服部英雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

服部 英雄(はっとり ひでお、1949年5月5日[1] - )は、日本歴史学者博士(文学)[2]九州大学名誉教授。第18回角川源義賞受賞。第66回毎日出版文化賞 受賞。専門は日本中世史。

略年譜[編集]

人物[編集]

現地調査の方法を主体として、実証に基づく歴史研究を行う。ホームページやQIR(機関リポジトリ)などにて情報発信/歴史学の成果還元に努めている。方法は「あるき・み・きく歴史学」、関心は「歴史のなかの人間学」。

長崎世界遺産学術委員会の委員長を務め、ユネスコ世界遺産センターへ提出した長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産世界遺産推薦書の作成に携わった。

著書[編集]

  • 『景観にさぐる中世 変貌する村の姿と荘園史研究』(新人物往来社、1995)
  • 『地名の歴史学』(角川叢書、2000)
  • 『二千人が七百の村で聞き取った二万の地名、しこ名 佐賀平野の歴史地名地図稿』(花書院、2001)
  • 『地名のたのしみ 歩き、み、ふれる歴史学』(角川ソフィア文庫、2003)
  • 『歴史を読み解く さまざまな史料と視角』(青史出版、2003)
  • 『武士と荘園支配』(山川出版社・日本史リブレット、 2004)
  • 『峠の歴史学 古道をたずねて』(朝日選書、2007)
  • 『河原ノ者・非人・秀吉』(山川出版社、2012)
  • 『蒙古襲来』(山川出版社、2014)
  • 『蒙古襲来と神風 中世の対外戦争の真実』(中公新書、 2017)
  • しぐさ・表情 蒙古襲来絵詞復原 ーー永青文庫白描本・彩色本から(海鳥社、2022)

共編著[編集]

主な業績[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑』(2016年版)読売新聞東京本社、2016年、337頁。 
  2. ^ a b 服部英雄『景観にさぐる中世 : 変貌する村の姿と荘園史研究』 東京大学〈博士(文学) 乙第12897号〉、1996年。doi:10.11501/3140498NAID 500000161376https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3140498 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]