日本医科大学千葉北総病院

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日本医科大学千葉北総病院
情報
英語名称 Nippon Medical School, Chiba Hokusou Hospital
前身 日本医科大学付属千葉北総病院
標榜診療科 内科、精神科、小児科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、歯科、麻酔科
許可病床数 600床
一般病床:600床
機能評価 一般500床以上:Ver6.0
開設者 日本医科大学
管理者 田中宣威(院長)
開設年月日 1994年
所在地
270-1694
位置 北緯35度46分53秒 東経140度11分54秒 / 北緯35.78139度 東経140.19833度 / 35.78139; 140.19833
二次医療圏 印旛
特記事項 ドクターヘリ事業
PJ 医療機関
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日本医科大学千葉北総病院(にほんいかだいがくちばほくそうびょういん)は、千葉県印西市鎌苅にある病院である。学校法人日本医科大学が運営する大学付属病院として1994年平成6年)に開院した。千葉県災害拠点病院臨床研修指定病院に指定されている。

概要

千葉ニュータウンの東、印西市(旧・印旛村地区)に位置する。日本医科大学印旛医療学園都市構想「INBA-HITEC」の中核施設として1993年4月に日本医科大学看護専門学校が開校。1994年1月に同敷地内に開設される。1996年千葉県より災害拠点病院(基幹災害医療センター)の指定を受ける、また、1999年より印旛・山武地域では2番目の救命救急センターを設置。

2001年には、全国で初めてドクターヘリを導入。ドクターヘリの基地病院として県内はもとより、県外の重症救急患者の救命率向上にも寄与している。茨城県山岳救助に関しては、同県つくば市筑波メディカルセンター病院2004年春にヘリポートが完成するまでこの病院が担っていた[1]。2004年3月からは、日本初の救急搬送支援システム「M-MOCS」(Medical Mobile Operation Control System)を導入、救急車が緊急走行する際、信号機制御で交差点を優先的に通過させる「現場急行支援システム」(FAST)と、救急車の救急走行時の通過地点を医療機関に伝える「車両通行管理システム」(MOCS)を統合したシステムで円滑な救急搬送を可能にしている。

沿革

  • 1994年(平成6年)1月 日本医科大学付属千葉北総病院として開設。
  • 1998年(平成10年)9月 ヘリポートを設置。(2008年に改装)
  • 2001年(平成13年)10月 ドクターヘリの常駐を開始。
  • 2004年(平成16年)3月 救急搬送支援システム「M-MOCS」を導入。
  • 2004年(平成16年)7月 千葉県茨城県間でドクターヘリの共同利用を開始。
  • 2006年(平成18年)4月 日本医科大学付属千葉北総病院から、日本医科大学千葉北総病院へ名称変更。

診療科

医療機関の指定等

  • 保険医療機関
  • 労災保険指定医療機関
  • 指定自立支援医療機関(更生医療・育成医療・精神通院医療)
  • 身体障害者福祉法指定医の配置されている医療機関
  • 精神保健指定医の配置されている医療機関
  • 生活保護法指定医療機関
  • 結核指定医療機関
  • 指定養育医療機関
  • 戦傷病者特別援護法指定医療機関
  • 原子爆弾被爆者一般疾病医療取扱医療機関
  • 公害医療機関
  • 母体保護法指定医の配置されている医療機関
  • 災害拠点病院
  • 救命救急センター
  • 臨床研修指定病院
  • 特定疾患治療研究事業委託医療機関
  • DPC対象病院
  • 指定療育機関
  • 小児慢性特定疾患治療研究事業委託医療機関

ドクターヘリ

50km圏内へ離陸(離陸までエンジンをスタートして約2分掛かる)から約15分以内に到着することが出来るようになった。北総病院は勿論のこと、千葉県救急医療センター千葉市)、千葉大学医学部附属病院(千葉市)、成田赤十字病院成田市)、総合病院国保旭中央病院旭市)、亀田総合病院鴨川市)など、広域に渡って重症患者を運ぶ。また、北総の50km圏内の北側約3分の1は、茨城県側に掛かる事から、稲敷広域消防本部鹿島地方事務組合消防本部鹿行広域消防本部などと連携し、茨城県側の重症患者搬送も担っている。また、運航に要する費用は1年間で約1億8千万円で、国と県が負担することになっている。また県内では、県単独事業として、君津中央病院木更津市)にもドクターヘリが配備されている。

撮影協力

メディアの取材や、ロケ地提供に積極的であり、度々放送されている。

永禄大学附属病院としてドラマのメインロケ地となり、ドクターヘリと合わせて放送された。
翔陽大学附属北部病院としてドラマのメインロケ地となり、ドクターヘリと合わせて放送された。また、ドラマの放送に合わせてヘリポートの改装を行った。ドラマの中で救命医師が着ている青いユニフォームも同病院のものがモデル。医療監修・医療指導も同病院救命救急センターの松本尚医師を始めとするスタッフが担当している。

アクセス

成田国際空港クリニック

成田国際空港第2ターミナルビル地下1階にクリニック(診療所)がある。

脚注

  1. ^ 本書店レポート部 編(2005):24 - 25ページ

参考文献

  • 本書店レポート部 編『つくばレポートvol.1』つくば書店、2005年9月25日、81pp. ISBN 4-902451-00-X

関連項目

外部リンク