文殊山 (福井県)

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文殊山
文殊山(福井県)
標高 365.0[1] m
所在地 日本の旗 日本
福井県福井市鯖江市
位置 北緯35度59分25秒 東経136度13分26秒 / 北緯35.99028度 東経136.22389度 / 35.99028; 136.22389座標: 北緯35度59分25秒 東経136度13分26秒 / 北緯35.99028度 東経136.22389度 / 35.99028; 136.22389
文殊山 (福井県)の位置(日本内)
文殊山 (福井県)
文殊山の位置
プロジェクト 山
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文殊山(もんじゅさん)は、福井県福井市鯖江市の境にある

概要

越前五山のひとつの山。標高は365メートルである。毎年4月25日には文殊祭りが行われており、5月には福井市足羽中学校による文殊山競歩大会が行われる。 信仰の山でありながら住民のハイキングコースとして親しまれ、方々に登り口があり色々なコースが楽しめる。福井市・鯖江市などの小学校の遠足にもよく選ばれている。 カタクリツツジアジサイ等、秋には紅葉狩りなど自然が豊かであり、登山道からは奥越山塊の上に白山も見え、福井平野も一望できる。 なお、この山にはこの他に胎内潜・新宮松・経々岩などの遺跡がある。

歴史

その昔には大村地区の楞厳寺境内に属していたが、養老元年に 泰澄大師が開山し、多くの信徒で賑っていた。 文殊山の名は昔から著名で、越前五山のひとつとして、また角原地区からの眺めが富士山に似ているというので別名「角原富士」として崇められてきた。また、西行が当地を行脚した際「越しに来て富士とやいはん角原の文殊が岳の雲のあけぼの」と詠んだ。

現在、山上の本堂(通称、大文殊)には文殊支利菩薩を、奥之院堂(通称、大汝)には正観世音菩薩を、室堂(通称、小文殊)には阿弥陀如来像が安置されており、往時のなごりをとどめてある。

登山道

山頂への登山道は、主に「四方谷」「南井」「大正寺」「大村」「二上」「角原」の6本で、登山道は整備されており鯖江方面に縦走しても約2時間30分ほどで登れる。

周辺の主な山

脚注

  1. ^ [1]国土地理院地図閲覧、2011年5月27日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク