東萊温泉

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東萊温泉の温泉街

東萊温泉동래온천、東萊溫泉、トンネおんせん)は大韓民国釜山広域市東萊区にある温泉

新羅時代から王族が利用したといわれる歴史ある温泉で、大都市の奥座敷になっているなど、日本の有馬温泉と共通点がある。

近くには釜山大学校や金剛公園がある。

歴史[編集]

1930年頃の東萊温泉

三国遺事には、683年の記事に新羅の宰相が東萊温泉に入浴した記事が載っている。東国与地勝覧(1481年編纂)の中に、新羅王がしばしば入浴のために行幸したとの記載がある。

他に「白鶴伝説」も伝わる。当地にかつて田んぼがあった。足を折った鶴が飛来し3日間休養の後、飛び去った。飛び去った跡には湯が湧いていたという[1]

李氏朝鮮時代の末期から日本統治時代にかけて開発が行われ、現在では観光地として定着している。

泉質[編集]

  • 単純食塩泉(マグネシウム多し)

虚心庁[編集]

虚心庁(ホシンチョン)は、 4,000m2 以上の広大な施設を持つ健康ランド。巨大な浴場のほか、サウナ垢すりあり。

会社で知られる農心のホテルである「ホテル農心」の併設施設である。宿泊者以外でも利用可。

アクセス[編集]

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ライントラベル白鶴伝説残る!釜山・東萊温泉街

関連項目[編集]

外部リンク[編集]