沖本姉妹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
沖本美智代から転送)

沖本姉妹(おきもとしまい、姉・沖本富美代、妹・美智代1970年10月31日 - )は、1980年代後半〜90年代にかけて女優歌手として活動した一卵性双生児の姉妹。北海道札幌市出身[1]。かつての所属事務所ホリプロ沖本富美代・美智代の名前で表記されることもあった。

人物・来歴[編集]

姉妹ともに北星学園女子中学・高等学校に在籍し、新体操の選手として全国中学校体育大会国体高校総体などに出場した。姉は全国中学校体育大会で種目別の優勝歴がある。

高校2年の時にホリプロにスカウトされ、堀越高等学校に編入。1988年以降、榊原郁恵の後任として、舞台ピーター・パンタイトルロールダブルキャストで演じた。1992年には、アイドルグループ「Dio」を結成し、アニメ『ミラクル☆ガールズ』のエンディングテーマ「ふたりじゃなきゃだめなの」でデビュー。同作品には声優としても出演。

1995年に妹の美智代が公演中に腰を強打し、体力の限界を感じて引退[2]。富美代はその後も活動を続けたが1997年にピーター・パンを降板、芸能界を引退した。

美智代は27歳のとき、3歳年下で不動産建設業の男性と結婚。2人の娘をもうけた後、千葉県で新体操クラブ「ANGEL R.G. CLUB 」を設立。一時期、姉の富美代と2人で運営していたが[3]、富美代は2014年にネイリストに転身した[4]


出演[編集]

舞台[編集]

テレビドラマ[編集]

  • 裸の大将放浪記 第73話「清とサクランボ娘」(1995年5月7日、関西テレビ) - 桃子・桜子

テレビ番組[編集]

  • 燃えろ春休み スポーツヒーローにチャレンジ(1994年3月、NHK-BS2)- 美智代のみ
  • クイズ!年の差なんて(1994年4月 - 1994年9月、フジテレビ) - 不定期レギュラー

テレビアニメ[編集]

  • ミラクル☆ガールズ (1993年、日本テレビ) - エマイユ・ミルグレイン・ディアマス、初期の数回のみ

ディスコグラフィ[編集]

CD(「Dio」名義)[編集]

  • FASCINATION(1992年4月1日、ポニーキャニオン) FASCINATION(シルク・ドゥ・ソレイユ日本公演)イメージソング
  • ふたりじゃなきゃダメなの(1993年2月3日、同) 「ミラクル☆ガールズ」エンディングテーマ
  • 真珠の約束(1993年4月7日、同) 世界祝祭博覧会、通称まつり博みえ'94のテーマ曲

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 『明星』1988年1月号