日韓秘密軍事情報保護協定
日韓秘密情報保護協定(にっかんひみつじょうほうほごきょうてい、英: General Security of Military Information Agreement、GSOMIA、ジーソミア)は、日本国と大韓民国の間で秘密軍事情報を提供し合う際、第三国への漏洩を防ぐために結ぶ協定。2012年6月29日に締結される予定であったが、韓国側の都合により締結予定時刻の1時間前になって延期された[1]。
概説
この協定は日本が有する北朝鮮の情報などを韓国が入手できることから韓国にとって有用なものであった。しかし、韓国政府は国民に伏せたまま秘密裏に日本政府と交渉を行っていたため、締結直前になって条約の存在が初めて韓国民に明らかにされると強い反対運動が起きた。条約は2012年6月29日の午後に締結されることとなっていたが、締結予定時刻の一時間前に韓国政府から延期の申し入れがなされ、日本政府はそれを受け入れた。
2012年7月16日、金星煥外交通商相はソウルを訪問した前原誠司民主党政調会長に対してアメリカニュージャージー州に設置された日本軍慰安婦記念碑の撤去運動を日本側が行ったことなどが署名の延期の原因だと主張した[2]。
脚注
- ^ “[政治]【日々是世界 国際情勢分析】日韓秘密情報保護協定署名延期の真相+(1/2ページ)”. MSN産経ニュース (産経新聞社). (2012年7月10日). オリジナルの2012年7月10日時点におけるアーカイブ。 2014年5月17日閲覧。
- ^ “[国際]「日本が世論悪化させた」 情報協定延期で韓国”. MSN産経ニュース (産経新聞社). (2012年7月16日). オリジナルの2012年7月16日時点におけるアーカイブ。 2014年5月17日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 【韓国】 日韓秘密情報保護協定の署名延期 (PDF) - 国立国会図書館デジタルコレクション