世界で最も美しい顔100人

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（最も美しい顔から転送）

世界で最も美しい顔100人（英: The 100 Most Beautiful Faces）、及び世界で最もハンサムな顔100人（英: The 100 Most Handsome Faces）は、イギリス生まれアメリカ在住の男性映画評論家を自称するTC・キャンドラー（英: TC Candler）の[1]、毎年自分が最も美しい、またはハンサムと思った人物100人を掲載するブログである。

女性版の「世界で最も美しい顔100人」は1990年より、男性版の「世界で最もハンサムな顔100人」は2013年より[1]、毎年選考されている。

選考基準は閲覧者から寄せられた提案に基づくTC・キャンドラーの独断である。以前までウェブサイトに以下の断り書きがされていた[2]。

  • The Independent Critics List is not a popularity contest.（人気ランキングではない。）
  • The Independent Critics List intends to inform public opinion rather than reflect it.（世論を反映したものというより、世論を変えようとするものである。）
  • The Independent Critics Lists are very subjective.（とても主観的である。）

歴代1位獲得者[編集]

年 世界で最も美しい顔 世界で最もハンサムな顔 出典
1990 アメリカ合衆国の旗 ミシェル・ファイファー
1991 アメリカ合衆国の旗 メグ・ライアン
1992 アメリカ合衆国の旗 ミシェル・ファイファー
1993 アメリカ合衆国の旗 ミシェル・ファイファー
1994 フランスの旗 イザベル・ユペール
1995 フランスの旗 ソフィー・マルソー
1996 フランスの旗 ソフィー・マルソー
1997 オーストラリアの旗 ニコール・キッドマン
1998 アメリカ合衆国の旗 グウィネス・パルトロー
1999 アイルランドの旗 アンドレア・コアー
2000 アメリカ合衆国の旗 ジェニファー・コネリー
2001 オーストラリアの旗 ニコール・キッドマン
2002 アイルランドの旗 アンドレア・コアー
2003 アメリカ合衆国の旗 ジェニファー・コネリー
2004 アメリカ合衆国の旗 リンジー・ローハン
2005 イギリスの旗 キーラ・ナイトレイ
2006 イギリスの旗 キーラ・ナイトレイ
2007 イギリスの旗 ケイト・ベッキンセイル
2008 イスラエルの旗 ナタリー・ポートマン
2009 オーストラリアの旗 ローズ・バーン
2010 アメリカ合衆国の旗 カミーラ・ベル
2011 イギリスの旗 エマ・ワトソン
2012 イギリスの旗 エミリア・クラーク
2013 フランスの旗 マリオン・コティヤール ドイツの旗 マイケル・ファスベンダー
2014 大韓民国の旗 ナナ（AFTERSCHOOL） イギリスの旗 ジェイミー・ドーナン [3]
2015 大韓民国の旗 ナナ（AFTERSCHOOL） メキシコの旗 ディエゴ・ボネータ [3]
2016 イギリスの旗 ジョーダン・ダン（英語版） オランダの旗 ミキール・ハースマン [4]
2017 フィリピンの旗 ライザ・ソベラノ 大韓民国の旗 V（BTS） [5]
2018 フランスの旗 ティラーヌ・ブロンドー（英語版） アメリカ合衆国の旗 ジェイソン・モモア [6]
2019 中華民国の旗 ツウィ（TWICE） 大韓民国の旗 ジョングク（BTS） [7]
2020 イスラエルの旗 ヤエル・シェルビア（英語版） スウェーデンの旗 ピューディパイ [8]
2021 タイ王国の旗 リサ（BLACKPINK） ミャンマーの旗 パイン・タコン（英語版） [9]
2022 アメリカ合衆国の旗 ジャスミン・トゥークス（英語版） イギリスの旗 ヘンリー・カヴィル [10][11]
2023 大韓民国の旗 アメリカ合衆国の旗 ナンシー（英語版）（MOMOLAND） アメリカ合衆国の旗 フランスの旗 ティモシー・シャラメ [12]

評価と批判[編集]

個人の主観に基づいたランキングであるため、欧米での知名度は高くない。一方で、演出が華やかであることや、アジア人が多くランクインしていることもあり、日本、中国、韓国などをはじめとしたアジアのメディアでは大きく取り上げられている[13][14]。

2019年1月、アジア版にノミネートされたファッションモデルの水原希子は、「美しい顔のランキングって、誰がどうやってジャッジするんだろう。不思議。」「美の概念なんて みんな違うのに、まるで世界の基準みたいに、堂々とネットで拡散されても… 誰のためのランキングなの？」と批判[15]。2020年版にノミネートされた際にも、「顔に順位を決めるランキング2020年にこんな事やってるなんて狂ってる。そしてそれを取り上げるメディアもどうかと思う」「これ、勝手にノミネートされて勝手にジャッジされている方々にも失礼だし自分が知らない間にルッキズム（外見至上主義）の助長に加わってしまっているかもしれないと思うと困る」と苦言を呈している[16]。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “ABOUT US” (英語). THE INDEPENDENT CRITICS LISTS by TC Candler (2016年12月3日). 2021年1月28日閲覧。
  2. ^ TC Candler (2014年12月27日). “100 Most Beautiful Faces 2014…” (英語). Wayback Machine. オリジナルの2014年12月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141228093537/http://www.tccandler.com/100-beautiful-faces-2014/ 2018年11月28日閲覧。 
  3. ^ a b “「世界で最も美しい顔100人」桐谷美玲が8位にランクイン”. シネマトゥデイ (2014年12月28日). 2014年12月28日閲覧。
  4. ^ “世界で最も美しい顔」石原さとみが6位に！桐谷美玲、島崎遥香もランクイン”. シネマトゥデイ (2016年12月28日). 2016年12月28日閲覧。
  5. ^ “「世界で最も美しい顔100人」に「TWICE」サナが日本人トップ21位”. スポニチアネックス (2017年12月28日). 2017年12月28日閲覧。
  6. ^ “「世界で最も美しい顔ベスト100(2018年版)」画像全まとめ”. GIGAZINE (2019年1月1日). 2020年12月29日閲覧。
  7. ^ “「世界で最も美しい顔ベスト100(2019年版)」画像全まとめ”. GIGAZINE (2019年12月28日). 2020年12月29日閲覧。
  8. ^ “「世界で最も美しい顔ベスト100(2020年版)」画像全まとめ”. GIGAZINE (2020年12月29日). 2020年12月29日閲覧。
  9. ^ “「世界で最も美しい顔ベスト100(2021年版)」画像全まとめ”. GIGAZINE (2021年12月30日). 2021年12月31日閲覧。
  10. ^ “世界で最も美しい顔100人 2022 日本人女性のランキング結果とノミネート105人の全画像まとめ”. All About ニュース (2022年12月29日). 2023年12月31日閲覧。
  11. ^ “世界で最もハンサムな顔100人 2022 日本人男性のランキング結果とノミネート20人の全画像まとめ”. All About ニュース (2022年12月29日). 2023年12月31日閲覧。
  12. ^ 西尾泰三「2023年「最も美しい顔」「最もハンサムな顔」100人発表　「TWICE」サナやNI-KIランクイン」『ねとらぼ』、2023年12月28日。2023年12月31日閲覧。
  13. ^ 例として ”韓国スター１２人「美しい顔」に大量“選定”…ことしもナナが世界一に” ISPLUS/中央日報 2015年12月28日
  14. ^ 例として ”「世界で最も美しい顔100人」ノミネートに女優ディリラバら、韓流グループの中国人メンバーも多数登場―中国” レコードチャイナ 2018年10月28日
  15. ^ 長谷川 瞳 (2019年1月11日). “水原希子、「世界で最も美しい顔100人」にノミネートされるもぶった斬り　「とても失礼だね」”. しらべぇ. 株式会社NEWSY. 2021年8月9日閲覧。
  16. ^ “水原希子が「世界で最も美しい顔100人」に怒り「2020年にこんな事やってるなんて狂ってる」”. wezzy. 株式会社サイゾー (2020年6月15日). 2021年8月9日閲覧。
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