池原信遂

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池原 信遂
基本情報
本名 池原 信遂
階級 バンタム級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1976-07-22) 1976年7月22日(47歳)
出身地 富山県下新川郡入善町
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 33
勝ち 29
KO勝ち 19
敗け 4
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池原 信遂(いけはら のぶと、1976年7月22日 - )は、日本の元プロボクサー、現審判員。元日本バンタム級チャンピオン富山県下新川郡入善町出身。富山県立入善高等学校卒。大阪帝拳所属。

来歴[編集]

辰吉丈一郎に憧れ高校卒業後大阪に出て、ボクシングを始め、ダイヤモンドホープと呼ばれた。

1998年5月19日、2RKOでデビュー戦を飾る。

2000年12月16日全日本新人王決定戦で堅田剛を6R判定で破り10連勝で全日本新人王となった。

2001年1月、結婚。

2003年6月29日玉越強平に敗れ連勝が17でストップ。引退も考えるが10か月後に復帰。

2006年1月15日、元WBC世界フライ級王者・ABCOスーパーフライ級王者メッドグン・3Kバッテリータイ)を3RTKOで下し、世界ランキング上位へ。

2006年6月11日サーシャ・バクティンが返上し空位の日本バンタム級王座を鳥海純と争いチャンピオンとなった。名門大阪帝拳にとって辰吉以来の日本タイトルを獲得。

2006年7月24日、世界戦挑戦のため防衛せずにタイトルの返上を行う。

2006年12月30日、ダオルーク・スーンキラノイナイと世界前哨戦を行い勝利。

2007年5月5日福島学に3-0の判定勝ち。

2008年1月10日WBA世界バンタム級王者ウラジミール・シドレンコに挑戦。12R判定で敗れ戴冠ならず。同日にはWBC世界バンタム級タイトルマッチ長谷川穂積シモーネ・マルドロットも行われ、ダブルタイトルマッチ戦であった。

2008年7月6日、サバイバルマッチを三谷将之と行い、6R負傷判定で0-3で敗れる。

2009年11月22日、日本バンタム級王者大場浩平に挑戦。9回2分58秒TKOで敗れ、王座復帰は果たせなかった。この試合を最後に現役を引退した[1]

2013年2月、審判員資格を取得[2]。3月24日、住吉区民センターでの興行で審判デビュー[3]

2019年10月1日、大阪府立体育会館で行われたWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人と挑戦者で同級1位の久田哲也による世界タイトルマッチで初めて世界戦のジャッジを務めた[4]

2020年11月6日、後楽園ホールでのWBO世界フライ級王座決定戦:ジーメル・マグラモ(同級1位・フィリピン)×中谷潤人(同級3位・M.Tボクシングジム)にて、世界戦のレフェリーを担当した[5]

脚注[編集]

  1. ^ 「幸せなボクサー人生」 現役引退の池原選手(入善出身)が来社 北日本新聞 2009年12月8日閲覧
  2. ^ “ラウンドアップ”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2013年2月14日). https://boxingnewsboxon.blogspot.com/2013/02/blog-post_14.html 
  3. ^ “ラウンドアップ”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2013年3月26日). https://boxingnewsboxon.blogspot.com/2013/03/blog-post_26.html 
  4. ^ 【スポーツ】逃した世界ベルトを糧に、審判で初世界戦、元日本王者の池原氏 デイリースポーツ 2019年10月3日
  5. ^ "中谷潤人&マグラモは前日計量パス 世界王座決定戦". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 5 November 2020. 2020年11月6日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
サーシャ・バクティン
第61代日本バンタム級王者

2006年6月11日 - 2006年7月24日

次王者
三谷将之