多い。小鉄のカンニングを助けるために学習塾に行き成績を伸ばしたり、壁にわざわざ穴を開けて隣のクラスから小鉄に答を教えるなど、過剰なほどの行動力で小鉄に献身する。小鉄への憧れは、それを通り越して同性愛とも取れる。幼少の頃には火災被害を経験しており、小鉄が火事を甘く見ていると知るや彼のために「リアル避難訓練」と称して大沢木家に放火したことがある(明らかに犯罪である)。また、数少ない小鉄との会話の機会のためにネタ帳を持ち歩いている。地味であるが性格は生真面目かつ神経質で、日直の前日には予行演習を行った。
家が学校のすぐ目の前に位置し、下校時の友達との会話や寄り道に憧れている。こうしたことから友達は少なかったが、小鉄達と行動を共にする事が多くなる。いつもUMAという文字がプリントされたTシャツを着ている。307固めでは万引きのおばさんを何度も目撃して従業員に伝えようとしたが、自身も気付かないうちに何度もガムを万引きしていたため事務所に連れて行かれた。作者曰く「『元祖』へのリニューアル後のスランプ時、金子先生には何度も助けられた」と述べるなど、非常に重宝されている(399固めの作品表に因る)。
赤門 進(あかもん すすむ)
クラスでもあかねと肩を並べる優等生の肥満体のガリ勉少年。しかしその実態は自分の机に手の込んだ仕掛けを組み込んでカンニングしているだけだった…かと思われたが、普通にテストを受けても満点を取れる実力の持ち主。それでもカンニングをするのは、咎めたあかねに暴力を振るわれるのが快感だからであり、また覗き趣味を満たすためである。そのためにはクラスメイトや春巻をもガムで買収する。ニュースからテレビ欄まで全て赤門一色の自作新聞「赤門新聞」を毎月発行しており、その趣味が高じて春巻より学級新聞の編集を任されたが、あかねをネタに記事を書いたことで彼女の怒りを買う。容姿のモデルは『週刊少年チャンピオン』現編集長の沢考史
野村幸子(のむら さちこ)
声 - 楠田亜衣奈(第2期)
小鉄のクラスの女子児童の一人で、ロングヘアーの美少女。通称「ノムさん」。かなりの痩せの大食いで、いつも山盛りに給食を盛る。しかし本人にはその自覚は全く無く、周囲から大食いだと言われているのに困惑していたが。後に「大食い姫」と呼ばれるようになり、大食いをしないようにしようとするが結果的に大食いをしてしまう。309固めで大森としぶしぶ大食い対決をして勝ち、大森にU18大食いチャンピオンのベルトを渡された(しかし本人は嫌がっていた)。何かと太りやすいキャラが多い本作においてどんなに食べても太ったことが無く、ジムじーさんのデブパンを完食してもなんとも無かった(晴郎は一口で太った)。単行本では18巻で初登場したが、読者からの人気が高く、20巻では新キャラにもかかわらず早くも表紙を飾った。「ロッテ」つながりで野球の話題をお菓子の話題と勘違いすることがある。本人は食べることが好きなだけで、大食いを競ったりすることが嫌い。食べたものが美味しいと「ちゃいぽー」という独自の形容詞で表現する。巨大なものが好きで、晴郎になついている。名前の由来は野村克也野村沙知代
安藤 勇(あんどう いさむ)
固太りの体型で顔も中年っぽく、顎が割れている。基本的に目立たないキャラで、いつも和男とつるんでいる。全く喋らない。あかねからは「ストーカーくそコンビ」の一人として見られている。ランドセルが異常に重い。5巻の特別読みきりにのみ登場。
安藤 和男(あんどう かずお)
勇とは違って痩せた体型。小鉄を嫌っている。彼も目立たないキャラだが、腹黒いことばかり考えている。しかし正々堂々と相手には言う性格ではなく、勇のみに陰口をもらす。あかねのことが好きだが勇同様「ストーカーくそコンビ」の一人としか思われていない。5巻の特別読みきりにのみ登場。
山上 ハイジ子(やまがみ ハイジこ)
長野県から小鉄たちのクラスに転校した女の子。大食いでフグオに勝ったことがあり、遂には全生徒の給食を平らげるほどの大食いを見せた。いつもたくさんの山羊を連れている(ハイジ子曰く「勝手に着いて来る」らしい)。トラックを運転出来る。『アルプスの少女ハイジ』の主人公ハイジのパロディだが、キャラが立たなかったため「無印」と「元祖」合わせて2回しか登場していない。
阿部姉妹(あべ しまい)
阿部あみ、阿部まみの双子姉妹だが実は四つ子姉妹。あみは勉強を、まみは体育を得意としている(他の教科は全くダメ)。四つ子姉妹の他の2人のうち1人は音楽を、もう1人は図工を得意としている。目立った登場は1回だけ(モブとしては登場している)。
シャツ男(しゃつお)
英語で「APPO」と描かれたシャツを頭から被っていて顔を全く見せない男。1回だけ出演。あかねをストーカーしている。
ジャージくん
頭頂部以外全身スッポリとジャージで覆い、全く顔を見せない男。シャツ男と同一人物疑惑あり。あかねの性格を以前から知っているような台詞がある。成績はわりと優秀。しゃべり方や態度からあかねから嫌われている。あだ名は小鉄が命名。
小池 鉄郎(こいけ てつろう)
小鉄のそっくりさん。ナレーションには「ダーク小鉄」と呼ばれた。性格は小鉄とは全然違い、常に一人でいることを好みかなり気弱な性格。走るのはかなり遅い。読書が趣味で図書館の児童書コーナーを2日で読み切るほど。行く先々で小鉄と間違われ、毎度で再登場した際も、のり子は最後まで彼と小鉄の区別がつかなかった。(ただし仁は一目で気づいた。)
マッキー
噂が好きな女子でいつもポッキーと行動している。
ポッキー
マッキーと同様に噂が好きでマッキーと共に行動をしている。
大森(おおもり)
3年3組に転校してきた小学生。3年生にしてはかなり背が高く、声が低い。U18大食いチャンピオンでその実力は1クラス分の給食を食べきるほど。しかしノムさんとの大食い対決では敵わずチャンピオンベルトを渡した。キャラクター像はジャイアント白田のパロディ、名前の由来は「大盛り」から。
雨森 れいん(あまもり れいん)
オーストラリアから小鉄たちのクラスに転校してきた女の子。いるだけで雨が降り始めるという奇妙な巡り合わせを持つ。レインコートとレインブーツしか身に着けていない。毎度!では激怒しないと雨が降らなくなった。
牛島登(うしじま のぼる)
目隠しを下げた状態で野球帽を被っていて、顔を完全には見せない男。小鉄からはモーモー君とあだ名され、意気投合していた。シャツ男・ジャージくんと同一人物疑惑あり。
美波 ナミ(みなみ ナミ)
「元祖!」の最終回で転校していった外交官令嬢。春巻からの転校発表の際、名を言う直前にフグオが挙手したことから、小鉄をはじめクラスメートがフグオの転校と勘違いしたため、人知れず転校していくことになってしまった。本人曰く「こんな悲しい転校は初めて」とのこと。

『毎度!』からの小学生

佐渡 勇子(さど ゆうこ)
春巻学級に転校してきたスポーツ万能で小柄な女の子。切れのあるフォークを投げる。
大の広島カープファンで、千葉ロッテマリーンズファンの涙との掛け合いが毎度のお約束。確信を付いた心を抉る毒舌を吐くが、逆に相手から突き放される発言をされると胸キュンしたりもする。広島カープへの弄りが過ぎるとヘソを曲げて転校しようとしたり登校拒否をする事もある。よくこめかみに手を添えて舌を出す愛嬌のあるポーズを取る。後に突っ込みの際はリコーダーを使うようになり、ボールなどを咄嗟に打ち返すときもバットのようにして使用する用になった。
涙とは球団ファンの違いから対立することも多いが、基本的には仲がよく一緒に遊ぶことも多い。涙には好意を抱いているらしく、茜の協力を得て硬球型のチョコレートをプレゼントしたが「チョコはロッテ」と拒否された上に、自分の好意にまったく気づかれなかったため苛烈なツッコミが見舞われた。
もともと作者は「佐渡 絵夢」という名前にしようと思っていたらしく、彼女の顔が一番の好みらしい。
闇内 カケル(やみうち かける)
春巻学級に転校してきた少年。いつも行く先々で殴る蹴る、椅子に画鋲を置かれるなどの悪質ないじめに遭っており、彼の回想によれば教師までがいじめに加わっていた模様。しかし復讐鬼としての裏の顔も持っており、自分をいじめた相手を呼び出しては生ゴミの詰まった落とし穴に落としてリベンジしている。しかし相手を怒らせるだけの結果になるので逆リベンジを恐れ、その日のうちに町を去っている。
当初は長かったいじめ暮らしのため、小鉄たちにいじめられると怯えていたが、小鉄たちに明るく迎えられ考えを一変させた。しかし、あかねのうっかりによって首を180度曲げられたり、花瓶を顔面にぶつけられたりしたので復讐しようとするが、可愛く謝られたので許すことにした。
いつもかけているメガネはひびが入っており、実は伊達メガネ。メガネを外すとあかねも舞い上がるほどのイケメンになるが、素顔は今のところ彼女しかしらない。怒りを感じた時に「メラメラ」という擬音が響く。
モデルは『魔太郎がくる!!』の主人公・浦見魔太郎。
鈴木 鈴(すずき すず)
小鉄の隣のクラスに転校してきた女の子。メガネにヘアピンがトレードマーク。内気な性格で、学校生活に馴染めず嫌気が差していたが、小鉄と出会ったことで学校生活の楽しさに目覚めつつある。
小原(おはら)
小鉄と同じクラスの男の子。『毎度!』で初めて登場したが、転校してきたわけではなく、クラスの一番後ろ隅の席でずっと突っ伏して存在感を消しながら学校生活を送ってきた。席替えで目の前の席に来たのり子にのみ心を開くが、それ以外の生徒には一切関わることなく、机に突っ伏した姿勢を崩すことはない。
顔のモデルはスティーブ・マックイーン
森永 もなか(もりなが もなか)
小鉄と同じクラスに転校してきた女の子。フグオの兄妹かと思わせるくらいフグオと体型が似ており、異常な甘いもの好き、おっとりと優しい性格などもフグオと一致する。フグオとともに学校中のおデブちゃんたちを統率しており、指笛一つで集めることもできる。

金鉄の知り合い

花バァさん(はなバァさん)
浦安老人会一の不良ばあさん。特技は相手の杖を自分の杖で倒して座らせる「極楽椅子送り」。負けず嫌い。優先席を見ると座ってしまう癖がある。
三郎さん(さぶろうさん)
最長老。「立ち残り勝負」で一番に手をついた。眉毛と唇が太い。
黒澤ブラザーズ(くろさわブラザーズ)
双子の老人。「立ち残り勝負」で花バァさんの「極楽椅子送り」で椅子に送られた。同じ服、同じメガネをかけている。
拓ちゃん(たくちゃん)
「骨董品 拓ちゃん」の店主。金鉄に170年前の御神籤や200万円の壺を売った。
ジムじーさん
町外れにある日本一のパン工場に住む老人。金鉄には借りがあるらしい。一度フグオを一生消えない味つき指、甘指にした。フグオがその指をしゃぶると、しゃぶった瞬間全ての歯が虫歯になった。毎年バレンタインデーにペロちゃんにスペシャルチョコレート(半径300m以内に存在するアリと甘党人間達を魅了してしまう恐るべきジムじーさん特製激甘チョコ)を渡している。『アンパンマン』のジャムおじさんがモデル。甘指は、『バキ』の登場人物、柳龍光の毒手のパロディ。
五郎さん(ごろうさん)
おとなしい老人。八郎さんとは双子の関係。シャツとおデコに「1」の数字がある。
八郎さん(はちろうさん)
おとなしい老人。五郎さんとは双子の関係。シャツとおデコに「2」の数字がある。
嫌な奴(いやなやつ)
性格がかなり悪いジイさん。耳たぶが大きく、おデコにとても大きいほくろがあり、よく似た顔の孫がいる。
シゲさん
金鉄の知り合い。順子にアイロンを腰にあてられ腰痛が治った。
源さん(げんさん)
金鉄の知り合い。金鉄の見舞いに行く際、階段が立ちはばかり、「嫌じゃー!」と言ってリタイア。交通安全の腕章をつけている。
千代さん(ちよさん)
金鉄の知り合い。金鉄の見舞いに行く際、道路の側溝にはまりリタイア。
鶴さん(つるさん)
金鉄の知り合い。金鉄の見舞いに行き唯一辿り着いた。しかし、玄関で倒れてしまった。

その他の友達の家族

花子の父
喫茶店「花子ちゃん」を運営する。顔は花子そっくり。
テキレツのオヤジ
テキレツの父親。電気屋を営む。世界で唯一、電化製品と会話をすることができる人。称号は「家電王」。
花園 勇花(はなぞの ゆうか)
声 - 山口祥行(第2期)
垣の母で通称「垣ママ」。垣以上の怪力を持つ人間凶器。垣と山ごもりする時は、山ごもりから逃げ帰っても我が家は無しという意味から、事前に自宅を壊す。家事も人間離れしており、水をかけた生米を握りしめて瞬時にして炊飯ジャーの如く炊き上げ、包丁代わりに指だけでネギを刻み、牛肉を買いに行く時には牧場で生きた黒毛和牛を生け捕りにして家まで持ってくる。実は息子の垣同様、闘いのこと以外はあまり知らず、掛け算が出来ない。運動会の騎馬戦でさえも死闘にしてしまう。垣には「鬼母(ママ)」と呼ばれている。
グラップラー刃牙』の登場人物、範馬勇次郎のパロディ。刃牙のエアースパーリングをパロディした「エアー食事」は『範馬刃牙』最終回に逆輸入された。
『元祖!』での花園勇花
唯一苦手なものはゴキブリと判明(後に克服)。背中の筋肉が、笑っているウサギのような形をしているが、そのことについては禁句。また、あかねの石頭により初めて膝を地についた。312固めでは運転免許を取った様子で、レンタカーを借りて(実際は従業員を脅して強奪してきた)垣や小鉄軍団と共に海へ連れて行こうとしたが、その時点で垣に「バランス力を鍛える試練」を与えるためにレンタカーの中の椅子を全て抜き取って捨てた。レンタカーの最高速度よりも、自力で走った方がかなり速い。ウナギの蒲焼きが食べたいと言われ、カバを倒そうとしたこともある。
花園 咲(はなぞの さき)
垣の妹で保育園に通う4歳児。母・勇花や兄・垣に似ず外見はごく普通の可愛らしい女児であるが、垣の左手を握りつぶしたり、小鉄にからからわれた際に仕返しとして深刻なダメージを与える等、母・兄譲りの怪力の持ち主。垣の事は慕っており彼の言う事は素直に聞くが、勇花に似てやんちゃな性格であり仕返しをしなければ気が済まないようである。
金子先生の母
友人の少ない息子の現状を憂いており、初めて息子が小鉄達を家へ招いた際には涙を流し感激していた。それ以降も友人を招かれるとあの手この手で接待する。料理が非常に上手く基本的に優しい性格であるが、息子同様小鉄への愛が強過ぎるが故に他の友人を無下にしてしまう節もある。

小学校教師

春巻 龍(はるまき りゅう)
声 - 島田敏 / 一条和矢
福井県出身。27歳。身長168cm。体重52kg。3巻から登場した小鉄達のクラスの担任。小学生時代はいじめられっ子だったらしく、人前で威張れる職業である小学校の教師となった不純な経緯を持つ。好物はキムチ。1人称は「俺」。
性格はかなり屈折しきっており、自己讃美にも顕著に表れている。最初の頃は様々な小細工を弄して教え子達を恐れさせたりなど、知能が回る一面も見せていたが、連載が進むたびに知能の方は低下、いきつけの中華料理屋の主からは「小学校の教師をやっているのが信じられない」と思われるまでになり、顔のほうもだんだんと間抜けっぽくなる。しかし持ち合わせている大人としての狡さや本人のいい加減さで教え子や周囲の人たちを混乱させている。
貧乏なため家庭訪問と称して生徒の家に行き、食べ物を貰おうとする。あかねに幾度と無く借金している。ただでさえ貧乏なのに頻繁に財布や給料を紛失し、さらに状況を悪化させている。度々「通信簿の成績を上げる」見たいなことを言うが、口約束でしかない。最初期の頃は「オメェーら全員、通信簿オール1だ!!」が決め台詞だった。
夏休みや冬休みなどには遭難し、デデニーランド(東京ディズニーランドのパロディ)や使われていない野球場、高速道路の中央分離帯、学校の屋上、冬のドブ川、サファリパーク、近所の河川敷、市民プールなどさまざまな場所で遭難したことがある。最初に住んでいたアパートはゴキブリが出るほどのごみ屋敷になっており、そのアパートは最初の遭難のとき、放火による火事で失い[15]、その次のアパート「ドヌーブ荘」では下の部屋にいる凶暴な女レスラー・ボボコングに脅えながら暮らす。このアパートもやはり火事で失い、その次のアパートは冬場は外より寒い上に風呂とトイレが無く、さらに家賃もドヌーブ荘の4千円から1万円台と値上がりと生活環境は悪化の一途。日々の食生活にも事を欠き、自ら釣上げたザリガニなどを食している(338発目)。ただし、化学工場のそばのドブに住んでいるものであるため汚染されている。焼肉を食べた時は一度食べただけで一気に肥満体になってしまった。運転免許を持っていないため通勤手段は自転車あるいは徒歩。時々、学校の中で勝手に暮らしている。「少年時代は天才だったが宇宙人に脳みそ手術をされ馬鹿になった」という嘘の記憶をつくりあげている。
個性的な様々な口癖を持つが、ほとんどは香港映画の俳優の名前である(「 - ちょー」、「 - キンポ」、「 - ホイ」、「 - ツィー」など)。初期は独特の口癖はあまり無かったが、口癖がでてきてからも性格の悪さといい加減さは変わっておらず、逆に悪化の一途をたどっている。地味ながらも住居不法侵入、窃盗、器物損壊、過失傷害などの犯罪行為を幾度と無く重ねている。奈々子先生に好意を抱くが、彼が引き起こした様々な厄介ごとに巻き込まれてきた彼女からは嫌われている。
腕力も貧弱で、教師としての指導力も皆無。重要連絡事項を伝えなかったこともある。病弱ゆえに無断欠勤も多く、出勤していてもあかねに代理教師をやらせて自身は教室の隅っこに寝転がっているなど職場放棄すら平気で行うことも(346発目)。その人柄、性格、教師としての勤務態度や能力などから児童や同僚からは勿論、保護者(順子やあかねの母等といった主要人物の保護者は例外にあたる)からの信頼もゼロ[16]。普段の生活においても、前述した多くの犯罪行為や注意力散漫な所、一般的常識の欠如や問題行動が後を絶たず、やはり周囲からは煙たがられている。しかし、坂上欽一が臨時教員としてやってきた時はその退屈さのあまり、小鉄達が復帰を望んだりと少しは人望がある。
ブルース・リーのパロディ。
『元祖!』での春巻龍
1年1組の担任になったが児童が野生化、教室がジャングル化するといった学級崩壊を起こす。しかし担任を長崎屋奈々子と交代したため、再び小鉄達のクラス担任に。
初期に比べてとても穏やかな性格になり児童への暴言は全くなくなったが仕事・生活のいい加減さは相変わらず。また前作では語られなかった出来事として、授業参観であるにもかかわらず担任放棄をして保護者一同の怒りを買ったことが明らかになっている。ローラースケートを履いた弾みでカスピ海まで流されるなど遭難癖は相変わらずで、失踪者捜索番組でも取り上げられた(120固め)。その内、プールで遭難した際にはアメンボを見ているうちに、アメンボのように水上を這う能力を会得した(身体能力が非常に低い彼が、珍しく超人的な能力を見せた)。度々あかねやあかねの母親の世話になるが、それをいいことに金銭を要求などしている(110固め)。財布を落とす癖や極貧生活ぶりは変わらないが、99円車や超大型テレビを衝動買いしたり、ニャパネットで二段ベッドを購入するなど、やや金銭的な余裕が出てきた様子である。住んでいたアパートを自分の部屋の中での焚火で焼いてしまったり、自分と良く似た議員候補者・森トムを偶発的トラブルとはいえ落選させるなど相変わらずの疫病神ぶりを発揮している。
長崎屋 奈々子(ながさきや ななこ)
声 - 白鳥由里 / 生駒治美
浦安第二小学校2年5組の担任として登場。真面目で優秀な教師。春巻を嫌っているが、彼からは好かれている。通勤の際は軽自動車スクーターを使っていた。学校にいるときの服装は、ジャージ姿が多い。自分のクラスの児童ではない小鉄たちにも分け隔てなく接したりと面倒見がよく、彼らのクラスの無法状態に頭を悩ませながらも自分のクラスの児童よりのびやかに育っていることを認めたりと心も広い。ただし鳥野兄弟の相談に乗らずに家に帰してしまったり、小鉄や仁に暴力を振るうなど、少し問題もあることも。
実は『4年1組起立!』に登場しているが、その時はラリアットを得意技とする暴力教師で(今作でも小鉄に手を出す事が間々ある)、下の名前も決まっていなかった。もともと、長崎屋先生と全く別の人物だったが、『4年1組起立!』の単行本未収録エピソードで長崎屋先生主役の「君にさようなら」が増刊に掲載された際に長崎屋先生を奈々子先生と同一人物として紹介した。後半では「片付けられない女」のキャラになるが、初期のころの彼女の部屋は小綺麗な感じだった[17]
『元祖!』での長崎屋奈々子
住んでいるアパートが「大脱荘」から「コーポ ポーゴ」となり、部屋番号も201号室と判明。片付けや整理整頓が大の苦手で自宅アパートはゴミで埋もれており、無理やり扉を開けるとゴミの雪崩が起こる。そのため窓を出入り口にして梯子を使って入室する。自宅と同様に職員室の自身の机の上などに物が散乱していて汚い。一時は山奥の廃校の人体模型を相手にシミュレーションを行った時、その影響から自身の学校の人体模型に攻撃をした事[18]で自身も普通の教師として見られなくなり、小鉄をプロレス技で体罰を与える姿は小鉄を兄のように慕う1年生はおろか、自身を教師の手本として尊敬の眼差しを向けていた晴美先生でさえ恐怖で震えあがらせてしまったりと、前作より暴力癖が悪化している模様。
小鉄の3年進学とともに小鉄のクラスの担任となる。学級崩壊寸前のクラスを立て直し、参観日でその見事な教師ぶりを保護者達に絶賛されたが、春巻が担当していた1年のクラスを立て直すために担任を春巻と交代するよう学年主任の沼田に依頼される。その後1年のクラスを見事に立て直す(曰く軍隊並みの規律のよさ)。だが小鉄があっさりと人望を獲得したことで影響を受け、元気ないたずらっ子に変貌した(それまでは非常に物静かで人見知りが激しく小学生らしくない部分が目立っていた)。
校長
声 - 宮田浩徳(ドラマCD) / 小野英昭
プライドが高く、頭が禿げている。常に蝶ネクタイをしている。浜岡の前作『4年1組起立!』にも登場している。問題児が多く担任が頼りない2年2組に頭を悩ましているが、2年2組の児童達の逞しさに感動する一面もある。その際に「子供たちではなく春巻先生に問題があったんだ!」と銭高とともに春巻をしかりに行った。
銭高(ぜにだか)
子供を叱ることに喜びを感じている生活指導担当のスパルタ教師。しかし2年2組の逞しさに感動する一面もある。今の小学校での宿命のライバルは大沢木小鉄。
以前の小学校でも悪い生徒(ルパン三世の登場人物らのパロディ)を追いかけ回していたらしく、小鉄はその悪い生徒と同じニオイがするという。追い掛け回している時は疲れ知らずで、何時間小鉄を追いまわしていても全く疲れなかった。ちなみに追いかけるのは趣味であり、それを聞いた校長には引かれていた。余りにもしつこく小鉄を追い回すので晴郎の策略で小鉄の人形を海に放ち、銭高に追跡させることで難を逃れた。整理整頓が大好きでかなり几帳面。校長(初代)と一緒に登場したこともあった。
銭形警部のパロディ。
坂上 欽一(さかがみ きんいち)
臨時教員。どんな"オイシイ"状況でも決してボケない「日本一おもしろくない男」。あまりに普通すぎて冗談が通じずおもしろくないため、生徒の人気は高くない(春巻が復帰を哀願されるほど)。あだ名は「欽ちゃん」。実はハゲでカツラを着けており、そのことを指摘されるとキレる。55歳(コント55号に由来)。
萩本欽一のパロディ(苗字は相方坂上二郎に由来)。
梅王子 辰夫(うめおうじたつお)
小鉄の学校の2年の教師として赴任してきたが、出された給食の味に立腹して自ら給食の料理長に就き、助手達と共にその腕を振るった美味かつ超高級な給食(通称「辰っちゃん給食」)を出して児童からは喜ばれるが、あまりにも高級かつ高カロリーすぎたがために給食費の高騰や児童の肥満化を招いたがために解任された[19]。料理人としての腕はかなりのものだが、度を越した食通で不味い料理を徹底的に嫌い、自分が不味いと思った料理には金を払わないなど社会常識が欠如したところがある。
梅宮辰夫のパロディで、松方弘樹似の助手がいる。本来は本編にも登場予定があったが[20]、最終的には増刊の特別編『あんな』のみにしか登場しなかった。
イタリア 長介(イタリア ちょうすけ)
教頭。温和な性格で、体を張った一発ギャグで人を笑わせることが趣味。言葉のギャグは苦手で、毒舌になったことすらある。一番得意とする芸はバナナ滑り。後に定年退職し一軒家を購入。
仲本工事のような顔の妻と志村けん加藤茶高木ブーザ・ドリフターズに似た5人の孫がいる。孫が大好きでどんなに酷い目に合わされても決して怒らず、また孫たちに馬鹿にされていることにも気づいていない。しかし一番の被害者は孫たちであるとも言え、長介とその妻のコントに付き合わされて痛い思いをしている。
いかりや長介のパロディ。
小鉄達の元クラスの担任
春巻以前に小鉄たちのクラスを受け持っていた男性教諭。本名不明。
登場は西川のり子が初登場した回と水泳授業の時のみ。丸眼鏡をかけた男性。
前者の回の時はジョン・レノン風の長髪で奇抜なファッションをしていたが、水泳授業の時は丸刈りになっていた。どういう経緯で春巻と交代になったかは作中では一切触れられていない。

『元祖!』からの教師

校長
『元祖!浦安鉄筋家族』になってからの校長。背がとても高く優しい教師。甘い物に目がない。葉巻が好き。大巨人との関係は不明。大巨人とともにジャイアント馬場がモデル。
『元祖!』終了とともに消滅。黒歴史扱いになり、以後は初代の校長が登場する。
教頭
『元祖!浦安鉄筋家族』になってからの教頭。自分が校長になりたいという理由で、校長の命を執拗に狙っている。国会議員の三つ子の兄(彼自身は三つ子の真ん中)。国会議員とともにアントニオ猪木がモデル。
こちらも『元祖!』終了とともに消滅。黒歴史扱いになった。
沼田先生(ぬまたせんせい)
3年生の学年主任。自称「片付けのプロ」「おせっかいオバサン」。片付けができない奈々子先生を心配して家を訪れるがそこで恐怖体験をし、奈々子先生の家のことについてはいっさい口を開かない。
蚤もんたん(のみ もんたん)
花子がかつて在籍していた3年2組の担任。健康(主に食事療法)に関するクイズを主題し、答えを間違えた生徒には厳しい罰ゲームを行う。また、彼が持つ「○×カード」が無いと彼の前で出題は出来ない。作中の描写では罰ゲームを受ける様を見て笑ったりするなど、罰ゲームを与えることに快感を覚えている節があった。
どういう経緯で晴美先生と交代になったかは作中では一切触れられていない。
モデルはみのもんた
晴美先生(はるみせんせい)
蚤もんたんの後の3年2組の担任。
おっとりした優しい性格。奈々子先生を教師の手本として尊敬していたが、彼女が1年生達の怯える中、小鉄に容赦なくプロレス技を加える姿を見た時は顔を青ざめ、怯えていた。
武田先生(たけだせんせい)
行方不明になった春巻の代わりに小鉄のクラスを担当した教師。担当は道徳だが、かなり口は悪く頭も悪い(「人」と「入」を間違えて書いた)。「無痛張り手」という痛みがまったくないビンタを得意としており、生徒にはこれで罰を与える。だが怒った時は鉄拳で小鉄たちを殴っていたため、茜のパンチで殴り倒された。
モデルは武田鉄矢演じる『3年B組金八先生』の主人公、坂本金八
ジャックさん
アメリカから小鉄の小学校にやってきた英語教師。40歳。行動する時間がなぜか24に関係している。思いどおりならないとすぐイライラする困った性格。動揺した時には「クソクソクソ!」と連呼する癖がある。『元祖!』終了の前にアメリカに帰ってしまった。最後の登場では小鉄たちのクラスに思い入れがあったため、一緒に記念写真を撮ろうとしていた。
モデルはキーファー・サザーランドが演じる『24 -TWENTY FOUR-』の主人公、ジャック・バウアー
芥川 将(あくたがわ しょう)
図書室の担当。47歳。図書室の中では言うべきことも黒板に書くなど無口で、利用者にも音を一切立てないように守らせている。一旦外に出ると溜まっているものを噴出するかのごとく饒舌かつ凶暴となり、図書室で乱暴狼藉を働いていた小鉄や仁を成敗した。小鉄が延滞していた本を返すと約束した時にはすぐに怒りを静めるなど感情の起伏が激しい。好きな本は活字の本。漫画は糞、または汚染本扱いで図書室には一切置いていない。
「本が好き」というが、凶暴化している時はその本すら平気で凶器にする。必殺技は芥川キック(普通の飛び蹴り)、芥川スピンシュート(腕を軸にして地面を回転しながら蹴り)羅生門ブックサンダー(本棚に衝撃波を送り本を意のままに吹き飛ばす)など。小鉄から「体罰だ!」と非難されたが「体罰の体の字に本が入ってるからいいじゃん!」と開き直って爆笑していた。
名前の由来は芥川賞で、モデルは芥川龍之介
東増 英二尊(とうます えいじそん)
客員の理科教師。72歳。自称・天才発明家だが、それはほとんどパントマイムと思われるものばかりで専らインチキである。
モデルはトーマス・エジソン
権藤 総一郎(ごんどう そういちろう)
通称「カルロス 権藤」。春巻の代理で小鉄たちのクラスの担任になった教師。何か新しいことをしようとするものの全てピントが外れている。一にクラス全員を腐った魚と呼び、二学期終了後までに通信簿全員オール5にすると断言、二に小鉄を学級委員長に(学級委員長に任命された小鉄は仁を副委員長に、涙を副々委員長に任命した)、三に体育の授業をセレブ風に紅茶を飲み、授業終了後、教室でステーキを食べていた。始めはそれほど悪くなかったが段々ズレが生じて結局失敗した。
モデルはカルロス・ゴーン

『毎度!』からの教師

みなみ先生
春巻の同僚教師。春巻のことを親しげに「龍くん」と呼び、何かと気にかけている。おっちょこちょいの天然キャラ。鼻が利き、ついクンクンしてしまう癖を持つ。

鳥野一家

158発目『東芝』にて初登場した、アニメ『サザエさん』の主要人物をパロディーにした一家。凶暴主婦、鳥野ねぎまによって一家全員が虐待されているが、ねぎまがいない時は平和な仲良し家族である。一家で小さな家に住む。家の中はそのままトイレと台所と風呂場と子供部屋が一緒になったような感じで、訪れた小鉄たちを驚かせた。また、家はねぎまによって幾度となく破壊されている。

鳥野 ねぎま(とりの ねぎま)
兄弟、親、子、夫を虐待する凶暴主婦。29歳。その他にも目の合った人を襲う習性がある。「浦安市民最強を決める格闘技大会」に出場しており、一回戦で大巨人と戦ったのだが、大巨人の記憶が戻り途中で帰ってしまったので、代わりに市長と戦うことになる。市民に手を出せないと悩む市長だったが、東京女囚刑務所脱獄して浦安にいるので実際は東京都民であることをなんこつやつくねから教えられ、それで吹っ切れた市長によって見事に倒されて敗北。特技は毒ツバ。何度も刑務所に入れられ、人生の3分の1は刑務所の中で過ごしたらしい。ねぎまを除けば鳥野家は幸せな家族。おでこに梅干を付けると気絶する。一度、ケンタッキーの人形に入れられた事がある。作者はサブキャラの中では一番のお気に入りでアニメに登場させたかったが、他のパロディキャラと同様、著作権の関係で出すことが出来なかったと述べている。
サザエさん』の主人公、フグ田サザエのパロディ。外見のモデルは長州力
鳥野 しろ(とりの しろ)
鳥野ねぎまの夫。たんは息子。ねぎまからいつも虐待されている。
『サザエさん』のフグ田マスオのパロディ。
鳥野 すなぎも(とりの すなぎも)
鳥野家の大黒柱で、ねぎま、なんこつ、つくねの父親で、たんの祖父。頭髪は3本。煙草を吸っているとねぎまから暴行を受けるという。アニメブック収録の特別編ではねぎま脱獄の情報を受けて逃亡する際にあかねの家に逃げ、あかねの家にねぎまを導いたりした。
『サザエさん』の磯野波平のパロディ。
鳥野 はつ(とりの はつ)
ねぎま、なんこつ、つくねの母親で、たんの祖母。
『サザエさん』の磯野フネのパロディ。
鳥野 つくね(とりの つくね)
鳥野家の次女で、ねぎま、なんこつの妹で、たんの叔母。やはり姉から暴行を受けており、本編では元ネタを連想させる叫び声を揚げながら姉に暴行を受けていた。学校の中では常に兄や甥と行動を共。小鉄たちとは知り合いになったものの、災難に巻き込まれることを恐れた小鉄たちからは煙たがられている。
『サザエさん』の磯野ワカメのパロディ。
鳥野 なんこつ(とりの なんこつ)
鳥野家の長男で、ねぎまの弟でつくねの兄でたんの叔父。いつもねぎまから暴行を受けているが、とっさの機転でねぎまを気絶させることが出来る。小鉄たちのことを気に入ってはいるのだが、彼らからは逆に煙たがられている。
『サザエさん』の磯野カツオのパロディ。
鳥野 たん(とりの たん)
ねぎまとしろの息子でなんこつとつくねの甥。家にいると母親から暴行を受けるので(左目の眼帯から容易に想像できる)、叔父達と共に小学校に行っている。そのため、小鉄やのり子からは常に何者だと問われている。無口であり、あまり話さない。
『サザエさん』のタラちゃんのパロディ。

闇崎家

いずれも『元祖!』からの登場。

闇崎 駿(やみざき はやお)
自然をこよなく愛するヘビースモーカー。自分の子供を無理矢理野性的に育てようとするが、最終的には裏目に出て子供に仕返しされる。腹黒い性格。
前作で彼と思わしき人物が一回登場しているが、この時は名も無きモブキャラで宮崎危機が彼の車を盗むため、ひざエルボーを食らわされている。モデルは宮崎駿
闇崎 固軟(やみざき こなん)
闇崎駿の息子。温泉好きな内気で内向的な少年だが、腹黒い。父親から無理やり「野生的な少年」に育てられようとしており、上半身裸で靴も履かせてもらえず寒がっている。父親が芝生の坂から滑り落ちた際に覚醒。「おれはオマエの操り人形じゃねーんだよ!」と下卑た交渉を響かせ、駿を足蹴にしてボード代わりにした。余りの変わりようにのり子からは「最低」と称された。
未来少年コナン』の主人公、コナンのパロディ。
闇崎 マキ(やみざき マキ)
闇崎駿の娘。産まれてすぐに野生の猿に連れ去られ、野人として育てられたため、人並み外れた身体能力を誇る。猿語を話すことができ[21]、スタスキーと意思の疎通も可能。急所攻撃が得意でキムチが苦手。スタスキーと意気投合し、大鉄に急所攻撃をお見舞いする。
となりのトトロ』の草壁サツキのパロディ。

大鉄の関係者

いずれも『元祖!』からの登場。

タクシードライバー
いずれも『元祖!』からの登場。大鉄の仕事仲間、友達で、全員大鉄ほどではないがレストラン「ベーやん」の灰皿を吸殻の山にしてしまうほどの超ヘビースモーカー。長時間禁煙すると大鉄同様、貧乏ゆすりをするだけで阪神大震災クラスの地震を起こす禁断症状が起きる。
浅野(あさの)
一年中半袖のTシャツを着ており長屋に住んでいる、大鉄同様やる気が無いが、「道を譲ったほうがいいらしいぞ」と大鉄に注意するなど大鉄より社会常識がある一面も。あだ名は「生ハゲ」(ハゲているから)。5代目スカイライン(通称ジャパン)をタクシーとして使っている。大鉄と一緒にゴロゴロしたりするなど、大鉄の友人の中では登場回数が最も多い。
井上(いのうえ)
初代のホンダZ(ただし、エピソード「続・4名様」では所有している車が、3代目スカイラインになっており、逆に宇野の所有している車がホンダZになっているシーンがある)をタクシーとして使っている、いつもトラッド系のワイシャツを着ており、眼鏡をかけている。髪型は大鉄同様七三分けだが櫛は反対(ただし初登場時は大鉄と同じ櫛だった)。
宇野(うの)
無口。あだ名は「宇野ちゃん」。順子は「ホープさん」と呼んでいる(HOPEと描かれた帽子をいつもかぶっているから)。一時期、行方不明だったらしい。3代目スカイライン(通称ハコスカ)をタクシーとして使っている。
麻岡 ゆみ(あさおか ゆみ)
大鉄ほかタクシードライバーの面々が「憩いの場」として利用しているファミリーレストラン「べーやん浦安店(店名は実在するが、2009年10月現在、浦安には出店していない)」の店長。男性客には美人と称され喜ばれた。当初は店内喫煙可能な店であったが、健康増進法の改正に伴う受動喫煙防止措置のためと、大鉄ほかの面々の喫煙量が毎回あまりにも常軌を逸しすぎるために全面禁煙とした。大鉄たちのことを「アホヤニーズ」と呼んではいるが、そんな大鉄達はタバコを店の外で吸うなどしながらも店を利用し続け、べーやんの売上が芳しくないと聞くと一念発起して売上向上に協力するなど、お互い良好な関係を結んでいるようである。352固めでは大鉄たちのことを「TBS(タバコ馬鹿スペシャル)の人」と新たな名称で呼んでいたが、当の本人達は「ただのタバコ馬鹿よりカッコイイ」と寧ろ気に入っていた。
20本吸いのニコ(にじゅっぽんずいのニコ)
69固めに登場した、ヘビースモーカーであだ名はその名の通り、いつも口に20本タバコを吸っていることから来ている。大鉄が煙草代が値上げされた際、浦安中のタバコを大量に買った後に、大鉄が5箱の煙草のダンボールを買おうとした直後に登場。煙草をめぐり、大鉄と煙草の速吸いと煙草の煙技で勝負するが、大鉄の煙草技で吹っ飛ばされ、煙草のダンボールを取られてしまってる、1日で吸う煙草の本数は、69箱(1380本)と言う69固めの時の大鉄の最大喫煙数26箱(460本)を上回るタバコジャンキーぶりで、「血のタンを吐く時がある」と豪語するほど。好きな煙草の銘柄は大鉄と大鉄の友人であるタクシードライバーの3人同様ERキャストマイルドを好んでる、352固で大鉄と親しい仲になったらしく、それと同時に大鉄の発言から出身地が初めて群馬だと判明した。
伊藤 洋子(いとう ようこ)
「Ito Yoko」の店長。店内は全面禁煙でたばこを吸っていた大鉄に消火器をかけた。実は店内には喫煙所が2つあり、地下と屋上にある。地下の喫煙所は気持ち悪い虫やねずみなどが徘徊しており、屋上の喫煙所は柵の外にあり鉄筋一本でできている。名前の由来はイトーヨーカドー
山田 真夜(やまだ まや)
声 - 岡村明美(第2期)
大沢木家の近所を徘徊するロングヘアーの女性の幽霊。享年29。自分の姿を見る事ができる霊感の強い人間(頭上に星のマークが出る)を見つけては驚かす事を趣味としているが、同じく霊感の強い大鉄には全く通用しなかった。それに対抗心を燃やし白装束を着込み髪型もストレートヘアーにした万全の状態で乗客を装い、大鉄のタクシーに乗り込み「浦安霊園まで」と行き先を告げたが大鉄は全く動じず、逆に「夜の墓場なんて危ねーからやめとけ」と諭されてしまう(406固め)。それ以来、大鉄に淡い想いを寄せるようになり彼につきまとうが、彼からは自分が幽霊である事すら認識されておらず、妻・順子に浮気を疑われる事を恐れ鬱陶しがられている。基本的に自由奔放で気の強い性格だが、塀からの転落で頭を強打し幽体離脱してしまった小鉄を助ける等、優しい一面も持っている(90キンポ。
以後も暇さえ大鉄にちょっかいを出し、本物の幽霊をけしかけるがエクストプラズムのようなタバコの煙を見て逆に驚かされてしまう。大鉄からストーカー扱いされており、鏡に映らないことや気配もなく突然現れることを疑われさすがに気味悪がられており、怖いと言われた際には落ち込んだ様子を見せていた。
見た目に反して力は強く、初登場では壁を粉砕したり、大鉄を車外へ殴り飛ばしたこともある。幽霊であるため物体に障ることはできないが、キレた時だけ干渉することができると明かされた。
アベベ(あべべ)
大鉄の小学生時代のクラスメート。本名は阿部。異常な世話好きで、一人では何もしようとしない大鉄の学校生活の手助けを自ら買って出るが、天然なところがあり空回りすることが多い。大人になってから大鉄と何度か接触しているものの、大鉄からは全くアベベだとは気づかれていない。

晴郎の彼女と仲間

宮崎 危機(みやざき きき)
大沢木晴郎のガールフレンド。見た目はかわいいが相当な不思議っ子で何をしでかすかわからず、数多くの犯罪行為(バスジャックや車の盗難など)を何度も行なっており指摘されてもまったく悪びれていない。晴郎とはネットで知り合った。悪戯の際や散歩の時などは口笛を吹くのが癖であり、公園で一人踊っていたときもあった。悪戯はイタズラの限度を越えていて、背後から晴郎の首を絞めたりしている。
初登場時は晴郎から好意を向けられており、危機のほうが彼を煙たがって食べるだけ食べて食い逃げしようとしていた。その後、晴郎ともつれ合って大怪我し、心配してきた彼を蹴り倒して帰宅していった。
『元祖!』では不思議っ子ぶりをさらにエスカレートしており、晴郎のことが好きになった。理由としては肥満体型(ブタ)なところが好みだという。事実、追いかけっこの末、人相が変わるほど激痩せした晴郎を「誰よアンタ!」と殴り倒した。以後も登場が続き半ば晴郎のストーカーと化し、小鉄たちの提案で別れ話を敢行されるがまったく堪えた様子もなく晴郎に好意を向けている。
『毎度』の94キンポで久々に登場。13ヶ月間パン修行の為モザンビークに行っていたらしく浦安に戻りパン屋を開業しているが、販売しているパンは鉄仮面のようなデザインのものや硬過ぎて食べられないものなど、恐ろしいものばかりである。外見モデルは『ルパン三世 カリオストロの城』のヒロイン「クラリス・ド・カリオストロ」と『魔女の宅急便』の主人公「キキ」のパロディ。自宅の描写もお城風の尖塔となっていた。
西部劇を守る会のメンバー

映画マニアたちであり多くが就職についていない無職である。

東陽町のジェンマ(とうようちょうのジェンマ)
ジュリアーノ・ジェンマのそっくりさん。
富田(とみた)
ドールハウスの天才。一人称は「ボキ」で語尾には「ナッス」とつけている。怪しい風貌と、口癖からか小鉄からは「ナス男」と呼ばれる。モデルはなすび
妙典のオハラ(みょうでんのオハラ)
自身のハリウッド行きをのたまった晴郎に呆れていた。ボブ・ウォールのそっくりさん。
船橋のコバーン(ふなばしのコバーン)
ジェームズ・コバーンのそっくりさん。
行徳のブロンソン(ぎょうとくのブロンソン)
無職。チャールズ・ブロンソンのそっくりさん。見た目はかなり老けて見えるが、それ以上に年をとっている。『元祖!』では晴郎達がチャールズ・ブロンソンの葬式ごっこをしたときには本人の代わりに棺桶に入った。
妙典のマックイーン
「元祖」で登場した晴郎の映画仲間。モデルはスティーブ・マックイーン

桜の彼氏と友人

花丸木(はなまるき)
声 - なし / 内藤玲 / 森嶋秀太
大沢木桜のボーイフレンド。身長は桜より低い。桜の彼氏と言うことで当初から大鉄に物凄く嫌われており「オカマ野郎!」と罵倒されたこともある。様々なアクシデントに巻き込まれていつの間にか裸になっていることが多い。また、そのことに本人が気付かないことが多く、気付いたら気付いたで桜の仕業と誤解して責めるパターンが多い。しかしファッションセンスだけはかなり高く、私服は星印が付いた物を身につけることが多く、またズボンの下にはパンツを穿かなかったり[22]、「穴の開いたジーンズを穿く位なら何も穿かない方が良い」などの妙なこだわりを持つ。ちなみに星型のバックルのベルトは桜がプレゼントしたもの。バレンタインに渡すチョコレートも星型だったりと桜のこだわりが窺える。性格自体は小鉄のグループを除く小学二年生に動き方や口癖を真似されるくらい親しまれたり、足を怪我した松五郎のカンガルーを動物病院に運んだりなど基本的に善良だが、あまりにも常識や知能に事欠け過ぎている上にしばしば桜に対して理不尽に責めたり[23]するなど、かなり厄介な人物。最大の長所は赤ちゃんのようにぷにぷにした肌と石鹸のような優しい匂いのする体臭の持ち主である事である。
上記の性格と気の弱さが災いし、小学校時代から空前絶後のいじめられっ子で、現在でも小鉄達にもいじめられており彼らを「ちびっこギャング」「悪魔っ子軍団」などと呼び恐れている。大鉄や桃子などの花丸木を嫌う人物からは、軟弱な性格の上非常識な所と桜とつき合っているため嫌われ、オカマ野郎と呼ばれている。
彼のお尻は何でも挟んでしまう不思議な力をもっており、普段の歩行の際は両手の人差し指を合わせながら体を左右にくねらせながら動く(効果音は「チクチク」)。口癖は「 - らむー」など。上記の通りいじめられっ子だが小鉄たちが不良に絡まれた際は、偶然にも立ち合せ殴り飛ばされたにもかかわらずダメージを受けた様子はなく、服が脱げて全裸になったので気味悪がられ不良たちは逃走。結果的に小鉄を救ったので感謝されている。
最初期の頃の顔はかなり濃い顔だったが性格の変化に合わせるように、童顔になっていった、また顔のデザインが変わった後も残っていたそばかすも連載が進むごとに消えていった。最初期の頃は性格や喋り方は気分の高揚時や肉体的ダメージを受けた時を除いて普通であったものの、大鉄や小鉄に理不尽な暴行を受けたことを桜に抗議した際に逆ギレされてしまった。しかし再登場時、桜が捨てた国会議員のウンコが詰まったゴミ袋を桜が制止しているにも拘わらず見ようとして桜に殴られ、その後も桜の友人・桃子やあかねやのり子をして「赤ん坊がそのまま大人になった」ようなキャラへと変貌した。
彼は大鉄と並んで作者が最も気に入っているキャラクターでもある。
『元祖!』での花丸木
一時期、大鉄と仲良くなって大鉄諸共桜にぶっ飛ばされた。その後も大鉄から罵倒される描写はなく、桜と一緒にいる時にタバコで煙幕を張られたくらいで特に何もされていない。。金鉄から「らむ君」と呼ばれている。マネキンと間違われたこともあり、自分がショーウィンドウに飾られているのに気付かないなどボケが強力になっている。小鉄軍団を物凄く嫌っていて見ただけで震え上がり、彼等を「デビルキッズ!(その他呼び名は多々)」と呼んでおり、のり子は勿論のこと、突っ込みなどを除いて彼に対して肉体的暴力はおろか精神的暴力を行わないあかねすらも毛嫌いしている。ただしのり子の「一度でいいからクリスマスプレゼントがほしい」という独り言を聞くと、そっとクリスマスツリーの飾り物を置くなど優しい一面を見せている。
桃子(ももこ)
桜の友人。男っぽい性格をしていて、大のプロレスファン。花丸木をオカマ呼ばわりしていて、彼と付き合っている桜を心配しているところもあるが、プロレスを観戦時、レスラーのハンセンにいきなり席を取り上げられ、対戦はおろかプロレス観戦に素人の花丸木に桜が「花丸木君の椅子が取られたじゃないの」言っているのに対し彼女は「パンセンに取り上げられるなんてラッキーじゃない」と言う。
椎名 弥生(しいな やよい)
桜の親友。下ネタが大嫌いでよく裸でいる花丸木に嫌悪感を持っているが、彼にまつわるトラブルに巻き込まれる事が多い不幸な少女。彼氏はおらず、桜と喧嘩になった際はその事をやり玉に挙げられている。

漫画で関連する人物

十三階段 ベム(じゅうさんかいだん ベム)
声 - 堀内賢雄 / 石井康嗣
小鉄たちの知り合いの売れない漫画家岩手県出身。34歳だが年齢以上に老成した風貌の持ち主。「十三階段 ベム」という名前(13階段妖怪人間ベムのパロディ)はペンネーム。以前は怪奇系の漫画を描くことを得意としていたため、デビュー作の『恐怖のタンバリン』をはじめ数々のヒット作を世間に流し、“怪奇の巨人”と呼ばれていたほどの凄腕の漫画家だったが、現在は若手漫画家のアシスタントに回ったりと以前の影すらない。今でも得意ジャンルの怪奇漫画をよく編集部に持ち込むが、その内容がグロすぎるため編集長の王様にはよくドツかれる。ただ、時折り漫画の仕事を編集長から依頼されていることもある。
基本的に善人ではあるが思い込みが非常に激しく、他人の話を聞かないので、小鉄やあかねたちにまで将来を心配されてしまっている。アシスタントに行った先の若手漫画家の仕事場を結果的に荒らしてしまったり、仕事場を提供してもらった小鉄の部屋や菊池あかねの家をめちゃくちゃにしたりと、周囲にかなり迷惑をかけている。小鉄の両親(特に順子)からは「小鉄の友達」という風に扱われているが、あまり快く思われていない。漫画を描く道具各種の確保は勿論、着る物にも不自由しているくらいに貧乏。夏にもかかわらず一張羅を着ており(それしか持ち合わせていない)、眼鏡も壊れている。借家のアパート「大凶荘」の室内は異常に汚くゴミの山と化している。また、そのアパートの室内はきれいに掃除したらしたで、不気味な人形やどくろのレプリカが並べられ、吸血鬼退治用の十字架やニンニクがあちこちに飾られている。「子供の頃に吸血鬼に血を吸われている上、浦安市内で吸血鬼を6人発見した。」とは本人の弁だが、編集長曰く、吸血鬼ネタによってアシスタントがいつも逃げている、とのこと。画力そのものは高く、襖や壁に本物そっくりの家財道具やスフィンクス、西洋の宮廷風の部屋などの落書きを描くことがある。また、漫画の神様こと『手塚治虫』の存在を知らなかったり、愛用のペンと言いつつも、命綱とも言うべき仕事道具の画材をぞんざいに扱っていたりする。ハムカツには醤油をかけて食べる。
今まで怪奇漫画しか描いたことがないので、「萌え」や「ツンデレ」という単語を全く知らず、編集長にそれらを題材に描くように頼まれると、必ず「燃え」や「ツンドラ」と聞き間違える[24]。だが決して無才というわけではなく、何度か王様も納得させ引きずり込むほどの怪奇漫画を書き上げたことがある(小鉄たちのイタズラで台無しになってしまったのだが)。
王様(おうさま)
声 - 矢尾一樹 / 長島雄一
(漫画の中で)発行部数6000万部を誇る週刊少年チャンピ王の編集長。非常に短気で、毎回十三階段ベムの作品を見る度に酷評と鉄拳を入れているが、何だかんだで彼の事を見捨てずにいる。当の十三階段もその寛大さを理解しており、『毎度』では王様から電話口で叱責されても本心を悟っているためにまるで応えていない場面がある。よくも悪くも漫画家に相応の態度で接する人物であり、基本的に漫画家に対して優しく笑顔を見せるタイプである。有能な漫画家ほど腰を低くし、丸山ポパイに対しては「先生」と呼ぶほか、出会ったらその場で土下座してで迎えるほど。ベムに対しては奇行の余り激しいツッコミを入れ、周囲からも「やりすぎ」と評されるほどだが、彼が面白い漫画を描いた時は笑顔で抱きしめたりなどきちんと評価に応じた対応をしている。孫が好き。ノブと同じマンションの一室に住んでいる。
ちなみにベムに対して「浦安に帰りやがれ!」と殴り飛ばしたことから、編集部は浦安在住ではない模様。
脳田 達規(のうだ たつき)
声 - 森訓久
十三階段ベムがアシスタントに入ったことのある若手人気漫画家。「少年チャンピオン」にてサッカー漫画『GET!富士丸』を描いている。若く好青年。喋りは南米のノリ。十三階段の仕事で仕事場を荒された上、見開きページを墓場での恐怖サッカーシーンに変えられ気絶してしまう。
能田達規のパロディ。
樋口 和彦(ひぐち かずひこ)
少年チャンピオンにて「京太郎」を連載している若手人気漫画家。かつては十三階段ベムが人気作家だった頃のアシスタントだった。師匠の十三階段をかなりバカにしている。十三階段にお菓子(なぜか下呂まんじゅう)を送られるが賞味期限が10年前に切れていたためにスタッフともども食中毒で倒れ、さらには十三階段の手で自身の作品を怪奇漫画風に代筆されてしまう。それ以降は師弟の縁を切った模様。
樋田和彦のパロディで、樋田は浜岡のアシスタントでもあった。
ほずみさん
浜岡の友人の漫画家ほずみ・みづほ。漫画にたびたびチョイ役で登場するが、悲惨な目に遭うことも多い。かなりの天然ボケで単行本の余りページ漫画でその実態が語られている。歯が現在0本で、入れ歯を作ったらしい[25]。十三階段ベムのモデルでもある。
丸山 ポパイ(まるやま ポパイ)
累計2000万部超えのヒット作「LOVE ME ヘンダー」で有名な「週刊少年チャンピ王」の看板女性作家。王様からは物凄く腰が低く丁寧に接されている。初登場は「元祖!」321固め。バトルシーンの描写が苦手で、その勉強として十三階段が王様に制裁を受けている所をスケッチしたのをきっかけに十三階段の「弟子」となる。
「LOVE ME ヘンダー」の終了後、十三階段をモデルにした新作「漫画くん」の連載を開始(338固め)。「毎度!」で再登場した時にはスランプに陥って漫画を描けなくなっていたが(32キンポ)、後に元気を取り戻しアシスタントをしながら復帰を目指している(67キンポ)。
山羊野 あたま(やぎの あたま)
十三階段がアシスタントにいった漫画家。明るさがとりえで、「ロボ姫」という漫画を描いていたが、十三階段に感化(洗脳)され、怪奇漫画家化した。漫画も、「人造姫フランケン」という元の明るさを失った漫画になってしまった。
モデルは浜岡の元アシスタントのやぎさわ景一
万田 太郎(まんだ たろう)
十三階段がアシスタントにいった漫画家。ゲロ画の手本を見せるために喉に手を突っ込むが、突っ込みすぎて、胃を突き破ってしまった。
漫☆画太郎のパロディ。
万田・α・太郎(まんだ・アルファ・たろう)
春巻のアパートの部屋の隣に住んでいる。彼が主役で登場する回は画風が漫☆画太郎風になる。やたらとアパートの階段から落ちる(他人を落とす)癖がある(43キンポ)。春巻となぜか仲が良く米軍汁、全米汁を春巻にまかなった。前述の万田と同一人物と思われるが、詳細は不明。
板崎 恵介(いたざき けいすけ)
週刊連載「刀」の作者。筋肉がすごくついている。登場すると空気が歪む。マンションをもち、自身は最上階で活動している。
顔はグラップラー刃牙の作者板垣恵介のパロディだが、服装は垣ママ同様範馬勇次郎がもとになっており、背中が隆起すると、「漫画の神様の貌(かお)」がでる。可愛い子には優しく、男(アシスタント)には厳しい性格。
宮田 寿(みやた ことぶき)
週刊少年チャンピ王の新人編集者。メガネをかけたとても可愛らしい女性で、それまで「萌え」と発音することすらできなかった十三階段は彼女の姿を見るや瞬時に「萌え」の発音に成功した。十三階段の編集担当を王様から命じられる。彼が描いた漫画のあまりに酷い出来に厳しい一言を言うつもりがなかなか言い出せない等若干気弱な性格であるが、王様の前では「アレは本当に糞漫画です」と発言したり、最終的に十三階段に跳び蹴りをかましながら漫画を酷評するなど思い切りの良い一面もある。
神様
十三階段の夢の中に現れた、手塚治虫と思われる人物。十三階段に真顔で「漫画をなめるな!」とありがたい忠告を授けるが、十三階段は手塚治虫の存在を知らないため、全く意味がなかった。それどころか服装などからして自分のマネをしているとまで思いこんでいた。「毎度!」では、肖像画としてとある漫画家の一室に飾られており、ベムが余りにも惨めだったため密かに涙した。

警官

大谷 暑司(おおたに あつし)
熱血警官。前職は教師(教師として『4年1組起立!』に登場している)で、小鉄達に仕掛けた危険なゲームを以前にも行ったことが原因で懲戒免職になった。爆発物に詳しい。有刺鉄線によくからまる。大仁田厚のパロディ。
愛ちゃん(あいちゃん)
ボボ代こと江戸紫桃代と一緒に組んでいる若い婦人警官で、桃代の後輩。桃代とは違って常識人で、彼女のことを恐れつつも暴走時には正面から諫める胆力も持ち合わせている。
江戸紫 桃代(えどむらさき ももよ)
通称・ボボ代。ミニパトに乗って交通違反を取り締まる婦人警官。凶暴でタクシー運転手から恐れられている存在だが、後輩には優しい。短気で、駐車違反のベンツのエンブレムを叩き潰したり、自分を馬鹿にしたタクシーの運転手をタクシーごとパイルドライバーにかけて重傷を負わせたことも。その凶暴性から後輩の愛ちゃんには恐れられつつも注意れることも多く、頭が上がらなくなっている。濃厚牛乳を飲むとさらに凶暴化し、身体能力も大きく上昇。時速60キロで逃げる車にさえ追い付いた。後に大鉄を執拗に狙うが彼の機転でガソリンスタンドにタクシー後と突っ込まれ爆破された。辛くも逃れた大鉄だが、後日ボボ代は平気な様子で婦人警官として勤務していた。アジャ・コングのパロディで、名前は海苔の佃煮の江戸むらさき桃屋からとったもの。同じくアジャ・コングのパロディキャラのボボ・コング(後述)との関係は明らかになっていない。

ベビーファイトの関係者

野呂井 死郎(のろい しろう)
ベビーファイトで大関の赤ん坊。6月6日の6時に生まれたことから「ダミアン」と呼ばれている。目つきが悪く、大抵は一睨みで相手を泣かせてきたが、裕太ににらまれて泣き出して敗退。悪魔をイメージした帽子を被っている。母親も目つきが悪い。
丸山 千秋(まるやま ちあき)
声 - 一条和矢
ベビーファイトのキングだった赤ん坊。生後8か月でありながら体重22kgの体格を有する上に一人で二足歩行をし、声も赤ん坊のものとは思えないほど低い。また、首には住所と電話番号の書かれたカードがぶら下がっている。裕太と戦い、DDTと腕ひしぎ逆十字固めの連続コンボの前に敗れ去った。
柳梅(やなぎ うめ)
声 - 片岡富枝
赤ちゃんを戦わせるベビーファイトの会長。かなり毒舌で意地の悪いところがあるが、基本的には常識のある人。裕太をやたらと気に入っている。
暮石 ひろみ(くれいし ひろみ)
埼玉県在住。400戦無敗を誇る最強の三歳児。花子をいとも簡単に打ち負かすも、あかねの弟・おさむに瞼を抓られあっけなく敗れる。ヒクソン・グレイシーのパロディ。
ガニガニ六兄弟(ガニガニろくきょうだい)
動いているものを襲う習性のある、凶暴な赤ちゃん六兄弟。全員それぞれの額に1 - 6の数字が描かれている。「がにーがにー」と気味の悪い鳴き声を喋る。仁ママがベビーシッターとして仕事をするはずだった家にいた。なぜか仁にはなつく。一時期ジェンマ託児所という託児所を支配していたが、裕太に倒される。苗字は「ウナ」。父親も後に登場するが、橋友に懲らしめられている。

プロレスラーや力士

アブドラー・ザ・ブッちゃん
大鉄が海水浴場で、のり子の父とスイカ割り対決した際たまたま、日光浴をしていた巨人レスラー。
アブドーラ・ザ・ブッチャーのパロディ。
大巨人(だいきょじん)
身長2m8cm、足のサイズ16文の大男。常に上半身裸で、記憶を失っているが、とりあえず小鉄達の命令で子分として行動している。小鉄がリコーダーを吹くとすぐに駆けつける。頭を強打すると記憶が戻りかけることがあるがすぐ忘れる。御主人様である小鉄からはあまり大事にされていない。もとは人気のプロレスラーで、試合中に対戦相手からパイルドライバーを喰らい、記憶喪失になり現在に至る。「浦安市民最強を決める格闘技大会」に出場したが、一回戦の鳥野ねぎまとの対決で記憶が戻って帰ってしまったため不戦敗。口癖は「 - ババー」。
ジャイアント馬場のパロディ。
影武者 喜明(かげむしゃ よしあき)
プロレスラーのそっくりさんが多数いる「新日本接骨院」の院長。患部を爆発させる、ウォッカで火をつける、などの危険な治療を行う。
藤原喜明のパロディ。
橋友 信也(はしとも しんや)
息子の「まさひろ」を愛する親バカプロレスラー。一時期、ライバルの小田輪に負けてプロレスラーを引退し保育士になるが、後にプロレス界に復帰する。1WGPヘビー級王者で、身分証の呈示を要求されたときチャンピオンベルトを見せるほど自分がチャンピオンであることに誇りを持っている。素人相手にベルトを懸けて様々な勝負を仕掛けては敗北することがパターン化している。またよく号泣する。「浦安市民最強を決める格闘技大会」に出場している。まさひろの通う保育園の運動会でトラブルを起こして以来、保育園の父兄からは煙たがられている節があり、2度目の保育園の運動会のエピソード(300発目)にて早くから場所取りにやってきてそこで寝ているときには保護者父兄一同の総意で大鉄の車で港に運ばれたこともある。
橋本真也のパロディ。また、「新日本接骨院」の医師の中に「はしとも」と言う人物がいるが橋友とは別人である。
ボボ・コング
新日本女子の女レスラー。短気ですぐキレる。大鉄に車で追突された事があり、会場で大鉄と再会した際には彼に掴みかかった。住まいは春巻も住んでいたアパート「ドヌーブ荘」の一階だったが、春巻が少しでも音を出しただけで暴行を振っており、不動産屋も警戒していたことから、かなり問題のある住人だった事が分かる。ある日突然、本人の部屋から出火。そのままアパートは全焼し彼女自身も出てこなくなった。
小田輪(おだわ)
橋友と対決してそれを破ったレスラー。その後保育士をやっていた橋友の下を訪れるも、橋友と子供たちの攻撃に敗れた。
小川直也のパロディ。
ボギー 愛子(ボギー あいこ)
声 - 坂本千夏 / 巴菁子
プロレス技(除霊ボム・ボギーボム)で除霊する武闘派霊能力者。降霊、悪魔祓い、姓名判断、透視など多くの能力を持つ。たくさんの霊を召使いのように使っており、彼らを使って遠隔操作する「ボギーモービル」という秘密兵器を所持している。昔は色々な霊が透視できたが最近は動物霊しか透視できなくなってきている。口癖は「あ〜コワイ」。
宜保愛子のパロディ。アニメでは「三途野川霊子」という名前でデザインが異なっている。
『元祖!』でのボギー愛子
15周年記念作品である464固めに登場。『浦鉄』連載開始当初のあかねの未来を予想し、怯えて逃げてしまう。
玉子山(たまごやま)
たまたま買出しにでていたところを小鉄たちとじゃれあっていた力士。語尾に「のハナ」とつける。しかし「自分を倒したら百万円あげる」と言ってしまったのが運の尽きで、小鉄のクラスメイト全員に襲われた末に、田中さんに爆弾を抱えた膝を攻撃されたり、さらには呪いの人形で膝を攻撃された。
スタン・パンセン
ラリアットを得意とするアメリカ人プロレスラー。タケシが尊敬している。かつてリングに乱入してきた花丸木やファッキンポーズを決めたタケシに対して得意技のラリアットをくらわせた。現在市川市で日本人の奥さんと幸せに暮らしている。
スタン・ハンセンのパロディ。
力士(りきし)
声 - 一条和矢
17巻242発目『ノド輪』に登場した力士。大柄である上に見るからに暑苦しい。おやつに牛丼を70杯購入して車の中で平らげてしまう健啖家。言動や所業などに無頓着。浦安駅から両国国技館に行こうと大鉄のタクシーに乗ったものの、その体格のでかさや重量だけでなく、場を考えない言動や所業などで大鉄を災難に巻き込んだだけでなくその愛車をパンクさせたり半壊させたりした。
超州(ちょうしゅう)
真日本プロレスのプロレスラー。失われたチャンピオンベルトをあかねが着けているのを偶然見つけ、ラリアットで奪い返そうとするが、かわされて逆に浣腸を打ち込まれ敗北。
長州力のパロディ。

様々な職人

難波 湾(なんば わん)
日本一の布団叩き屋さん。1という数字をこよなく愛し、何事も1番でないと気がすまないため、1という数字を得るためなら手段を選ばない。逆に、3という数字は大嫌い。愛称は「湾ちゃん」。年齢は52歳(ただし、『元祖!』にて小鉄たちと映画を観にいったときに差し出した免許証は、年齢が1歳になるように偽装されていた)。王貞治のパロディ。
鬼豚 毒象(おにぶた どくぞう)
かなり強引な読裏新聞の新聞勧誘員。ほとんど脅迫まがいの手方で新聞を契約させている(しかも一日何百部もの枚数を取るよう契約させる)。これまでに大沢木家や菊池家、上田家に新聞勧誘に行っているがいずれも失敗している。
ザトペックじいさん
手作りぬいぐるみのお店「ピノチオくん」を営む老人。彼の作るぬいぐるみの鼻は、みんな異常に鼻が長い。晴郎の知り合い。鼻が赤い。ピノキオのゼペットじいさんのパロディ。
ヒゲじーさん
子供しか知らない浦安のあるところで秘密の理髪店を営む子供好きの元理髪店主人。たったの50円(水曜日は10円、木曜日は1円)で散髪してくれるのでお小遣いを増やしたい子供がよく集まる(多い日には4時間も並ぶ)。『元祖!』の時点ではもう引退しているらしい。このヒゲじーさんは2代目で、3代目には小鉄が選ばれている。
「北米タッグ」の店長
カレーショップ「北米タッグ」の店長で、其処のチャンピオンであるフグオと橋友のカレー対決を見届けた。
水野 ピカデリー(みずの ピカデリー)
映画館「浦安ステラ座」の社長で、推定50cmの突き出た腹が特徴。子供を拉致して自分の好きな映画を見せる、恐怖の映画魔でもある(あかねにはグロテスク映画で、仁には男はつらいよ全48作を3日間徹夜で見せた)。彼の中では日本映画はいまいちらしい。晴郎の知り合い。水野晴郎のパロディ。
アパートの大家
本名不明。春巻の現在のアパートの大家。ガラの悪い雰囲気の男で、奇行の多い春巻に対してキレていた。特別編「馬鹿春」のみ出演。

虫たち (むしたち)

ロビン
春巻きを刺した蚊。「イマイチ。」と評価した。
バリー
蚊。
モーリス
茜の血を大絶賛した蚊。
トム
春巻を乗り物として扱う頭脳派のゴキブリ。
ジミー
春巻の鼻の下にくっついていたゴキブリ。
真冬のセミ
小鉄が真冬に見つけたセミで、仁の計算によると人間にして2000歳。たおれた黒板の下敷きになり、断末魔の叫びと共に死亡。

その他

国会議員(こっかいぎいん)
声 - 島田敏 / 石井康嗣
日本コブラ党所属の国会議員。超新日本プロレスの会長でもある。初期から登場しており、登場のたびに大沢木家の面々に迷惑を掛けまくっている。便秘がちで、一度に大量のウンコを噴射する。初期のころはトイレに流せないほどの山盛りウンコをする程度だったが、現在では明らかに本人の体内に収まる量を超え、排泄された瞬間体積が膨れ上がったとしか思えない体積と重量のウンコを噴射し、家やマンションのエレベーター、デパート、遊園地の観覧車や電車、飛行機、屋形船などを破壊している。登場回数を増す毎にウンコを自在に操れるようになり、ウンコでロケット噴射をしたり、ウンコを瞬時に固めて巨大な足として利用したり、ウンコで一晩のうちにマンションを造り上げたりしている。また、それだけ巨大な排泄物は「特殊ガス」で粉砕することにより跡形もなく処理できる。ウンコだけでなく屁や足の匂いも危険。「浦安市民最強を決める格闘技大会」に出場している。アニメではデザインが異なっている。また、一日駅長を務めたこともあったが、まず電車の運転でもするかと駅員の制止も聞かず暴走運転してしまったことがある。
アントニオ猪木のパロディ。
『元祖!』での国会議員
三つ子の兄である教頭(彼自身は三つ子の2番目)が登場して、登場機会は減った。巨大ウンコの治療のためマニラで心霊手術を受けたが、完治には到っていない(215固め)。ガスパーという犬を飼う。しかし以後も登場が続き相変わらず巨大ウンコで大沢木家に迷惑をかけている。唯一、大沢木家で裕太にだけ懐かれている。
稲川 ジューン(いながわ ジューン)
怪談を話すことを仕事としている不気味な男。実は人を怖がらせてその様を見るのが趣味と言う危ない趣味の持ち主で、初登場時は「しゃっくり専門医」を自称して訪れる患者を驚かせていた。小鉄たちを伊豆の旅館に招待した後、トイレに幽霊が出る話をし、下剤入りの麦茶を飲ませてトイレに行かざるを得ない状況にして怖がらせた。後にこの旅館は閉鎖され別の場所で旅館を開いている(しかもそっちには本当の霊が潜んでいた)。独学で「霊拳」という拳法を覚えた。怪談のネタを探すために1週間廃墟に住んだり、墓荒らしをしたこともある。しかし人間を幽霊と見間違えたり(大体、仁ママを幽霊と間違えることが多い)と、勘違いが多い。妻とは離婚し、淳子という娘がいる。「毎度!」では、実は霊など見たことがないことが独白で発覚した。大鉄のタクシーに客として乗ったことがあり、その際に事故に遭い同じ病室に運ばれたことで知り合いになる。大沢木家と関わることも多く、金鉄、大鉄、順子、小鉄、裕太とは知り合いになった。大鉄のことは「付き合ってみると意外と優しいところがある」と評している。
稲川淳二のパロディ。
『元祖!』での稲川ジューン
自宅に空き巣に入られ、それを「この土地は戦前まで墓地だった。いるはずのない男がタンスの前に立っていた」などと警察に言い張る始末。離婚した妻との間に淳子という娘がいることが判明し、座敷童のように育てている。超高速心霊筋肉(俊敏な身体の動き)を使い、俊敏さと平常心が一つになった時に生まれる「稲川流心霊高速接触拳」という、バレないように人に触って霊の仕業にしてしまう技を開発(ただし、手が常に線香の匂いがするのでのり子にはバレた)。実は本物の女性の霊に憑依されているが、逆にそのことは本人は(仁ママに指摘されるまで)全く気づいていなかった(この話では女性の正体がミスリードされており、稲川の独り言が女性に話しかけているように見せられ奥さんだと誤解させる描写だった)。
畑 松五郎(はた まつごろう)
声 - 宮田浩徳 / 坂東尚樹
大沢木家の隣に住んでいる自称動物愛好家。そのわりには時々動物を虐待していて、動物たちから仕返しされることもある。自宅を「松五郎王国」とし、草食動物から猛獣まで様々な動物を飼っている。年下から命令口調で喋られることを嫌う。人間嫌いで人間の友達が一人もいない。独身。60歳。
畑正憲のパロディ。アニメでは「牛松虎五郎」という名で登場しており、デザインもタラコ唇にされていたりと一部変更されている。
ポセイドン 笠原(ポセイドン かさはら)
声 - 松山鷹志(第2期)
浦安一恐いと言われている激怒神社の神主。しかし小鉄達にはよく怒るハゲと馬鹿にされている。怒ると「ダーミーアーン」「オーメーン」など怪奇な大声で叫びながら箒を使って攻撃してくる。賽銭箱に小銭を入れると激怒したり、敷地に入った金は問答無用で賽銭箱に入れるなど、異常にけちで短気で金にがめつい。そっくりな孫がおり、孫にはやたら甘い。孫が現れると『孫パワー』と呼ばれる力を発揮し、怒りや痛みを完全に忘れ、ドロップキックなどを喰らっても微動だにしなくなる。賽銭箱を常に大切にしている。しかしその賽銭箱にお金を入れた人は酷い災難を被ってしまう。その賽銭箱にはカウンターが付いており、賽銭の金額が一目で分かるようになっている。入れ歯は超高級品を着用。
名前の由来は漫画家の笠原倫。アニメ第1作では本編には登場しなかったが、2代目オープニングアニメの冒頭で巨大ロボットに扮した彼が登場している。
『元祖!』でのポセイドン笠原
眉毛が前に比べて短くなった、狛犬を破壊した花園親子に激怒する。
『毎度!』でのポセイドン笠原
孫が一人増えてデレデレ状態。少し老けた。
コルチャック
ポセイドン笠原の飼い犬で、激怒神社の番犬。飼い主同様に獰猛。ハッチとは仲がいいらしい。
大五郎(だいごろう)
1巻で大沢木家に忍び込んだ泥棒。留守番をしていた小鉄に見つかり、彼の「ウチは一円も無いから探しても無駄」という忠告にも聞く耳を持たず、大沢木家を探し回るが、本当にお金が一円もなく落胆する。その後、偶然スピード違反で警察に追いかけられていた大鉄の車にぶっ飛ばされ、その腹いせに裕太を人質に取るが、小鉄が作った最悪味のサンドイッチを食べてしまい、あまりの不味さに気絶した。その後は警察に連行されたと思われるが、元祖で一回、彼と思わしき人物が登場している。
吉田スモール(よしだスモール)
土井津家の裏の寺の住職拳法の達人で足技を得意とする。
瀬賀・R・拳(セガ・アール・ケン)
沈黙会館館長。たくさん門下生がおり、浣腸やデコピンなどを教えている。必殺技は「にぎりっ屁」。土井津家の裏に墓がある。
スティーブン・セガールのパロディ。
加藤さん・志村さん(かとうさん・しむらさん)
仲のいい老人二人組。常に二人で行動している。2人で動いたりしゃべったりするだけでコントになってしまう。『4年1組起立!』に登場した加藤茶太郎と志村健吉と似ている。
加藤茶志村けんのパロディ。
古代 亀(こだい かめ)
近所では「亀ばあさん」の名で親しまれているおとなしそうな老婆。92歳。しかし実際はとても執念深くて行動力も高い。あることが発端となり大鉄に対して恨みを抱き、彼ばかりでなく小鉄を襲ったり、大沢木家にシロアリをすまわせたりと悪質な迷惑行為をしている。彼女の家族も鳥野家同様『サザエさん』のパロディであるが、彼女自身はサザエさんの登場人物のパロディキャラではない。
弓票 鷹子(ゆんぴょう たかこ)
大福、佐茂飯とは姉妹。名前・容姿のモデルはユン・ピョウ。下の名前の由来は、主演作『チャンピオン鷹』より。
佐茂飯 禁子(さもはん きんこ)
大福星子とは姉妹。普段の性格は温厚だが、短気でキレると豹変する。姉と喧嘩すると姉のほうが強い。『元祖!』にてマンションに引越しした際髪型を変えた。姉の大福星子と比べると善人なので順子と仲がいい。「ファイナル整骨院」という整骨院をひらいた。
サモ・ハン・キンポーのパロディ。
大福 星子(だいふく せいこ)
身近な生活の雑貨を使って戦いをするおばさん。どんなに高い所から落ちても死なない。佐茂飯禁子とは姉妹で、よく喧嘩はするが実は近くの家に住んでいるほどの仲良し(後に、同じマンションに引っ越した)。新聞配達・出前・タクシー運転手などの仕事をしていたこともあった。『元祖!』では酒が入ると手のつけられないほどの戦闘能力を発揮するが、順子には負けている。
息子の大福Aと同じくジャッキー・チェンのパロディ。名前の由来は、チェンの主演映画『大福星』。彼女は現在と過去では設定が違っており、登場当初は2児の母で夫とは半年前に離婚、というものだった。
橋友 まさひろ(はしとも まさひろ)
橋友信也の愛息で、裕太と同じ保育園に通う。裕太と仲がいい。チャンピオンである父を誇りに思っているものの、彼の奇行のせいで肩身の狭い思いをすることも。
名前は父親のモデルである橋本真也のタッグパートナーを務めた蝶野正洋から取っている。
星野 虎吉(ほしの とらきち)
声 - 上田祐司
ウエットスーツを着て、河川敷でダンボールに乗って土手を滑る『丘サーフィン』をしている青年。小鉄らと出会い、長年の目標である浦安フジでの丘サーフィンを実行するも、偶然花丸木と一緒にいた桜と共に大鉄のタクシー に飛び込み、大鉄と一緒にガソリンスタンドに突っ込む。イケメンでもあり彼を間近で見た桜も思わずドキっとしてしまったほどだが、そこを見た大鉄に勘違いされ心中と言う形でガソリンスタンドに突っ込まれた。
春巻のおばあさん(はるまきのおばあさん)
春巻の祖母。福井県で暮らしている。個性的な数多くの口癖をもつ。たまに春巻にプレゼントを贈ったりする。
谷村 信司(たにむら しんじ)
仁ママの好きな歌手。通称「チンペー」。ファン層は主に、主婦。浦安によくやって来る。突然襲いかかったり、生爪や髪の毛を送ってきたりする仁ママを気持ち悪がっているが、チンペー自身もけっこう変人である。主な歌は「スバルレオーネ」(「昴」のパロディ)、「少年チャンピオン」(「チャンピオン」のパロディ)など。谷村新司のパロディ。
一茂(いちも)
プロ野球選手。よくエラーをするので、球団のお荷物と言われている。長嶋一茂のパロディ。

『元祖!』からのその他の人物

犬男(いぬお)
春巻龍の飼い犬のブルドッグ。しかし飼い主の春巻を外に追い出して自身が部屋の中で生活をしたりしていたが、今はどこかへ行ってしまった。
ガスパー
国会議員が飼っているプードル。見た目は可愛らしいが飼い主同様、無限にウンコをする。散歩を押し付けられたあかねや花丸木が酷い目に遭っている。名前の由来はビリー・ガスパーから。
市長(しちょう)
本名は末崎(まつざき)。浦安市の市長。浦安市で最大の権限を持つ人。変装が得意で、市民に成り切って市政への苦情を聞き出すなど、市や市民のためなら体を張って何でもする。事故で曲がった標識の支柱を素手で曲げて元に戻したり、警察無線を傍受できるよう改造した愛車で引ったくり犯を追いかけ逮捕するなど腕っ節も強い。生の教育現場を観察するため春巻になりすまし小鉄のクラスを一日受け持ったことがあるが、あかねが春巻に扮した彼に借金の返済の要求をしてきたのを恐喝と勘違いしてあかねを殴ってしまい、結果春巻の身代わりとなって小鉄らの暴力の洗礼を受け、教育現場の荒廃ぶりに愕然とする。また市民のボランティア行動には感動しやすい性格で、見返りとして涙球場前や鈴木青果店前にバス停を誘致したことがある。『浦安鉄筋家族』の「浦安市民最強を決める格闘技大会」の司会者兼出場者でもある。浦安市民には優しく、他県民には容赦しない。前市長の「橋本トランヴィスキー」と容姿が似ている。
モデルは本物の浦安市市長である松崎秀樹氏で、作者いわく「本人にばれたが、快くおもわれている」。
大福 A(だいふく エー)
大福星子の息子。1歳。母にとても顔が似ている。母親同様、高いところから落ちても死なない他、酒により超人的な才能を発揮できる。
ジャッキー・チェンのパロディ。名前の由来はチェンの主演映画『プロジェクトA』。
花梨(はななし)
中華料理屋「電光飯店」に勤める主婦。幼稚園に通う息子がいる。弱々しい声で地味な面。だが、仁の母から出前の食器を取り返すときはかなりいい動きをしている。皿回しのセンスあり。順子と自転車競走をした事があるが、その際も順子でさえ立ち漕ぎをしなければ走れない坂道を、片手に出前のラーメンを持ちながら座ったまま息を切らす事無く走るなど並外れた運動能力を見せている。
浦安コブラ会
第13巻にのみ登場。東栄にある。
猪子(いのこ)
第13巻にのみ登場。すぐ人を裏切る、意味もなくスクワットをやらす、借りた金は返さない、突然暴力を振るうなど会長らしくない性格。
アントニオ猪木がモデル。
力美(りきみ)
浦安コブラ会の会員。猪子から顔面パンチを喰らい、スーパーでバナナを買ってくるよう命じられる。バナナの形が猪子の顔に似ていることから、バナナに怒りをぶつけ、たまたまそこにいた順子と知り合う。順子に猪子への怒りを打ち明けた後、順子の家を出るが、そこで猪子と遭遇。またもや暴行を受け、ひるむ。それから数日後に順子と再会するが、同会員の辰美と順子の手を持って「順子軍団旗揚げ」と称し、猪子にラリアットを喰らわすが、運悪くも後ろにいた順子にヒット。その後、猪子にあいさつをし、最後は順子に猪子もろともラリアットの餌食にされた。
モデルは長州力
辰美(たつみ)
第13巻にのみ登場。浦安コブラ会の会員。会長の猪子がいない間は力美(りきみ)との会話を楽しんでいたが、猪子の登場と共に顔色を変えて猪子の後ろに立つ。力美の強引な誘いで、順子軍団に加入するが猪子を裏切るのが恐かったらしく、すぐに脱退した。
モデルは藤波辰爾
チャーリー
順子が通販で「チャーリーズボディキャンプ」(ビリーズブートキャンプのパロディ)を頼んだときに商品と一緒に付いてきた。来た一日目は順子が困るほどテンションが高く、45分のエクササイズをコーチしたが、実はかなりのめんどくさがりで日に日にやる時間が減っていき、最後にはたった3分になっていた。初めは7日間限定ということで居候していたが、大沢木家の食事と居心地が気に入り永住を決意し、最後にはエクササイズもせず1か月居座って、晴男のように太ってしまい、順子から「いつまでいるのよアンタ!」と苛烈なツッコミを喰らった。
モデルはビリー・ブランクス。口癖は「ビクトリー!」
チャパネット高田(チャパネットたかた)
ジャパネットたかたの社長・高田明がモデル。ニャパチネット高田と表記されている回があるが、その人物とは一応別人であるらしいのこと。
洋田ババア(ようだババア)
109歳になる浦安最長寿。数十年前まで何かの道場を開いていたらしい。年の割りに動きが俊敏で、かくれんぼや杖を使ったバッティングがもの凄く上手い。雹から小鉄たちを救ったこともある。中田さん(田中)とかくれんぼ対決をしているが、どちらが隠れる側か決めなかったため二人とも隠れてしまい、誰にも探されることなく幕を引いた。
スター・ウォーズ』のヨーダのパロディ。
渡辺さん(わたなべさん)
小鉄たちの小学校に隣接した家の主婦
森 トム(もり トム)
春巻にそっくりな顔立ちの浦安市議。特徴は左目許のほくろ。若手ナンバー1で女性有権者からの人気も高かったが、偶発的トラブルから選挙カーに乗ってしまった春巻の数々の所業が彼のものと勘違いされてしまう。さらに腹痛を治すため公園のトイレに来た大鉄のタクシーに突撃され、その直後に選挙用の看板が公園に突撃した大鉄の車に乗っかり、それも選挙カーと勘違いされ、次の選挙で落選するハメに。選挙ポスターでの明記は「もりとむ」。
桜米助(さくら よねすけ)
自分の家のお隣さんの家の食事を勝手に食べては批評することが好きな男性。美味しいご飯の家を探して各地を放浪しており、これまでお隣さんの食事しか食べてないと言う。批評に関しては非常に厳しく、ダメだと思ったら即刻引っ越すほど。家が自動車と一体化していて家ごと引越しができるようになっており、のり子の家の隣に引っ越して来たが、のり子の料理に満足できず再び放浪の旅に出た。58歳。
モデルはヨネスケ(浜岡自信は、おそらくもう出すことはないと言っている)。
星 仙一(ほし せんいち)
浦安市内の少年野球チームの監督。笑顔が印象的だが非常に短気。しかし子供好き。
モデルは星野仙一
田淵 幸二(たぶち こうじ)
浦安市内の少年野球チームのヘッドコーチ。とても温厚。子供たちに対しては「授業参観の親か」と言われるほど甘い。
モデルは田淵幸一
稲川 淳子(いながわ じゅんこ)
稲川ジューンの娘。ゲゲゲの鬼太郎のパロディ。幽霊走りをする。父親の言うことには従順で彼の教えに従って他者を怖がらせ脅かしている。一度、大沢木家に侵入して怪奇現象を演出したが、彼らの無神経ぶりにはまったく通じず、自分が痛い目にあってしまう。小道具のカツラが大鉄の頭にはまり、「毛が生えた!」と一家に誤解され怖がられ、意外なことで驚かれたことで彼女もまた驚いていた。
ロジャー・ボンド
浦安に上陸した謎の英国秘密諜報部員。
ジェームズ・ボンドのパロディ。
ヤワラ
金メダルをこよなく愛する柔道の天才。穏やかな性格だが、小鉄たちが勝手に彼女の金メダルで遊んでいた際ブチ切れたことがある。
モデルは谷亮子
ホラ吹き爺さん(ホラふきじいさん)
小鉄らからは「ホラ吹きジジイ」とも呼ばれる近所の老人。嘘の作り話で周囲の人たちを騙すのが好きで、口から発する言葉のほとんどが嘘である。しかし、その知識はきわめて広範囲にわたり、小鉄らが話すあらゆる話題に応じた嘘を即座につくことができ、質問返しなどのイレギュラーな事態にも難なく対応できる。また、話術も巧みで、嘘だと分かっていても自分の興味のある話題の時には信じ込ませる力がある。出演するごとにその嘘は大掛かりなものになり、ブロック塀が崩れやすいようにあらかじめヒビを入れておく、小鉄の家族のそっくりさんを金で雇って家族であるかのような演技をさせるなど、嘘を超えてドッキリに近いものになっている。嘘つき仲間のホラ吹きばあさんから「山本仙太郎」という名前で呼ばれている場面があるが、嘘つきなので本名かどうかは不明。
顔のモデルは大滝秀治
大沢木 鶴子(おおさわぎ つるこ)
『元祖!浦安鉄筋家族 爆笑プレイングブック』のコミック未収録作品にのみ登場。本編とは一切関わりが無く、大沢木一家にも含まれていない。
郷丸 三平(ごうまる さんぺい)
ジーンズショップ「全米屋本店」の店長。相当なジーンズマニアで、大鉄が3日穿いただけのジーンズを理想のダメージジーンズとして欲しがり、大鉄を伝説の男と崇める。同じくジーンズマニアの知り合いにハリウッド俳優のトムがいる。なお、ジーンズマニアではあるものの、郷丸本人は痩せ過ぎてサイズの合うジーンズが無く、穿きこなせていない。
顔のモデルはブラッド・ピットで、名前の元ネタはピットがCMに出演していたEDWINのジーンズ「503(ゴーマルサン)」。
星 明(ほし あきら)
元祖2巻17固めに1度だけ登場。自分が経営している屋台で、悩んでいる人物(順子)には幸福感を出すラーメンをだしてくるが、別の客(大鉄)が、その人物を悩ませる根元だと直感した人物には、金網や鼻くそ、雑草などが入ったとてつもなく不味いラーメンをだしてくる。このキャラが浦安鉄筋家族で最も好きなキャラ、という投稿があり、質問ではないが、27巻のはまけんで取り上げられた。筆者も、「信じらんねー」とのこと。
チャルメラおじさんのパロディで、名前の由来は明星をひっくり返したもの。

『毎度!』からのその他の人物

北路 龍(ほくろ りゅう)
年収2億の天才子役。右頬のほくろが特徴。ママが手を握ると笑顔で手を振り、手を放すと一気に暗くなってしまう。本人は仕事に対して辟易しており友達を欲しがっていたが、その後裕太と仲良くなる。
鈴木福のパロディ。
安藤庵のオッチャン(あんどうあんのオッチャン)
広島カープの山本工事にそっくりで山本工事のファンの佐渡勇子でさえ勘違いするほど。そば処「安藤庵」の主人。仕事はサボり気味でよくパチスロに行くらしい。
外見のモデルは広島東洋カープでかつてミスター赤ヘルとよばれた山本浩二
ジェシー(店のお人形)
万田・α・太郎が拾ってきたワクドナルドのキャラクターの人形。春巻の近所の公園のベンチに置かれている。万田も春巻も人間と勘違いしており、不気味なピエロと判じている[26]。万田の米軍時代の恋人ジェシー(ジェニー)に似ているらしい。
後に春巻の勘違いで「キムチを食われた」と誤解し、勝負を仕掛けるが不運が重なり自分がK.Oされた。その際の必殺技はベンチの重みをプラスし脳天から叩きつけるDDD(デンジャラス・ドライバー・ドナルド)。この人形に関わってK.Oされた者は、出血によってピエロのようなメイクになるのが特徴。
モデルはマクドナルドのキャラクタードナルド・マクドナルド
ドリーちゃん
タコ顔が大嫌いで、タコ顔をされるととてつもなく大きな声で泣きわめく[27]。大鉄は「鼓膜が破れる」と言っていた。
モデルはドリー・ファンク・ジュニア
ホラ吹き婆さん
ホラ吹き爺さんが死亡したという嘘を小鉄たちに教えた老婆。ホラ吹き爺さんとの会話の内容から察するに、彼とは長い付き合いのようである。彼とはライバルのような関係も見せるが、二人で協力して小鉄たちを騙すなどコンビネーションも抜群。
顔のモデルは樹木希林
変態笛泥棒
名前不明。禿げ上がった頭頂、なで肩、下腹が出た冴えない中年男であり、学校に狡猾に忍び込んでは隠れ潜み、女子児童の縦笛を口に咥える変質者。よく使われる効果音はロリドーンで、禍々しいオーラを放っている。何度か逮捕されていて、勇子やのり子らにも殴られているが、懲りずに悪びれることなく笛を求め続けている。

脚注

  1. ^ 「姫はそれがキライ」の回
  2. ^ (ただし256発目の「生クリスマス」などの一部の話では右(\)櫛型(っぽい)七三分けにしていることもある)
  3. ^ ただし、この風邪は大鉄が風邪気味の浅野に頼んで順子にうつしたものなので、それを知った順子に怒られた。
  4. ^ 順子曰く、図工の成績は「普通」だったらしい。
  5. ^ 前述の地雷は小鉄たちがテレビを至近距離で見ないようにテレビの前に埋めていたが、大鉄が警察に追いかけられた瞬間をテレビに写ったのを見て大慌てした順子が起爆させてしまった。
  6. ^ 前述の通り、ハッチと共謀して大鉄に仕返ししたり、後述の闇崎マキと意気投合した際、彼女に大鉄への恨みを打ち明け、彼女と共謀して仕返しに及んだ。
  7. ^ 本人は「義理やで」と言っていた。
  8. ^ だが小鉄には「あかねちゃん以外のチョコはいらない」ときっぱり断られてしまった。
  9. ^ あんまんやおでんを素手で取ったり、旗で車を破壊したりなど。
  10. ^ 小鉄はそれを遺骨とも知らず、サッカーボールだと思って普通に蹴っていた。
  11. ^ アニメ第1期におけるナレーションから、「死んだ亭主も泣いている」と突っ込まれるほど。
  12. ^ 後にその事実とフグオが無実であることを知った順子は、フグオを疑ってしまったことを深く反省し涙を見せた。
  13. ^ 『最終貝』の回
  14. ^ 166発目『かしわ』の回
  15. ^ 「野良ミャオ」の回
  16. ^ しかし掃除制度や午後の授業をあっさり廃止したり、勝手に授業と休み時間の時間帯を替える等のこういったところは、実のところ小鉄たちから絶大な支持を得ている。
  17. ^ 「野良ミャオ」など
  18. ^ その時はその場にいた小鉄たちを驚かせた。
  19. ^ その後も生徒達から辰っちゃん給食を望む声が上がっていた。
  20. ^ 333発目の予定だったが没に。
  21. ^ ただし人語は理解出来ない。
  22. ^ 時々、下に紙おむつを穿くことがある
  23. ^ 『桜ちゃんの〇〇〜』と言うことが多い
  24. ^ 十三階段が「萌え」をテーマに漫画を描いたときは、「萌え」と「燃え」を間違えてしまった。
  25. ^ 過去に消しゴムで入れ歯を作ったこともあったが、ラーメンと一緒に食べてしまった。
  26. ^ ただし万田は既に気づいているらしく、後に大量の人形を室内に運び込んでいる
  27. ^ 順子のタコ顔が特に怖いらしい。