沖仁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Yshrkwhr (会話 | 投稿記録) による 2016年1月1日 (金) 09:51個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

沖仁
生誕 (1974-09-03) 1974年9月3日(49歳)
出身地 日本の旗 日本 長野県北佐久郡
ジャンル フラメンコ
担当楽器 フラメンコギター
活動期間 2000年 -
レーベル EMIミュージック・ジャパン
ビクターエンタテインメント
共同作業者 coba
押尾コータロー
公式サイト [1]

沖 仁(おき じん、1974年9月3日 - )は、日本のフラメンコギター奏者。神奈川県在住[1]

2010年、3大フラメンコギターコンクールの一つであるムルシア“ニーニョ・リカルド”フラメンコギター国際コンクールで、日本人で初めて優勝した。

略歴

長野県生まれ。14歳でエレキギターを始める[2]。高校卒業後に、カナダでクラシックギターを学んだ[3]。その後アメリカ合衆国に留学するための手続を行っていたが、同じ頃にスペインのフラメンコギター奏者のビセンテ・アミーゴのアルバム[4]を聴いて衝撃を受け、アメリカへの留学を取りやめてスペインに移住[2]アンダルシア地方などに住み、地元住民の輪に入って3年半フラメンコギターを学んだのち、2000年に帰国[2]

帰国した2000年に、カンタオール(フラメンコの唄い手)の石塚隆充と、フラメンコユニット「Taka y Jin」を結成[3]。2002年には初のソロアルバム『ボリビアの朝』(自主制作)をリリース。その後もソロアルバムをEMIミュージック・ジャパンビクターエンタテインメントからリリースしたほか、さまざまなアーティストに楽曲提供をしている。

2010年7月、スペインで開かれた第5回ムルシア“ニーニョ・リカルド”フラメンコギター国際コンクール(Concurso Internacional de Guitarra Flamenca ‘Niño Ricardo)で、日本人で初めて優勝した[1]。同年9月、毎日放送情熱大陸』に出演。

ディスコグラフィー

アルバム

  • ボリビアの朝 Una manana en Bolivia(2002年、自主制作) - 2008年、TONETONE RECORDSより再発。
  • New day to be seen(2005年、TONETONE RECORDS)
  • Nacimiento〜誕生〜(2006年、EMIミュージック・ジャパン
  • Respeto 〜十指一魂〜(2007年、EMIミュージック・ジャパン)
  • OKI JIN IN CONCERT 2005(2008年、TONETONE RECORDS)
  • Al Toque 〜フラメンコの飛翔〜(2010年、ビクターエンタテインメント)
  • MI CAMINO 〜10年の軌跡〜(2010年、ビクターエンタテインメント)
  • Concierto 〜魂祭〜(2011年、ビクターエンタテインメント)

映像作品

  • Con Palmas 〜ライヴ・アット・ブルーノート〜(2011年、ビクターエンタテインメント)

楽曲提供

主なメディア出演

テレビ

脚注

  1. ^ a b 読売新聞「フラメンコ・ギタリスト沖仁 「日本人ならでは目指したい」(2010年12月16日)中部朝刊、28面
  2. ^ a b c 読売新聞「スペインのリズム×日本の旋律 フラメンコギター奏者 沖仁 新作アルバム」(2011年11月17日)大阪夕刊、7面
  3. ^ a b MSN産経ニュース「超絶テクと笑撃トークで「締めくくり」 世界的フラメンコギタリスト 沖仁、ツアーで観客魅了」(2012年2月22日閲覧)
  4. ^ アーティストインタビュー・沖仁(ヤマハ株式会社)(2012年2月22日閲覧)
  5. ^ 沖仁 フラメンコギタリスト”. Mainichi Broadcasting System, Inc.. 2016年1月1日18:15閲覧。

外部リンク