東川口駅

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東川口駅
南口駅前広場(2012年6月)
ひがしかわぐち
Higashi-Kawaguchi
地図
所在地 埼玉県川口市
所属事業者
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東川口駅(ひがしかわぐちえき)は、埼玉県川口市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・埼玉高速鉄道[1]である。

乗り入れ路線[編集]

歴史[編集]

駅構造[編集]

JR東日本[編集]

JR 東川口駅
南口(2012年6月)
ひがしかわぐち
Higashi-Kawaguchi
JM 24 東浦和 (3.8 km)
(4.3 km) 南越谷 JM 22
所在地 埼玉県川口市戸塚一丁目1-1
北緯35度52分30.8秒 東経139度44分38.9秒 / 北緯35.875222度 東経139.744139度 / 35.875222; 139.744139 (JR 東川口駅)座標: 北緯35度52分30.8秒 東経139度44分38.9秒 / 北緯35.875222度 東経139.744139度 / 35.875222; 139.744139 (JR 東川口駅)
駅番号 JM23
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 武蔵野線
キロ程 68.0 km(鶴見起点)
府中本町から39.2 km
電報略号 ヒチ
駅構造 高架駅[9]
ホーム 1面2線[9]
乗車人員
-統計年度-
[JR 1]35,046人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1973年昭和48年)4月1日
備考 直営駅[8]
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島式ホーム1面2線を有する高架駅である[9]。駅本屋の施工は飛島建設[10]南越谷駅管理の直営駅[8]指定席券売機自動改札機設置。

2010年から2011年にかけてバリアフリー対応工事が実施され、エレベーターと多機能トイレの新設や中2階への階段の増設が行われた[11]。工事完了後、駅舎は南口側に新築移転した。

2013年11月10日から2014年1月10日まで発車メロディーは「川口市民歌」を使用していた。2018年11月1日から11月30日までは、同年4月に川口市が中核市へ移行したPRのために1番線は「川口市民歌」、2番線は「元気川口・御成道サンバ」を使用していた。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 JM 武蔵野線 上り 南浦和西国分寺府中本町方面
2 下り 新松戸西船橋東京方面

(出典:JR東日本:駅構内図

埼玉高速鉄道[編集]

埼玉高速鉄道 東川口駅
駅入口(2023年5月)
ひがしかわぐち
Higashi-kawaguchi
(ピュアヴィレッジ東川口 最寄駅)
SR 24 戸塚安行 (2.2 km)
(2.4 km) 浦和美園 SR 26
所在地 埼玉県川口市東川口一丁目1-1[1]
駅番号 SR25
所属事業者 埼玉高速鉄道
所属路線 埼玉高速鉄道線(埼玉スタジアム線)
キロ程 12.2 km(赤羽岩淵起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
[SR 1]15,959人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 2001年平成13年)3月28日
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島式ホーム1面2線を有する地下駅ホームドアを装備している。自動改札機設置。開業当初は定期券売り場があったが、後に駅事務所内へ統合された。空いたスペースはテナントとなり、デイリーヤマザキが入居している。

2018年現在、東京地下鉄(東京メトロ)南北線直通運転を行っている赤羽岩淵駅を除けば、埼玉スタジアム線内では唯一の乗換駅である。ステーションカラーはオレンジ。

現行ダイヤにおいて当駅始発・終着列車の設定はないが、開業から2002年11月28日までは、深夜時間帯に当駅終着となる下り列車が設定されていた。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 SR 埼玉高速鉄道線 下り 浦和美園方面
2 上り 赤羽岩淵方面

(出典:埼玉高速鉄道:駅構内図

利用状況[編集]

  • JR東日本 - 2022年度の1日平均乗車人員35,046人である[JR 1]
    武蔵野線内26駅中新秋津駅に次いで第7位。利用者は増加傾向にあり、2012年度には30,000人を突破した。
  • 埼玉高速鉄道 - 2022年度の1日平均乗車人員は15,959人である[SR 1]
    埼玉高速鉄道線の途中駅では最も乗車人員が多く、同社での駅では赤羽岩淵駅に次いで第2位である。

埼玉スタジアム2002でのイベント開催時には乗換客が急増し(特に浦和レッドダイヤモンズのホームゲーム時やサッカー日本代表戦)、武蔵野線ホームは非常に混雑するため[9]、安全確保のために入場制限が行われる場合がある。

年度別1日平均乗車人員(1980年 - 2000年)[編集]

近年の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。年度全体の乗車人員を365(閏日が入る年度は366)で除して1日平均乗車人員を求めており、計算で生じた小数点以下の値は切り捨てているため、定期外と定期の和は必ずしも合計と一致しない。

年度別1日平均乗車人員[乗降データ 1]
年度 国鉄 /
JR東日本
埼玉高速鉄道 出典
1980年(昭和55年) 4,676

1981年(昭和56年) 5,545
1982年(昭和57年) 5,527
1983年(昭和58年) 6,555
1984年(昭和59年) 6,958
1985年(昭和60年) 7,995
1986年(昭和61年) 8,995
1987年(昭和62年) 10,157
1988年(昭和63年) 13,241
1989年(平成元年) 15,104
1990年(平成02年) 17,119
1991年(平成03年) 18,796
1992年(平成04年) 20,489
1993年(平成05年) 21,479
1994年(平成06年) 22,318
1995年(平成07年) 22,994
1996年(平成08年) 23,419
1997年(平成09年) 23,582
1998年(平成10年) 23,681
1999年(平成11年) 23,885 [埼玉県統計 1]
2000年(平成12年) [JR 2]24,474 [備考 1] [埼玉県統計 2]

年度別1日平均乗車人員(2001年以降)[編集]

年度別1日平均乗車人員[乗降データ 1]
年度 JR東日本 埼玉高速鉄道 出典
定期外 定期 合計
2001年(平成13年) 7,181 16,939 [JR 3]24,121 8,501 [埼玉県統計 3]
2002年(平成14年) 7,598 16,607 [JR 4]24,206 9,146 [埼玉県統計 4]
2003年(平成15年) 8,007 16,621 [JR 5]24,629 9,602 [埼玉県統計 5]
2004年(平成16年) 8,282 16,859 [JR 6]25,141 10,253 [埼玉県統計 6]
2005年(平成17年) 8,758 17,227 [JR 7]25,806 10,799 [埼玉県統計 7]
2006年(平成18年) 9,281 18,271 [JR 8]27,553 12,149 [埼玉県統計 8]
2007年(平成19年) 9,507 18,726 [JR 9]28,233 12,313 [埼玉県統計 9]
2008年(平成20年) 9,632 19,211 [JR 10]28,844 12,573 [埼玉県統計 10]
2009年(平成21年) 9,363 19,562 [JR 11]28,926 12,319 [埼玉県統計 11]
2010年(平成22年) 9,217 20,046 [JR 12]29,263 12,344 [埼玉県統計 12]
2011年(平成23年) 9,438 20,227 [JR 13]29,665 12,174 [埼玉県統計 13]
2012年(平成24年) [JR 14]9,829 [JR 14]21,202 [JR 14]31,032 12,745 [埼玉県統計 14]
2013年(平成25年) [JR 15]10,125 [JR 15]22,321 [JR 15]32,447 [SR 2]13,385 [埼玉県統計 15]
2014年(平成26年) [JR 16]10,535 [JR 16]22,530 [JR 16]33,065 [SR 2]13,857 [埼玉県統計 16]
2015年(平成27年) [JR 17]11,076 [JR 17]23,433 [JR 17]34,509 [SR 2]14,639 [埼玉県統計 17]
2016年(平成28年) [JR 18]11,230 [JR 18]23,724 [JR 18]34,954 [SR 3]15,225 [埼玉県統計 18]
2017年(平成29年) [JR 19]11,552 [JR 19]24,197 [JR 19]35,749 [SR 4]15,799 [埼玉県統計 19]
2018年(平成30年) [JR 20]11,747 [JR 20]24,876 [JR 20]36,623 [SR 5]16,493 [埼玉県統計 20]
2019年(令和元年) [JR 21]11,758 [JR 21]25,159 [JR 21]36,918 [SR 6]16,934 [埼玉県統計 21]
2020年(令和02年) [JR 22]8,075 [JR 22]20,537 [JR 22]28,612 [SR 7]13,179 [埼玉県統計 22]
2021年(令和03年) [JR 23]9,790 [JR 23]22,203 [JR 23]31,994 [SR 8]14,177
2022年(令和04年) [JR 1]11,244 [JR 1]23,801 [JR 1]35,046 [SR 1]15,959
備考
  1. ^ 2001年3月28日開業。

駅周辺[編集]

駅付近に川口市とさいたま市緑区の市境が存在する[9]。周辺は、東川口戸塚となる。

当駅は「東」を名乗るが、京浜東北線川口駅や埼玉高速鉄道線川口元郷駅のある川口市の中心市街地から見ても、市域全体から見ても、または西川口駅から見ても、北方に位置している。

中心市街地からは、かなり離れた位置にあるが、周辺はベッドタウンとして住宅地が開発され、中心街とは別の独立した市街地を形成しており、北はさいたま市内に広がる。商店街は主に武蔵野線が当駅の南越谷寄りで跨ぐけやき通り(都市計画道路浦和東京線)に沿って位置している。ロータリーからは周辺の3大学(埼玉学園大学浦和大学目白大学)のスクールバスが発着している。

駅前には、埼玉高速鉄道線のトンネルを掘削する時に用いられたシールドマシンのカッターヘッド(レプリカ)が展示されている[12]

「東川口駅南口駅前広場」が、平成3年度手づくり郷土賞(素材部門)受賞

行政[編集]

郵便局[編集]

  • 東川口一郵便局
  • 川口戸塚郵便局

金融機関[編集]

医療機関[編集]

  • 東川口病院

商業施設[編集]

バス路線[編集]

北口[編集]

国際興業バスが運行する路線バスが発着する。

1番のりば
2番のりば
その他

赤羽駅東口発の深夜バス(「赤13」系統)の終点でもある(運行は川口営業所)。

南口[編集]

国際興業バスが運行する路線バスのほか、川口市が運営し国際興業バスが運行受託しているコミュニティバス(みんななかまバス)が発着する。

1番のりば
2番のりば(国際興業バス)
その他

南浦和駅東口発の深夜バス(「南浦60」系統)の終点でもある。

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JM 武蔵野線
南越谷駅 (JM 22) - 東川口駅 (JM 23) - 東浦和駅 (JM 24)
埼玉高速鉄道
SR 埼玉高速鉄道線
戸塚安行駅 (SR 24) - 東川口駅 (SR 25) - 浦和美園駅 (SR 26)

脚注[編集]

記事本文[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 時刻表・運賃|東川口”. 埼玉高速鉄道. 2015年1月2日閲覧。
  2. ^ a b c 「今日から開業 武蔵野線 2駅は民間委託」『朝日新聞朝日新聞社、1973年4月1日、東京 朝刊、22面。
  3. ^ 交通協力会『交通技術』1970年4月号「武蔵野線の開業計画とその問題点」pp.31。
  4. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。 オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月31日閲覧 
  5. ^ 埼玉スタジアム線 戸塚安行駅の副駅名称決定!! 『建物の総合プロデュース 一級建築士事務所 デザインライフ株式会社 最寄駅』” (PDF). 埼玉高速鉄道. 2023年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月7日閲覧。
  6. ^ 駅の情報(東川口駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月31日閲覧。
  7. ^ 大宮支社の現業機関における柔軟な働き方の実現及び業務体制の見直しについて提案を受ける!(4月15日)〜その2〜” (PDF). JR東労組大宮地本 (2022年4月21日). 2022年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
  8. ^ a b c 大宮支社の現業機関における柔軟な働き方の実現及び業務体制の見直しについて提案を受ける!(4月15日)〜その3〜” (PDF). JR東労組大宮地本 (2022年4月21日). 2022年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
  9. ^ a b c d e 武蔵野線まるごと探見、pp.64-65。
  10. ^ 『鉄道建築ニュース 1973年4月』、鉄道建築協会、1973年4月。
  11. ^ 東川口駅バリアフリー設備新築、本屋増築”. 一般社団法人 鐵道建築協会. 2015年1月2日閲覧。
  12. ^ えすあーるタウン情報|東川口”. 埼玉高速鉄道. 2015年1月2日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料[編集]
  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月29日閲覧。

利用状況[編集]

JR・地下鉄の1日平均利用客数
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
埼玉高速鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 経営状況、輸送状況”. 埼玉高速鉄道. 2023年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
  2. ^ a b c 経営状況、輸送状況”. 埼玉高速鉄道. 2017年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
  3. ^ 経営状況、輸送状況”. 埼玉高速鉄道. 2018年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
  4. ^ 経営状況、輸送状況”. 埼玉高速鉄道. 2019年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
  5. ^ 経営状況、輸送状況”. 埼玉高速鉄道. 2020年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
  6. ^ 経営状況、輸送状況”. 埼玉高速鉄道. 2021年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
  7. ^ 経営状況、輸送状況”. 埼玉高速鉄道. 2022年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
  8. ^ 経営状況、輸送状況”. 埼玉高速鉄道. 2023年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
JR・地下鉄の統計データ
  1. ^ a b 川口市統計書 - 川口市
埼玉県統計年鑑

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]