歌劇場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ZéroBot (会話 | 投稿記録) による 2012年6月3日 (日) 20:52個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: la:Theatrum operaticum)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

歌劇場(かげきじょう)とは、オペラ及びバレエの上演を専門に行う劇場のことである。オペラハウスとも呼ぶ。

概説

劇場内には、舞台と客席の間に低くした部分を設けてここにオーケストラと指揮者を置き(オーケストラピット)、円滑な場面転換のために3面・4面舞台を有する。通常の劇場やコンサートホールでも、舞台または客席の一部の床を低くしてオーケストラピットを設けられるように作られているものがある。

定義

日本でいう「歌劇場」は厳密な定義に従えば、単にオペラ・バレエが上演可能な「建物」のことだけを指すのではなく、独力で継続的にオペラ・バレエを上演し、それらを運営することの出来る組織を持っているものを指す。現に世界の多くの歌劇場には、音楽監督ないし常任の指揮者、専属のオーケストラ合唱団が設置されている。ウィーン国立歌劇場の専属オケであるウィーン国立歌劇場管弦楽団は特に有名で、このオーケストラの団員がコンサート活動を行うのがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団である。しかし、広義の意味で単に「オペラ団体」(歌劇団、英:opera company)を指す場合もある。「歌劇場」とあった場合、「建物」「オペラ団体」のいずれを指しているのか注意が必要である。

種類

どちらも無理に日本語に訳すと「シドニー歌劇場」「オーストラリア歌劇場」となって全く別物のように見られてしまうが、正確にいえばシドニー・オペラハウスはオペラ・バレエ・演劇・コンサートを行う総合芸術施設であり、オーストラリア・オペラはシドニー・オペラハウスで公演を行うオペラ団体である。

主要な歌劇場

詳細は歌劇場の一覧を参照。

日本 (3面・4面舞台を持つ施設として定義した場合)

ドイツ

オーストリア

イタリア

フランス

スイス

スウェーデン

スペイン

イギリス

ロシア

アメリカ合衆国

オーストラリア

関連項目