横山駅 (兵庫県)

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横山駅*
西口
よこやま
YOKOYAMA
(三田学園前)
地図
兵庫県三田市南が丘二丁目9-13[1]
北緯34度52分36.79秒 東経135度13分12.07秒 / 北緯34.8768861度 東経135.2200194度 / 34.8768861; 135.2200194 (横山駅)座標: 北緯34度52分36.79秒 東経135度13分12.07秒 / 北緯34.8768861度 東経135.2200194度 / 34.8768861; 135.2200194 (横山駅)
駅番号 KB27
所属事業者 神戸電鉄
駅構造 地上駅[1]
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
2,212[2]人/日(降車客含まず)
-2021年-
乗降人員
-統計年度-
3,268[3][4]人/日
-2021年-
開業年月日 1928年昭和3年)12月18日[1][5]
乗入路線 2 路線
所属路線 三田線
キロ程 10.0 km(有馬口起点)
新開地から30.4 km
KB26 神鉄道場 (1.5 km)
(1.0 km) 三田本町 KB28
所属路線 公園都市線
キロ程 0.0 km(横山起点)
三田から2.0 km
(**KB28 三田本町) (- km)
(2.3 km) KB31 フラワータウン
備考
  • * 1988年に電鉄横山駅から改称[1]
  • ** 全列車が三田駅まで乗り入れ
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横山駅(よこやまえき)は、兵庫県三田市南が丘二丁目にある、神戸電鉄[1]。駅番号はKB27標高167 m

歴史[編集]

概要[編集]

神戸電鉄三田線公園都市線の列車が発着する。当駅は公園都市線の起点であり、公園都市線の0キロポストも設置されているが、公園都市線の列車はすべて三田線を経由して三田駅に発着する[5]。三田線は当駅から三田駅まで複線、当駅から田尾寺駅までは単線となる。

ホームには1、2番線ともLEDによる行先表示器が設置されているが、1番線のものは、特急が廃止されて隣の三田本町駅を通過する列車がなくなったため(三田本町駅は当駅 - 三田駅間の唯一の途中駅)、種別にかかわらず「普通」と表示される。

駅前にはロータリーが設置されているが、バス停はなく、タクシー乗り場にも客待ちをするタクシーの姿はない。

三田学園中学校・高等学校の最寄り駅であり、三田学園が市外からの通学者が多いことも手伝って、朝には駅は三田学園の学生でごったがえす。三田学園前という当駅の別称も駅名盤や車内のアナウンスで用いられている。

駅では他に、三田線と公園都市線とを相互に乗り継ぐ客が多い。神戸電鉄は、通しの料金で乗れる公園都市線各駅と神戸間を除き、三田対神戸間の競争力が低く、三田線を通しで乗る客は少ないため、当駅で乗客の大半が入れ替わってしまう。

当駅には公園都市線の開業を記念したモニュメントが2か所に設置されている(下画像参照)。1つは掘割面にコンクリートで造形されており、構内からでないと確認しにくい。もう1つはロータリーの隅に設置されている。

駅のモニュメント 駅のモニュメント
駅のモニュメント

駅構造[編集]

掘割の部分に島式1面2線のホームを持つ橋上駅[1]だが、周辺の土地は起伏が激しいため、駅の北側からは地上駅のように見える。入線する列車は最大4両だが、ホーム有効長は5両分用意されている。エレベーターは構内に一基設置されている。

当駅から三田側は三田線・公園都市線共用の複線となるが、新開地ウッディタウン中央側では単線の線路二本がそれぞれ別方向に向かって延びている。このため、日中の公園都市線の列車と早朝・深夜の三田線の一部の列車は当駅で交換する。当駅から新開地方面へ延びる線路は急カーブを描き、そのため新開地方面へ発着する列車は徐行する。公園都市線は駅を出るとすぐトンネルに入るが、1番線には直線状に線路がつながっているので、公園都市線からの三田行の列車は速度を落とさずに入線してくることが多い。2番線新開地・ウッディタウン中央側にある安全側線は、当駅 - 田尾寺間の複線化の準備と考えられるが、複線化の目途は立っていない。三田側にも渡り線が設置され、三田方面からの列車の折り返しができるようになっている。

神戸電鉄の車両の行先表示幕には「横山」のものが用意されているが、現在各方面とも当駅を始発・終着とする列車の設定はない。

単線時代も島式ホームを持ち、今よりも高台にあった[6]

のりば[編集]

ホーム 路線 方向 行先
1 三田線 下り 三田方面[7]
2 上り 新開地方面[7]
公園都市線 ウッディタウン中央方面[7]
  • 1番線・2番線とも公園都市線を含めた3方向からの入線に対応しており、1番線からは新開地方面・ウッディタウン中央方面への発車も可能。

ダイヤ[編集]

三田線
  • 下り(三田方面):毎時8本が発車する。
  • 上り(湊川方面):毎時4本が発車する。優等列車の設定はあるが、全列車、岡場まで各駅に停車する。
公園都市線
  • 毎時4本が発車する。

利用状況[編集]

1日あたりの乗車人員 2,212人(2021年度)[2]

近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。

年度別1日平均乗車人員[2]
年度 1日平均
乗車人員
2002年(平成14年) 1,908
2003年(平成15年) 1,900
2004年(平成16年) 1,862
2005年(平成17年) 1,793
2006年(平成18年) 1,790
2007年(平成19年) 1,806
2008年(平成20年) 1,813
2009年(平成21年) 1,787
2010年(平成22年) 1,837
2011年(平成23年) 1,923
2012年(平成24年) 2,005
2013年(平成25年) 2,123
2014年(平成26年) 2,121
2015年(平成27年) 2,214
2016年(平成28年) 2,269
2017年(平成29年) 2,320
2018年(平成30年) 2,356
2019年(令和元年) 2,397
2020年(令和02年) 2,167
2021年(令和03年) 2,212


隣の駅[編集]

神戸電鉄
三田線
特快速(新開地行のみ運転)・急行・準急・普通
神鉄道場駅 (KB26) - 横山駅 (KB27) - 三田本町駅 (KB28)
公園都市線
普通
(三田本町駅 (KB28) -) 横山駅 (KB27) - フラワータウン駅 (KB31)

駅周辺[編集]

三田学園(横山門)
三田市立図書館

三田市の市街地の外れにあり、住宅は多い。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、177頁。ISBN 9784343006745全国書誌番号:22185464 
  2. ^ a b c 三田市統計書”. 三田市. 2023年10月29日閲覧。
  3. ^ 移動等円滑化取組計画書・報告書”. 神戸電鉄. 2023年10月24日閲覧。
  4. ^ 2021年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 神戸電鉄. 2023年10月24日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日、7,11-13頁。全国書誌番号:21939503 
  6. ^ 1984.02.11 三田線 横山にて”. 神戸電鉄粟生線活性化協議会 (2015年2月12日). 2023年10月30日閲覧。
  7. ^ a b c 横山駅 構内図” (PDF). 神戸電鉄. 2023年6月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]