故郷へかえりたい

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故郷へかえりたい
ジョン・デンバーシングル
初出アルバム『Poems, Prayers & Promises
B面 Poems, Prayers and Promises
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル カントリー・ポップ
時間
レーベル RCAレコード
作詞・作曲 ジョン・デンバー
ビル・ダノフ
タフィー・ナイバート
プロデュース ミルト・オクン
スーザン・ラスキン
ゴールドディスク
ゴールドディスク
チャート最高順位
ジョン・デンバー シングル 年表
Friends With You
(1971年)
故郷へかえりたい
(1971年)
Everyday
(1972年)
ミュージックビデオ
「Take Me Home, Country Roads」 - YouTube
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故郷へかえりたい」(ふるさとへかえりたい、: Take Me Home, Country Roads)は、アメリカ合衆国ポピュラー・ソング日本語によるカバーなどでは、タイトルを「故郷へ帰りたい」、「カントリー・ロード」とすることもある。

ジョン・デンバーの歌唱で1971年に発売され、ビルボードで全米2位の大ヒットとなった。作詞・作曲は、ジョン・デンバー、ビル・ダノフ(Bill Danoff)、タフィー・ナイバート(Taffy Nivert)による共作。

現在では多くのミュージシャンによってカバーされているが、オリジナルのサビのリフレインの1語(Now)が喪失している。

概要[編集]

ジョン・デンバーの代表曲の一つであり、歌詞に繰り返しウェストバージニア州が登場することから、同州の代名詞的な楽曲ともなっている。2014年に公式にウェストバージニア州の4番目の州歌となった[1]

ただし、歌詞にあるブルーリッジ山脈はウェストバージニア州を通っておらず、シェナンドー川もわずかにかかるだけで、そのほとんどは隣のバージニア州を流れている。これは、デンバーらがそのことを知らずに制作してしまったことに由来すると言われるが、ウェストバージニア州内でも、ハーパーズ・フェリーからは、実際にブルーリッジ山脈とシェナンドー川の両方を一望できることをファンに教えてもらい驚いたという[2]

Jリーグベガルタ仙台のサポーターが公式戦でフェアプレーフラッグと選手入場時にこの曲を歌う。

ラグビーワールドカップ2019の時には、ラグビー日本代表がチームの結束のために替え歌「ビクトリーロード」を用いて話題となった[3]

2023年4月12日アメリカ議会図書館より、永久保存録音物として全米録音資料登録簿へ登録されることが発表された[4]

オリビア・ニュートン=ジョンのカバー[編集]

カントリー・ロード (故郷へ帰りたい)
オリビア・ニュートン=ジョンシングル
初出アルバム『レット・ミー・ビー・ゼア
リリース
ジャンル カントリー
時間
レーベル Festival
作詞・作曲
  • ジョン・デンバー
  • ビル・ダノフ
  • タフィー・ナイバート
チャート最高順位
オリビア・ニュートン=ジョン シングル 年表
マイ・オールド・メンズ・ゴット・ア・ガン
(1972年)
カントリー・ロード (故郷へ帰りたい)
(1973年)
レット・ミー・ビー・ゼア
(1973年)
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オリビア・ニュートン=ジョンによるカバーは1974年のアルバム『レット・ミー・ビー・ゼア[5]収録[6]。イギリスでは1973年1月13日付の全英シングルチャートで最高位の15位にランクインした[7]。1976年には日本でもシングルカットされ、オリコン洋楽チャートで1976年11月29日付から15週連続1位を獲得[8]。オリコン総合チャートでの最高位は1977年1月17日付の6位。オリビアのバージョンはTBS系列『おはよう700』内コーナー「キャラバンII」テーマ曲、『耳をすませば』のオープニング曲としても用いられた。

その他のカバー[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ Country Roads now official state song”. West Virginia MetroNews Network (2014年3月7日). 2014年10月5日閲覧。
  2. ^ 大竹サラ『地球道草アンダンテ』小学館 2005年(平成17年) ISBN 978-4-09-130079-9 p50-51 ビル・ダノフの書簡和訳
  3. ^ ラグビー日本代表のチームソング「ビクトリーロード」が話題に どんな歌詞?”. The Huffington Post Japan (2019年10月19日). 2019年10月19日閲覧。
  4. ^ 「天国への階段」「イマジン」『スーパーマリオ』テーマ曲、アメリカで永久保存録音物に”. BARKS. 2023年5月13日閲覧。
  5. ^ イギリスでは「Music Makes My Day」と改題。日米では同題だが各々内容が異なる。
  6. ^ Olivia Newton-John – Let Me Be There”. discogs. 2020年4月29日閲覧。
  7. ^ olivia-newton-john | full Official Chart History | Official Charts Company
  8. ^ コンピレーション・アルバム『ナンバーワン70s ORICON ヒッツ』の裏ジャケットナンバーワン 70s 80s 90s オリコン・ヒッツも参照。
  9. ^ Discography Album なのにあなたは京都へゆくの”. デュオコーポレーション. 2018年9月18日閲覧。 - チェリッシュ公式サイト
  10. ^ Ray Charles - A Message From The People (Vinyl, LP, Album) at Discogs
  11. ^ MUSIC FAIR|SETLIST 14/02/01 2500回直前スペシャル、フジテレビ - 2020年10月7日閲覧。