本所吾妻橋駅

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本所吾妻橋駅
A1番出入口(2019年12月)
ほんじょあづまばし
Honjo-azumabashi
A 18 浅草 (0.7 km)
(0.8 km) 押上 A 20
地図
所在地 東京都墨田区吾妻橋三丁目7-16
北緯35度42分30.9秒 東経139度48分16.6秒 / 北緯35.708583度 東経139.804611度 / 35.708583; 139.804611 (都営地下鉄 本所吾妻橋駅)座標: 北緯35度42分30.9秒 東経139度48分16.6秒 / 北緯35.708583度 東経139.804611度 / 35.708583; 139.804611 (都営地下鉄 本所吾妻橋駅)
駅番号 A19
所属事業者 東京都交通局都営地下鉄
所属路線 浅草線
キロ程 17.5 km(西馬込起点)
電報略号 吾(駅名略称)
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[都交 1]17,554人/日
-2022年-
開業年月日 1960年昭和35年)12月4日[1]
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本所吾妻橋駅(ほんじょあづまばしえき)は、東京都墨田区吾妻橋三丁目にある、東京都交通局都営地下鉄浅草線である。駅番号A 19

浅草通り三ツ目通りの交差点の地下にあり、ターミナル駅である浅草駅押上駅の間に位置している。

歴史[編集]

駅名の由来[編集]

「本所」は旧・本所区に由来し、元来は現在の墨田区南部一帯(南端は両国菊川錦糸町地区まで含む)を指す広範な地域名である。当駅周辺の地域は古くは中ノ郷(なかのごう)と称した。中ノ郷と本所は同義で、郷村の中心部を指す地名である。現在の駅南側の町名である本所は、1966年(昭和41年)の住居表示実施にあたり「厩橋」から改称されたもので(それ以前の変遷は「墨田区の町名」を参照)、本所地域の一部にあたる。

吾妻橋」は駅北西の隅田川に架かるである。1774年安永3年)10月に架橋され、当初「大川橋」と称していたのを1875年明治8年)に改称した。大川橋時代から吾嬬神社参道であったことから人々は「東橋」(あづまばし)と呼んでいた。町名として成立したのは1930年(昭和5年)のことである。

計画時の仮称は「吾妻橋二丁目」であった[3]

駅構造[編集]

ホーム(2023年7月)

相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。

出入口は、吾妻橋交番前交差点の角ごとに各1か所(A1 - A4)とエレベーター専用のA0・A5の計6か所である。改札口は当初からホーム中央にあるほか、2011年平成23年)からの駅改良工事により、地下連絡通路が改札外から改札内での移動に切り替えられ、2013年(平成25年)8月31日から2番線ホームの押上寄りにA5出口に直結する改札口(吾妻橋3丁目東方面改札)と自動券売機が設置された[4]。同年1月28日に駅長事務室が1番線ホーム上から東駒形方面改札外へ移設された。

のりば[編集]

番線 路線 行先[5]
1 A 都営浅草線 西馬込 羽田空港KK 京急線方面
2 押上KS 京成線HS 北総線方面

(出典:都営地下鉄:駅構内図

駅設備[編集]

  • 自動改札機 - 8台
  • 自動券売機 - 7台
  • エレベーター - 2基
  • トイレ - 2番線ホーム側にある。当初は改札外にあったが、地下連絡通路と同様に駅改良工事の際に改札内に切り替えられた。
    • だれでもトイレ(多目的トイレ) - 1番線側改札外、2番線側改札内にそれぞれ設置。
  • コインロッカー - 1番線側改札外に設置。
  • 公衆電話 - 各改札の外側に1台ずつある。

利用状況[編集]

2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員17,554人乗車人員:8,936人、降車人員:8,618人)である[都交 1]。浅草線内では高輪台駅に次いで2番目に少ない。

各年度の1日平均乗降乗車人員の推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗降・乗車人員[6]
年度 1日平均
乗降人員[7]
1日平均
乗車人員[8]
出典
1990年(平成02年) 8,493 [* 1]
1991年(平成03年) 8,951 [* 2]
1992年(平成04年) 9,003 [* 3]
1993年(平成05年) 8,874 [* 4]
1994年(平成06年) 8,638 [* 5]
1995年(平成07年) 8,246 [* 6]
1996年(平成08年) 8,123 [* 7]
1997年(平成09年) 7,956 [* 8]
1998年(平成10年) 7,904 [* 9]
1999年(平成11年) 7,776 [* 10]
2000年(平成12年) 15,042 7,710 [* 11]
2001年(平成13年) 15,209 7,827 [* 12]
2002年(平成14年) 15,156 7,795 [* 13]
2003年(平成15年) 14,884 7,489 [* 14]
2004年(平成16年) 14,907 7,530 [* 15]
2005年(平成17年) 15,030 7,597 [* 16]
2006年(平成18年) 15,549 7,852 [* 17]
2007年(平成19年) 16,431 8,327 [* 18]
2008年(平成20年) 17,117 8,641 [* 19]
2009年(平成21年) 16,990 8,579 [* 20]
2010年(平成22年) 17,394 8,786 [* 21]
2011年(平成23年) 17,104 8,668 [* 22]
2012年(平成24年) 17,490 8,778 [* 23]
2013年(平成25年) 17,411 8,773 [* 24]
2014年(平成26年) 17,706 8,939 [* 25]
2015年(平成27年) 18,431 9,314 [* 26]
2016年(平成28年) 18,737 9,488 [* 27]
2017年(平成29年) 19,111 9,677 [* 28]
2018年(平成30年) 19,361 9,808 [* 29]
2019年(令和元年) 19,630 9,953 [* 30]
2020年(令和02年) [都交 2]14,500 [都交 2]7,369
2021年(令和03年) [都交 3]15,226 [都交 3]7,748
2022年(令和04年) [都交 1]17,554 [都交 1]8,936

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

都営バス京成タウンバス本所吾妻橋停留所と、「すみだ百景 すみまるくん・すみりんちゃん」の本所吾妻橋駅北(清雄寺入口)および本所吾妻橋駅東(南蔵院跡)の両停留所が最寄りのバス停留所となる。

その他[編集]

隣の駅[編集]

東京都交通局(都営地下鉄)
A 都営浅草線
エアポート快特
通過[9]
エアポート快特以外の列車種別
浅草駅 (A 18) - 本所吾妻橋駅 (A 19) - 押上駅 (A 20)

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 都営交通のあゆみ」(PDF)『都営交通のあらまし2020』、東京都交通局、2020年9月、35頁、 オリジナルの2020年11月9日時点におけるアーカイブ、2020年11月9日閲覧 
  2. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。 オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月6日閲覧 
  3. ^ 『都営地下鉄建設史-1号線-』東京都交通局、1971年2月、205頁。 
  4. ^ 浅草線 本所吾妻橋 新出入口等供用開始のお知らせ』(プレスリリース)東京都交通局、2013年8月31日。 オリジナルの2016年3月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160313235445/http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/subway/2013/sub_i_201308314339_h.html2020年5月6日閲覧 
  5. ^ 本所吾妻橋 時刻表”. 東京都交通局. 2023年6月5日閲覧。
  6. ^ 行政基礎資料集 - 墨田区
  7. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  8. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  9. ^ 隅田川花火大会が開催される日は臨時停車する。
東京都統計年鑑
東京都交通局 各駅乗降人員
  1. ^ a b c d 令和4年度 運輸統計年報 (PDF) (Report). 東京都交通局. 2023年11月3日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年11月3日閲覧
  2. ^ a b 各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2021年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
  3. ^ a b 各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]