播磨臨海工業地帯
播磨臨海工業地域(はりまりんかいこうぎょうちいき)は、姫路市や加古川市等の播磨地方の湾岸を埋め立てて造成された工業地域。姫路港、東播磨港を有し、化学・鉄鋼等の工場、発電所などが立地。全国五大工業地に指定され[要出典]、特に高度成長期以降の日本経済の牽引車として大きな役割を果たしてきた。
姫路市・加古川市・高砂市の3市の製造品出荷額は、約2兆9000億円。事業所数は、約2000。従業者数は、約7万4千人である。(平成16年工業統計表より。)
歴史
姫路市広畑の沿岸部には、戦前からダイセルや日本製鐵の工場などが立地していた。1964年、国が播磨地区を工業整備特別地域に指定。1967年には姫路港が特定重要港湾に指定されて港湾整備が進められ、工業地帯として発展してきた。
事業所のある主な企業
- クミアイ化学工業
- 龍野工場
- 多木化学
- 本社播磨工場
- 化学肥料の先駆 水処理剤ポリ塩化アルミニウムは世界トップシェア。
- タキロン
- 網干工場、揖保川工場、安富工場
- 旭硝子
- 高砂工場
- 同社における液晶用ガラスの国内最大拠点。年間約900万平方メートルの生産設備に加え、薄膜トランジスタ方式液晶表示装置用のガラス基板の生産設備と、年間約500万平方メートルの生産能力を増強する。神戸新聞07年10月5日付記事
- 三菱重工業
- 武田薬品工業
- 高砂工場
- 関西電力
- 大阪ガス
- 姫路製造所
- 東芝
- 三菱電機
- パナソニック
- パナソニックが出資するパナソニック液晶ディスプレイ姫路工場。32型・48型液晶パネルを生産する。2350億円を投じて建設され、2010年6月に竣工。一部は同年4月から稼動を開始。
- カネカ
- 高砂工場
- 東洋紡
- 高砂工場
- 日本山村硝子
- 播磨工場
- 瓶の生産量は国内トップシェアを誇る
脚注
- ^ 神戸新聞2007年10月18日付記事。