木村和巨

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木村和巨(きむら かずお、1939年7月2日 - )は、日本実業家。元株式会社三貴(じゅわいよ・くちゅーるマキ/ジュエリーマキ)代表取締役社長。

来歴[編集]

東京都出身。早稲田大学高等学院を経て、早稲田大学商学部を卒業。その後、同大学院商学研究科に進学し、自宅の一間で宝石販売業を始め、1965年に株式会社三貴を設立し、代表取締役社長に就任。

同社は、木村の早大の後輩ら数名でスタートした。

宝飾品・貴金属業界では垂直統合をビジネスモデルとして考案、展開した。

その後、婦人服、子供服事業にも進出。最盛期には全国1,400店舗、物流センター、2ヶ所の海外工場を擁し、売上高は1,800億円を超え、従業員は8,000名を数えた。当時、宝石部門では日本最大手、婦人服部門では日本第6位の規模となった。

2002年に特別清算手続きが行われ、休眠会社に事業譲渡する形で経営破綻。

その後、最盛期の規模を縮小しながらも往年のCMを復活させる[1]などして営業を継続したが、2009年に1度目、2014年7月に2度目の再生法が適用されている。

参考文献[編集]

  • 『無限の創造へ - 三貴グループ総帥木村和巨・世の中への献身』(山田堯子著、広論社、1982年)

脚注[編集]