水田わさび
みずた わさび 水田 わさび | |
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プロフィール | |
本名 | 非公開 |
性別 | 女性 |
出生地 | 日本・三重県 |
生年月日 | 1974年8月4日(49歳) |
血液型 | O型 |
身長 | 158 cm |
職業 | 声優、女優 |
事務所 | 青二プロダクション |
配偶者 | あり |
活動 | |
活動期間 | 1996年 - |
デビュー作 | 上岡山大介(『トイレの花子さん』) |
水田 わさび(みずた わさび、1974年8月4日 - )は、日本の声優、女優。本名非公開。青二プロダクション所属。
三重県名賀郡青山町(現・伊賀市)出身。血液型はO型。星座はしし座。
以前はぷろだくしょんバオバブ、賢プロダクションに所属していた。特技は関西弁。既婚。
代表作は『こてんこてんこ』(ねこうもり)、『ドラえもん』(ドラえもん)など[1]。
概要
来歴・人物
中学生時代から声優になることが夢で、名張桔梗丘高校卒業後に単身で上京、劇団すごろくに入団し、アルバイトをしながら声優を目指す。1996年(平成8年)、21歳で劇場アニメ『トイレの花子さん』の上岡山大介役で声優デビューを果たす。
「わさび」という芸名は実家の庭に自生していた山葵(わさび)からであることと、本名が言い難い(読み辛い)ことから名付けられた。命名したのは所属していた劇団(劇団すごろく)の当時の座長であった緒方賢一[2]。劇団の公演で馬の役をやっていたところを、たまたま見に来ていた当時ジャイアン役のたてかべ和也に発掘されて、声優の仕事をするようになった。
父親が広島出身のため[3]広島東洋カープのファン[4]。『ジョブジョブ』(広島のローカル番組)にゲスト出演した時にそのことをアピールしたことがある。また、「週刊ベースボール」2007年(平成19年)4月2日号の「こだわり野球熱伝」のコーナーにも登場し、その熱烈ぶりを語っている。また、2012年(平成24年)10月には広島つながりでJリーグサンフレッチェ広島のファンクラブに入会したことをtwitter上で明らかにした。
BUMP OF CHICKEN、クリープハイプのファンであると自身のtwitterプロフィールに記している[5]。特にBUMP OF CHICKENは、(ヴォーカリストである藤原基央の名前をもじって)「藤の病」だと書いている[6]。
年齢はほとんど公にはしないタイプであり、かつて開設していた個人サイト「わさのプロフ」(現在は閉鎖)にも「歳がばれる」と消極性が現れている。しかし、ドラえもん役が決まった時の記者会見が報道された際には年齢がテロップに出されていた。
舞台役者としては劇団すごろく→演劇部隊チャッターギャングで活動していたが、育児・声優業などに忙殺され休止していた。『武装錬金』で競演した小山剛志との縁でKOYA-MAPの舞台『喝采』で久しぶりに舞台活動を行う。
既婚者で、家族は夫と2人の娘の4人家族。ブログでは、家族のことをわさ夫さん(夫)・子わさ(上の娘)・わさ子(下の娘)と呼んでいる。
2010年(平成22年)に第4回声優アワードキッズファミリー賞を受賞。
また東京声優アカデミーで講師を務め、後輩育成にも力を注いでいる。
ドラえもん関連
2005年(平成17年)4月15日より、テレビ朝日系列のアニメ『ドラえもん』で、大山のぶ代に代わり主人公のドラえもんの声を担当するという大役を務める。内定の瞬間号泣したという。同年7月の時点で大山とは面識が無いと言っていた。ただし、大山らとは一緒に録ってはいないが、リニューアル前の『ドラえもん』においても「赤ちゃんほんやく機」での赤ちゃん役等、ゲストキャラクターの声を何度か担当しており、作品上での共演はあった。また、水田は大山がドラえもんを演じた26年間で一度も声をあてることのなかった「耳のある黄色いドラえもん」にも声をあてている。
リニューアル当初(水田がドラえもん役を引き継いだ2005年頃)は視聴者に深く根付いた大山が演じるドラえもんからの急な転換に視聴者が戸惑い、自身へのバッシングを耳にしたことがあったという[7]。また、当時は「(ドラえもん役を)クビになるかも」と思っていたそうだが、水田が演じる映画ドラえもんシリーズ第1作『のび太の恐竜2006』(2006年(平成18年))の制作が決まり、「ドラえもんを続けさせてもらえるんだ」と安堵したという[7]。ちなみにこのことから自身の思い出の映画シリーズに『のび太の恐竜2006』をあげている[7]。
リニューアルから年月が過ぎるにつれ少しずつ水田が演じるドラえもんが定着し、現代の子供たちを中心に「ドラえもんの声=水田」となっている[8]。当初は「クビになるかも」と思っていた(前述)というが、2015年(平成27年)にはリニューアル10周年というひとつの区切りをむかえ、現在もドラえもんを演じ続けている。
出演作品
※太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
1996年
1997年
1998年
- アキハバラ電脳組(ビリケン、女の子C)
- カウボーイビバップ(少年)
- スーパードール★リカちゃん(蕗谷トモノリ〈2代目〉、店員)
- たこやきマントマン(たこやきグリーン)
- ねこぢる劇場(ぶ太郎の母・にゃすお)
- YAT安心!宇宙旅行(ニコ)
1999年
- アークザラッド(ポコ・ア・メルヴィル)
- 魔法使いTai!(チカ)
- 未来少年コナンII タイガアドベンチャー(ゴシュ)
2000年
- 金田一少年の事件簿(黒木田紅子)
- とっとこハム太郎(たいほくん)
- ドラえもん(テレビ朝日版第1期)(キッキー、少年、赤ちゃん、女の人C 他)
- ニャニがニャンだー ニャンダーかめん(モグタロー)
- 忍たま乱太郎(福富カメ子)
- BRIGADOON まりんとメラン(少年)
- へろへろくん(パブパブ、クレクレ、チョロチョロ、ハラハラ、ゴーゴー、メラメラ)
- 闇の末裔(倶生神・弟、女生徒、看護婦B、生徒B、女性A)
- 真・女神転生デビチル(ニスロク、スザク)
2001年
- クレヨンしんちゃん(本田ひとし〈代役〉)
- 激闘!クラッシュギアTURBO(相田チョータ)
- 地球防衛家族(ヘン、マサオ)
- 爆転シュート ベイブレード(ボリス・クズネツォーフ、少年B)
- ヒカルの碁(福井雄太)
2002年
- あたしンち(川島)
- デュエル・マスターズ(アッシュ)
- 爆転シュート ベイブレード2002(デニー)
- わがまま☆フェアリー ミルモでポン!(フィア、ケパパ)
2003年
- おもいっきり科学アドベンチャー そーなんだ!(バドバド)
- 爆転シュート ベイブレードGレボリューション(ボリス・クズネツォーフ)
- フルメタル・パニック? ふもっふ(量産型ボン太くん)
- わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ごおるでん(フィア、ケパパ)
2004年
- おじゃる丸(愛おばあちゃん)
- お伽草子(金太郎)
- 陰陽大戦記(シノノメ)
- それいけ!ズッコケ三人組(奥田タエ子、清水学、水島かおり)
- MONSTER(戦隊ヒーローごっこする子供B)
- わがまま☆フェアリー ミルモでポン! わんだほう(タコス)
2005年
- 格闘美神 武龍(八木めぐみ)
- こてんこてんこ(ねこうもり)
- 金色のガッシュベル!!(マジロウ)
- ドラえもん(テレビ朝日版第2期)(ドラえもん、ドラえもん疑似のゲストキャラ 他)
- ふたりはプリキュア Max Heart(子ヤギ)
- わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ちゃあみんぐ(タコス、フィア)
2006年
- 格闘美神 武龍 REBIRTH(八木めぐみ)
- ケロロ軍曹(子供)
- 武装錬金(エンゼル御前)
- ぷるるんっ!しずくちゃん(あじさいさん)
- 流星のロックマン(挟見千代吉、キャンサー・バブル)
2007年
- 精霊の守り人(コヒョイ)
- ドラえもん(ドマえもん)
- ぷるるんっ!しずくちゃん あはっ☆(あじさいさん)
- 流星のロックマン トライブ(キャンサー・バブル)
- ロビーとケロビー(ケロクロー、オペレーター2)
2008年
- Yes!プリキュア5GoGo!(メルポ)
- カイバ(ひょーひょー、バボ)
- ドラえもん(ドラぼてん)
- MAJOR 4th season(勝義)
2009年
- たまごっち!(うわさっち)
2010年
2011年
2012年
- たまごっち! ゆめキラドリーム(うわさっち)
- ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2・シーズン2 エピソードN・シーズン2 デコロラアドベンチャー(サトシのチャオブー、オババ様、少年時代のバージル 他)
2013年
- 忍たま乱太郎(ドクたま)
2014年
- すすめ!キッチン戦隊クックルン(ワサビばあちゃん)
2015年
- 新あたしンち(川島)
OVA
1997年
- 永久家族(マイケル)
2000年
- それいけ!アンパンマン おうたとてあそびたのしいね VOL.1(黄おんぷまん)
2004年
- 東京大学物語(花乃屋基)
2007年
- なっとうボーイ(ナットウボーイ)
2008年
- やなせたかしメルヘン劇場(どたこ)
2011年
- ピカチュウのサマー・ブリッジ・ストーリー(ポカブ)
劇場アニメ
1996年
- トイレの花子さん(上岡山大介)
1999年
- アキハバラ電脳組2011年の夏休み(ビリケン)
- スーパードール★リカちゃん リカちゃん絶体絶命!ドールナイツの奇跡(蕗谷トモノリ)
2006年
2007年
- ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜(ドラえもん)
2008年
- 映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪(メルポ)
- ドラえもん のび太と緑の巨人伝(ドラえもん)
2009年
- ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史(ドラえもん)
- ONE PIECE FILM STRONG WORLD(シャオ)
2010年
- ドラえもん のび太の人魚大海戦(ドラえもん)
2011年
2012年
- 劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士 ケルディオ(サトシのチャオブー、オババ様)
- ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜(ドラえもん)
2013年
- 劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒(サトシのチャオブー)
- ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ドラえもん)
2014年
- STAND BY ME ドラえもん(ドラえもん)
- ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜(ドラえもん[9])
2015年
- ドラえもん のび太の宇宙英雄記(ドラえもん)
2016年
- ドラえもん 新・のび太の日本誕生(ドラえもん[10])
Webアニメ
2015年
- 美少女戦士セーラームーンCrystal(ベッツ)
ゲーム
1999年
- ぷよぷよ〜ん(パノッティ)
2000年
- ポポロクロイス物語II(ボクシー)
2001年
- 風のクロノア2 〜世界が望んだ忘れもの〜(ポプカ)
2002年
- ヒカルの碁 平安幻想異聞録
- ヒカルの碁2(福井雄太)
- ヒカルの碁 院生頂上決戦(福井雄太)
2003年
- ヒカルの碁3(福井雄太)
2004年
- 幻想水滸伝IV(チャンポ)
2005年
2006年
- 格闘美神 武龍(八木めぐみ)
- ドラえもん のび太の恐竜2006 DS(ドラえもん)
2007年
- ドラえもん のび太の新魔界大冒険DS(ドラえもん)
- ドラえもんWii ひみつ道具王決定戦!(ドラえもん)
- みんなのGOLFポータブル2(ジャック)
2008年
- ドラえもん のび太と緑の巨人伝DS(ドラえもん)
- かいておぼえる ドラがな(ドラえもん)
2011年
2012年
2013年
- ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ドラえもん)
2014年
- ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜(ドラえもん)
2015年
- グランブルーファンタジー(フュンフ[11])
- ドラえもん のび太の宇宙英雄記(ドラえもん)
2016年
- ドラえもん 新・のび太の日本誕生(ドラえもん)
特撮
- 鉄甲機ミカヅキ(ケチョンパの声)
吹き替え
映画
- エーミールと探偵たち
- スズメバチ(ナディア)※ビデオ版
- 羊たちの沈黙(キャサリン)※DVD版
- フェイス/オフ(ワンダ)※フジテレビ版
- 僕が9歳だったころ(ヨミン)
- ライラの冒険 黄金の羅針盤(パンタライモン〈フレディ・ハイモア〉)※テレビ朝日版
テレビドラマ
- I Love オリバー(ジョイス)
- サブリナ〜永遠の友達〜(ニコール)
- スタートレック:ヴォイジャー(アンドリュー・キム)
アニメ
- アンジェリーナはバレリーナ(アリス)
- インベーダー・ジム(ガー)
- おもちゃの国を救え!(スキャット)
- ザ・リプレイス 大人とりかえ作戦(トッド・ディアリング)
- Doraemon(ドラえもん[12])
- フィリックスのクリスマスを救え!(ポインディクスター)
- プチバンピ(マイケル)
- マジック・スクール・バス(ティム)
- 劇場版ムーミン パペット・アニメーション〜ムーミン谷の夏まつり〜(ミイ)
CM
- WeKey TOYAMA(ナレーション)
- ルナルナ(ナレーション、ウサギの声)
- 下記は全てドラえもんの声で出演
- アートコーポレーション(大山から引継ぎ)
- ファミリーレストランチェーン・ココス(大山から引継ぎ)
- トヨタ自動車 ReBORN
- ドラネット/ドラゼミ(大山から引継ぎ)
- ほっともっと
- 朝日新聞社
- うるのん
テレビ
- お願い!ランキング GOLD ヤング声優VSアダルト声優 プロが選ぶ!本当にスゴい声優ランキング!!(テレビ朝日系列:2011年11月12日放送 - ゲスト)
- 関ジャニの仕分け∞ 関ジャニ仕分けVS人気声優SP(テレビ朝日系列:2011年12月3日放送 - ゲスト)
ラジオ
- よ・み・き・か・せ(2013年12月12日放送 - ナレーター)
CD
- ドラマCD JINKI:EXTEND 竜神島レミングス(アルマジロウ)
- ドラマCD 王子さまLV1 BL盤(子分)
- 夢をかなえてドラえもん(セリフ部分)
- 踊れ!どれ・ドラ・ドラえもん音頭
- 最終神話戦争イデアオペラ シリーズ(もんちゃん)
- 最終神話戦争イデアオペラ オリジナルドラマCD 第1章 罅割れたミュトス
- 最終神話戦争イデアオペラ オリジナルドラマCD 第2章 彷徨う冥界の扉
- 最終神話戦争イデアオペラ オリジナルドラマCD 第3章 輝ける悠遠の女神
その他
- 衛星アニメ劇場(いわし君の声)
- ドラえもんのひみつ道具がホンモノになった!?スペシャル(テレビ朝日:2010年7月3日放送 - ナレーター)
- ドラえもん知識王No.1決定戦スペシャル(テレビ朝日:2014年8月1日放送 - ナレーター)
ドラえもんの声で出演
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)車内放送 - 臨時特急「ドラえもん海底列車」(2005年 - 2006年)。吉岡海底駅の「ドラえもん海底ワールド」開催時に担当。
- Fキャラオールスターズ大集合 ドラえもん&パーマン 危機一髪!?
- 21エモン&ドラえもん ようこそ!ホテルつづれ屋へ
- すすめロボケット&ドラえもん 決戦!雲の上の竜巻城
- ドラえもん&チンプイ エリ様 愛のプレゼント大作戦
- ドラえもん&キテレツ大百科「コロ助のはじめてのおつかい」
脚注
- ^ Yahoo!人物名鑑によるプロフィールより 2010年8月26日閲覧
- ^ 【アニメ・ドラえもん 水田わさび公式】 わさドラブログ | 緒方さん帽子2015年5月3日閲覧
- ^ 【わさドラブログへようこそ!】 2008年09月28日
- ^ 【わさドラブログへようこそ!】プロフィール
- ^ 自身のtwitterアカウント
- ^ a b c ドラえもん旧声優陣からのエールに水田わさびが号泣!(ニュースウォーカー)2015年2月14日
- ^ 声優交代から10年…新たに確立した新世代の『ドラえもん』(ORICONSTYLE)2015年2月22日
- ^ “公式サイト”. ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜. 2013年7月24日閲覧。
- ^ “『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』公式サイト”. 2015年7月20日閲覧。
- ^ 『週刊ファミ通』2015年4月9日増刊号、エンターブレイン、2015年3月26日。
- ^ “国民的アニメ『ドラえもん』のアメリカ版がついに日本へ!? 『Doraemon』がディズニー・チャンネルにて初放送!”. アニメイトTV. 2016年1月30日閲覧。
外部リンク
- 青二プロダクションによるプロフィール
- わさドラブログへようこそ!(公式ブログ)
- 水田わさび (@wasaiga84) - X(旧Twitter)