東風荘

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東風荘(とんぷうそう)は、日本でサービスが提供されていた麻雀オンラインゲームである。

1996年12月末よりテスト運営が始まり、1997年6月18日より正式版としてサービスが開始された。オンラインサービスの特性を生かし、いつでも、どこからでもゲームに参加できることや、配牌や洗牌が自動的に行われること、チャット機能などが装備されていることが特徴である。近年では他社が3DCGを多用する中で、本作はサービス開始当初よりシンプルな画面表示を採用しており、非常に動作が軽い。

ゲームで遊ぶためには専用のソフトウェアインストールすることが必要で、2009年8月現在Windows版とJava テスト版が存在する[1]ほか、携帯アプリ版も存在する[2]。過去にはMac OS 9版も配布されていた。携帯ゲーム機ワンダースワン版も売られていたが、オプション機器モバイルワンダーゲートを使用したmoperaサービス終了により、ワンダースワン版では現在ネット対戦はできなくなっている。

ダイヤルアップ接続が主流だった時代に人気を博したが、2018年3月末にサービスを終了することが発表された[3]

無料サーバ[編集]

第1東風荘から第3東風荘までの3つのサーバが無料開放されており、第1東風荘は東風戦、第2東風荘は半荘、第3東風荘は三人麻雀が主に行われている。ルール変更を経て、すべてのサーバで喰いタンあり、流局時は常に輪荘となっている[4]。2人打ち麻雀は無料サーバでは行われていない。

サーバごとの違い[編集]

第1東風荘 第2東風荘 第3東風荘
競技単位 東風戦 半荘 半荘
4人打ち卓数 550卓 550卓 100卓
3人打ち卓数 なし なし 450卓
赤牌(赤ドラ) なし なし あり
(2009年8月現在)

VIP会員[編集]

  • 有料
  • VIP専用卓・VIP会員専用東風荘サーバに入ることができる
  • 無料サーバには存在しない2人打ち麻雀(マンズとピンズの2~8を抜いたルール)をプレイすることができる
  • 麻雀大会に参加できる

モバイル版[編集]

東風荘
ジャンル 麻雀
対応機種 iモード:FOMA
EZweb:BREW
SoftBank:3GC
発売元 オンキヨーエンターテイメントテクノロジー株式会社
人数 1人
メディア 携帯アプリ(ダウンロード制)
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i-modeEZwebYahoo!ケータイで公式コンテンツとして提供される携帯アプリである。 4人打ち、3人打ち、2人打ち、大会用の卓種がある。

哲也@東風荘[編集]

少年マガジンで連載しアニメ化された「哲也」の世界観と東風荘のシステムが合体。 アニメと同じ声優陣を配し、原作さながらの真剣勝負が楽しめた。 2015年11月30日15時をもってサービスが終了。

脚注[編集]

  1. ^ JAR形式で提供されており、Windowsのほか、macOSLinuxなど複数のOSで動作する。
  2. ^ http://mj.giganet.net/mobile/ - 東風荘 Mobile。
  3. ^ 竹元かつみ (2017年11月2日). “麻雀ゲーム「東風荘」のサービス終了が発表 ~21年の歴史に幕”. 窓の杜. 2017年11月2日閲覧。
  4. ^ 第1東風荘については、2009年7月30日にルール変更が行われるまで、喰いタンなし・流局時は常に連荘であった。

外部リンク[編集]