沖縄市

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おきなわし ウィキデータを編集
沖縄市
沖縄市の中心街
沖縄市旗
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 沖縄県
市町村コード 47211-5
法人番号 5000020472115 ウィキデータを編集
面積 49.72km2
総人口 142,023[編集]
推計人口、2024年3月1日)
人口密度 2,856人/km2
隣接自治体 うるま市
中頭郡嘉手納町北谷町北中城村
国頭郡恩納村
市の木 ビロー
市の花 ハイビスカス
沖縄市役所
市長 桑江朝千夫
所在地 904-8501
沖縄県沖縄市仲宗根町26番1号
北緯26度20分3.4秒 東経127度48分20.6秒 / 北緯26.334278度 東経127.805722度 / 26.334278; 127.805722 (沖縄市)座標: 北緯26度20分3.4秒 東経127度48分20.6秒 / 北緯26.334278度 東経127.805722度 / 26.334278; 127.805722 (沖縄市)
沖縄市役所
外部リンク 沖縄市

沖縄市位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

沖縄市(おきなわし)は、沖縄本島中部に位置する沖縄県第2の都市である。

概要

沖縄県で那覇市に次いで2番目に人口が多い市で、沖縄都市圏を構成する中心都市である。また鉄道のない市としては、日本一人口の多い市でもある。2015年国勢調査では人口増加数は沖縄県で最も多く、人口増加率も6.96パーセントを記録し全国の市で4位、三大都市圏の市を除けば最も高い。

嘉手納基地などの米軍基地を多く抱える事情などから、国際色が豊かであり、独自の文化を持つ沖縄県の中でも特に独特の雰囲気を持つ。また、芸能も盛んであり、多くの音楽家を生み出した都市でもある。沖縄県内で最もエイサーが盛んな地域で、沖縄最大規模のエイサー祭り、沖縄全島エイサーまつりは毎年沖縄市で開催されている。2007年6月13日には「エイサーのまち」宣言をし、エイサー文化の更なる発展に取り組んでいる。コザ地区と美里地区の2地区に区分する時もある(旧コザ市と旧美里村)。栃木市山梨市と同様に都道府県名と同一名の市でありながら県庁所在地ではない。

地理

隣接している自治体

河川

人口


沖縄市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


歴史

  • 1666年 越来(ごえく)間切から美里(みさと)間切が分立する。
  • 1908年(明治41年) 沖縄県及島嶼町村制の施行により越来村と美里村が誕生する。
  • 太平洋戦争後、米軍政府が収容所を拠点に地域の整備を図り、越来村地域に古謝市胡差市)が誕生。美里村は前原市に吸収される。
  • 1946年(昭和21年) 行政改革により越来村、美里村が再び誕生。
  • 米軍が越来村の胡屋地区をKOZAと呼び、一般の人々もコザと呼ぶようになる(諸説あり)。
  • 1956年(昭和31年)6月13日 コザを村名にしようという要望が多く、越来村からコザ村へ名称を変更。
  • 同年7月1日 コザ村が市制を施行しコザ市誕生。
  • 1970年(昭和45年)12月20日 アメリカ軍政に対する市民の不満が爆発。コザ暴動
  • コザ市と美里村の間で合併協議会が発足。新市名を対等合併の観点から「中頭市」「コザ市」「沖縄市」の候補から、“沖縄の中心都市に”との願いから「沖縄市」に決定。だが県庁所在地である那覇市から反発を受ける。(県名と同じで県庁所在地でない市は他に栃木市山梨市がある。)
  • 1974年(昭和49年)4月1日 コザ市と美里村が合併して沖縄市誕生。

合併によってコザ市が消滅して40年近く経つ今尚、沖縄市の旧コザ市域はコザの愛称で親しまれている。「美里」と「越来」は市内の町名として隣接して残っており、美来工科高校の名称の由来となっている。

行政

市長

  • 桑江朝千夫(2014年5月12日就任・1期目)

沖縄市議会

会派別構成
  • 躍進:8人
  • 護憲フォーラム:5人
  • 市民クラブ・新風会:5人
  • 公明党:4人
  • 一志会:3人
  • 日本共産党:3人
  • 和の会:2人

警察

郵便

  • 安慶田郵便局
  • 泡瀬郵便局
  • 沖縄かりゆし郵便局
  • 沖縄高原郵便局
  • 沖縄照屋郵便局
  • 沖縄パークアベニュー郵便局
  • 沖縄美里郵便局
  • 沖縄郵便局
  • 越来郵便局
  • 知花郵便局
  • 松本郵便局
  • 諸見郵便局
  • 山里郵便局

放送

姉妹都市・提携都市

国内

地域

◎印は住居表示実施地区。★印は米軍施設が置かれており無住の地域。

旧コザ市地域

中央パークアベニュー
  • 安慶田(あげだ)1~5丁目◎
  • 上地(うえち)1~4丁目◎
  • 宇久田(うくだ)★
  • 御殿敷(おどんしき)★
  • 嘉間良(かまら)1~3丁目◎
  • 嘉良川(からがわ)★
  • 久保田(くぼた)1~3丁目◎
  • 倉敷(くらしき) - 郵便局の集配エリアは沖縄美里郵便局管内(美里地域からしか道路が接続していないため)
  • 越来(ごえく)1~3丁目◎
  • 胡屋(ごや)1~7丁目◎
  • 白川(しらかわ) - 郵便局の集配エリアは沖縄美里郵便局管内(美里地域からしか道路が接続していないため)
  • 城前町(しろまえちょう)◎
  • 住吉(すみよし)1~2丁目◎
  • 園田(そんだ)1~3丁目◎
  • 大工廻(だくじゃく)★
  • 中央(ちゅうおう)1~4丁目◎
  • 照屋(てるや)1~5丁目◎
  • 仲宗根町(なかそねちょう)◎
  • 南桃原(みなみとうばる)1~4丁目◎
  • 室川(むろかわ)1~2丁目◎
  • 森根(もりね)★
  • 諸見里(もろみざと)1~3丁目◎
  • 八重島(やえしま)1~3丁目◎
  • 山内(やまうち)1~4丁目◎
  • 山里(やまざと)1~3丁目◎

旧美里村地域

泡瀬干潟
  • 明道(あけみち)1丁目◎
  • 泡瀬(あわせ)1~6丁目◎
  • 池原(いけはら)1~5丁目◎
  • 大里(おおざと)1~2丁目◎
  • 海邦(かいほう)1~2丁目◎
  • 海邦町(かいほうちょう)
  • 古謝(こじゃ)
  • 高原(たかはら)1~4丁目◎
  • 知花(ちばな)1~6丁目◎
  • 桃原(とうばる)1~5丁目◎
  • 登川(のぼりかわ)1~3丁目◎
  • 東(ひがし)1~2丁目◎
  • 比屋根(ひやごん)1~7丁目◎
  • 松本(まつもと)1~7丁目◎
  • 美里(みさと)1~6丁目◎
  • 美里仲原町(みさとなかはらちょう)◎
  • 美原(みはら)1~4丁目◎
  • 宮里(みやざと)1~4丁目◎
  • 与儀(よぎ)1~3丁目◎

自治会

  • 越来
  • 城前
  • 照屋
  • 安慶田
  • 室川
  • 住吉
  • 嘉間良
  • 八重島
  • センター(「中央」の旧称)
  • 胡屋
  • 中の町
  • 園田
  • 諸見里
  • 山内
  • 山里
  • 久保田
  • 美里
  • 南桃原
  • 宮里
  • 吉原
  • 松本
  • 明道
  • 知花
  • 登川
  • 池原
  • 古謝
  • 高原
  • 大里
  • 東桃原
  • 比屋根
  • 与儀
  • 泡瀬
  • 泡瀬第1
  • 泡瀬第2
  • 泡瀬第3
  • 海邦町

教育・文化施設

小学校

中学校

  • 沖縄県立球陽中学校2016年4月1日開校予定
  • 沖縄市立安慶田中学校
  • 沖縄市立沖縄東中学校
  • 沖縄市立越来中学校
  • 沖縄市立コザ中学校
  • 沖縄市立美東中学校
  • 沖縄市立美里中学校
  • 沖縄市立宮里中学校
  • 沖縄市立山内中学校

高等学校

沖縄県立コザ高等学校

文化施設

沖縄市戦後文化資料展示室ヒストリート

交通

路線バス

琉球バス交通沖縄バス那覇バス東陽バス沖縄中央観光の5社が乗り入れている。那覇バスは前身の那覇交通時代に乗り入れたものの、経営合理化で2004年に廃止、以後、那覇バスになった現在は111番高速バスとして共同運行のみにとどまっている。沖縄中央観光(やんばる急行バス)は沖縄自動車道上の山里・池武当バス停のみに停車する。

琉球バス交通・沖縄バス・那覇バス・東陽バス4社共同運行路線
  • 111番(高速バス)

2000年前後には4社により那覇~コザ間で110番(深夜バス)が運行されたが、乗車率が伸びなかったためすぐに廃止された。

沖縄中央観光運行路線
  • やんばる急行バス
琉球バス交通・沖縄バス2社運行路線(共同運行ではない)
  • 27番(屋慶名(大謝名)線)
  • 227番(屋慶名おもろまち線)
琉球バス交通運行路線
  • 21番(新都心具志川線)
  • 23番(具志川線)
  • 62番(中部線)
  • 63番(謝苅線)
  • 75番(石川北谷線)
  • 90番(知花(バイパス)線)
  • 110番(長田具志川線)
  • 112番(国体道路線)
  • 113番(具志川空港線)★
  • 123番(石川空港線)★
  • 223番(具志川おもろまち線)
  • 263番(謝苅おもろまち線)
  • 290番(知花おもろまち線)

★印は沖縄南インター以南は沖縄自動車道経由。 かつては北谷高校への通学路線として94番(中部循環線)もあったが、62番とほぼ同一路線であり、75番で代替可能なことから2003年に廃止された。沖縄こどもの国リニューアルにより、2004年より名護東線(21番)の一部のダイヤがこどもの国を境に那覇方面と名護方面に分け、それぞれの路線に振り分けたが、2006年9月の琉球バス交通への営業譲渡時に名護方面の路線が廃止され、那覇方面の路線は具志川バスターミナルまで延長し「こどもの国宮里線」となった。そして同時に名護方面の名護東線も名護~具志川までの大幅な路線短縮により沖縄市が運行区間から外れた。その後、こどもの国宮里線は廃止となっている。

沖縄バス運行路線
  • 52番(与勝線)
  • 61番(前原線)
  • 77番(名護東(辺野古)線)
  • 80番(与那城線)
  • 127番(屋慶名(高速)線)★

★印は沖縄南インター以南は沖縄自動車道経由。 かつては安慶名線(その前は久志線)という路線があったが、23番との競合が激しかったため2000年に廃止された。

東陽バス運行路線
  • 30番(泡瀬東線)
  • 31番(泡瀬西線)
  • 60番(泡瀬イオンモールライカム線)

30番と31番以外は大幅な路線再編が度々行われ、従来の美東線・県総合運動公園線(かつては中城公園線)・東南植物楽園線・新垣線が2003年から2005年にかけてすべて廃止、泡瀬循環線・沖縄東中学校線が2014年に廃止、馬天琉大泡瀬線が2015年に廃止となっている。

一方、那覇バスはかつて那覇交通時代に石川線と子供の国線を運行していたが、石川線は1998年に廃止され知花まで縮小したが、その知花線も2004年に廃止され(現在同路線は普天間止まりとなっている)、北中城村以北では運行なしに。子供の国線は1990年代に廃止され普天間止まりに縮小するも、1998年に西原普天間線にさらに縮小、那覇バスへの営業譲渡と同時に廃止された。現在は高速バスのみとなっている。

ほかに、沖縄市が主体となるコミュニティバスである沖縄市中心市街地循環バスが運行されている。沖縄市役所を起終点とし、中心市街地や主要バス停留所を経由する。琉球バス交通に委託運行する胡屋ルートと、東陽バスに委託運行するコザルートの2路線。

道路

沖縄自動車道 沖縄南IC付近
高速道路
一般国道
主要地方道
一般県道

基地

米軍

自衛隊

名所・旧跡・祭事・催事

名所

商業施設

祭事・催事

沖縄市出身の有名人

五十音順

関連項目

外部リンク